2010年09月03日

Project 2008:その3

続いては星3つ、どぉ~んと21本だ。掲載は概ね公開順というのは前回と同じ。

とりあえず「見どころありの佳作」としてみたが、これは片面のラベルでしかない。期待させときながらこれかよ、という結果だったものも、このカテゴリーには多数あり。判別できた限り全て記載した出演者名や、妙なキーワードから感じ取れるものがある人にとっては、お宝となるものが埋まっているかもしれない。

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投稿者 Periplo : 21:06 : カテゴリー バブルねたkerala
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2010年09月02日

Project 2008:その2

いよいよお楽しみ(誰がだ?)のセカンド・ステージ。10作品を挙げてみた。プロジェクトを始めた当初の比較的点が辛目だった時のものと、末期になってからの大甘インフレ気味のものが混じっちゃったけどね。

なお、掲載の順番は概ね公開順となっているが、厳密なものではない。

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投稿者 Periplo : 03:11 : カテゴリー バブルねたkerala
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2010年09月01日

Project 2008:その1

よい子は絶対真似しちゃ駄目! 2008年に公開されたマラヤーラム映画(ダビングを除く)を全部見ようという馬鹿なプロジェクト。

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タミル映画でやるとなると田舎の山を売らにゃあならん。テルグ映画だと5箇年計画になっちまう。カンナダ映画だとプロジェクト開始まで生きてられるか自信がねえ。信じがたい事だが、主にディスクで印度映画を鑑賞してる在日日本人にとって、マラヤーラム映画は一番早く、そして安価に最新作がチェックできるものになっていたのだった。

今から1年とちょっと前に上げたポストで、2008年に公開されたマラヤーラム映画リストを転載した際に、実はその時点でリストのうちの半分近くを既にチェック済であることに気付いたのだった。おもしれえじゃねえか、残りも全部潰したる!単純馬鹿な漏れはそこからせっせと絨毯爆撃作戦にかかり、そして途中から後悔したのだった。まず、破廉恥ディスクの嵐に再生装置が途中でコケた。これは本当のところドクターストップみたいなものだったのかもしれない。それから、面白そうで見ごたえありそうな作品から見てったせいで、終盤の屑の山を抜けるのが本当に辛かった。一歩間違えたらノイローゼになってたかもしらん。

そんな思いまでして完遂したところで一体何の意味があるのだろうか。プロジェクトの最初のうちは「全部見ること」の意義を箇条書きにするほど持ってたはずなのだが、いつの間にか擦り切れて四散してしまった。それで何が分るというのだ、というのが今の率直な感想。とりあえず、詳細なキャストなどを列記しておけば、なんかの拍子に他人様の役に立つことがあるかもしれない。これから数回にわたって掲載予定。ただアルファベット順に並べるだけじゃあ面白みがないので、個人的な好みにそってランキングした。もちろん万人の賛同を得られるものでないのは承知の上だが、そのくらいは許して欲しい。ただそれだけの記録。

この百年に全世界で作られた映画の99.9パーセントは「サイテー映画」なのだ。「映画が好き」と言ってる奴らのほとんどが最上段の「イイ映画」しか見ていない。丘の上の名所しか見ない観光客と同じだ。眼下に広がる巨大なスラムを見てから言え!(洋泉社映画秘宝編集部編『映画秘宝 エド・ウッド サイテー映画の世界』の町山智浩による巻頭緒言より。本稿執筆に当たってのの引用元はこちら

通常のランキングものとは逆に、トップ賞から紹介。

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投稿者 Periplo : 02:44 : カテゴリー バブルねたkerala
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2010年08月31日

尋ね人の時間1008

あー、またこんなイメージのっけちゃって…。久しぶりに降参なので助け舟要請。

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Chithrashalabhangalude Veedu (Malayalam - 2008) Dir. Krishna Kumar より

いやー、なんというか夢に見そうな顔だ。禿頭にデイジーの目鼻立ち、つるつる玉の肌、それにヒゲ。キャプチャ写真では不気味なイメージがなかなか伝わらないかもしれないが。

最近のB・C級マラヤーラム映画でコメディアンとして出演したのを2,3回目撃しているのだがどうしても名前が分からない。おそらくは舞台のコメディアンとしてのキャリアを積んだ人物と思われる。

タミル映画ではちょっと目を離すと知らない兄ちゃん姉ちゃんが沢山出てきてクラクラするのだが、マラヤーラム映画だとオッちゃんオバちゃんの新人てのが少なくないのだ。誰か名前知ってたらおせーて。

投稿者 Periplo : 20:50 : カテゴリー brown dwarf galaxy
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2010年08月21日

ディスク情報1008-4

Thoovanathumbikal (Malayalam - 1987) と Kariyilakkattupole (Malayalam - 1986) に続いて字幕付きで見られるパドマラージャン監督作品が見つかった、これは大事件(情報提供:花隈會舘さん多謝)。他では妥協したとしてもパドマラージャン作品だけはやはり字幕付きで観る方が絶対にいいと思うのだ。

cvNamukkuParkkan.jpgNamukku Parkkan Munthirithoppukal (Malayalam - 1986) Dir. P Padmarajan

Cast:Mohanlal, Shari, Vineeth, Thilakan, Kaviyoor Ponnamma, Omana

タイトルの意味:Wineyards for us to dwell in
タイトルのゆれ:Namukku Parkkan Munthiri Thoppukal, Namukku Parkan Mundiritooppukal

VCDの版元:Harmony
VCDの字幕:英語・アラビア語
VCDの障害:現在のところ特になし
VCD入手先:RealCinemas など

【ネタバレ度20%の粗筋】
マイソールに定住するケララ・シリアン・クリスチャンであるソロモン(Mohanlal)は、トラック運転手としての数年間の風来坊暮しを終えて、母(Kaviyoor Ponnamma)と従弟アントニー(Vineeth)の暮らす家に戻ってくる。これからは亡父が残した山間部の葡萄園の経営に真面目に取り組むつもりだ。帰宅後程なく、彼は自分が不在にしていた間に隣家に住むようになっていた姉妹に目を留める。鉄道職員ポール・パイロッカラン(Thilakan)と看護婦ロージーの夫妻の娘、ソフィア(Shari)とエリザベスの2人の姉妹のうち、甲斐甲斐しく働く姉のソフィアに彼は惹かれるようになる。しかしなぜかソフィアには不幸の影がまとわりついていることに彼は気付く。(粗筋了)

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投稿者 Periplo : 23:57 : カテゴリー Mohanlal Discography
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2010年08月20日

ディスク情報1008-3

モハンラール・ディスコグラフィーに一点追加、2009年公開の6本の中では一番のヒット作だったという。アート系・オフビート系で気を吐くことはあっても、コマーシャルな部分ではどうもこのところ低空飛行だった(今も続いてるみたいだ)ラルさんにとっちゃあ、貴重な一作となったことだろうね。

cvEvidamSwargamanu.jpgEvidam Swargamanu (Malayalam - 2009) Dir. Rosshan Andrrews

Cast:Mohanlal, Laxmi Rai, Priyanka Nair, Lalu Alex, Jagathy Sreekumar, Innocent, Pala Charlie, Edavela Babu, Sreenivasan, Laxmi Gopalaswamy, Shankar, Thilakan, Kaviyoor Ponnamma, Sukumari, Maniyan Pillai Raju, Kulappulli Leela, Babu Namboothiri , Anoop Chandran, T P Madhavan

タイトルの意味:It's Heaven Here
タイトルのゆれ:Ividam Swargamanu, Ividum Swargam Aanu, Evidum Swargam Aanu

DVDの版元:Central
DVDの字幕:英語
DVDの障害:特定のドライブで再生できず
DVD入手先:RealCinemas など

【ネタバレ度30%の粗筋】
中部ケララ、ペリヤール川沿いの田園地帯コーダナードで農園を経営するマチュース(Mohanlal)は、バイオ農法など革新的な試みにも力を注ぐ、意識の高いインテリ・ファーマーだった。父ジェレミア(Thilakan)が棄農の危機にまで追い詰められたのを幼い時分に見てきた彼にとって、農園の存続は単なる生計の手段を超えた情熱だった。マチュースは農園経営に心血を注ぐあまりに中年になっても独身のままだった。パートナーを求める彼は政府系金融機関に勤めるマリア(Laxmi Gopalaswamy)との見合いに臨むが、農作業に嫌悪感を隠さない彼女と喧嘩別れしてしまう。同じ頃、村にはローカルTVチャンネルの取材がやってくる。ニュース・アンカーのベッツィ(Priyanka Nair)はマチュースの農園の様々な試みに大いに関心を示す。しかし、村がTVで紹介されたことにより、一帯で根を張る不動産マフィアのアールワ・チャンディ(Lalu Alex)に目をつけられる。彼は村の町昇格(township)と観光開発を釣り餌に、次々と村人から土地を買収していく。しかし本当のところは彼の首根っこを掴んでいるムンバイのマフィアに用地を丸ごと献上する心積もりだった。マチュースはチャンディと真っ向から対決するが、チャンディの差し金で偽造された父名義・未返済の公的資金借用証(多額の利息がついている)によって窮地に陥る。彼は弁護士のスニタ(Laxmi Rai)に助けを求めるが決定的な打開策は見つからない。(粗筋了)

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投稿者 Periplo : 22:17 : カテゴリー Mohanlal Discography
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2010年08月14日

ディスク情報1008-2

しばらく前に紹介したシャーム・ベネガル作品、さほど間をおかずにDVD化されたので入手・鑑賞してみた。

welldoneabba2.jpg

cvWellDoneAbba.jpgwell done abba (Hindi/Urdu - 2009) Dir. Shyam Benegal
※センサー認証は2009年と思われるが、インド国内での封切りは2010年に入ってから

Cast:Boman Irani, Minissha Lamba, Sammir Dattani, Ila Arun, Ravi Kishan, Sonali Kulkarni, Rajit Kapur, Ravi Jhankal, Yashpal Sharma, Rajendra Gupta, Rahul Singh, Salim Ghouse, Satish Sharma, Lalit Tiwari, Anaitha Nair, Anupam Shyam, Charan Saluja, Masood Akhtar, Ayesha Jaleel, Preeti Nigam, Meena Nathand, Akhil Mishra, Deepika Amin, Ashok Mishra, Ashok Kumar, Subbani, Jagadish Sharma

DVDの版元:Reliance Big Home Video
DVDの字幕:英語
DVDの障害:現在のところ特になし
DVD入手先:RealCinemas など
オフィシャル・サイト:http://welldoneabba.glamsham.com/

【ネタバレ度20%の粗筋】
ムンバイで実業家のお抱え運転手をやっている寡のアルマーン・アリ(Boman Irani)は、年頃の一人娘ムスカーン(Minissha Lamba)の縁談をまとめようと、一ヶ月の休暇をとって故郷であるAP州テランガーナの小村チカットパッリに帰郷する。娘はアルマーンの双子の弟であるラフマーン・アリ(Boman Irani)、そしてその妻と暮らしているはずだった。ところが帰ってみると弟夫妻は隣人の井戸から水を盗んで売っていることを咎められて出奔中だった。家にはラフマーンが借りた小金を取り戻そうとバイクメカニックのアリーフ・アリ(Sammir Dattani)がしつこくやって来ていた。アルマーンは水不足に悩む村の様子を見て、自宅前に井戸を掘ることを思いつく。井戸持ちになって家の威信を高めれば、娘にもより良い縁談が来るかもしれない。彼は早速政府の援助プログラムに申請を行うことにする。(粗筋了)

【長い寸評】
まさにウェル・ダンな良くできた作品。笑いと涙があり、マイノリティ文化への温かな眼差しがあり、地方官僚の腐敗への皮肉も200パーセント。世界の映画祭が求めてる映画だ。

まず本作がヒンディー映画かウルドゥー映画かという当初の疑問だが、これはウルドゥー語映画に間違いなし。筆者が両者の違いを峻別できるというのではもちろん全然ない。約20分のオマケのメイキング・ビデオ中で主要出演者がダキニ・ウルドゥーとの格闘についてそれぞれに語ってるからだ。The Hindu 記事 Well done Boman では、専任の方言指導の担当者以外に(ありがちな話だが)ロケ現場でのドライバーの話す言葉がお手本にされたと述べられている。また同記事によればロケ地はRFCではなくその近隣にある実際の小村だったという。さすが完壁主義のシャーム・ベネガル、背景にも言語にも可能な限りのオーセンティシティを求めたのだわな。

1934年にシカンンダラーバードでバラモンの家に生まれたシャーム・ベネガルは、ハイダラーバードのニザーム・カレッジで学位を取得した後ボンベイに向かい、広告業界に身を投じた。そしてそれ以降は北印度の住人として暮らしている。正確な年代は不明だが、おそらくは1956年のAP州の成立の頃ぐらいまでをハイダラーバードで過ごしたのではないか。この時代のこの街の雰囲気について、自身で率直に書き記している文章がある。

それは私がまだカレッジの学生だった頃にまで遡る。1950年代半ばのアーンドラの小さな町の寺院でのポッティ・シュリーラームル(訳注:マドラス州からのアーンドラの分離独立を求めた運動の象徴的人物。こちら参照)の死に至る抗議の断食は、ハイダラーバードの街のありさま、さらには独立後のインドありかた、それぞれの変容を最も劇的に(印パ分離独立というものを除けば)推し進めた出来事で、その影響ははかりしれなかった。教育・雇用の機会、地方主義の強化、そして言語ショービニズムの台頭など、至るところにその影響が感じ取られた。州は形を変え、郡は分割され、道や地区の名前は変更され、なによりも今日に至るまで政治学の授業を白熱させる各種の運動が生まれた。ハイダラーバード州は三分割され、言語的境界に基づいて成立した隣接州に吸収された。
こうして、インド唯一の真に成功した多言語州であったハイダラーバード州は突然の終末を迎えたのである。
もちろん誇張の誹りは免れないだろう。しかし今日に至るまで根強く存在し続けている幾つかの物事もある。たとえば、テランガーナの独立論だ。1950年代にハイダラーバードがアーンドラ・プラデーシュの一部になるやいなや、ハイダラーバード州の先住者に割り当てられた雇用枠の法制化を求める議論(これをMulki運動と言う)が盛んになった。 その当時、外から来た人々(つまりアーンドラ人ということだが)は単なる渡り者でしかなく、ハイダラーバードの街に責任と権利を持つ存在とは考えられていなかった。この視野狭窄な考え方には広範な支持者がいたのだ。ハイダラーバードの封建的な文化のもとに暮らしてきた住人たちが、アーンドラ人の企業家精神とうまく付き合う術を持たなかったということにより、それは大いに助長された。アーンドラ人たちの積極果敢な流儀に合わせるのは、おっとりとしたハイダラーバード人にとってはどう転んでも無理なことだった。しかしハイダラーバード人にもおそらく一理はあったのだ。400年以上に渡って築き上げてきた文化は、新しい制度によって脅かされていただけでなく、実質的に消滅への道を辿り始めていたからである。(Shyam Benegal, The City I Knew [The Untold Charminar に所収], P.182-183より、勝手訳)

今日のAP州地域に生まれたシャーム・ベネガルが、なぜテルグ語映画から距離を置きながらテランガーナを舞台にしたヒンディー/ウルドゥー語映画(Ankurしかり)を時に撮るのか、これは長らくの疑問だったのだが、「ハイダラーバーディ」という言葉が指し示す集団の大変に重層的で奥深いイメージに思いを致すと、何となくは理解できるような気になるのだ。

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投稿者 Periplo : 14:13 : カテゴリー バブルねたhindi
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2010年08月11日

祝辞1008

まさに dusky beauty という形容詞がぴったりなシュウェちゃんことシュウェータ・メーノーン。
PelariSwetha1.jpg

シュウェちゃん、ケララ州映画賞に続き、フィルムフェア・サウス2010でもマラヤーラム映画部門で主演女優賞を受賞。Paleri Manikyam での演技(ただし吹き替えはズィーナトが担当した)に対して。

どうもその辺の実感が分からないのだが、お色系アイテムガールからフィルムフェア主演女優賞へというのは、やはり大変なことらしいのだ、インドでは。

The Times of India によるシュウェちゃん喜びの談話はこちら。この先もセクシーな役柄を拒むことはないとの力強い発言に安堵。

その他の受賞者リストはこちら。あー、プリヤン先生も受賞してんだね。ノミネーションも含めたリストはこちら

ともあれ、2000年代半ば頃の非アイテム系出演から始まり、今じゃマ映画一座の常連になりつつあるシュウェちゃん、これからもしょっちゅう見られそうだ。よかったよかった。

最新作 Penn Pattanam (Malayalam - 2010) Dir. V M Vinu もなんだか楽しそうだ。

投稿者 Periplo : 20:05 : カテゴリー バブルねたkerala
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2010年08月07日

ディスク情報1008-1

cvMalapilla.jpgposterMalapilla.jpg
Malapilla01.jpg


正直な話、作品としては別にお勧めではない。しかしディスクで遡れる最古のテルグ映画であることは間違いないし、もしかしたらディスクで遡れる最古の南インドあるいはインド映画なのかもしれない(裏づけないけど)。そういう意味で貴重な一品。

Malapilla (Telugu - 1938) Dir. Gudavalli Ramabramham

Cast:Gali Venkateswara Rao, Kanchanamala, Govindarajula Subba Rao, Puvvula Suri Babu, Sundaramma, Valampati Venkata Subbayya, Raghavan, Hemalatha Devi, Gangaratnam, Teku Anasuya, Puvvula Anasuya, Bhanumathi, Puvvula Satyapraskasam, Narasimha Murthy, Seshayya, Basavayya Chowdury, Subbaraju, Ramarao, Satyanarayana, Pullayya, Janardhanam, Tiruvengalam Naidu, Vallabhaneni, Seetramanjaneyulu, Palaochana Rao

タイトルの意味:Untouchable girl
タイトルのゆれ:Mala Pilla, Maalapilla, Maala Pilla

DVDの版元:S V Entertainment
DVDの字幕:なし
DVDの障害:現在のところ特になし
DVD入手先:Bhavani など

DVDのランタイム:148分(インド映画百科事典の記載では175分)
ソング:DVDのソングメニュー上には7曲、ただし実際に観てみると、いわゆるパディヤム(ラップ)を含めてもっと多い印象。こちらの頁では14曲をカウントしている

【ネタバレ度100%の粗筋】
マドラス管区、ヴィジャヤワーダ地方(今日のアーンドラプラデーシュ州沿海部)のある村では、国民会議派主導のダリット(作中ではハリジャンと呼ばれる)権利運動が盛んになっていた。争点となっていたのは、村のヒンドゥー寺院へのダリットの入構、そして共同池の水をダリットが使用することのふたつだった。寺院の管理権を握るバラモンのスンダラーマ・シャーストリ(Govindarajula Subba Rao)は頑迷な守旧派で、村の会議派リーダー・チャウダライヤ(Puvvula Suri Babu)の説得にも応じようとはしなかった。そんな中で、シャルマの息子ナーガラージュー(Gali Venkateswara Rao)は、あろうことかダリットの娘シャンパーラタ(Kanchanamala)と恋に落ちてしまう。やがてその恋は世人の知るところとなり、両人の親が激怒したばかりでなく、既に不穏な雰囲気に包まれていた村全体が騒然となる。恋人たちはシャンパーラタの妹アナスーヤ(Sundaramma)を伴って カルカッタに逃れ、その地で結婚し、自由で文明的な生活を謳歌する。村ではバラモンとダリットの間でチャウダライヤを始めとする会議派メンバーが調停に苦労していた。チャウダライヤはコミュニティ間の共存の必要性をシャーストリに懸命に訴える一方、ダリットたちには彼らの守護神ポレランマ女神に対しての動物供犠や神前での飲酒・酩酊をやめるよう説得する。ある日シャーストリの家に火事が起き、火中に残された妻を二人のダリットが命がけで救い出す。これによってシャーストリの頑なな心が溶け、彼はダリットに対する寺院の開放を決意する。しかし村の他のバラモンたちは激しくそれに抵抗し、暴力沙汰に発展しかねない事態となるが、警察の介入によって彼らは排除される。寺院開放のニュースを新聞で読んだナーガラージューたちもカルカッタから戻り、両親の祝福を受ける。(粗筋了)

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投稿者 Periplo : 18:58 : カテゴリー バブルねたtelugu
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2010年07月28日

スターリン主義とは何か

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兄貴、見てくれよう。政界入りしてくれとこんだけの衆が集まったんだぜよ。
う~っ、やっぱ政党おっぱじめないと勘弁して貰えんのかしら(ぷるぷる)。


なんというか、テルグファンとして原点に戻ってみようという殊勝な気持ちになったのだった。原点というのはおいらにとってはメガスター・チランジーヴィなので、買っただけで放ってあった旧作ディスクを少し潰そうと。本格的ファンに倣って、ライバルスターのカットアウトに牛糞を投げつけたりとかそういうのも実践したかったんだけど、牛糞は手に入りにくいしライバルスターのカットアウトも徒歩圏内にはないしねえ。

で、連日のようにディスクをまわしてまわして、一息ついて数えてみたのだが、以前に見たものを含めてやっと30本。IMDbの登録ではゲスト出演などもカウントして全150本(それでも漏れがあるのが分かる)。印度のスターさんを追っかけて入手可能な出演作を全部潰すのには幾転生が必要なのだろう。途中ミジンコだのゾウリムシだのに生まれ変わったりすると効率が悪いんで日頃の行いには気をつけんと(手遅れ)。

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投稿者 Periplo : 00:52 : カテゴリー バブルねたtelugu
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2010年07月24日

楽しいイコノロジー

みっ、美輪先生、こんなとこで何を!?

nartansala1.jpg

他愛のないことなんだけど、こう綺麗に符合してると嬉しくなる。

 ダーラースラム、ダイヴァナーヤキー・アンマン寺院の正面にあたるムカ・マングバの最東部は張り出しを持ち、その基壇部には3つのパネルがはめ込まれている。いずれも奏楽者をともなう踊り子を描いた舞踊図で、その中央に位置するパネルには大きく腰をひねって夥部を正面に向ける踊り子の姿が表わされている。このような踊りの型は、無数の踊り子像を残すチョーラ朝後期の寺院でも異例である。何よりもこの舞踊像で特異なのは、このグンサーが口髭と同時に豊かな胸をもっている、つまり両性具有だということである。そして、この踊り子像もまた『マハーバーラタ』に登場する人物、それもアルジュナに同定できる。かつて神々の武器を手に入れるため天上界で時を過ごしたアルジュナは、天上の楽士ガンダルヴァの長チットラセーナから踊りと音楽を習った。アルジュナが地上に帰ろうとしたとき、チットラセーナは魅惑的な天女ウルヴァシーを使い、かれを天上界に留めようと試みた。ある夜、その豊満な体でウルヴァシーはアルジュナを誘惑したが、アルジュナはウルヴァシーを相手にしなかった。それに立腹したウルヴァシーはアルジュナに対し、男としての性を失い、女たちの間で踊りをみせる者になるよう呪った。はたしてウルヴァシーの呪い通りアルジュナはある期間、男性としての性的能力を失い、折しもその時、ヴィラータ王の宮殿でアルジュナは踊りと歌の教師となった。口髭と豊かな胸を携えて踊るアルジュナ像が、腰をひねり脊部を正面にみせるのと同様、ヴィラータ王に謁見するアルジュナを描いた浮彫彫刻の中に、合掌するアルジュナが下半身の裏側をみせるという異様な身体表現をみることができる。これらの姿に共通する捻れた腰と下半身の裏面、それは不能の生殖器を隠す、つまり性的能力が喪失したことを暗示すると考えられよう。
 両性具有の踊り手として描かれるアルジュナは上にみた例に限らず、チョーラ朝後期の多くの寺院、時に寺院内の重要な箇所にその要をみせている。『マハーバーラタ』でもとくに重要な人物として登場し、さらにその勇姿が称えられるアルジュナが寺院のあちらこちらで姿をみせるのは不思議なことではない。しかしここで問題となるのは、男性性を失った人物としてアルジュナが頻繁に表現されることである。(袋井由布子著 『インド、チョーラ朝の美術』 [2007年、東信堂]P.91-92より、掲載図版への参照を示す注釈のみ割愛。なお、文中で述べられている彫刻作品のイメージは同じ著者によるネット上の別の小論文を掲載したページで見ることができる。)

タミル・ナードゥ州中部タンジャーヴール郡の有名寺院遺跡、そのなかの特定の彫刻に関する詳細な解説。チョーラ朝は、9世紀半ばから13世紀後半まで、タンジャーヴール地方を中心として、今日のタミル・ナードゥ州・ケララ州全域、アーンドラ・プラデーシュ州沿海地方までを版図として栄えた王朝。

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投稿者 Periplo : 02:50 : カテゴリー バブルねたtelugu
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2010年07月20日

資料系アップデート1007

cvHistoryLens.jpgHistory through the lens - Perspectives on South Indian Cinema

編者:S Theodore Baskaran
版元:Orient BlackSwan
発行:2009年(初版)
版型:A5版
頁数:140
定価:Rs.265

タミル映画史の研究家として有名なセオドア・バスカラン(テヤドールって書いたほうがタミルっぽいかな)のエッセイ集。通史とかそういったものではなく、初期のタミル映画の研究を巡る問題点が8つのトピックに分けて書かれている。比較的平易な英語、助かる。

タミル映画史とは言うけれど、最初のタミル映画から100年も経っていない(タミル俳優組合の公式見解では1931年のトーキー Kalidas が初のタミル映画、したがって2007年がタミル映画75周年ということだった。しかしここなどにあるように、サイレント時代にも「タミル映画」は存在していたという説もある)。にもかかわらず、最初期のタミル映画に関するリサーチはさながら考古学の様相を呈しているのだという。タミル映画でそれじゃあ、他の南印3言語圏はどうなっちゃうんじゃああ、といささか暗澹たる気分。

実際のところ、英語のネット情報と書籍を主な情報源としている者にとって、それなりに信頼できるサウス映画情報を提供してくれるのは、タミル語圏の民間リサーチャーが中心、というのが現状。このバスカラン氏、それにランドール・ガイ氏(この人はブログもやってる、しかしこの読みにくさ、なんとかならないか)なんてあたりが筆頭か。アカデミズムの人たちもぼつぼつ出てきてはいるようだけれども、学術研究としてのタミル/サウス映画史はまだ端緒についたばかり、というのは本書でも述べられているところ。他の3地域では、現地語で活発な評論・研究活動を行ってる人がもしかしたらいるのかもしれないけれど、見えてこない。文責を明らかにした個人愛好家による同時代映画レビューですらそう多くは見つからないもんね。そういう状況の中で、極東の印映ファンが手探りであーでもないこーでもないと書き連ねることの意義にすら考えが及んでしまうのだ。

そんなもやもやした想念を掻き立てるこの本、お勧め作品とかを示唆してくれるものでは全くないけれど、始まったばかりの南インド映画史研究の現状を知るためのものとして貴重。

投稿者 Periplo : 02:13 : カテゴリー バブルねたtamil
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