2010年11月25日

人騒がせな奴ら(8)

左:Amala Paul → Anakha、右:Helen → Oviya (Oviyaa)

見分けがつかないというほどではないが、なんか似てる。

AmalaPaul2.jpghelen.jpg

アマラ・ポールさんについてはデビュー作である(と思うのだが) Neelathaamara (Malayalam - 2009) Dir. Lal Jose の時から気になっていたのである。同好の士と共に「素敵よね~♪」なんてプチ盛り上がりしていたのだ。しかしこの作品中ではホントに小さな役で、オフィシャルサイトにすら名前が一切登場せず、各種レビューでも完全無視。オープニング・クレジットを舐めるようにチェックして消去法でやっと名前が分ったのだった。

なんで、いきなりタミルに行っちまったというのにちょっとビックリ。Veerasekaran (Tamil - 2010) Dir. Sathish Kumar、Sindhu Samaveli (Tamil - 2010) Dir. Sami、Mynaa (Tamil - 2010) Dir. Prabhu Solomon と立て続けに3本の主演作が封切られ、特に Mynaa は評価が高いようだ。いずれも低予算のリアリズム系作品、実見していないので断言できないが、アマラちゃんの役どころはやっぱ田舎娘らしい。公開されたのかどうかいまひとつハッキリしないVikadakavi (Tamil ) Dir. G Krishnan というのもあり。この先にはヴィクラム主演作のDeiva Magan (Tamil) Dir. Vijay でのセカンドヒロイン出演の予定も。

でもってどこかで芸名をアナカーに変えたというのだが、これがどのくらい周知されたものなのか、長続きするものなのか、判断がつかんのじゃ。アマラ・ポールの名前でファンサイトもできちゃってるよ。

ヘレンちゃんにもビックラさせられた。

2008年のマラヤーラム映画総まくり企画のなかで実質的なワースト映画だったのが Apoorva (Malayalam - 2008) Dir. Nithin Ramakrishnan で、腹立ち紛れに「美少女でかろうじて星ひとつ」などと書いたのだが、その美少女がついこないだ見た Kalavaani (Tamil - 2010) Dir. Sargunam で田舎娘のヒロインとして突然出てきて度肝抜かれた。Apoorva ではハイスクールの女学生を演じ、役柄通りのホントの小娘だと思われたのだが、改めて当時のOneIndia 記事を読んでみれば元ミス・ケララだという。つまり現在はもう成人してることは間違いないんだろうな。メディアの前で大胆なマラヤーラム映画界への批判も繰り広げている(わわっ、AMMAから除名喰らっちゃうよ~)。そしてこちらのGalatta 記事では名前はサウンダリヤとなっている、おいおいどーなってんだ。

出演作で公開されたものは上記の2本だけのようだが、Kalavaani の成功によって大いに注目され、以降はひきもきらぬオファーの嵐。カマルハーサン主演の Manmadhan Ambu (Tamil) Dir. K S Ravikumar の脇役出演はどうやら確定、カンナダ進出話もあり。

で、例によって芸名をオーヴィヤーに変更。これは歓迎したい。ヘレンなんて一語名前じゃ検索が大変な事になっちゃうからね。ともかく、Apoorva なんてサイテー映画を観て後悔してたのだが、やっぱり無駄じゃあなかったか。初物買い・青田刈りに目覚めちまいそうだぜ。


それにしてもアレだ、以前紹介したパールヴァティちゃんもそうだったけど、マラヤーラムでは割と都会的な女の子役で出てきたのに、タミル進出ではつぶらな瞳の隣の畦道美女(©川縁先生、パールヴァティは Poo でタミル・デビューしたんだったよね)、そしてオフスクリーンでは妙に化粧が濃くなる、ってのはパターンなのかね。

Anakha.jpgOviya.jpg
上から、アナカー、オーヴィヤー

投稿者 Periplo : 03:50 : カテゴリー brown dwarf galaxy
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2010年11月23日

Rest in Peace : Shanta Devi

Kozhikode Shanta Devi、Kozhikode Shanthadevi とも。11月20日没、享年85歳。

shantadevi.jpg

Kerala Cafe (Malayalam - 2009) の猫を抱いた婆ちゃん役が大変に印象的だったが、その他には地味なメッセージ系映画の脇役としてしか記憶に残っていない。しかし実際にはその出演作は480本にものぼり、国家映画賞助演女優賞を獲得した事もあったという。その葬儀にはケララ州政府よりの追悼顕彰が寄せられた。

しかしSouth Asia Mail 記事によれば、一人息子がタミルナードゥに移り住んでしまってからは老人ホームに暮らしていたとも。Kerala Cafe はホームから呼び寄せられての出演だったのかね。洒落にならないとはこのことか。

Yentha.com 記事には幾つかの名場面の紹介があり。合掌。

投稿者 Periplo : 01:07 : カテゴリー brown dwarf galaxy
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2010年08月31日

尋ね人の時間1008

あー、またこんなイメージのっけちゃって…。久しぶりに降参なので助け舟要請。

unknown1.jpgunknown2.jpgunknown3.jpg
Chithrashalabhangalude Veedu (Malayalam - 2008) Dir. Krishna Kumar より

いやー、なんというか夢に見そうな顔だ。禿頭にデイジーの目鼻立ち、つるつる玉の肌、それにヒゲ。キャプチャ写真では不気味なイメージがなかなか伝わらないかもしれないが。

最近のB・C級マラヤーラム映画でコメディアンとして出演したのを2,3回目撃しているのだがどうしても名前が分からない。おそらくは舞台のコメディアンとしてのキャリアを積んだ人物と思われる。

タミル映画ではちょっと目を離すと知らない兄ちゃん姉ちゃんが沢山出てきてクラクラするのだが、マラヤーラム映画だとオッちゃんオバちゃんの新人てのが少なくないのだ。誰か名前知ってたらおせーて。

投稿者 Periplo : 20:50 : カテゴリー brown dwarf galaxy
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2010年05月02日

人騒がせな奴ら(7)&傍迷惑な奴ら(8)

この子にも結構振り回されたもんだ。

Dhanya/Tanya→Abhinaya→Dhanya Mary Varghese/Dhanya Mary George

KeralacafeDhanya.jpg
Kerala Cafe (Malayalam - 2009) の Lalitham Hiranmayam Dir. Shaji Kailas より

Kerala Cafe (Malayalam - 2009) の一挿話でこの子が出てきたときは膝叩いたね。監督とストーリーの組み合わせ、あるいはキャスティングにおいて、意外性が目立った本作だが、ダニャマリー(ケララ風に言うダニャメーリ)とジョティルマイの組み合わせもその一つと感じた。これまでマイルドなヴァンプ系が多かったジョティルマイが貞淑な妻、どっちかってーと清純派セカンド・ヒロイン風だったダニャマリーが魔性の女で、亭主(Suresh Gopi)を取り合いすんだから。

出演作でいま分かっているのは以下の11本。他に若干のタミル出演作が存在する可能性あり。

1.Thirudi (Tamil - 2006) Dir. K Shankar
2.Veeramum Eeramum (Tamil - 2007) Dir. Sanjay Ram
3.Nanma (Malayalam - 2007) Dir. Sarathchandran Wayanad
4.Thalappavu (Malayalam - 2008) Dir. Madhupal
5.Kerala Cafe (Malayalam - 2009)
6.Vairam (Malayalam - 2009) Dir. M A Nishad
7.Drona 2010 (Malayalam - 2010) Dir. Shaji Kailas
8.Cheriya Kallanum Valiya Policeum (Malayalam - 2010) Dir. Haridas Kesavan
9.Nayakan (Malayalam - 2010) Dir. Lijo Jose Pellisserry
10.Alexander The Great (Malayalam - yet to be released) Dir. Murali Nagavalli
11.Three Chaar Sau Bees (Malayalam - yet to be released?) Dir. Govindan Kutty Adoor
参考資料:Metromatinee によるフィルモグラフィー

1と2のタミル作品は未見だが、どちらも低予算で興行成績はヒットとはいいがたいものだったようだ。3はカラーバワン・マニの芸域の広さが堪能できる佳作、以前にここで素敵なスチルを掲載してる。4は批評家受けの良かったパラレル映画、本作によってダニャの名前が一気に広まった。6は一種独特な群像映画で、ダニャは性犯罪の被害者役、通常の意味のヒロインではない。以降のものは未見が多いが、いずれも一枚看板のヒロインではない模様。

ウィキペディアを始めとする多くの網頁で、ダニャが4の Thalappavu でデビューとする記述が見受けられるが、全くの出鱈目。これだから印度の芸能記事は鵜呑みにできないんだよ。

ThalappavuDhanya.jpg
Thalappavu より

The Hindu の2007年10月記事および KochiVibe の2009年11月記事から分かったバイオグラフィーは以下のようなもの。

エルナクラム近郊のクータットゥクラムの生まれ。セント・テレサ・カレッジに進学し、社会学を専攻する。映画デビュー前からモデルとして活動しており、ムンバイのモデルエージェントのもとで悪くないクライアントを獲得していたようだ。実際、映画とは無関係な広告映像でこの子の顔を見かけることもたまにある。上の記事では女優業によって勉学が妨げられたとあるので、在学中から芸能活動を始めていたことがわかる。タミル映画でデビューの後、マラヤーラムに進出し、現在はマラヤーラムが主軸という、通常とは逆のコース。もっともこの先どう展開するかはまだなんとも言えないが。

上記1・2のタミル映画では Dhanya/Tanya の名前でクレジットされている。そして4の Thalappavu 以降は Dhanya Mary Varghese でほぼ定着したが、ときどき Dhanya Mary George となってることもある。多分オトンの名前がジョージ・ヴァルギースってんだろね。マラヤーラム・デビュー作である3の Nanma が問題で、どのレビューを見ても「新人Abhinaya」とクレジットされている(一例として Indulekha のレビュー)。おそらく自分の意志ではなかったのだろうが、ここで改名しちまったことでフィルモグラフィーに断絶ができちゃったんだな。まあ当人もあんまし気にしちゃいないのかもしれんが。

わずか一作だけの芸名と終わったアビナヤってのがまた混乱の元だよ。アビナヤっていやあ、Nadodigal (Tamil - 2009) Dir. Samuthirakani で彗星のごとくデビューした可愛い子ちゃん、聴覚・発語の障害を抱えながらも現在オファーがひっきりなしというハイダラーバードっ娘だ。Outlook 記事によれば、アーナンドって名前の親爺さんはタミル・テルグ映画で経験を積んでる脇役俳優らしい。ChennaiOnline 記事によれば常にラップトップを携帯していてコミュニケーションツールとしているという。rediff 記事によれば、ケララの広告代理店に登録されていた顔写真がサムドラカニ監督の目に留まって Nadodigal のセカンドヒロインに抜擢されたという。そのうちマラヤーラム映画に出てきてもおかしくないかも。芸名は変えないで欲しいね。

そんなこんなで、ややこしくはあるけれど、可愛い女の子ちゃんに振り回されるなら本望じゃ!が、今回の結語なのだった。

NadodigalAbinaya1.jpgNadodigalAbinaya2.jpg Nadodigal のアビナヤちゃん

投稿者 Periplo : 18:36 : カテゴリー バブルねたkerala brown dwarf galaxy
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2010年04月17日

大部屋以上明星未満☆33

Kaviyoor Ponnamma。芸能生活50周年を祝して。

Valthsallyan.jpg
2010年4月初旬、コーチンにて撮影。超豪華な顔ぶれだああ。

マラヤーラム映画界の大いなる母、カヴィユール・ポンナンマの業績を称えるスターナイト Vatsalayam という催しが今月11日にコーチンで行われたという。これに関する情報を探してたら、最近できたらしいおかーさんの公式サイトに行き当たった。ぼつぼつマ映画見はじめた数年前と比べると、最近の椰子國明星さんたちのネット情報の充実ぶりには隔世の感がある。

この公式サイトのお蔭でバイオグラフィーの輪郭がやっと掴めた。

1939年、トラヴァンコール地方カヴィユールの生まれ(この生年はウィキペディアによる)。幼少時より古典声楽の訓練を受ける。KPACとも関連の深い Prathiba Arts Club(もちろん左翼系)という劇団に入り14歳にして舞台デビュー。著名な劇作家にして映画監督でもあったトッピル・バシを師と仰いだ。映画デビューは Sreerama Pattabhishekam (Malayalam - 1962) Dir. G K Ramu (おお、ビデオが入手可能じゃ!)だが、脚光を浴びたのは Kudumbini (Malayalam - 1964) Dir. P A Thomas によって。以後この道一筋で、マラヤーラムだけでなくタミル、テルグそしてTVにも出演作がある。デビュー当時のスチルなどはネット上では見つからない。筆者が見た最も古いポンナンマは Odayil Ninnu (Malayalam - 1965) Dir. K S Sethumadhavan での母親役。20代にしてすでに今日の母・祖母のイメージとなだらかにつながってる感じだった。つまり根っからの母親タイプってことなんだよね。実際に、自分よりも年上のサティヤン、マドゥーティラカンの母親役までを演じているという(The Hindu 記事 'Mother' of all actors)。80年代以降は「モーハンラールの母親」として定番化(rediff インタビュー 'Mohanlal is my son!' を参照)。

映画プロデューサーのMKマニ氏と結婚し一男一女をもうけるが子供はどちらも映画界には入らなかった。長らくチェンナイに暮らしていたが、今はコーチン近郊のアルワ在住。

なにやら生き急いでしまってる感のある椰子國映画人の皆さんを見るにつけ、ポンナンマ母さんの福顔が得難く、また目出度いものに見えてくるのだ。この先も頑張って欲しい。

投稿者 Periplo : 23:34 : カテゴリー brown dwarf galaxy
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2010年02月03日

Rest in Peace : Cochin Haneefa

CochinHaneefa.jpg

ケララ個性派コメディアン軍団から重要な一人が消えてしまった。

Cochin Haneefa、ときに Chochin Hanif、またケララの外では VMC Haneefa の名前で知られていた。享年は58歳説から61歳説まで。

スクリーン上ではただもう愚か者の役ばかりが多かったが、オフスクリーンでは脚本家、監督(メロドラマ的な作品が多かったという)の顔も持っていた。またタミル映画ではどちらかというと悪役が多く、マラヤーラムでの出演作と随分違った印象を与えた。

タミル映画界のリアクションは The Hindu 記事にて、マラヤーラム映画界の反応はたとえばこちらさんなど、訃報に際してやっと明らかになったバイオグラフィーは NetIndian 記事など。

合掌。

投稿者 Periplo : 05:08 : カテゴリー brown dwarf galaxy
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2009年12月12日

傍迷惑な奴ら(6)

さーてまた困ったことになった。

Photobucket

只今絶賛上映中の Neelathaamara [Neelathamara, Neela Thamara] (Malayalam - 2009) Dir. Lal Jose のヒロイン・アルチャナ。 隈取りメイクが素敵なデビュタント。以前に紹介したテルグの素敵なお姉さん、アルチャナ様とかぶってしまうではないか。ケララのアルチャナちゃんのフルネームは Archana Jose Kavi というらしい。多分素顔は都会的な現代っ子、こちらのインタビューによれば、本作撮影に際して生まれて初めて田舎風のハーフサリーを身に着けたという。そしてこの素朴な村娘のいでたちがまた椰子國若衆を疼かせてるらしいことはちょっと検索してみればすぐわかる。

neelathamaraArchana.jpg

それにしてもこの映画、今からちょうど30年前に公開された Neelathaamara (Malayalam - 1979) Dir. Yusuf Ali Kechery の同一言語圏リメイクということで、また監督ラール・ジョースと脚本家MTヴァースデーヴァン・ナーイルとの初顔合わせということでもかなり話題になっている。オリジナルの脚本もMTによるもの。同じ作家のストーリーをもう一度作り直すってのは相当な自信があってのことなんだろうね。

なお、本作には2008年の準ミス・ケララ、Kerala Cafe (Malayalam - 2009) 中のお化け話でも印象的な登場シーンのあったリマ・カッリンガルも脇役で出演しており、隈取フェチには見逃せないものとなっているのだった。

投稿者 Periplo : 02:02 : カテゴリー brown dwarf galaxy
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2009年11月12日

傍迷惑な奴ら(5)

今回は細かいコメントなど省略。さすがにこう込み入ってくると、階段で一段踏み出しただけでもわかんなくなっちまいそうなんだ。脳味噌からこぼれ落ちないうちにメモ。

malKarthikaOld.jpgmalKarthikaNew.jpgThoothukudiKarthika.jpgkarthikaRadha.jpg
KarthikaRane.jpgSujaKarthika.jpgsuja1.jpgSuja2.jpg

上段左から Karthika, Karthika, ‘Thoothukudi’ Karthika, Radha's daughter Karthika
下段左から Karthika Rane, Suja Karthika, Suja, Suja

1.Karthika:1980年代後半にマラヤーラム映画で活躍した女優。IMDbでは Karthika (I) として、13本が登録されている。突出した才能があったとか、そういう論評にはお目にかかったことがないが、ゴールデンエイジと呼ばれた時代の作品の幾つかに主演することにより歴史に名を残している。おそらくは結婚によって引退したものと思われる。画像はこちらにあり。

2.Karthika:2000年代に活躍したマラヤーラム女優。本名はリディヤで、クリスチャン。IMDbでは Karthika (II) として、16本が登録されている。ヒロインとしての出演にはお目にかかったことなし。ケララで量産されているスリラー映画の脇役ってのが定位置か。今年めでたく結婚。おそらくは映画界から引退するものと思われる。画像はこちらにあり。

3.‘Thoothukudi’ Karthika:デビュー作となったThoothukudi (Tamil - 2006) Dir. Sanjay Ram を冠名にして呼ばれるタミル女優。この子については川縁先生に語っていただくのが筋でしょう。画像はこちら(思いきりタイトルまちがっとるが)。

4.Radha's daughter KarthikaJosh (Telugu - 2009) Dir. Vasu Varma でデビューした新人女優。母は往年のタミル/テルグ女優ラーダー維基百科によれば、ラーダーはケララの出身で夫のナーイル氏も名前からしてケララ人、カールティカは出撃ケララっ子軍団のひとりということになるわな。IMDbでは Karthika (III)。名前の由来については、こんなまことしやかな話もある。画像はこちら

5.Karthika Rane:ゴア出身の女優。ヒンディー語映画で数本の出演作あり。テレビにも出ているようだ。IMDbではフルネームで登録。ギャラリーは見つからないがインタビューあり。

6.Suja Karthika:マラヤーラム女優。バイオグラフィーは不明。やはりスリラー映画などの脇役が多い。可愛い顔してるんだけど、何かが足りない、と判断されてるのか。IMDbではフルネームで登録。画像はこちら

8.Suja:マラヤーラム女優。経歴不明、IMDbにも登録なし。この画像集みると、単なる脇役というよりは性格俳優への道を歩み始めていることが感じられる。

7.Suja:タミル人なのか、ケララ人なのか。経歴不明、IMDbにも登録なし。カラーバワン・マニ映画にアイテムダンサーとしてよく登場するらしい。タミル映画の脇役出演も少なくないようだ。切れ長の眼と広大な額がトレードマーク。画像はこちら。しかしこっちでは、ノーメイクの顔を惜しげもなく晒してる。ちょっと自棄になってませんかい?

2.3.4.だけを取り上げて ‘Karthika-Factors’ causes confusions なんて騒いでる記事もあるが、それどこじゃないぜ、と言いたい。

投稿者 Periplo : 03:36 : カテゴリー brown dwarf galaxy
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2009年10月20日

人騒がせな奴ら(6)&傍迷惑な奴ら(4)

Kaveri.jpgpoornitha.jpgshamnakasim.jpg

Kaveri / Kalyani(左)

ケララ州南部のティルヴァッラ出身のケララ人女優。カーヴェーリの名前で子役として Ammanam Kili (Malayalam - 1986) Dir. Rajiv Anchal でデビュー。バックグラウンドについては Galatta のインタビューに詳しい。テルグ(これまでの出演は8本ほど)とカンナダ(同じく3本)ではカリヤーニを名乗る。IMDbの登録ではKalyani (III)として9本、Kaveriとして21本(ただし明らかに別人と思われるものが混入)。おしとやかな良妻賢母候補っていうタイプの役が多いか。マラヤーリーでありながらテルグ映画界で活動する映画監督スーリヤ・キランと2005年に結婚、最近はプロデューサー業にも乗り出そうとしているらしい。

Poornitha / Kalyani(中)

サウス女優さんの中ではかなり異質なバービー顔だね。一度見たら忘れられないキャッツアイ。しかし今のところまだブレイクの兆しはない。出生地や母語は不明、子役として数本のタミル映画に出演、おそらくこの時点では本名のカリヤーニ(Baby Kalyani?)でクレジットされていたものと思われる。その後テルグとマラヤーラムにも顔を出すようになり、プールニタに改名。IMDbでは Poornitha 名義でたったの一本、上の Kalyani (III) の中に紛れ込んでるものがあるのだろうか。維基百科ではフィルモグラフィーに13本がカウントされている。ベビー・フェイスの割りに結構セクシーなアピアランス、なんとか子役イメージからの脱却を図ろうとしているらしい。

それにしてもこの二人がカリヤーニという名前を捨てたのはなぜなのか。ダサい名前ってことなのか、それとも遠慮しなきゃならない別のカリヤーニが存在していたのか。

Shamna Kasim / Poorna(右)

Wカリヤーニとは関係ないけど、なんか紛らわしいんだよね。

ケララ州カンヌールの出身のケララ人。テレビのリアリティ・ショー(ダンス勝ち抜きバトルみたいなの)から芸能界入りしたらしい。シャムナーは本名と思われるが他州の映画ではプールナを名乗るようだ。IMDbの登録はどちらの名前でも見当たらず。維基百科のフィルモグラフィーでは製作中のものも含めて南印4言語むらなく15本。アシンのクローンみたいなイメージ(そういう言及をしているページも多い)で売ってるようだが、今のところははっきり言ってドン臭い。このドン臭さを売りにして名脇役の道を目指すのか、どっかで一皮剥けてヒロインとして花開くか、横目で眺めていこうと思っている。

投稿者 Periplo : 19:59 : カテゴリー brown dwarf galaxy
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2009年10月19日

大部屋以上明星未満★32

悪役二大巨頭のもう一方はこの人、Siddique

siddique1.jpg
Pachakkuthira (Malayalam - 2006) Dir. Kamal より

このシッディクがツイン映画監督シッディク・ラールの片割れと同一人物なのかということで、随分前に一度エントリーしている。結論は別人。しかし今回紹介のシッディクも、維基百科によればプロデューサーをやることがあるという。そのうち監督をおっぱじめてもおかしくなさそうな勢いだ。業界内では混乱を避けるための方策がとられているのか。

1980年代後半のデビュー時にはコミックロールをやっていたらしい。最初に脚光を浴びたのは In Harihar Nagar (Malayalam - 1990) Dir. Siddique-Lal の主演4人衆のひとりとして。本作の監督のシッディクはもちろんツイン監督の片割れの方だ(ああ、ややこしい)。90年代中盤にはなにやら躓きがあったらしくキャリアが一時中断、90年代後半に返り咲いて、この頃から悪役街道を爆走とある。IMDbの登録を見ると、1996年の出演作が僅か1本しかないが、それ以降は出ずっぱりだ。

いわゆる筋肉系悪役ではない。しかしクライマックスでは自分で武器を取り、ピストルとかを突きつけて圧倒的な優位に立ちながらも、そこで得意になって演説始めて、結果的に隙ありってことで成敗されちまう。インド映画はみんなそんなだと言われればそれまでだが、特にこの手の詰めの甘い奴って役柄が多いように思う。

このクドい顔が登場すると、直感的に悪い奴だと分かってしまう、そのくらいのタイプキャスト。しかしテレビの世界では別の一面も持っていて、1998年から始まった大人気連続ドラマ Sthree ではヴィナヤ・プラサードの夫役、正直者の苦労人をやってお茶の間の顔となった。このソープオペラは文字通りにケララの奥様方の紅涙を絞り、2年に渡って続いた後に、TVドラマとしては異例なことながら2005年に続編が制作・放映されることになったという。それにあたっての The Hindu のインタビューはこちらだが、この記事のインパクトはテキストにあるのではない、もちろん冒頭の写真の方だ。

うーん、そういうことだったのかあああああ。念のためだが、これが件のTVドラマのスチルではないことはこちらを見ればわかる。つまりスクリーン外では潔くカミングアウトしちゃってんだな、このオッサンは。

siddique2.jpgsiddique3.jpg

だからなのか、スクリーン上では無闇にバラエティに富んだヘアスタイルなんだよな。時には強引なものもあるが、概してよく馴染んでる。当エントリーのトップに掲げた Pachakkuthira でのフィット感は神業だ。よほど腕の立つ腹心のヘア担当がいるのか、金を惜しまず舶来高級品を買い求めているのか。ともかく、痛いほどの不自然さに正視するのが辛くなる●●さんとか××さんには見習って欲しいもんである。

投稿者 Periplo : 05:19 : カテゴリー brown dwarf galaxy
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2009年10月18日

大部屋以上明星未満★31

Saikumar [Sai Kumar]

ちきしょーっ、年とってくっと涙もろくなっていけねえや。

saikumar1.jpg
Minnaminnikkoottam (Malayalam - 2008) Dir. Kamal より

もう30回を超えたこのシリーズ、いい加減なとこで悪の二大巨頭とお笑い二大巨頭も紹介せなアカンて気になった。

しばらく前に見た Minnaminnikkoottam、お洒落なIT企業に勤める若いのがくっついたり離れたりするトレンディ・ドラマ(爆)、頭抱える男女7人タワケ物語だったのだが、ミーラ・ジャスミンの父役のサイクマールには泣いた。このお父さんてのがいじらしくて、健気で、哀れで、紅涙絞られるとはこのことかってなもんなのよ。あ、紅涙ってのはオバサンの場合か。ともかく、サイクマールで貰い泣きしてるオイラは、もうふつーの日本の小父さんには戻れないこと確定だろうな(哭)。

維基百科によれば1963年生まれ。父は演劇界でも高名だった俳優の Kottarakkara Sreedharan Nair。この人はChemmeen (Malayalam - 1965) Dir. Ramu Kariat でのヒロインの父役が有名。姉の Shoba Mohan も女優。ショーバの息子、つまり甥に当たるVinu Mohan も2007年にヒーローデビューしている。

テルグ映画界にも同名の俳優がいて、お回りアクションなどを得意としているらしいが、ケララのサイクマールもたまにテルグ映画で悪役出演してる(目撃情報はこちらなど)。いい加減にしてくれ。

バイオグラフィーは2006年の The Hindu 記事 Second innings に詳しい。マ映画界に多彩な人材を供給し続けている喀拉拉人民芸術倶楽部(KPAC)に20歳で入団し、演劇人としての第一歩を踏み出す。

映画デビューは Ramji Rao Speaking (Malayalam - 1989) Dir. Siddeique - Lal。いろいろな意味でエポックメーキングだったこの作品、サイクマールは第一ヒーローだったのだ、今となっては信じがたいが。当時は水も滴る男前だった、とかそういうんでは全然なくて、単に今よりも少し細くて情けない感じだったってだけなんだけど。それにこのヒーローが贋の脅迫電話をかけるシーンでは、すでに今日の強面の萌芽が充分に見て取れる。ともかく大ヒットした本作の勢いに後押しされて Chamayam (Malayalam - 1993) Dir. Bharathan の頃までは順風満帆だったらしい。上にリンクした記事によると、なにやら込み入った事情からそれ以降仕事を干され気味になったという。初めて悪役としてキャストされたのは Ayushkalam (Malayalam - 1992) Dir. Kamal で、それ以降はハードコアな悪の道を歩む。

その精進の結果として今日のこういう完成形があるわけなのだ。

saikumar2.jpgsaikumar3.jpg
Roudram (Malayalam - 2008) Dir. Ranji Panicker より

The Hindu 記事によれば、悪役に偏り過ぎないように役を選んできたということだが、それ以外のものは見てるはずなのに不思議と記憶に残ってなかった。ともかく、無闇にベラベラ喋りまくり、充血眼を剥いて見栄を切るってのが固定イメージだったなあ。

しかし Chotta Mumbai (Malayalam - 2007) Dir. Anwar Rasheed で、実年齢では3歳年上のモーハンラールの親爺役をやってるのを見て、芸域の広さに驚倒した。Baba Kalyani (Malayalam - 2006) Dir. Shaji Kailas での無力なインテリ役にも括目させられた。とんでもない数の映画に出演しているはずなのにTVでも活躍中らしい。たとえばこちらの記事によれば、2009年秋の今現在同名映画作品が話題沸騰中の Pazhassi Raja を連続TVドラマで演じたという。こりゃあ凄く見てみたいわ。

付録:日本人によって撮影された生写真

投稿者 Periplo : 01:07 : カテゴリー brown dwarf galaxy
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2009年08月07日

Rest in Peace : Murali

ripMurali.jpg

こう訃報ばかり続くとさすがに垂れ込めてくるものがあるが、掲載しない訳にもいかない。

Popular Malayalam actor Murali passes away

Thiruvanathapuram, Aug 6 (PTI) Versatile Malayalam actor Murali died at a hospital here this evening, family sources said.

55-year-old Murali, an acute diabetic, was hospitalised in a serious condition this evening. He is survived by his wife and daughter.

Murali had won the national award for best actor in 2002 for the film "Neythukaran".

He was also the chairman of the Kerala Sangeeth Natak Academy.(8月6日付 PressTrust 記事の全文)

画像は昨年公開の Swarnam (Malayalam - 2008) Dir. Venugopan から。

当サイト上での過去記事はこちら

それにしても、ケララ現代史のコミュニストの巨人・EMSナンブーディリパッドをこの人が演じたという Neythukaran (Malayalam - 2002) Dir. Priyanandanan はホントに見てみたい一本なのだけれどねえ。

投稿者 Periplo : 02:35 : カテゴリー brown dwarf galaxy
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2009年07月31日

Rest in Peace : Rajan P Dev

RajanPDev.jpgRajan P Dev

写真は April 18 (Malayalam - 1984) Dir. Balachandra Menon から。映画のキャリアとしては初期のもの。

6月29日、コーチンにて没、享年55歳(58歳報道もあり)。

Veteran actor Rajan P Dev, who won critical acclaim for the ease with which he portrayed villainous roles in Malayalam and Tamil cinema, is no more. The actor, who was suffering from liver complications and chronic diabetes, passed away in a private hospital in Kochi on Wednesday morning. He was 55.(Times of India 記事 Actor Rajan P Dev dead より)

印度人の平均寿命は日本人と比べたらまだまだ短いということは頭では分かっているつもりだけれど、50代の死に直面するたびに打ちのめされる。そして肝機能障害系の死因が多いように感じるのは気のせいか。God's own country の映画人は大いなるストレスとともに生きることを強いられているのだろうか。

まず演劇人として相応の地歩を固めた後に映画界入り。80年代前半のことだったらしい。以降、マラヤーラムを中心に南印4言語映画界全てに足跡を残した。ドスのきいた悪役が中心で、特にマラヤーラム映画の一大ジャンルであるポリティカル・スリラーには欠かせない人材だった。ウィキペディアのバイオグラフィー、IMDb でのフィルモグラフィー、それから唯一見つけることができた生前のインタビューに基づく記事(2005年)。

ラスト出演作は今月上旬に公開された Ee Pattanathil Bhootham (Malayalam - 2009) Dir. Johny Antony ということのようだ、合掌。

投稿者 Periplo : 05:39 : カテゴリー brown dwarf galaxy
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2009年07月23日

大部屋以上明星未満★30

Riza Bava [Risa Bava, Riza Bawa, Risabawa, etc.] 

johnhonay1.jpgjohnhonay2.jpg
johnhonay3.jpgjohnhonay4.jpg

In Harihar Nagar (Malayalam - 1990) Dir. Siddique-Lal より。マ映画の歴史に残るキモい悪役メイクだと思う。不気味に白い肌にカーリーな茶髪、最初に見たときはちょっとやり過ぎだと感じたが、アングロインディアンという設定なのだろうか。字幕がないので確認できない。

このオッさんに関しても分からないことだらけ。頼みの綱のウィキペディアもたったこれだけ。誤解されやすい名前のせいで、時々女優として分類されていたりする。ひとつだけハッキリしてるのは上に挙げた In Harihar Nagar でのジョン・ホナイという名の悪役がケララの衆の間でも相当なインパクトを持っていたということ。同作の続編である To Harihar Nagar (Malayalam - 2009) Dir. Lal の制作が発表されてから、果たしてジョン・ホナイは復活して登場するのかというのがかなり話題になっていた。結局どうだったのかは分からないが。

IMDbでは In Harihar Nagar から始まる45本が登録されているが、本作でデビューだったのかどうかは不明。

それ以降も基本は悪役。ハリハル・ナガルでのようなイッちゃってる奴よりは、中産階級のいやらしい偽善者、みたいなのが多いかな。なんか思うんだが、マ映画界って味のある悪役がむやみに多くないだろか。当エントリーで30回になるこのシリーズでも悪役を結構紹介してきたし、ホントの大物はまだこれからだし。売れっ子悪役の多くが北インドからの出稼ぎっていうテルグ映画界と好対照だ。

そうは言っても悪役以外でも印象的な出演作も多い。お莫迦ホラーの傑作 Pakalpooram (Malayalam - 2002) Dir. Anil-Babu ではゴーストバスターでもある徳の高いお坊さん役。お公家さんを思わせる立ち振る舞いに説得力があった(左下)。

Romeo (Malayalam - 2007) Dir. Rajasenan では、5歳児の知能に戻ってしまった壮年の大男を演じて、観客をほろりとさせた(右下)。

Pakalpooram1.jpgromeo2.jpg

それにしてもリサバーワでほっこりしちゃってるオイラって、もう堅気には戻れないか?

投稿者 Periplo : 04:26 : カテゴリー brown dwarf galaxy
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2009年07月19日

大部屋以上明星未満★29

Subair.jpgSubair [Subeir]

剥きたてのツルンとしたゆで卵というか、ラッキョウというか、一度見れば結構記憶に残る顔だ。出演本数も少なくないが、役の重要度からいうとかなり大部屋寄り。こないだ Twenty:20 (Malayalam - 2008) Dir. Joshiy の出演スターさん一覧表を作った時に、唯一この人だけ写真つきのバイオグラフィーがどーしても見つからなかった、そのくらいマイナーな存在(が、本日になって確認したところ、AMMAの 会員名簿に写真が追加されていた)。

インタビューなどは見当たらない。ほぼ唯一のバイオグラフィーもどきはウィキペディアのエントリー。それから IMDb のリスト。なおIMDbには Subair (II) というマラヤーラム映画のプロデューサーの登録もあるが、これは別人なのか、どうなのか。

芸風というか役柄は一貫して「嫌味な奴」。政治家だったり警察幹部だったりするが、大抵いつも機嫌が悪くて、傲慢で、腹黒い。ただし腕力には滅法弱くて、ちょっと拳を振り上げられただけでも縮み上がっちまう。ロマンスものよりはスリラーで遭遇することの多い悪役。まあただ、これはあくまでもDVDで鑑賞した限りの印象。TVシリアルではマイホームパパをやってたりするのかもしらん。確認不能だが、ホントにそうだったらますます面白いね。

たまに偶然にこういうピンナップが見つかることもある()が、キャプションが振られてないから使えないんだな。

投稿者 Periplo : 21:51 : カテゴリー brown dwarf galaxy
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2009年07月12日

人騒がせな奴ら(5)

sargam.jpgAmritha [Amrutha]Rambha

いや、あんのランバーちゃんが、生まれはテルグ人で、なぜかデビューはマラヤーラム映画だったとは。左の画像はそのデビュー作 Sargam (Malayalam - 1992) Dir. Hariharan のもの。本作での役どころは歌のうまい婆羅門の娘さん。太ももは完全に隠されている。というか、まだ半分子役といった印象だ。

ヴィジャヤワーダ育ちの太っちょ娘が親戚の住むチェンナイにやってきて、高校(大学?)のステージでハリハラン監督の目に留まり、請われてケララでの撮影に臨む。そのあたりの詳しいストーリーは rediff のインタビュー(2000年)に詳しい。オマケにこれ、結構笑える。

この Sargam で、アムリタはケララ州映画賞の新人賞を受賞、そして作品は国家映画賞の最優秀娯楽映画賞を獲得した。本作はVCDが入手可能。

続く2本目の出演作は、タイトルはハッキリしないがテルグ映画で、念願の女優メイクとミニドレスを与えられてご満悦だったらしい。おそらくはこの時点でセクシーなランバーという芸名に変更したのではないか。

Sargam では化粧気のないランバーにも吃驚だが、一番の衝撃はこの作品が「神の与えしもの」というタイトルで日本で映画祭(アジア・フォーカス)公開されていたってことだ。もしかして日本で公開された唯一のマラヤーラム娯楽映画か?

投稿者 Periplo : 00:27 : カテゴリー brown dwarf galaxy
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2009年07月09日

大部屋以上明星未満★28

Rakshakan

Kalabhavan Maniウィキペディアによれば1970年生まれ。

前回エントリーでは勢いだけで「30代の第一線スターさんがいない」などと吹かしたことを書いてしまった。訂正、ギリギリ30代スターさんがいたじゃんか。

長身で手足も長くて、引き締まった体躯。アクションを得意とするが、ただ普通にバイクに乗ってるだけでも格好イイ。小麦色の肌に愛嬌のある顔立ち、踊りもそこそこ上手い上に、プロの歌手を兼業していて幾枚ものCDをリリースしている。サウスのスターさんとしての条件をこんなに満遍なく満たしてる奴も珍しい。

以前紹介した芸能学校カラーバワンの出身で、物真似芸人として出発。その後俳優としてとして開花し、マラヤーラムを中心にタミル、テルグでも幅広く活躍。その多くはコミック・ヴィーランで、インターミッション前にひとしきり暴れて館内を沸かせるがクライマックス前にどこかに消えてしまう、みたいなパターンが多い。

シリアスな演技としてはVasanthiyum Lakshmiyum Pinne Njaanum (Malayalam - 1999) Dir. Vinayan での盲目の吟遊詩人役で国家映画賞主演男優賞の審査員特別賞を獲得。ちなみにこの作品はヴィクラム主演で Kasi (Tamil - 2001) Dir. Vinayan としてリメイクされている。Vasanthiyum Lakshmiyum Pinne NjaanumKasi もまだ見ちゃいないのだが、たとえば Anandabhadram (Malayalam - 2005) Dir. Santosh Sivan でマニさんが盲目の剣士として登場するのは、おそらくこれを踏まえた本歌取り。

ただしこの受賞はキャリアの方向性を決定的に変えるものではなかったらしい。その後再び主演作を送り出すのには Ben Johnson (Malayalam - 2005) Dir. Anil C Mohan まで待たなければならなかった。これは痛快お巡りアクション。以降、この路線の主演作と、なんでもござれの脇役出演とで大車輪状態で今日に至る。

マ映画に関しての情報が豊富なブログ、Varnachitram にこれまでに掲載されたマニさん評。

Usually Kalabhavan Mani movies do not become the talk of the town, but just silently recover their cost and this could be one of them.(Preview: Kali より)

On the one side there are movies by stars which run for many days even if the story seems to have been written by a neo-literate. Then there are movies like Nottam and Out of Syllabus which have good stories, but since they do not have stars, vanish from movie screens. In between lies Kalabhavan Mani movies. His movies are not expensive to make and loyal Mani fans make it a success and the producer gets his money back.(Review Roundup: Ravanan より)

The talented Kalabhavan Mani is a different genre altogether. His low budget movies always recover the cost and makes the producers happy. Mani is very versatile and can almost any character - from comedian to police officer to villain. He can sing too. He is one man mobile enertainment unit.(Multiple roles より)

まず第一にべらぼうなギャラを要求しない、その上で投資額をきっちり回収できる固定的な客層を掴んでいる。なおかつオファーが来れば露出の少ない脇役でもなんでも引き受ける。サウスでもまれに見る優等生スターといえるのではないか。

投稿者 Periplo : 21:41 : カテゴリー brown dwarf galaxy
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2009年06月28日

投げ遣りはいけない

yarinage.jpg

Twenty:20 (Malayalam - 2008) Dir. Joshiy ネタの続き。

ふたつほど訂正。

ひとつは、本作のランタイムがDVDでは2時間45分であったということ。ウィキペディアでは確かに3時間15分とあるが、これはDVD化にあたってトリミングが加えられたということなのか、どうなのか。30分の違いは結構大きいよねえ。

ふたつめは、何となくネット上で流通していた「67大スター」という釣り書きについて。本作は珍しくエンディングロールで出演者全員の名前が表示される(ただしマラヤーラム語)のだが、縫い針の先っぽを使って数えてみたところ、71の人名が確認できた。日頃から脇役マニアックスとして騒いでいるのだからここで横着をこいちゃいけねえ、前ポストでの投げ遣りを改め、心を入れ替えてキャスト完全版を以下につくってみました。エンディングの一覧を見ると、ほんの数カットしか出てこない奴にも実はそれっぽい役名が振られてたりするんだけど、さすがにそこまでは記録しきれず。若干ネタバレ注意報。

追加の感想:

2004年に最高潮だったAMMAの内ゲバの負け組の皆さんはやっぱり登場率が低かった。

他所でも指摘されていることだけど、3番手のスター、スレーシュ・ゴーピが演じる警官アントニーは本作中で一番よく練られた良いキャラだったね。スレーシュさんが日頃演じてるお巡りのパロディ。でありながら、共感と同情を呼ぶ魅力があり、ストーリーを牽引していく役割も果たしている。で、この人がクライマックスの仇討殺人の現場に到着する場面というのが凄い。正義は復讐者の方にあると見た警官が大胆な目こぼしをするというのは、インド映画では結構あるプロットなんだけどさ。ここでのスレーシュさんは、仏心を見せるというよりは、ブチ切れて投げ遣りになっちまうんだな。ここで展開される屁理屈っていうか落としっていうのが、笑えて、しかも唸らされる、マ映画らしい一面なのではないかと思ったりしたのだ。

2020boys.jpg
それにしても、ノンケの人がこのポスター見たとして、スターさん群像だと認識できるだろうか。

キャスト一覧。数字は本作エンディングロールでの登場順位を表す。1~53番が男優、54番以降が女優。本リスト末尾の4つは劇中の役柄が分からなかった人名。

Ramesh Nambiyar and his gang
02.Mammootty:Advocate Ramesh Nambiyar
45.Suraj Venjaramoodu:Ramu, a servant of Ramesh Nambiyar
47.Kunchan:an assisitant of Ramesh Nambiyar
46.Vijayakumar:an assisitant of Ramesh Nambiyar
49.Babu Antony:Vikram Bhai, friend of Ramesh Nambiyar
58.Gopika:wife of Ramesh Nambiyar
65.Kulappulli Leela:Nani, a maid servant

Devan and his gang
03.Mohanlal:Devan aka Devaraja Prathapa Varma
25.Jagathy Sreekumar:Sankar, an assistant of Devan
41.Anil Murali:an assistant of Devan
44.Madhu Warrier:an assistant of Devan
42.Edavela Babu:Jose, an assistant of Devan
43.Baiju:an assistant of Devan
60.Sukumari:Leelamma, a drama artist
59.Kavya Madhavan:Ancy, a drama artist

Antony and police officers and his family
04.Suresh Gopi:SP Antony Punnekkadan
29.Sadiq:Harish, Antony's lieutenant
07.Mukesh:CI Jayachandran Nair
16.Jagadish:Nakulan, a constable
20.Lalu Alex:DIG Krishna Das
21.Manianpillai Raju:a constable
28.Salim Kumar:Indhuchudan aka Kabish Balamasi Narasimham
14.Biju Menon:Traffic control ASP Jacob Eerali
08.Sreenivasan:Kunjappan, a constable
50.Subair:a sub jail officer
51.Chali Pala:a sub jail officer
63.Karthika:Alice, wife of Antony Punnekkadan
66.Baby Nayanthara:daughter of Antony Punnekkadan

The Menon family
01.Madhu:Retired Justice Vishwanatha Menon
55.Kaviyoor Ponnamma:Bharathi Amma, wife of Vishwanatha Menon
15.Siddique:Madhavan aka Thiruvambadi Madhava Menon, son of Vishwanatha
56.Bindu Panickar:wife of Madhavan
31.Indrajith:Arun Kumar, son of Madhavan
22.Vijayaraghavan:Balan, son of Vishwanatha
62.Ponnamma Babu:wife of Balan
61.Sindhu Menon:Padmini, daughter of Vishwanatha
13.Manoj K Jayan:Mahi aka Mahendran, husband of Padmini
32.Shammi Thilakan:Ganesh, grandson of Vishwanatha
34.Madhupal:Sekhar, brother-in-law of Balan
19.Janardhanan:a friend of Vishwanatha in Delhi
18.Innocent:Kuttikrishnan, a servant
35.Indrans:a watchman

Thieves and rowdys
12.Kalabhavan Mani:Karingal Pappachan, a rowdy
33.Biju Kuttan:Ottu Murali, a thief
27.Harisree Ashokan:Puttu Varghese, a thief
26.Cochin Haneefa:Rat Vasu, a thief
69.Kalpana:Para Mary, a thief
39.Mohanraj:a rowdy
40.Baburaj:Stephen, a rowdy

Trivandrum politicians
17.Sai Kumar:PWD Minister Mathaichan, Madhavan's associate
38.T P Madhavan:Mathaichan's personal assistant

People at law courts
11.Lal:Radhakrishnan, a public prosecutor
23.Mamukkoya:Valakkaram Khadar, a witness
24.Jagannatha Varma:a judge
30.Babu Namboothiri:a judge

People of Bangalore Medical Collage
06.Dileep:Karthik Varma
57.Bhavana:Ashwathy
05.Jayaram:Dr. Vinod Bhaskar
67.Radhika:a friend of Ashwathy, Vinod Bhaskar's lover
70.Jyothirmayi:Jyothi, presenter of the beauty pagent

Others
36.Mala Aravindan:Kurup, tea shop owner
37.Ajay Kumar (Unda Pakru) :a worker in the tea shop
54.Nayantara:Disco Queen
09.Prithviraj:Disco dancer
10.Jayasurya:Disco dancer
52.Kunchacko Boban:Disco dancer
53.Manikuttan:Disco dancer

48.Kalasala Babu:???
68.Shoba Mohan:a member of Menon family?
64.Usha:a member of Menon family?
71.Chatrikasa:Collage principal?

petitnayan.jpg
次世代女王の座を狙うベイビー・ナヤンちゃん。

投稿者 Periplo : 23:00 : カテゴリー so many cups of chai brown dwarf galaxy
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2009年04月11日

地味だが滋味ある話

zeenath.jpgmenaka.jpg

現役でのマラヤーラム映画の二大出づっぱりお母さん女優。左が Zeenath、右が Manka (Manga) Mahesh。イメージはいずれも Paradesi (Malayalam - 2007) Dir. P T Kunhi Muhammad から。

ズィーナトの方は1962年生まれ、マンガ・マヘーシュの生年は不詳。最近のマ映画10本見ればそのうち8本にはこの二人のうちのどっちかがお母さんとして出てるってくらいのもんじゃないだろか。にもかかわらず、なんか影が薄いんだよね。

スクマリ(1940年生まれ)、カヴィユール・ポンナンマ(1944年生まれ)、KPACラリタ(1947年生まれ)の御三家の存在感があまりに大きいのが原因か。この三人が「お母さん」よりは「お婆ちゃん」役が相応しい年齢に達しているのは確かなのだが、それぞれにとんでもなくキャラがたってる。ズィーナト&マンガ・マヘーシュあたりだと、ちまちました常識人という印象で、どうも記憶に残らないんだな。

今回はこの二人のうちのズィーナトに関する珍ニュース。

This year’s Kerala State Film Awards had its share of controversies, one of which was about the award for the best dubbing artiste. Seasoned character actor Zeenath was declared the winner for dubbing the voice of Shwetha Menon in ‘Parade shi.’ Zeenath’s elder sister, Hafzath, however, was surprised at the news for she also had dubbed for Shwetha in the movie. The elder sister had dubbed for the older version of Shwetha’s character, and the younger sister for the younger version.

The confusion, however, was cleared by the Academy and now both the sisters will be sharing the award. (The Hindu 記事 Sister act より)

えーと、つまり Paradesi (Malayalam - 2007) Dir. P T Kunhi Muhammad でのシュウェちゃんの声はやっぱり吹き替えだったわけだ。そしてそれを担当したのが、若い時分のパートに対してはズィーナト(脇役で出演もしてるのだが)、老境の部分に対してはズィーナトの姉のハフザートで、2008年度のケララ州映画賞の最優秀吹き替え賞を揃って受賞したとのこと。ただし、このダブル受賞が明らかになるまでに、事務方の不手際などがあり(別の The Hindu 記事など参照)、若干揉めたというのだ。

paradeshi02.jpgparadeshi03.jpg

まあ、そんなこんなはあったとしてもエエ話やね。一人の女性の声を二歳違いの姉妹が交代で受け持つ(これを示唆したのはラルさんだったという)という芸の細かさ。コーリコード出身のシュウェちゃんだけど、やっぱり育ちがコスモポリタンすぎてこの地方のムスリム女性の方言を喋るのは無理だったか。

ズィーナトは語る。

I wasn’t too keen to dub since I had a role in the film, but Mohanlal, the film’s hero, and the director insisted that I dub for Shwetha too. They felt that I could do justice to the dialect of an Eranadan Muslim woman as I am one myself.” (同上)

そして印度映画女優のキャリアの道筋についても。

Although she is enjoying her stint in cinema, she feels she was slotted into the ‘Mother’ category a bit too early into her career. “In Malayalam cinema, once a mother always a mother; you have to dye your hair grey and have to wear a ‘settu mundu’ all the while,” she smiles.(同上)

なるほど、一度でもお母さんをやってしまうと、もうそれ以降はひたすらよき母となるように圧力がかかってくるわけだ。役作りでも「老け」を加速させる要請が強まるんだな。Punnagai Mannan (Tamil - 1986) Dir. K Balachander と Thalapathi (Tamil - 1991) Dir. Mani Ratnam とで、別人みたいに変貌してしまったシュリーヴィディヤなんかを思い出したね。

投稿者 Periplo : 00:27 : カテゴリー brown dwarf galaxy
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2009年04月09日

大部屋以上明星未満★27

Byon, Master Byon 100パーセントの自信はないが、読みは「バイヨン」。

bharatham.jpgTmTenkashi.jpgchronicB.jpg

子役の男児に「Master」、女児に「Baby」とつけるのは印度独自の習慣なのかね。

普段子役にはさほど興味を持ってはいないのだが、ひょんなことから行き当たった特異な子役出身俳優の紹介。

he has had the rare privilege to play the childhood of a whole range of stars, including the superstars of Malayalam and a superstar of Tamil cinema too. The stars whose childhood Byon had played in various films are; Mammootty (Valiyettan), Mohanlal (Bharatham), Suresh Gopi (Thenkaasipattanam), Sarath Kumar (the Tamil re-make of Thenkaasipattanam), Dileep (Kaakkaykkum Poochaykkum Kalyaanam), Mukesh (Ente Sreekuttikku), Narendra Prasad (Yaadavam), Vijayaraghavan (Kudamaattam) and Vijayakumar (Thalasthaanam). And now, in Siddique’s Chronic Bachelor, Master Byon is playing Junior Mammootty a second time.(Screen Weekly の2003年記事 Byon: Again as Junior Mammootty より)

要するに、単なる子役なのではなく、主人公の幼年時代というのを幾度となく演じた珍しい経歴の持ち主なんだ。「回想の子供時代」というパートで登場する子役を見るたびに、この子が選ばれたのはやっぱスターさんの幼年期の面影があるからだろうかなどとボンヤリ考えたりしてたのだが、上にあがったスターさんたちとの骨相学的共通点はほとんどないな、バイヨン君には。

写真は左から Bharatham (Malayalam - 1991) Dir. Sibi Malayil でのモーハンラールの幼年時代、Thenkasipattanam (Tamil - 2002) Dir. Rafi でのサラト・クマールの少年時代、それから Chronic Bachelor (Malayalam - 2003) Dir. Siddique でのマンムーティの少年時代。

生年はよくわからないが、Chronic Bachelorの時点で16,17才、というところか。既に子役というには微妙な年齢。この仮定があたっていれば2009年の現在は23,24才。

マラヤーラム俳優組合AMMAのサイト中にも紹介ページあり。しかしいつもながらボケてて分かりにくい写真だ。

幼時にこれだけの大スターの子供時代を演じたこの子が現在どんな感じかというと…。

一応ハンサムの部類に入るのかもしれないけど、なんか線の細い奴なんだな。

flashdriver.jpg
Flash(Malayalam - 2007) Dir. Sibi Malayil より。

名家の子女であるヒロインの従姉妹と恋仲になり、それが露見して放逐されてしまうお抱えドライバー。タミルやテルグ映画ならこのシチュエーションから大ロマンの展開が待っていそうだが、社会的身分関係の上下に関して割と保守的なマ映画ではそうも行かない。ネタバレを避けるために詳細は省くが、あまりに情けなさ過ぎる役柄、とだけ言っておこう。

成人してからの出演がネット上で確認できたのはこれの他にもう一本、Thirakkatha (Malayalam - 2008) Dir. Ranjith だけ。

こっちでは、はっきりと確認はできないのだが、おそらくは映画女優のプリヤちゃんが最初に共演する二枚目ヒーローの役。「典型的なチョコレート・ヒーローで、間もなく映画界からフェードアウトした」と語られる奴だ。ちなみにこの人がモデルなのはまず間違いない。

さてさて、この子にブレイクのチャンスはやってくるのかね。それともこのまま静かに脇役街道を歩んでいくのかね。取り立てて応援しようとも思わないが、気長にヲチするつもりだ。

上に引用した記事の末尾には、

child actor-turned-stars like Vineeth Kumar, Shalini, Kavya Madhavan, Sudheesh, Geethu Mohandas, etc.

なんていう記述もあって、勉強になるのだった。

投稿者 Periplo : 15:23 : カテゴリー brown dwarf galaxy
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2009年04月07日

人騒がせな奴ら(4)

4回目にもなっちゃったら立派なシリーズものだわな。

nandhanam.jpgtanthra.jpg

Aravind, Aravindar Singh, Aravind Akash

ふつうマ映画ではこの手の顔はムンバイ・ギャングの三下という役どころなんだが。

Nandhanam (Malayalam - 2002) Dir. Ranjith での登場(左写真)があんまりにも凄い役だったんでちょっと気になっていた。ふつうこういう役はもっと凄い俳優がやるもんだと思ってたんで。でも冷静に考えれば無名だからこそオファーが来たんだろうね(ネタバレ自重)。この映画ではオープニング、エンディングどちらにもキャストの表示がないが、出回っているレビューの類では Aravinder [Aravindar] Singh の名前が掲載されていた。サウス人で Singh という苗字は聞いたことがないし、北インドからの出稼ぎの人なのかねと思ってそれきり放っといたのだが、こないだ Nagaram (Malayalam - 2007) Dir. M A Nishaad の中のソングシーンに一瞬だけサブリミナル的に出てきて驚いた。こいつをサブリミナルに見せて何かいいことあるのか?

またそれで忘れてしまっていたのだが、さらについ最近シュウェちゃんギャラリー見てて三度吃驚。下から二枚目、Swetha in Thantra with Aravind のキャプションのあるイメージ、このニイちゃんが写ってんじゃん!

しかもこの Tanthra (Malayalam - 2006) Dir. K J Bose、もう随分前に見てるんだよね(右写真)、シュウェちゃんにしか目が行かなくて気づかなかったんじゃ。本作のエンディングロール上での表記は Aravindar の一語名前。

これだけのキーワードが揃うと、色々情報がたぐられて来た。ウィキペディアのエントリーでは、また別の名前 Aravind Akash。どうやら現状ではこれで固定しているようだ。意外にもタミル映画界が本拠地。最近のタミルのBクラス・ヤング映画で主役級になりつつあるようだ。しかし出自は相変わらず不明。

こちらの動画ではタミル語を流暢に喋っている。こちらのチャットに関する記事によれば、ダンサーとして出発したらしい。マラヤーラムのTV界では素人のダンス・コンペの審査員を務めているようだ。…って、もうイイよ!

ひとこと言わせろ、どーしてこーBクラスの奴に限ってころころ名前を変えるんじゃ、付き合いきれん。

投稿者 Periplo : 03:28 : カテゴリー brown dwarf galaxy
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2009年04月05日

タミレカは語る

しつこくタミレカねただ。

tamirekhaITV1.JPGtamirekhaITV2.JPG

webindia123サイト上にいつのまにかアップされていた28分のインタビュー。タミレカの場合マ語での受け答えが9割5分といったところか。それでも飽きずにみられますた。この年頃の小母さんらしく、結構ベラベラ喋る人なんだね。インタビュー冒頭に Dasaratham (Malayalam - 1989) Dir. Sibi Malayil に関する質問が立て続けになされているところからすると、これがマラヤーラムでは代表作と見做されているのか。やっぱ見てみたいわ。

それにしてもこのインタビュー集、脇役マニア的には物凄くオイシイのだけれど、英語字幕をふってくれないかねえ。

投稿者 Periplo : 01:20 : カテゴリー brown dwarf galaxy
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2009年02月20日

人騒がせな奴ら(3)

研究のためとはいえ、こんなむさいイメージを載せちまって忸怩たるものがある(泣)。

anirudh.jpgアビシェーク・バッチャンになれなかった男、サイジュ・クルップが業績不振から芸名変更。

名匠ハリハラン監督による Mayookham (Malayalam - 2005) でデビューしたにもかかわらず、その後鳴かず飛ばず。同作で一緒にデビューしたマムター・モーハンダースちゃんが、正統派ヒロイン路線ではないにせよ順調にキャリアを伸ばしてるのとはえらく対照的に。

で、人騒がせな打開策に出たというのだ。つまり、芸名を Anirudh に変更して、タミル映画にも進出。詳細は indiaglitz 記事 Anirudh stars in 'Marubadiyum' にて。しかしマ映画俳優には珍しいオフィシャルサイト(よっぽど暇だったのか)のURLは http://www.saijukurup.com/ のまま。どう始末をつけるつもりなのか。

投稿者 Periplo : 01:22 : カテゴリー brown dwarf galaxy
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2009年01月25日

大部屋以上明星未満★26

Shankar [Sankar]

shankar1.jpgshankar2.jpg
Oothikkachiya Ponnu (Malayalam - 1981) Dir. P K Joseph より

「あの人は今」って番組があったら真っ先に取り上げられるな。

プレーム・ナシールやサティヤンといった白黒時代の明星が第一線を退き、怒れる若者ジャヤンが事故死(1980年)した後の数年間、マ映画トップスターだったのがこの兄ちゃんというかオッさんというか、のシャンカルさん。

IMDbの登録は Shankar (IV)名義で全部で45本。そのうち1960年代の2本は別人のものが混入していると思われる。1979-1987年にコンスタントな出演を記録し、残りは1991年に2本、2000年代に入ってから3本。この2000年代のものも本人か別人か若干怪しい。ヒーロー役の最盛期は1984年ぐらいまでか。それ以降、モーハンラール&マンムーティの台頭で完全に脇に押しやられてしまったんだな、このシャンカルさんは。

最近になってウィキペディアにバイオグラフィーがアップされていることを発見。1960年トリシュール生まれ。意外にもデビューはタミル映画。マラヤーラムだけでなくタミルでも結構な人気を誇ったとされている。特徴的な芸風もない、ただボヤンと立ってる二枚目(←当時の基準で)という感じだけどね。80年代後半からは米国でのビジネスにより多くの時間を割くようになり、映画界からフェードアウト。この離脱にあたってどんな事情があったのかは不明。どうもその後一度カムバックをはかったらしいのだが、その時期も不明。上記フィルモグラフィーの1991年の2本がそれにあたるのかな。

その2本のうちのひとつは、プリヤン監督ラルさん主演の Abhimanyu (Malayalam - 1991) Dir. Priyadarshan。シャンカルさんの役どころは、スラムを脱出するために貧しい恋人を捨てて金持ち女に乗り換える人非人。かつての全盛期には考えられなかったキャラだけど、これはプリヤン先生がいぢわるだったからなのか、本人がイメチェンを図って望んだことなのか。相変わらず芝居はイマイチだったけど、80年代には見られなかった敗残の風情が加わって、この映画の暗い情趣にはマッチしていた。多分これがDVDで見られる唯一のシャンカル出演マラヤーラム映画。

上のウィキペディア記事によると、現在もなお児童映画やTVなど芸能ワールドの周辺に出没しているらしい。老いたカサノヴァ役などやれば凄味があるのではないか。そんな役ないか、マ映画には。

上の写真の Oothikkachiya Ponnu では、シャンカルがヒーロー、マンムーティ&モーハンラールが脇役で出演している。両巨頭初の共演作だという。2人で殴り合いのシーンなんかもあるよ。

投稿者 Periplo : 03:32 : カテゴリー brown dwarf galaxy
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2009年01月11日

大部屋以上明星未満☆25

Monisha Unni 

もっと沢山出演作を見てからエントリーしようと思っているうちに無駄に時間が経ってしまった。ほっそりとした肢体にポッチャリとした顔、典型的なケララ娘の容貌。萌えと実力を兼ね備えたスターの道を歩むことが期待されたのだったが。

Monisha01.jpg
プリヤン監督作 Midhunam (Malayalam - 1993) 冒頭のオマージュ。なお、本作への出演はない。

1971年バンガロール生まれのケララ人の女優・舞踊家。1992年に交通事故により21歳の生涯を閉じた。母の Sreedevi Unni もまた古典舞踊家。舞踊団 Monisha Arts を率いて現在も活躍中。モニシャも幼時からバラタナティヤムを始めとした舞踊の訓練を受け、各種の賞を受賞していた。彼女を映画界へ導いたのは小説家・脚本家として著名なM.T.ヴァースデーヴァン・ナーイルだった。そのMTが脚本を手がけたデビュー作 Nakhashathangal (Malayalam - 1986) Dir. Hariharan でいきなり国家映画賞主演女優賞を獲得、それから7年間の間に出演したことが分かっている作品は14本ほど。タミル、カンナダがそれぞれ1本、残りは全てマラヤーラム映画のようだ。中には Perumthachan (Malayalam - 1990) Dir. Ajayan のように批評家から高い評価を得ているものもあるのだが、残念ながら字幕付きでは見られない。

探して見つかった範囲内で、唯一字幕付きDVDになっているのがプリヤン先生の Aryan (Malayalam - 1988) なんだ。主演はラルさん、ただしモニシャはラルさんのお相手役ではない。

Monisha02.jpgMonisha03.jpg

だけど本作では踊りのシーンはないに等しい。20歳の瑞々しさと、卓越した踊りの技量の片鱗が垣間見られるのは、VCDでリリースされている Kamaladalam (Malayalam - 1992) Dir. Sibi Malayail あたりか。お試しはこちらこちらなどで。

ネット上のバイオグラフィー
http://www.angelfire.com/mn/saga/monisha.html
http://www.geocities.com/mini_s_s/monisha.html
http://storage.zcubes.com/ZSave/ZFolders/F194E971DAD840A4B870C424D1998496/Monisha.html
http://movies.deepthi.com/malayalam/actress/monisha-unni.html

投稿者 Periplo : 13:11 : カテゴリー brown dwarf galaxy
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2008年10月27日

大部屋以上明星未満★24

Indrans 他に聞いたことがない名前の不思議さ。しかし容貌のインパクトでそんなものは吹っ飛んでしまうのだった。デカ頭が主流のマ映画界でずば抜けた小顔、小母さんみたいな顔の小父さんコメディアン。

indrans.jpg

大昔に紹介した Albhutha Dweepu [Wonder Island] (Malayalam - 2005) Dir. Vinayan は、4人のインド空軍兵がアラビア海のどこかにある小人島に漂着するという設定のストーリーだった。インドランスはそのガリバー軍団のうちの一人だったのだが、この人が小人国の住人と並ぶと何か微妙なものがあったな。

昨日のポストで、脇役俳優のバイオグラフィーがネット上に出回るには、1.死去するか、2.主役を張るか、3.国家映画賞を取るか、しかないなどと書いたけど、ここにきてインドランスの初主演作品の話が聞こえてきてやっと経歴の一部が判明。

Indrans, a tailor by profession, debuted in films with Choothattam as a costume designer. It was producer Charlie who offered him a chance to assist in costume designing. Although he had the opportunity to meet many filmmakers, including evergreen hero Prem Nazir, Sattar, Pappu, Jose Prakash and Jayabharathi, he concentrated only on designing costumes for several years in the industry. However, he did very small roles on screen.

Soon, Indrans started getting fresh assignments from well-known directors like Padmarajan, Venu Nagavally, Shaji N. Karun, Sibi Malayil and K. Madhu. CID Unni Krishnan was a turning point in his career as an actor. Luckily, his brand of comedy clicked among the audiences and he went on to become one of the mainstream comedians in Kerala. Since then, he is busy till date.

Indrans had acted in more than 200 films so far. He created his own style in cinema and never replicated the comedy of the legendary Adoor Bhasi, Bhadoor or Jagathi Sreekumar. Renowned directors Adoor Gopalakrishnan and T.V. Chandran too offered him roles.(oneIndia 記事 Indrans' dons a hero role より)

最初のセンテンスにあるテイラーとデザイナーというのは随分ニュアンスの違う言葉のような気がするが、当時のマ映画界ではどっちも同じようなものだったのだろうか。

IMDb のフィルモグラフィーは比較的充実していて、Innale (Malayalam - 1989) Dir. Padmarajan から始まる101本が登録されている。コスチューム・デザイナーとしてのエントリーもあって、映画出演と並行して1997年頃まで活動していたことがわかる。そのリストの中には Sphadikam (Malayalam - 1995) Dir. Bhadran なども含まれている。

上に引用した記事からすると主役級の男優の衣装を中心に手がけていたようだ。それにしても1980年代から90年代中頃までのマ映画(っていうよりサウス全般か)の衣装ってのはなかなか味のあるものが多かった(こちらなど参照)。過去作品の衣装デザイナーにインドランスの名前を探すというのも面白そうだね。もちろん、これから撮影が始まる主演映画 Sudharil Sudhan (Malayalam) Dir. Jayaraj Vijay にも注目。

投稿者 Periplo : 02:39 : カテゴリー brown dwarf galaxy
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2008年10月03日

大部屋以上明星未満★23

Baburaj またまた検索しづらい名前。これも最近やっと顔と名前が一致して溜飲が下がった案件。

baburaj1.jpgbaburaj2.jpg

「中国の不思議な役人」てな佇まい、結構印象に残る顔だ。ただそれだけ。演技に感銘したとか、そういうんでは全然ない。そもそも演技の余地があんまし与えられていない、どっちかっていうと大部屋寄りの悪役。

最近の出演作中では、例外的にAvan Chandiyude Makan (Malayalam - 2007) Dir. Thulasidas でかなりの活躍をしていた。セカンド・ヴィーランだ。にもかかわらずこの映画のレビューでバーブラージの名前をきちんと挙げてるものは皆無だった。なんでだ、レビュー書いてる連中にも名前不明だったのだろうか。

幾度となくブラウズしたマラヤーラム映画俳優組合(AMMA)の名簿中では Babu Raj の名前で登録されているが顔写真はなぜか掲載なし。これじゃわからん訳だ。IMDb 上のフィルモグラフィーは26本を数えるが、実際はこんなんじゃきかないはず。他にネット上のバイオグラフィー情報としては、妻が女優の Vani Vishwanath(お色気アクション女優と見られてるらしい、こんな感じ) であること、2004年の AMMA の内紛の際には「スト破り」として糾弾されたということぐらい。

前回紹介のジョニーさんとこのバーブラージの名前が分かったのは、最近DVDになった Bharghavacharitham Moonaam Ghantam (Malayalam - 2006) Dir. Joemon のおかげ。脇役さんの名前を役名と一緒にエンディングで表示するという、ごく当たり前に思える慣習が何故かあまり根付いていないマ映画界において、貴重な例外だったのでした(大方の批評通りの駄作だったけど…笑)。

投稿者 Periplo : 00:31 : カテゴリー brown dwarf galaxy
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2008年10月02日

大部屋以上明星未満★22

Johny (Jony, Johnny とも)

johnny1.jpgjohnny2.jpg

顔と名前がやっと一致。長らく喉に引っかかってた小骨がとれたような気分だ。これまでにこのシリーズで取り上げた人物の中では一番大部屋に近いかも。しかしこの異貌、大部屋にはもったいない。

いちおうマラヤーラム映画俳優組合の名簿に掲載されてる写真はあるのだが、ボケボケで確証が得られなかった。

悪役・チョイ役でしょっちゅうお目にかかるのに、レビューなどでクレジットされることはごく稀。それにしても、あまりにも検索に適していない名前だ。フィルモグラフィーもバイオグラフィーも一切不明。あるいはテレビなどでの活躍もあるのかもしれないが。

投稿者 Periplo : 00:08 : カテゴリー brown dwarf galaxy
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2008年09月27日

大部屋以上明星未満★21

Sooraj Venjaramoodu [Suraj Venjaramood / Suraaj Venjarammoodu]

突如シーンに躍り出た超新星を紹介しちゃうのだ。

SurajVenjaramud.jpgなどと大上段に振りかぶってみたが、在日日本人が捕捉できるマ映画最新情報っていうのは、現地と比べて大体1〜2年の時差があるのだ(これでも随分早くなったほうなんじゃ、こちら参照)。もちろんネット記事だけならリアルタイムで入ってくるけど、ディスクでそれを検証して、となるとね。そんなんだから、最新トレンドに喰らいついてくのはモトから無理、「いつのものであれ、おもろいヤツに巡り会えればそれでいいや」を基本姿勢にするしかないのである。だけどこれだけ勢いのある新人を目にすると、たとえ蛍光灯でもやっぱり取り上げない訳にはいかない、そんだけのパワーがあるんだよね。

生年不詳。オッさん顔だが20代後半〜30代始めぐらいではないかと推測。州都トリヴァンドラム出身、ご多分に漏れず物まね芸人としてスタート。獅子鼻で顔グロ、一瞥しただけで笑いを誘われるコメディアン顔だけど、彼の強みは実はその台詞にあるという。唯一見つかったインタビューを元にしていると思われる The Hindu の記事によれば、トリヴァンドラムでも市南東の Kanjiramkulam と呼ばれる地域に特徴的な方言を自在に操る(実は彼自身はこの地区の出身者ではなく、ここの訛りも意識的に‘習得’したものだという)その台詞回しが馬鹿受けらしいのだ。

映画デビューは IMDb によれば Kottaram Vaidyan (Malayalam - 2004) Dir. Satheesh Venganoor、これは見てないけど、おそらくはほとんど話題になることもなく終わった作品と思われる。翌年の、自身では出演しなかった作品 Rajamanikyam (Malayalam - 2005) Dir. Anwar Rasheed によって転機が訪れる。この映画で主演のマンムーティは、これまでの殻を打ち破って軽快なコメディと目を覆いたくなるようなダンスで観客を驚かせ、同作は空前の大ヒットとなった。公開当時最も取りざたされていたのはマ様の幼稚園のお遊戯風の痛いダンスだったが、実際にディスクで見てみると、本作での本当の目新しさはその声色・特徴的な訛りにあったことは素人目(耳)にも歴然。このワンシーン他の映画のそれとをちょこっと比べるだけでもイメチェンの激しさがわかろうというもの。このトリヴァンドラム訛りについて、マ様直々の指名で方言指導をしたのが他ならぬスーラージ君だったのだ(しかしながら、本当に「指導」だけだったのか、実は「吹き替え」までやってたのではないか、という疑念を筆者はいまだに拭うことができない)。

翌年には Rasathanthram (Malayalam - 2006) Dir. Sathyan Anthikkad、Classmates (Malayalam - 2006) Dir. Lal Jose などのヒット作に名を連ね、2007年には観る映画全部に顔を出してんじゃないかと錯覚するくらいの常連に。

これまでマ映画界の若手お笑いといったら、サリム・クマールの独壇場だったけれど、別にSKを排除することなく(そして先輩コメディアン連中とも)仲良く一緒のフレームに収まっている。これはコメディに関しての「マ映画のテルグ化」を予感させるようで非常に喜ばしいことじゃ。

SurajVenjaramud1.jpg

スラージの詳しいフィルモグラフィーは今のところ IMDb しかない。実はここに挙がってるものの半数以上が既にDVDで鑑賞可能になっている。コメディーショーの動画も多数あり。ここでは掛け合いもの独演ものを紹介しておこう。並み居るマ映画明星の皆さんを前にしてその明星の物真似をするという、なかなかに見応えのある内容。一言も分からないにも拘わらず釣られて笑ってしまった。こういうのを見るとケララの伝統芸能のひとつである mimicry が基本的には高度な声帯模写なのである(ヴィジュアルはあまり関係ないのだ)ということがよく分かる。

投稿者 Periplo : 00:18 : カテゴリー brown dwarf galaxy
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2008年09月08日

大部屋以上明星未満☆20

Samvritha Sunil [Samvrutha Sunil]
久しぶりに女の子ちゃんを紹介しちゃうもんね。

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sam02.jpgsam04.jpg
Arabikatha (Malayalam - 2007) Dir. Lal Jose より。

まえにちょこっと写真を掲載した時はまだまだ駆け出しっていう感じだったんだけど。

カーヴィヤ・マーダヴァンさんが本当に結婚&引退しちゃうのかどうかはわかんないけど、次世代のマ映画の女王候補に入れてもいいんじゃないかという気がしているんだ、このサムちゃんは。伝統的なぽっちゃり系(でもこれはこの先変わるかもしれない)、まん丸オデコがかわゆいんじゃ。

ウィキペディア によれば2004年デビュー、しかしその割りに出演作は少ない、学業と並行しての芸能活動だったから若干抑え気味だったらしいのだ。本数だけじゃなくて役柄もなんだかなー、ってのが多かった。ありがちな八重歯の妹ちゃん、それからいきなり殺されちゃう役とか、回想シーンにしか出てこなかったりとか。第一ヒロインとしての出演作はあるのかもしれないけどまだ見たことがない。

それが、Arabikatha でいきなり大人っぽい女医さんとして出てきてオオっと唸った。正確に言うとドゥバイで開業している中国人鍼灸医のケララ人アシスタント(そんなのホントにいるのかいな)、旗袍もえらく似合ってた。まあ、本作でもセカンドヒロインに変わりはなかったのだが(八重歯もそのまま)、存在感がぐっと増していい感じになってきてるんだよね。

The Hindu による2006年のインタビューでは、まだ学業を終えてないと言っていた。翌年の同紙インタビューでは、やや曖昧ながら女優業への意欲を見せている。

マ映画界の次世代ヒーローなんぞあまり真面目に考える気になれないけど、トップヒロインの候補としてサムちゃん、頑張って欲しい。頼むからタミル&テルグに行ったきりにならないで~。

付記:Arabikatha については、そのうちちゃんとレビューをと思いながらも手が付けられず。とりあえずここでは挿入歌♪Choraveena Mannil を紹介。勇ましくてかつ哀調を帯びた赤色民謡、上手く作るもんだなあ。新進のMD、Biji Bal のナンバーにおセンチを刺激されて耳について離れなくなっちゃった(涙)。

投稿者 Periplo : 03:02 : カテゴリー brown dwarf galaxy
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2007年11月21日

人騒がせな奴ら(2)

前回投稿時にはシリーズ化することもないだろうと思ってたけど、甘かった。

kausalyanandini.jpgvedarchana.jpgchitorekha.jpg

左から Kausalya/Nandini, Veda/Archana, Rekha/Akshara

■コーサリヤ/ナンディニ
本名 Kavitha, バンガロール出身。ファンサイトの情報によれば、映画デビューはナンディニの名で April 19 (Malayalam - 1996) Dir. Balachandra Menon だったという。以降、マラヤーラム映画では律儀にナンディニで通し、他州ではコーサリヤを名乗る。IMDbではKausalya 名義で3本、Nandini 名義で10本。

■アルチャナ/ヴェーダ/アルチャナ
2回改名した珍しい人。IMDbではVeda (I) 名義で3本、Archana (III)名義で1本。

Archana did hit Telugu screen with the film 'Tapana' pairing up with Sidhdharth, the brother of Jayaprada. Although the film turned a flop, Archana got offers in many of the films as she got the recognition as beautiful Telugu heroine. She acted in the film 'Nenu' starred by Allari Naresh and directed by Sattibabu. She also portrayed the female lead in the film 'Konchem Touch lo Untey Chebuthaanu'. Both the films toppled at box office. She changed her name for both these films as Veda. As the name didn't bring her luck she again changed her name to the previous as 'Archana'.(greatandhra.com 記事 Homely Telugu Actress Turns Hot-Hot in Tamil より)

いまいちなプロフィールしか見つからないのだけど、どうやら希少品種のテルグ出身女優らしい。典型的な隣の綺麗なお姉さん、息子の嫁に是非!という役どころが多く、セカンドヒロインが定位置になってしまうのかとも思われた。しかし Sri Ramadasu (Telugu - 2006) Dir. K Raghavendra Rao のシーター姫役にはゾクッと来たね。チョイ役はチョイ役なんだけど、ドラマチックな舞台風化粧がえらく映える。セクシー路線にも積極的らしい(IndiaGlitz インタビュー参照)。普段着のアルちゃんのギャラリーはこちらArchana Gupta なんていう紛らわしい名前の新人がデビューしたみたいだけど、今の名前でがんばんって欲しいもんです。

■レーカー/アクシャラ
バンガロール出身。カンナダ、テルグ界で女優業。名門研究所によるリサーチの対象となってるレカちゃんの一人。その時々の作品名を頭に着けて呼ばれることのデメリットにやっと気づいたのか、最近になって改名。

She may be called as Chitra Rekha or Chellaata Rekha in the Kannada film industry, but now this Mumbai based model cum actress who was born and bought up in Bangalore wants to be called in a different name in the Telugu film industry. In the press conference organized by the producers of her new Telugu film Ninna Nedu Repu held recently, this svelte beauty announced that she has changed her name as Akshara for Telugu films. Ravi Krishna is the hero of this new Telugu film which is progressing fast in Hyderabad.(nowrunning.com 記事Rekha changes her name for Telugu films より)

アイシュワリヤ・ラーイさんに似てるなんて評言もどっかで目にしたことがあるけど、ちょっと蛙ちゃんみたいな雰囲気ありまつね。この顔ならマラヤーラム・ホラー映画にも向いてそう。是非アクシャラの芸名で進出していただきたい。IndiaGlitz ではいち早く新芸名でのギャラリーも。

投稿者 Periplo : 02:34 : カテゴリー brown dwarf galaxy
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2007年06月28日

立ち読み熱望アイテム

mamukoya.jpgまた通販サイトでレアものを見つけてしまった。

Mamukkoya
Author:Thaha Madai
Price: Rs. 60

A unique book on Mamukkoya by Thaha Madai. This book talks about the views of Mamukkoya who is one of the most popular Malayalam actor. This book tells you about a Mamukkoya who is totally different from the characters he played in t(以下ブッちぎれ)

スクリーンの人格とは違うって、そら当たり前だがな。で、実生活ではどう違うんじゃ、気になるなあ。しかし当然ながらオール・マラヤーラム語。しかしたったの60ルピー。口絵の10枚20枚が付いていてくれば元は取れるんだが…。

マ映画を5本も見ればそのうち4本ぐらいには必ず出演してる、脇役中の脇役。カリカット出身という事以外あまり情報がない。憂記に載ってるぐらいで全てか。オマケに同名の政治家もいるようでややこしいことこの上ない。だけど問題なのは情報量というよりも、いっつも通行人に毛が生えた程度で何かを語れるほどに意味のある役をやってないことにあるのかも。例外は州映画賞を受賞した Perumazhakkalam (Malayalam - 2004) Dir. Kamal でのマーピラ・ムスリムのヒロインの舅役。

上記以外の資料では BizHat の貴重なギャラリー。そして The Hindu による貴重なインタビューによれば、宣教師団を描いたフランス映画にも出演してるんだそうだ。うーむそれは何なのだ…。

投稿者 Periplo : 01:03 : カテゴリー brown dwarf galaxy
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2007年02月11日

楽しい awards

sukumaran.jpgindrajith.jpgprithviraj.jpg
左から Sukumaran, Indrajith, Prithviraj。

今年もやってきますた Karala State Film Awards 発表。
作品賞:Drishtantham (2006)Dir. M P Sukumaran Nair
主演男優賞:プリットヴィラージ<Vasthavam (2006) Dir. Padmakumar>
主演女優賞:ウールヴァシMadhuchandraleka (2005) Dir. Rajasenan >

その他の部門はこちらさんなどを参照。

プリットヴィラージに関しちゃこれまで何度か間接的に言及したことがあるかもしれんけど、ホントに20代スターとしては唯一の希望の星らしいのだ、ケララでは。でも言っちゃ悪いがチョー地味な奴。IT関連企業あたりにいくらでもいないか?こういうの。演技力はそれなりにあるみたいだけど、踊りはイマイチ。王子様役は決定的に似合わないが、変質者の役などやらせると怖いくらいにハマる。独身。親父は性格俳優として鳴らしたスクマラン(故人)、兄はやはり俳優のインドラジート。こっちも地味系で、主演作もあるのだがどちらかと言えば悪役やお巡りのチョイ役が多い。妻は女優の Poornima Mohan、よく知らないんだけどね。兄ちゃんも芝居は上手い方だと思うんだが、多分はらわたドス黒系悪役サイ・クマールにあまりに顔が似すぎているのが災いしてるんだと思う。i の悲劇ってやつだわな。

えーと、本題に戻ると、今年は二大巨頭の受賞なし。どっちもそれぞれに意欲作をひっさげて臨んだはずなんだけどね。P君主演の Vasthavam は今は見たくとも術がないので内容に関しちゃ何も判断材料がないのだが、なんとなく清々しい気分がしてしまうのだ。MoMa のスゴいファンではあるけれど。

しかしこれだけじゃ終わらないのが椰子國映画界。The Hindu 記事によれば、今回の賞選定の委員長をつとめた映画監督ラージーヴ・クマールのもとに脅迫電話がひきもきらないのだという。脅迫コールの主たちは二大巨頭をはずしたことにではなく、プリットヴィラージが選定されたことに腹を立てているそうだ。さすがにマ映画ヲチャーを続けてると、だいたいどの辺から来ているのかは想像がついてしまうのだが、幾ら自問自答&妄言ブログだといってもさすがにこれは憶測だけじゃ書けん。スマソというしかありまへん(そもそも誰も知りたがっちゃいないか)。

投稿者 Periplo : 23:55 : カテゴリー brown dwarf galaxy
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2006年10月07日

人騒がせな奴ら(1)

あんたら出世魚かっての。

むぅ〜ん、ディーパ萌え。袖無しサリーはぶっとい立派な二の腕じゃないと似合わないね、やっぱ。
Deepa01.jpgDeepa02.jpgDeepa03.jpg

Unnimary:Unnimery, Unni Mary, Unni Mery とも。1970年代にはシーマJayabharathi とならぶマ映画セクシー御三家の一人だった(もっとも後者については実見してないので断言は憚られるが)。Navavadhu (Malayalam - 1969) Dir. P Bhaskaran で子役デビュー(7歳だったという)、ヒロインとしては Ashtamirohini (Malayalam - 1975) Dir. A B Raj が初出演作。南印4言語+ヒンディー語映画に出演。IMDbでは Unnimary 名義で17本、Deepa (I) 名義で14本。マラヤーラム以外の作品に出演する際に Deepa を名乗るようだ。Unnimary という名前だとケララ人であることがバレバレだからなのだろうか、ケララ人だとお色系で売るのにはマイナスなのか。

TeluguSunil.jpgSunilNarain.jpgSamvritha.jpgSunielShetty.jpg
左から順に、Sunil, Sunil aka Narain, Samvritha Sunil, Suniel Shetty

Sunil:テルグ映画界の出ずっぱりコメディアン。チランジーヴィに憧れて映画界を目指す。インタビューによれば、最初はダンサー志望、次に悪役を志したが芽が出ず、結果的にコメディアンとして名をなしたという。Andala Ramudu (Telugu - 2006) Dir. Laxminarayana ではヒーロー役に挑戦。コメディアンをヒーローに仕立てるというのが流行ってんのか。
Sunil/Narain (Naren) :Sunil Kumar とも。マ映画界のヤングヒーローの一人。ラージーヴ・メノンのアシスタントとして出発し、いきなり Shadow Kill [Nizhalkkuthu] (Malayalam/Tamil - 2002) Dir. Dir. Adoor Gopalakrishnan の重要な脇役で俳優デビュー。その後も 4 The People (Malayalam - 2004) Dir. Jayaraj、Achuvinte Amma (Malayalam - 2005) Dir. Sathyan Anthikad などで印象的な役に恵まれる。鳴かず飛ばずの下積み期間をあんまし知らない奴なのかも。しかしそれでもやっぱりマ映画界では頭打ち。で、タミルに出稼ぎ。同時に芸名をNarain と改めた(rediff のインタビューによれば、理由は本名が気にくわないから、手続きは占星術によって、The Hindu によればオフスクリーンでもこう呼ばれたがってるらしい)が、マ映画出演作では今でも Sunil のままらしい。もしかしてテルグ進出も視野に入れて、↑のコメディアンとの共演まで考えて改名したのかね。なお、マ映画界にいる Samvritha Sunil というのは別人で女優さんです。CineSouth 記事によればタミル進出にあたって Shamrutha に改名。
Sniel Shetty:マンガロール生まれだそうだけど、サウス映画にはゲストで時たま顔を出すだけだから、まーいっか。ある時点で Sunil から Suniel に改名。たぶん占星術で。


teluguSrikanth.jpgTamilSrikanth.jpg
左から Meka Srikanth, Krishnamachari Srikanth

テルグ進出といや、こっちにも転がってた。今んとこマ映画とは関係ないけど。
Srikanth:1968年生まれ、AP州 Vijayawada 出身。本名は Meka Srikanth。テルグ界では珍しく、非マッチョかつコミカルな方向性でヒーローの位置をキープし続けている。インタビューもあり。
Srikanth:1979年生まれ、チェンナイ出身。本名は Krishnamachari Srikanth。 オフィシャルサイトはタミル語だから、こっちのファンサイトで情報仕入れ。基本的にタミル映画の人。しかしデビュー作の Roja Koottam (Tamil - 2002) Dir. Shashi が Roja Poolu (Telugu - 2002) として吹き替え公開された時には Sreeram という芸名にしてたはずなのだ(こちらの掲示板情報による。裏取りも)。同名で主役張ってる年長の俳優が既にいるから当然だと思うのだが、やっぱりいつのまにかグズグズになってんだな。特に通販サイト、非インド人の手によるDBなんかでは。どーするつもりなのかシュリカントちゃまたち。

それと、もう詳しく書くのは省略するけど、特に新人女優の場合は、当人の意志とは無関係に監督やプロデューサーによって芸名が決められちゃうことがあるみたいだ。Harini / Genelia なんかがそうで、やっぱり当人には面白くなかったらしい(後日ぶちぶち言ってるのを発見)。

あー、研究のためとはいえ、また野郎の写真沢山載っけちゃった…。
Bommarillu.jpg

投稿者 Periplo : 02:04 : カテゴリー brown dwarf galaxy
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2006年10月05日

傍迷惑な奴ら(2)

名前だけじゃ性別すらわからない。

MadhuSenior.jpgmadhuK.jpgMadhoo.jpgMadhuWarrier.jpg
左から Madhu, K Madhu, Madhoo, Madhu Warrier。

Madhu:1933年生まれ、本名 Madhavan Nair。大学講師から俳優に転身。デビューは Moodupadam (Malayalam - 1963) Dir. Ramu Kariat、一躍名前を知られることになったのは Chemmeen (Malayalam - 1965) Dir. Ramu Kariat でのこと。Priya (Malayalam - 1970) で監督としてもデビュー、プロデューサー業にも手を広げる。文句なしのマ映画界最長老にして、白黒時代からヒーロー役をやりながらいまだ現役の大御所。Deepthi.com による簡単なバイオ、The Hindu による記事。どーでもいいが(いや良くないや)この人が元気なうちにマ映画ヒストリーの聞き書きをやっといた方がいいんでないの(汗)。
K Madhu:K B Madhu とも。Kiliyun (Malayalam - 1986) でデビューした映画監督。Oru CBI Dairy Kurippu (Malayalam - 1988) が大ヒットし、CBI Sethuram Iyer シリーズとなる。アクション、スリラーを多く手がける。最近のインタビュー
Madhoo:本名 Madhubala。出身地は南印ということ以外は不詳(追記:タミルナードゥ州シュリーランガム生まれ・ムンバイ育ち - Thanks to kubo 様)。ヘーマ・マーリニーの姪だという(イトコ説もあり - 同上)。南印4言語+ヒンディー語映画に出演。IMDb によれば Ottayal Pattalam (Malayalam - 1990) Dir. Rajeev Kumar でデビュー。Roja (Tamil/Hindi - 1992) Dir. Mani Ratnam の大ヒットで全国区の知名度となるが伸び悩み、ヒンディー語映画ではグラマー・キャラに転向。ヒンディー語圏に本格進出するに当たって、ボリウッドの大女優 Madhubala に遠慮してこれまで本名そのままだった芸名を Madhoo に変更したとも言われるが確認できず。結婚・出産のブランクを経て地味目に活動中。
Madhu Warrier:マラヤーラム映画界のヤングスターの一人らしい。Manju Warrier の兄だか弟だかだということ以外何も知らない、悪いけど。もちろんタミルに出稼ぎに行ったんだけど訳わかんない理由で帰省中。

投稿者 Periplo : 02:21 : カテゴリー brown dwarf galaxy
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2006年10月04日

傍迷惑な奴ら(1)

これまでに紹介したレーカー様ミーナちゃんもそうだったけど、紛らわしい名前の検索者泣かせが多すぎるんじゃ。印度の場合、本名には色々と制約があるというのはよくわかる。だけど芸名なんだからもうちょっと工夫してもよさそうなもんじゃないか。顔と名前を覚えて貰ってこその芸能人じゃないか。まあ、中には本名が有名な芸能一族の名字とたまたま同じなのにちゃっかりあやかってる(この馬鹿っpoorの片割れとかさ)例なんかもあるようだけど。


Kunchako.jpgBobanKunchako.jpgkunchakoboban.jpg
左からKunchacko, Boban Kunchacko, Kunchacko Boban。

お前ら尻取り遊びかい!
Kunchacko:M Kunchacko とも。1940年代末からプロデューサー、監督として活動を開始。ヒットメーカーだったらしい。「北方剣士譚もの(Vadakkan Pattu)」を初めて制作した人物だという。
Boban Kunchacko:Kunchacko の息子でやはりプロデューサー。幼少時には父の作品中で子役俳優も経験済み。
Kunchacko Boban:Boban Kunchacko の息子。子役デビューは Dhanya (Malayalam - 1984) Dir. Fazil 、ヒーローデビューは Aniyathipravu (Malayalam - 1977) Dir. Fazil。ヤングヒーローの一人だが、代表作といえるものが未だ見あたらないように思われる。愛称は Chackochan、Chako。ファンサイトも。

やっぱ三代目だからおっとりしてるんだな、チャコちゃん。

I never thought of coming into films itself. It was quite accidental. For me acting in films is something that just happened one fine morning. And so, I cannot say for sure as to what would happen in future. Maybe I'd take to some other aspect of films too. But which aspect, I can't say now. I have a lot of limitations as an actor.

I cannot aspire to be a National Award winner or an Oscar winning actor. I just want people to accept me as a not-so-boring actor, i.e, a good actor. That's what I can call my ultimate ambition. I aim at doing whatever role I get to the best of my ability and of course within my limitations.(Kelals.com によるバイオグラフィーより)

謙虚を通り越した自信のなさ。タミルに出稼ぎにでも行って根性鍛え直さにゃあ。

投稿者 Periplo : 02:07 : カテゴリー brown dwarf galaxy
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2006年09月22日

大部屋以上明星未満★19

Unnikrishnan Namboodiripad (Unnikrishna Namboodiripad とも)

unnikrishnan.jpg

尋ね人の時間です。

Unnikrishnan Namboodiripad, the old man who plays the role of the girls' grandfather, is an 85-year-old Namboodiri and lives in a traditional manna in Payyanur near Kannur in Kerala. He had never stepped out of Kerala in his life or uttered a word of Tamil before. During the death scene, he actually requested that Vishnu Sahasranamam be recited as devout Hindus would do when someone is actually breathing their last ! Despite, lack of communication skills in English, he still had a whale of a time with the whole unit and would insist on getting himself photographed with both Ash and Tabu after each shot. Needless to say they were only willing to oblige. And, he would insist on calling Abbas, Ambas, as he is hard of hearing. (Kandukondain Kandukondain The Unofficiall Homepage 中のSidelightsより)

そうそう、最初にこの爺さんを見たのはKandukondain Kandukondain (Tamil - 2000) Dir. Rajiv Menon 中の寝たきり老人。唯一の台詞は 'Will...'(ワシの遺言…)。

次に目撃したのはPammal K Sambandam (Tamil - 2002) Dir. Mouli での主人公の(だったかな)祖父の役。耳に残ってる唯一の台詞は 'Will...'(ワシの遺言…)。そう、キルウィル爺なんだ。

一時期はマラヤーラム映画俳優組合AMMAのフォトギャラリーにも載ってたんだけれど、改訂されて姿を消してしまった。なにぶん高齢だからすでに他界してしまったのかとも思っていたのだが、ついに【チャンドラムキ(以下略)】(Tamil - 2005) Dir. P Vasu で生存を確認。チョイ役ではあるけれど、これまでの露出から比べればとてつもなく高度な芝居をしている(でも絶対吹き替えだろーな)。これを機に演技に目覚めちまったりして。

ともかく知りたいのは、このウンニクリシュナン翁がラジヴ・メノン監督に見いだされた経緯だな。そして、これまでタミル映画でしか目撃されていない翁にマラヤーラム映画出演作はあるのかってこと。どなたか知ってたらおせーて下さいまし。

投稿者 Periplo : 01:33 : カテゴリー brown dwarf galaxy
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2006年09月19日

スターに会うべし

以前からAMMAことマラヤーラム映画保存会のフォトギャラリーが使えないなどとこぼしていたのだが、最近になって会員名簿のMEET THE STARというページが写真付きで充実してきていることにやっと気づいた(物故者のリストはこっち、これは随分貧弱)。だけど情報にばらつきがあるな。以前からずっと謎のこの人についちゃ、たったのこれだけ。プライバシーを死守するタイプ?

投稿者 Periplo : 01:41 : カテゴリー brown dwarf galaxy
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2006年08月29日

大部屋以上明星未満☆18

KPAC Lalitha

KPACLalitha.jpg
またまた凄い大物をとりあげてしまうのだ。結構ストライクゾーンが広い筆者であるが、この人には萌えられなかった。若い頃は美人だったんだろうね〜とも思えない、フテブテしい面構え。もちろん芝居が上手いことはすぐにわかったけどね。家族関係についてはこちら参照。

IMDb エントリーでは100本を記録。しかしこれはもちろん氷山の一角。これほどにキャリアの長い俳優であるにもかかわらず、ネット上バイオグラフィーはほとんど見つからない。唯一個人のブログ上で発見。まず舞台人として活動を開始し、ケララ左翼系劇団の代表格であるKPACの一員、そして看板の一人となった。正確な入団の年代はわからないが、舞台で女性の役を演じるのが女形から女優に替わったばかりの頃だというから凄い。この劇団は結構過激だったらしく、官憲との対立も相当なものだったことが資料を読むとわかる。当初KPACは団員が軽薄な映画の世界に棹さすことを禁じていたらしいが、のちに劇団の独自バナーで映画制作をする(オリジナルの戯曲はKootukudumbham というタイトルで、制作は1969年頃だったらしいがこれについては不明)ことになった時にラリタさんも映画デビューを果たした。

これ以降 KPAC Sulochana、KPAC Sunny など、この劇団の名前を冠した映画俳優は他にも出てきたのだが、誰もが文句なしで看板背負うことができたのはこの人だけ。

映画監督バラタンと結婚し一男一女をもうけたが、キャリアの休止期間はあまり長いものではなかったようだ。2006年現在も出演しまくっているが、テレビの方でも露出が多いらしい。

いつからお母さん・隣のオバさん役を始めたのかは不明。映画デビューの時点ですでにお母さん役だったのではないかとも思われる。お母さんといっても、太っちょ Kaviyoor Ponnamma の慈母とも、Sukumari のバイタリティ溢れる仕切り屋ともニュアンスが違う。とことん卑俗で無教養で欲の皮の突っ張ったタイプが多い。そしてそれが上手い。上手いけどいつもそればっかだから、もう当たり前のことになってしまって、あまり感動もしなかったのだが。

ときどき定型からはずれた役をやるとハッとさせられるんだ。普段この人はなんと勿体ない使われ方しかしてないのかと。

LalithaPrananam.jpg
Pranamam [Homage] (Malayalam - 1986) Dir. Bharathan がまさにそれ。「非行に走る若者」というタイトルの新聞記事に隠し撮りした自分たちの写真を使われて、停学処分となった少年たちが、センセーショナルな記事を書いた女性記者(Suhasini)をアジトに監禁するというストーリー。ラリタさんは非行少年の一人(Vineeth) の年の離れた姉の役。タイピストとして必死に働き弟に学位をとらせることだけを支えに生きているキャリアウーマン。弟の停学の知らせを聞いて(しかし監禁のことは知らず)、仕事を早退してアジトにやってくる。庭先で弟を見つけるや、傘でぶっ叩いて追い回し、吼え、涙にかきくれ、抱擁し、小遣いを与えて帰っていく。その間わずか5分ほどなのだが、はっきり言ってこれでほかのキャストは全員霞んだ。人質と監禁者との間の奇妙な連帯というテーマは意欲的なのに中途半端なメロドラマに堕してしまった本作だが、このラリタの5分間のメロドラマ演技で忘れがたいものとなった。さすがバラタン監督は奥さんの使い方だけは誤らなかったのだと、深く感銘。

醜女の深情け、などという慣用句で一括りにするのは憚られる、いじらしく健気な役がホントに似合う人です。

Siddarth Bharathan なる息子が数年前に映画デビューしたらしいが、一度も目にしたことがない。芽が出ないのだったら早々にあきらめて、スクマリさんとこみたくお母ちゃんのオフィシャルサイトでも作ったほうが、よっぽど世のため人のためになると思うのだが。

付記:どーしても見たい出演作。 Mathilukal [The Walls] (Malayalam - 1989) Dir. Adoor Gopalakrishnan

Q:I think the use of K.P.A.C. Lalitha's voice for the woman on the other side of the wall to some extent takes the magic out of it, for Malayalees are very familiar with her voice, and will identify it immediately with her image. Don't you think so?

A:This was a complaint many Malayalees had. But they did not seem to realize that if it was the familiar voice of Lalitha they heard from the other side, it was Mammootty standing on this side playing Basheer. Don't you find it a little strange? At the time of release of Mathilukal Lalitha was seen practically in every film and everyone could immediately identify her voice. But then my film has a life even after its time of release, I believe. (Adoor talks about Mathilukal より)

もしかしたら生涯最高のロマンチック・ロールだったのかもしれない。

投稿者 Periplo : 04:25 : カテゴリー brown dwarf galaxy
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2006年08月27日

大部屋以上明星未満☆17

Urvasi 讃。

Urvashi, Oorvasi とも。本名は Kavitha。強烈なオチョボ口と繋がった眉に最初はいまいち萌えられなかったのでした。しかし一端取り憑かれてしまうとそんなことは全く気にならず。ともかくチョーチン袖が似合うインド女優ナンバーワンと筆者は認定している(男優部門についてはまた後日ゆっくりと検証したい)。

urvasijeuness.jpg
麗わしさんといったらチョーチン袖だと思いこんでたが、その気になって探してみると案外見あたらないもんだ。

しかしチョーチン袖が似合うからといって、清純派お嬢様ばかりをやってたわけではない。役柄の幅は広いが、やはり何といってもケララを代表するコメディエンヌなのだ。そして笑われ者でなかつ嫌われ者役もまったく厭わなかったみたいだ。特にジャヤラームと組んだコメディはヒットが多く、これまでに25本の共演作があるという。

IMDb のエントリーには91本、ただしNo.1のRajput (Hindi - 1951) は明らかに別人のものだから90本。出身はケララだが南印4映画圏全てに出演。

私生活では悪役兼性格俳優のManoj K Jayan 夫人。1990年代後半に出演作が少ないのは子育てのためと思われる。現在はテレビ出演がメインになっているらしい。

It was Bhagyaraj's 'Munthani Mudichu,' that launched Urvashi into tinsel town when she was hardly 16.

Says Urvashi: "My father had a drama troupe back home in Chavara and mother and sisters were a part of it. My sister was supposed to do the Bhagyaraj film but she did not have dates and I was forced to take her place."

The film was one of the biggest blockbuster hits in the history of Tamil cinema and there was no looking back. (The Hindu 記事Time for an encore より)

上記はヒロインデビューにまつわる話。子役としては Kathirmandapam (Malayalam - 1979) Dir. K P Pillai が初作品。しかし、どちらの場合も自ら望んだ映画デビューではなかったらしい。その辺の事情は別の The Hindu 記事に詳しい。3人姉妹の残りの二人は Kalpana と Kalaranjini。後者に関してはほとんど情報なし(実際には知らずに見てるのかもしれないが)。前者カルパナもコメディアンとしてそれなりの成功を収めているが、完全にイタイ系。それにくらべると麗わしさんは格が違う。

麗わしさんに降参!と思ったのは、ヒロイン時代も終盤になってからの Sphadikam (Malayalam - 1995) Dir. Bhadran のミュージカルシーン♪Parumala Cheruvile...を見てのことだった。思春期にグレ始めて荒くれ者のデカトラ雲助になってしまった幼馴染み(Mohanlal) をどこまでも暖かく見守り続ける良家の子女役。

spadikam1.jpg
このお嬢さん、デカトラに乗り込んで無理矢理濁り酒を飲まされてしまうんだな。

spadikam2.jpg
洒落にならない展開になるのかと心配させるが、初体験のアルコールに完全にギャハハハ的に盛り上がる。

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ならず者から煙草をひったくってこちらも初体験してしまったり、果てはデカトラの窓にぶら下がって狼藉放題。

spadikam5.jpg
さすがの不良中年も、もう勘弁してくださいと泣いて頼む始末。

これを凡百のお色気女優がやったら、目も当てられないお下品になってしまうとこだが、麗わしさんがやると、笑える、かわゆい、野郎に同情する。インド映画史に残る酔っぱらい演技の一つだと思う。

そんな麗わしさんだが、意外にもお気に入りは歴史物なんだそうだ。

Q:Any Dream role, as such?

U:From childhood I was fascinated and influenced by historical characters. I cannot forget my roles like '1921' or 'Lal Salam'. I pray to god that I get to play characters like Ummini Thanka.(KeralaPals インタビューより)

もう、VCDには手を出さないと誓ったばかりだが、やっぱり見てみたいっす、Lal Salaam (Malayalam - 1990) Dir. Venu Nagavalli は。

投稿者 Periplo : 02:30 : カテゴリー brown dwarf galaxy
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2006年08月20日

大部屋以上明星未満☆16

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C R Anandavalli

実はこの人の出演作は一本も見ていない(見られない)。IMDb には登録なし。しかしとっても慣れ親しんでいるのだ、この人の声に。

以前から疑問に思っていたこと。ボリウッドから客演女優を連れてくることはあまりないマ映画界だけど、近隣3州、特にタミル・カンナダからの出張は結構よくある。というより盛んすぎて誰がどこの出身なのか訳わからない状態になってるのだが。この出張女優from近隣州の方々はマラヤーラム語の台詞をどうしているのか。お母さんがマラヤーリーであるという未確認情報もあるミーナちゃんなんかは自分でしゃべってんのかな?

で、ついに巡り会えた訳です、アナンダヴァッリさんに。

"I got a good name as a dubbing artiste with Pachikka's (Fazil's) 'Manjil Virinja Pookkal'. Since then I have worked in all Pachikka's Malayalam films."

Anandavalli is an expert in presenting the sentiments or varied moods of roles done by actresses like Geetha, Poornima, Suhasini, Sumalatha and others. At the same time, her voice was at the coquettish best when she dubbed for Silk Smitha. (She follows the same style for Mumtaz now.)(ChennaiOnline 記事 The faceless voice より)

まず舞台人として出発し、Enippadikal (Malayalam - 1972) Dir. Thoppil Bhasi で端役デビュー、そして Manjil Virinja Pookkal (Malayalam - 1980) Dir. Fazil で声優に転じ、以降はこの道一筋。声優デビューはファーシル&モーハンラールの実質デビュー作でもあるんだね、関係ないけど。

一通りは浚ってみたけどこの金奈有線以外にバイオグラフィーは見つからない。ともかくスハーシニ様、ギータ様の声の謎が解けてよかったよかった。

投稿者 Periplo : 01:13 : カテゴリー brown dwarf galaxy
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2006年08月16日

大部屋以上明星未満☆15

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Seema
名前の表記のブレはまずなし、時々 Seema chechi(シーマお姉たま)と呼ばれている、お世話になった人が多いんだね。生年不詳、現在50代半ばといったところか。背が高くて鼻筋もとおっていて、古典的な美人なんだけど、唯一の難点は激しく受け口なとこ。でもそれが何ともいえずエッチでイイ、と思ってる奴も多いに違いない。デビュー作は Football Champion (Malayalam - 1973) Dir. A B Raj という作品での端役らしい。マ映画中心だが他の南印3言語圏にも足跡あり。IMDb ではSeema (II) として Lisa (Malayalam - 1978) Dir. Baby から Udayam (Malayalam -2004) Dir.C P Joemon までの43本が登録されている。うち、夫である I V Sasi との共同作は18本。DB上での1990年から2002年までのブランクは出産・子育てのためと見られる。

80年代中盤以降のマンムーティ主演作でベストマッチなヒロインとされていた。役柄の多くは気丈で貞潔で神々しくさえある女性像。しか〜し、これはシーマお姉様の片面の顔でしかない。70年代後半から80年代初頭にかけてのシーマは、脱ぎっぷりのいい(インド的基準でだ)セクシー女優と見なされていた。スハーシニやウルヴァシなど、「絶対に脱がない」というポリシーを掲げてた女優さんたちとは違うグループに属していて、少なくともファン同士はお互いに仲が悪いみたいだ。

That anti-heroine, however, was created by renowned Malayalam director I V Sasi only to tell a poignant story of her decent friendship with a well-meaning man, who, incidentally, lends his white — and not so long — shirt to help her change when she gets drenched. The idea wasn't just to titillate.

But, looking back, that single scene seems to have opened the floodgates for smut to flow into cinema halls across the country. What has today evolved into a full-bodied porn industry was actually an offshoot of mainstream cinema or the middle-stream — as they called it in Kerala — where a bid was made to blend commercial and arthouse forms by directors such as Sasi and Bharatan. (IndianExpress 記事 It all started with... Her Nights より)

avalude1.jpgavalude2.jpg

現地の新聞で読んだ興味深い記事がネット上でも見つかった。だけどネット上ではオイシい画像が削除されちゃってるのが残念、それにチェンナイの青色フィルム上映館に関するタメになるサブ記事の掲載もなし。やっぱ紙新聞はいいね。上記記事が言いたいのは、出世作である Avalude Ravugal (Malayalam - 1978) Dir. I V Sasi で、シーマが男物のワイシャツ(だけ)を着用してヒーローの前に現れた瞬間に、パンドラの箱が開いて今日のシャキーラ嬢のトップヒロインへの道が用意された、ということなのだが、果たしてどんなものか。

この記事を読んだ翌日にスーパーでこの作品のレアなVCDを見つけて購入。椰子國のスーパーは馬鹿にできないのだ。

Avalude Ravugal (Malayalam - 1978) Dir. I V Sasi
Cast : Seema, Ravikumar, M G Soman, Sukumaran, Pappu, Janardhanan, Meena, Kaviyoor Ponnamma, Adoor Bhasi, Shankaradi

こちらの偏見に満ちたエッセイによれば、Her Nights というタイトルでヒンディー語吹き替え公開され、さらに Patita (Hindi - 1980) Dir. Pramod Chakravorty としてリメイクされた(VCD化 済み)というが、IMDb の登録では監督 I V Sasi となっている、どっちだ。ともかく興行的にはかなりおいしかったらしい。

※偏見に満ちてるとは言ってみたものの、マ映画はエロいという認識はかなり広汎に共有されているようで、たとえば Kadhalan (Tamil - 1994) Dir. Shankar では、アーンドラの田舎で映画を見ようということになった時に、執拗にマラヤーラム映画はないのかと言い募って笑い者にされる奴が出てきたっけ、どうみてもこの先生のファンていう感じじゃなかった。

実際に見てみたのだが、これが芸術の名を借りたポルノなのか、女性の苦境を描いた社会派作品なのかは判断つかず。当時の椰子國の若い衆(だけじゃないかも)が鼻血ブーッになったのは容易に想像つくけどね。一番の発見は、シャツアウトでの着用を前提としたストレートばかりだと思ってた南印にも、ラウンド・テイルのワイシャツが存在してたってことかな(参考資料)。

投稿者 Periplo : 02:30 : カテゴリー brown dwarf galaxy
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2006年06月19日

大部屋以上明星未満★14

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M G Soman

ブログ化1周年を記念した企画をと考えていたのに、ぼやぼやしてるうちに過ぎてしまった。なのでいつも通りにまったり行きます。

ソーマンといえばメランコリー、メランコリーといえばソーマン。

なぜこのオジサンはいつも哀しそうな顔をしているのか、不思議に思って注目しているうちに何かこう取り憑かれてしまったのだ。

そう感じていたのは筆者だけではないようで、他所さんのブログにもこんなのがあった。

The 'synaesthetic' quote at the top, if I remember right, was due to the late Malayalam movie actor M.G.Soman. Many years ago, some Malayalam magazine had conducted a survey among celebrities with the question: "What is your favorite color?" and this sentence was part of Soman's response - obviously, he chose 'blue'!

すでに故人。なのでやはり情報が少ない。

M. G. Soman was an Indian actor. Soon after retiring from the airforce Soman joined a drama troop then to film. His first film was "Gayatri" directed by P.N.Menon in 1973. He then began his acting career. He played heros from 1976 to 1983 and later played villain and supporting roles. From 1973 TO 1977 he acted in the films Chattakari,Chukku,Jeevikan Marannu Poya Stree, Ulsavam, Rajahamsam, Mazhakaru, Agnipushpam, Anubhavam, and Picnic. In 1976 his first hero role was in the film Thanal. In 1977 his greatest hit film was released under the direction of I.V. Sasi Itha Ivide Vare he then became the busiest actor in the industry. by 1984 Soman had released a record 48 films. His leading heroic roles were in the films Aval Vishosthayayirunoo, Velluvili, Saayoojyam, Idavazhiyile Poocha Minda Poocha, Prakadanam, Ethiralikkal, Guruvayoor Keshavan, Kadalkattu, Itha Oru Theeram, Anaiyara, Nakshatrangale Kaval, Iniyum Puzha Ozukum, Eeta, Kathirunna Nimisham, Mukuvane Snehica Bhootam, Chuvanna Chirakukal, Avalkku Marannamilla, Innele Innu, Spodanam, Manasha Vacha Karmanna, Ezham Kadalin Akkare, Pinnilavu, and AA Rathri. In 1997, [ Lelam ], directed by Joshi, was his last film. He died on December 12, 1997. (Wikipedia によるバイオグラフィー

IMDb によるフィルモグラフィーでは55本が登録されているが、上記のウィキペディア記事中では出世作とされている Itha Ivide Vare(Malayalam - 1977) Dir. IV Sasi の記載もないし、記録破りの48本リリースをしたという1984年作品の登録は1本のみ。どうにかならないものなのか。

PinnilavuSoman.jpgAkkareSoman.jpg
いろいろ漁ってみても、飛ぶ鳥落とす勢いだったという70年代後半〜80年代前半の主演作のディスクは見当たらず。左の Pin Nilavu (Malayalam - 1983) Dir. PG Viswambharan がDVDで遡れる最初期のものだと思う(ただし脇役)。このころはモミアゲといえばソーマン、ソーマンといえばモミアゲでもあったらしい。右の Akkare Yakkare Yakkare (Malayalam - 1990) Dir. Priyadarshan はおそらく生涯最悪の馬鹿ロール。なんでこんな役引き受けちゃったのかとでも思っているのか、ギャグやりながらも哀しそうな顔。

例によって死亡記事。


Statescape -- `The angry young man' of Malayalam films dead
DEC 12: KOCHI: Malayalam film's villain-turned-hero, M G Soman, died here this evening after a month-long battle with jaundice and gastro complications. He was 56 and leaves behind his aged mother Bhavani Amma, wife Sujata, daughter Sindu and son Saji. Soman was admitted to P V S hospital here on November 12 soon after his return from Jammu where he had gone to see his daughter and son-in-law, Squadron leader Girish. Soman, who had resigned from the Indian Air Force to join films 1973 had more than 500
films to his credit.(ExpressIndia 記事

ひょええ、「怒れる若者」ってマジ? モミアゲ付きで怒ってた訳か。

Noted actor Soman dead
Malayalam actor M G Soman died at a private hospital at Kochi on Friday. He was 56 and is survived by his wife, son and daughter.

Soman was admitted to the hospital for the treatment of jaundice and was shifted to the intensive care unit yesterday as his condition turned worse. The end came at 1625 hours.

During his film career spanning over 25 years, he had won several awards, including the state award for best actor for his performance in Itha Ividevare, directed by I V Sasi. He had acted in the lead roles in at least 250 films.

After keeping away from the film world for a while, he made his re-entry into the tinsel world starring with Suresh Gopi in the hit Lelam.

A former serviceman, Soman began his acting career as a stage artiste with Kottarakkara Sreedharan Nair's drama troupe. Gayatri was his first film.rediff.com 記事

息子の Saji (Sajeesh) というのが、やはり俳優としてデビューしたらしいが、その後の消息はさっぱり聞かない。

話をソーマンに戻すと、ヒーロー時代の怒れる若者役というのは未見なのだが、脇に廻ってからの決まり役は、Mukundhetta Sumithra Vilikunnu (Malayalam - 1988) Dir. Priyadarshan での馬鹿殿、いや馬鹿シャチョーの系統のような気がする。押し出しが立派で貴紳風だけどシュリーニヴァーサンにころっと騙されるんだ。

死後には MG Soman Award なんてものすら出来ているのだけれど、芝居自体を評価した記事はなかなか見つからない。こちらのブログでは、その単調な芸風から木偶の坊だと批判する論争も巻き起こっている。

OruyatraSoman.jpgしかし、晩年近く、塩気も効いてきてモミアゲも剃り落としてからのソーマンのイケズぶりには目を見張るものがあった(イケズ好き)。左はOru Yatra Mozhi (Malayalam - 1997 or 1998) Dir. Prathap K Pothan のもの。このソーマンとプラカーシュ・ラージ、それにVK'イケズ摩天楼' シュリーラーマンに寄ってたかって苛め抜かれる主演のラルさんは(一言も台詞が分からないにも関わらず)本当に気の毒で、同情を禁じ得なかった。因業系にとって56歳というのは夭逝、もっと長生きしてイケズに磨きをかけてほしかった。ラスト作品は Lelam (Malayalam - 1997) Dir. Joshi であることがはっきりしている。残念ながらこの映画ではイイ人役。しかし役づくりとはとても思えない、メイクでも隠しきれない程に凄惨な死相に背筋が凍って最後まで通して見られなかったのでした。


投稿者 Periplo : 02:52 : カテゴリー brown dwarf galaxy
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2006年06月07日

大部屋以上明星未満★13

Jagannatha Varma

Jagannatha1.jpgJagannatha2.jpg

脇役マニア、歓喜の瞬間。ケララ因業コレクションに一名様追加。ともかく気になる顔だったのだ。

しかしAMMAのフォトギャラリー(最近改悪されてさらに情報量が減った、ヒーロー、ヒロイン、脇役の区分に大いに異議あり)にも掲載なし。そうなったら、実見した出演作をかき集めてデータベース上のキャスト欄に共通して記載のある人名を片っ端から検索するしかないのだ。で、ついにこの名前に絞り込んだわけです。しかしJagannatha Varma でググッても無関係なヒット多過ぎ。一方イメージ検索ではこの顔に辿り着けず。だから状況証拠でしかないけれどほぼ間違いないと思う。

IMDbのフィルモグラフィーでは Kelkatha Shabdam (Malayalam - 1982) Dir. Balachandra Menon から Udayam (Malayalam - 2004) Dir. CP Joemon までの40本がリストアップされている。もうかなりの高齢だと思われるが、一応現役俳優にカウントしてもいいだろう。

やっと探し当てたバイオグラフィーの断片。

Varma started learning Kathakali at the age of 11 from Pallippuram Gopalan Nair Asan.

In 1963, when he got selection to the Kerala police, he had to withdraw from the Kathakali scene. Later, his entry into the tinsel world left him no time to devote to Kathakali.

The last time he appeared on stage as a Kathakali artiste was in 1990. Now the brothers are under the guidance of Kalamandalam Sreekumar.

Varma has mostly done female characters like Poothana, Damayanthi, Panchali and Sairandri. (The Hindu 2005.11.25の記事 Actor dons a different roleより)

たたき上げのカタカリダンサーから、警察官、そして悪役俳優? イマイチ信じらんないけどマ映画界には色んな経歴の人がいるもんだねえ。

JagannathaKunthi.jpg
同記事に掲載のネット上唯一のイメージ(左の女形)。確かに顔はそんな感じだよね。

投稿者 Periplo : 00:28 : カテゴリー brown dwarf galaxy
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2006年05月28日

大部屋以上明星未満★12 

追悼 Oduvil Unnikrishnan

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死刑執行人にはとても人間らしい、純粋な表情をもつ俳優を選びました。彼はいわゆるメインストリームとよばれる商業映画に、もう400本も出演している俳優で、普段はもっと軽快な役を演じています。ほかにも大変に人気のある俳優たちが小さな役で出てくれています。メインストリームの俳優たちと全くの素人を一緒に使うのが私のスタイルです。(アジアフォーカス福岡映画祭2003 Shadow Kill [Nizhalkkuthu] 上映時のアドゥール・ゴーパーラクリシュナン監督スピーチより)


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Kozhikode, May. 27 (UNI): Versatile Malayalam Actor Oduvil Unnikrishnan died following kidney failure at a private hospital here early this morning.

He was 62 and is survived by his wife and two children.

Popularly known as "Oduvil", Unnikrishnan, who was undergoing dialysis for the last one year, was admitted to the P V S hospital four days ago after his condition deteriorated.

His wife and close relatives were present at his side when he breathed his last at 0500 hours.

Starting his career as a theatre artist, "Oduvil" forayed into the celluloid world in 1976 and was acclaimed as a character actor and comedian.
--
The body has been taken to his native Vadakancherry in Thrissur District.

The funeral would be held with full state honours at Ivormadam in Pampadi tomorrow. (The Hindu 記事Oduvil Unnikrishnan passes awayより)

Udovil2.jpg

Beginning his career as a drama artiste over two decades ago after enrolling himself with the drama troupe KPAC, Oduvil, as he is affectionately known, went on to earn the reputation of one of the best character actors the Malayalam film industry had ever produced.

His enthralling performances in 'Nizhal Kuthu', 'Devasuram', 'Kathapurushan' and a host of other movies brought him close to the hearts of filmgoers who always watched his performances with great admiration.(Times of India 記事より)

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初めて、マラヤーラム俳優の訃報を耳にして惜しい人を亡くしたと感じたのだった。オドゥヴィルさんは過去の歴史上の名優ではなく、現役バリバリの人だと思ってたから。62歳、いつも思うのだが、Gods Own Country の俳優さん達は短命すぎ。そして死亡記事で初めてバイオグラフィーが判明するというマラヤーラム映画界、なんとかして欲しい。

IMDb によるフィルモグラフィーでの登録は77本。映画のキャリア上でのハイライトは冒頭に挙げた Shadow Kill [Nizhalkkuthu] (Malayalam/Tamil - 2002) Dir. Adoor Gopalakrishnan ということになるのだろうが、筆者の好みは Devasuram (Malayalam - 1993) Dir. IV Sasi での放浪楽士。何もせずに立ってるだけで「不思議なオジサン」になりきれる稀有な人でした。

一方で、Bharatham (Malayalam - 1991) Dir. Sibi Malayil での、ヒロインの父役、極めて常識人かつ苦労人のポートレイトもなぜか非常に印象に残る。この作品でもそうだったけど、音楽映画での演奏シーンの説得力のあることといったらなかった。どこにも書いてはいないけれど、実際に相当な腕前だったのではないか(マ映画界には結構そういう人がいるみたいだ)。

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ラスト作品は現在公開中の Rasathanthram (Malaylam - 2006) Dir. Satyan Anthikad。早く見てみたいもんです。

投稿者 Periplo : 12:40 : カテゴリー brown dwarf galaxy
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2006年04月27日

大部屋以上明星未満★11

Murali

おずおずと始めてみたこのシリーズも、だんだん大胆になってきたな。国家映画賞受賞俳優をつかまえて大部屋以上明星未満ときたもんだ。

Murali.jpg

なんともご立派な貌なのだ、ツインタワーなど足下にも及ばないくらい。額の刀傷もド迫力。国家映画賞だけでなく州レベルでも受賞は多い。そういう名優をなぜここで取り上げるのかといえば、主役出演でない娯楽映画に限ると、ともかく下らない役ばっかやってるから。たとえば前回エントリーでも取り上げた Sivakasi (Tamil - 2005) Dir. Perarasu でのヒロインのお父さん役。悪役でも、なんか中途半端な、カタルシスを与えてくれない添え物。この映画でもそうだったけど、インターミッション以降どっかに消えちゃってるようなケースも少なくない。スクリーンを血で染めて成敗されるようなシーンなんか見たことない(そんなのそもそもマ映画にはないか)。

舞台と芸術映画を本拠地にしてるから、こんなことずっと続けていられるのだろうか。本業方面での輝かしい経歴は Screen のインタビュー記事に詳しいのでここでは省略。

IMDb によるフィルモグラフィーをみると、1980年代前半からコンスタントに出演を続けて合計75本、実際には倍以上の出演作があるだろう。ところが2000ー2002年の間だけ、ちょこっとペースが落ちてる。その訳はこちらか。学生時代からハードコアなマルクス主義者だったムラリ氏は1999年の州議会選挙に CPI - M 陣営から出馬して見事落選していたのだ(出馬の際の決意表明はこちら)。映画スターが政界とは距離を置こうとする(例外は政治家二世だという Ganesh Kumar 氏ぐらい。現在行われている選挙戦でも、二大巨頭+お巡りさんは揃って黙秘戦術をとっている、これが一般的なようだ)というケララではかなり珍しい人だ。Keral.com によるプロフィールでは共産党系の Kairali TV の経営にも参画しているという。

そういうことが分かると、先日取り上げた Varavelppu (Malayalam - 1989) Dir Sathyan Antikkad が俄然面白くなってくる。何しろこの映画でムラリが演じているのは、頭のネジが数本は外れているに違いない専従組合活動家。湾岸出稼ぎで苦労して小金を貯めて帰って来たベンチャー企業家のラルさんをはなから敵視して、ちょっとした揉め事にすかさず介入。ラルさんの会社の従業員(二人)の数倍の旗持ちを動員してピケを張り、交渉が決裂するやハンマーふるって武装闘争。こいつとは話をするだけ時間の無駄、という典型的なカス系悪役だ。本作のプロデューサーは K Rajagopan と記されているが、勉強不足でどんな人だかわかりまへん。ともかく、この手のイヂワル・キャスティングは大好きだ。

訂正 2006.04.30

誤: Sivakasi (Tamil - 2005) Dir. Perarasu でのヒロインのお父さん役。
正: Majaa (Tamil - 2005) Dir. Shafi でのヒロインのお父さん役。

勘違いしてますた。Sivakasi でのアシンちゃんのお父さん役はこっちの人でした。ムラリさんは Majaa でアシンちゃんのお父さんをやってたのでした。

ひょえええ、脇役マニアなどといいながら結局オネエちゃんにしか目がいってないことがバレちゃった(汗)。
majaaMurali.jpg

ちなみに Majaa のオリジナルの Thommanum Makkalum (Malayalam - 2005) Dir. Shafi でヒロインのお父さんをやったのはこの人。ちょっとニュアンスが違う役だったのかも。

投稿者 Periplo : 06:26 : カテゴリー brown dwarf galaxy
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2006年04月24日

大部屋以上明星未満☆10

Geetha1.jpg

Geetha(Geeta, Gita などとも)
最初に見たときの印象はぱっとしなかった。南印じゃ七難隠す色白だけれど、目鼻立ちにインパクトがない。じっと耐えて泣きながら息子の帰りを待つ、そんな役が似合うオバサンだと思っただけ。しかしヒロイン時代のものも含めて何本かお付き合いするうちにこの人の持ち味がよく分かってきた。

IMDb によれば、1980年ごろからキャリアを開始して、1997年にいったん休止。結婚して夫と共にニューヨークに移り住んだという。ブランクののち、2003年から活動再開。なお、唯一この映画のヒンディー語吹き替え版でのみ、Geeta Manjula の名前でクレジット。バイオグラフィーはあまり豊富ではないが南印4州で活躍している(タミル界での情報はこれ、カンナダ界での情報がいまのところ一番詳しい)。K Balachander によって見いだされたというが、本籍がどこなのかよく分からない。タミル映画での復帰作は Sivakasi で、じっと耐えて泣きながら息子の帰りを待つお母さん役。

いわゆる泰西名画といわれている絵画の甘ったるいイメージ(その流れをくむ Raja Ravi Varma なども含め)には食傷しているのだが、そのタブローの中から抜け出てきたような人物像を実写で見せられると妙に感動する、なんでなんだろ。おっとりとして古代彫刻のようにふくよかで、でも決して見苦しいデブじゃない、そういうフィギュアをスクリーン上で見つけるのは、いかに印度といえど最近はかなり難しいのだ。スーパーモデル系の人間離れしたナイスバディに押されてこういう女優さんが単なる「太め」でかたづけられてしまうような時代にはなってほしくないもんである(かなり真剣)。

Geetha2.jpgGeetha3.jpgGeetha4.jpg

しかしこのギータさん、洋服だけは絶望的に似合わないんだ。どのくらい似合わないかを検証してみようという探究心のある方にはヒロイン時代のこの映画がお勧めです。

付記:dinakaran のこの記事によれば、プラカーシュ・ラージがタミル映画界でブレイクするきっかけを作ったのはギータらしい。

投稿者 Periplo : 05:27 : カテゴリー brown dwarf galaxy
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2006年04月14日

大部屋以上明星未満☆09

Rekha

ramjiRekha.jpg
プリヤンの Hera Pheri (Hindi - 2000) のオリジナルである Ramji Rao Speaking ! (Malayalam - 1989) Dir. Siddique-Lal より。日本のふた昔ぐらい前のアイドルでこんな顔いなかったっけ?

この人に関しては世界最高水準の(っていうか唯一の)研究機関が日本に存在することは知っているので(しかし詳細バイオは今もって不明)、あまり知った気な口をきくことは憚られるのだが。

IMDb では Rekha という名前のエントリーが女優で23人、男優(!)で1人、合計24人にのぼる。俳優以外も含めるとさらに膨れあがる。ここで紹介する Rekha は
Rekha (VIII)で7本(1989-94年のマラヤーラム映画)
Rekha (IX)で2本(1989,1992年のマラヤーラム映画)
Rekha (VII)で5本(1986-1992年のタミル映画)
だと思われる。アイデンティティがバラけてしまっているのも悲惨だが、全部合わせてもたったの14本にしかならないってのもあんまりだ。ほんと日陰の人なんです。でもって辛気くさい役ばかりやらされてるんだ。

出生地は不明、生年も不明、誕生日は8月28日。フィルモグラフィーと外見から判断して、現在40前後といったところか。1997年にケララ州出身のジョース某とコーリコード(カリカット)で挙式。少なくとも娘が一人。キャリアの方は、デビュー作といわれるKadalorakkavithaigal←注意!音付きリンク (Tamil - 1986) Dir. Bharathiraja、Dasharatham (Malayalam - 1989) Dir. Sibi Malayil (*)、Guna (Tamil - 1990) Dir. Santhana Bharathi あたりが代表作か。

*不確かな情報なのだが、どうも代理母出産をテーマにしているらしい(Dasharathamは代理人の意味)。ヒーローはラルさん、み、見たい! そしてこの作品、ボリウッド女優 Rekha のフィルモグラフィーに紛れ込んでることが時々ある。もしも万が一ラルさん+ボリレカだったらどうすんべ(し、死ぬほど見たい!)。

まずタミル語映画界でヒロインデビューしたらしく、その後1989年頃からマラヤーラム映画への出演が始まり、マ映画界に拠点を移した模様。しかし上記のDBからも見て取れるように1990年代後半には活動の痕跡が見つけにくくなってしまう(さらに詳しい資料)。結婚・出産などの事情で休止期に入ったのか、完全に脇役にまわってしまったのか。そして2000年を過ぎたあたりからタミル映画でお母さん役などでメソメソ泣く姿を再び見かけるようになってきている。だけど1990年代前半のヒロインものを幾つか見てみても、みんな地味なんだよねー。この頃の作品に遡ってみても、ともかく華のない顔で、体の線もモッサリしていてキレがない。「タミレカ」の出身地がタミルなのかケララなのかは結局よくわからないのだが、きゃぴきゃぴギャル&フェロモン系の需要がヨソに比べてさほど高くないマ映画界にシフトしたというのは実に納得できる話なのである、このひとのバヤイ。

AutoRekha01.jpgAutoRekha04.jpgAutoRekha02.jpgAutoRekha03.jpg
Aye Auto (Malayalam - 1990) Dir. Venu Nagavalli より。オートリクシャ・マニアは必見のコメディ&ロマンス。

なんてことを書きながら久々にタミレカで検索してみたら、Chintamani Kola Case (Malayalam - 2006) Dir. Shaji Kailas のキャスト上に名前を発見。しかもだ、只今上映中のレビューでは、ヒーローの次に名前があがってんじゃん! お民さんの巻き返しか? しかしギャラリーに掲載の写真見るとやっぱ相変わらず辛気くさい、メソメソ泣いてる。きっと死ぬほど地味な映画なんだろね。

投稿者 Periplo : 03:16 : カテゴリー brown dwarf galaxy
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2006年04月11日

大部屋以上明星未満★08

Sreeraman04.jpg
V K Sreeraman (Sriraman とも)

ともかく縦方向にデカい。エンパイア・ステート・ビルといっていいかも。比較的色白で長身ならばサウスではヒーローを夢見てもおかしくないのだが全然そんなことにはならなかったようだ。だってとことん顔がイジワルそうなんだ。目を細めて見ればわかると思うが、額に大きく「」って書いてあるんだよね。マ映画の悪役は、そこいら歩いてる連中よりはキャラが立ってるけど、タミル・テルグ映画みたいなフリークス度の高い人はあんまりいないな(一方でカタカリのメイクしてても一発で見分けがつくよな突出フェイスがスーパースターになるわけだわなw)。ともかくこの底意地の悪そうな感じは尋常じゃなくて痺れる。

言葉で虐めるタイプがよくハマる悪役だが、一方で芸術映画 Desadanam [The Journey to Wisdom] (Malayalam - 1996) Dir. Jayaraj、Maargam [The Path] (Malayalam - 2003) Dir. Rajiv Vijayaraghavan などにも脇役出演。

Sreeraman01.jpg

なお、IMDb によるバイオ情報では、Sometimes Credited As : C.V. Sreeraman とあるがこれは大嘘。CVの方は映画の脚本も手がけたことのある有名なマラヤーラム語作家。しかしややこしいことに、VKの方も実は作家としてそこそこイイ線いってるらしいのだ。ネット上に韻文が掲載されてる(もちろんコチトラには読めないが)し、著作も出版されている。そしてCVとVKは時々ツルんでマスコミの前に姿を見せたりもしている。姻戚関係は今後の調査課題(多分無関係だと思う)。

Sreeraman02.jpg

最も網羅的な肩書きは以下の様になっている。

A reasonably popular film actor, drama writer, director, columnist, writer, social worker, an award winning T.V. presenter and a committed political activist. (ディスカッションボード情報より)

唯一見つかったインタビュー。それから近影

投稿者 Periplo : 01:07 : カテゴリー brown dwarf galaxy
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2006年04月10日

大部屋以上明星未満☆07

babyShamili.jpgShamili.jpg

Baby Shamili (aka Shamili) 生年不詳、たぶん1986年頃。

脇役さんていうのは、実は結構な本数を見ていても、出てくるたんびに衣装やメイクが変わっていて同一人物だと気が付かないことが結構ある(それだけ役に馴染んでるということでもあるのだが)。データベースなどで出演作がまとめて表示されているのをみて、はじめてあれはあの人だったかと膝を打ったりすることも多い。刻々顔立ちが変わっていく育ち盛りの子役ならなおさら。

昔日の名子役 Baby Shamili が、満を持してヒロインデビューすることになるだろうという IndiaGlitz 記事

Shamili's time has come

Remember actress Shamili? The younger sister of Shalini Ajith, who acted as baby artiste in several films a few years ago including the title role in director Manirathinam Anjali.

Though she got several offers to make her debut as heroine in the Tamil film industry, Shamili had been rejecting the offers as she chose to concentrate in her studies.

Now director Fazil, who introduced her elder sister in Tamil filmdom, has convinced Shamili. She would be making her venture to Malluwood as heroine with a untitled movie directed by Fazil. Yesteryear actress Nadhiya also plays an important role in the movie.

この記事読んではじめて知ったのだが(まあ、その、普段は熟女にばっか目がいってるんで…)、シャミリはアジットの奥さんになったシャリニの妹だったんだね。上記記事の写真見ると姉ちゃんほど美人じゃないかなという気もするが、この先化ける可能性は捨てきれない。それにしてもマニラトナム映画で子役デビュー、ファーシル映画でヒロインデビューとは末恐ろしいもんである。

今でもよく覚えているが、Anjali を劇場で見たときには(シャミリはこの時3歳だったというが)天才子役などという陳腐な形容詞では追いつかない演技(ただの子供ではなく精神遅滞児の役だ)にちょっと不気味さを感じさえした。監督になんか悪い薬でもやらされてるんじゃないの、などと軽口をたたいてゾクゾク感を誤魔化したのだった。

IMDb では Baby Shamili 名義でデビュー作 Anjali (Tamil - 1990) Dir. Mani Ratnam を含む1993年までの5本が、Shamili 名義Harikrishnans (Malayalam - 1998) Dir. Fazil、Kandukondain Kandukondain (Tamil - 2000) Dir. Rajiv Menon の2本が登録されている。

余談:ヒロインとしてのキャリアが決して長いとは言えなかった1980年生まれの姉のシャリニは、やはりBaby Shalini という名義で恐ろしい数の作品に出演していたらしい。

投稿者 Periplo : 00:43 : カテゴリー brown dwarf galaxy
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2006年04月06日

大部屋以上明星未満☆06

たまには世のため人のためになることを書こう。

MalluMeena1.jpgMalluMeena2.jpg

Meena
この人がマラヤーラム映画界のミーナさんです。IMDb のフィルモグラフィーでは1972年から1997年までの27本がカウントされている。それ以降の出演作がないのは、亡くなってしまったということなのか、単に脇役だから見逃されているということなのか。

これまで得体の知れないマラヤーラム映画ディスクに手を出してはお目当てに会えずに苦汁を飲まされていたムトゥのミーナちゃんファンから感謝状が来るかもしれない。そうはいっても、ムトゥのミーナちゃんも、先日紹介したこれをはじめとして多数のマ映画に出演してるから、ややこしいことに変わりはないのだが。

投稿者 Periplo : 00:38 : カテゴリー brown dwarf galaxy
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2006年04月04日

大部屋以上明星未満☆05

parvathi1.jpgparvathi2.jpgparvathi3.jpg

Parvathi (Parvathy とも)
例によってバックグラウンドは一切不明。IMDbでは出演作は39本で、1987−1993年が主な活動時期。おそらく1993年にジャヤラームとの結婚によって引退したものと思われる。ときどきテレビにゲスト出演などしているようだ。出演作でDVD化されているものはごく僅か。プリヤンのものでは Akkare Yakkare Yakkare があり。しかしこの映画でもそうだったけど、ヒロインやってんのにほとんど印象に残らないようなものが多い。せっかくの美人なのにね。いわゆるお嬢さま女優だったのか。もしかしたら未見の芸術映画ではものすごくコアな演技をしてるのかもしれないが。

ものすごく平凡な一語ネームなので検索にもほとんどひっかかんない。旦那の浮気に神経を尖らせているというトホホなぐらいしか見つけられず。息子のほうがよっぽどメディアに露出している。

参考:息子である国家映画賞子役 Master Kalidas (Kalidasan) の出演作
Kochu Kochu Santhoshangal (Malayalam - 2000) Dir. Sathyan Anthikad
Ente Veedu Appuvinteyum (Malayalam - 2003) Dir. Sibi Malayil

投稿者 Periplo : 00:42 : カテゴリー brown dwarf galaxy
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2006年03月25日

大部屋以上明星未満★04

Babu Namboothiri
綴りは Nambuthiri, Nambudhiri, Namboodiri, Nambootiri etc. とも。

(前回よりの続き)しかし、因業について語るのだったらこの人を外す訳にはいかない。前回エントリーはナレンドラ先生のナンブーディリ・ブラーミン役への讃だったが、今回登場するのは本物だ。

バイオグラフィーは一切不明。IMDb でのエントリーはなんと Praja (Malayalam - 2001) の1本のみ。軽く100本を超える出演作があると思うのだが。さらに同名の画家もいるみたいで検索困難。

BabuNambuthiri1.jpg
Nirakkootte (Malayalam - 1985) Dir. Joshi でのチンピラ役。因業もまだまだ発展途上といったところ。鼻は高いけど、それ以外の部分が平べったくて、一重瞼(奥二重?)も手伝って何となく東アジア人みたいな面相。

babu2.jpg
Praja (Malayalam - 2001) Dir. Joshi
見事な因業顔の完成形。ただしヒジョーに残念なことにこの映画ではイイ人役。

芸術映画では、
Mathilukal (The Walls) (Malayalam - 1989) Dir. Adoor Gopalakrishnan
Perumthachan (The Master Carpenter) (Malayalam - 1990) Dir. Ajayan
Vidheyan (The Servile)(Malayalam - 1993) Dir. Adoor Gopalakrishnan
Kathapurushan (Man of the Story) (Malayalam - 1996) Dir. Adoor Gopalakrishnan
にも脇役出演した模様。

唯一見つかった近影。ともかく、名前が判明する前にもこの人の出演作は沢山見てたはずだから、そーゆーのを発掘してはここにフィルモグラフィーを構築して行こうと思ふ(妙な闘志)。

投稿者 Periplo : 04:15 : カテゴリー brown dwarf galaxy
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2006年03月24日

大部屋以上明星未満★03

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Dr. R. Narendra Prasad, playwright, film actor, teacher and literary critic of eminence, died at the PVS Hospital at 2003 November 03, 8.00 AM. He was 58. (AMMA追悼記事より)

Asthigal Pokkunnu , a film for which he wrote the script was his debut on the silver screen after which he turned in to popular actor appearing in nearly 150 films.

During the nineties, director Shaji Kailas and script writer Ranji Panikkar cast him in a many a box office hit, begining with Thalasthanam boosting his film image.

Among his memorable films are: Sthalathe Pradhana Payyanns, Ekalavyan, Yadavam, Ulsava Melam, Aran Thampooran, Ustaad, Vazhunnor, Krishnaguddiyile Oru Pranayagatha and Susanna.(Times of India November 04, 2003 記事より)

Yet, he did memorable -- and in a couple of cases, award-winning -- performances in his inimitable style in films like Paitrukam, Ulsavamelam, Galileo, Susanna, Melepparampil Aanveedu, Sanidasa, Ekalavyan and Thalasthaanam and many more - altogether 125 films in 12 years, and that too after entering the world of films at the age of 45! (Deccan Herald 記事R Narendra Prasad: a literary artisteNovember 16, 2003 より)

この人もまた、死亡記事によって名前を確認した一人。ナレンドラ・プラサード、1945 - 2003。映画俳優、舞台俳優、舞台監督、大学教授、文芸評論家。万能の天才の幅広い知性と人間性の深みが感じられるポートレイトではないか。上記記事にもある通り、映画界入りしたのは1990年、45歳の時。以降12年間の映画人生での出演作をまだそれほど沢山見ている訳ではないので断言するのは憚られるのだが…。

映画中でのキャラは実人生のそれとは正反対の、つまり悪役というケースが多かったようだ。
Prasad1.jpgprasad2.jpg
Boopathi (Malayalam - 1997) Dir. Joshi より

ナンブーディリ・ブラーミン特有のヘンテコ髷がよく似合う、惚れ惚れするよな因業ぶり。アクション&スリラーを得意とするシャージ・カイラースのお気に入りだったというから、癖のある悪役を多くこなしたものと推測される。ナレンドラ先生についてはこれからも精力的にヲチを継続予定(意表をついて優しいお父さん役なんてのもきっとやってると思うが)。

投稿者 Periplo : 02:33 : カテゴリー brown dwarf galaxy
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2006年03月01日

大部屋以上明星未満☆02

シリーズ第二弾はだ・あ・れ・にしよおかな〜、そうだ Lissy にしよう。

Lissy (Lissy Priyadarshan) ときに Lisy, Lizzy, Lizy とも。生年不詳、出身地・宗教・本名・デビュー作・代表作ともかく全部不詳。80年代のマラヤーラム映画に出演、プリヤダルシャンとの結婚を機に90年頃引退。子供は2人。現地のテレビショーなどにはときどきゲスト出演したりしてるらしい。ネット上の情報が極端に少なく、特に近影などは全く見つからない。

ヒロインやってた女優さんをつかまえて「大部屋以上明星未満」もないだろうとの突っ込みはあるかもしれんが、引退しちゃった女優の情報はホントに少ないのだ(とりあえず、このシリーズ名は「二大巨頭以外」ぐらいに読み替えてくらはいw)。しかし最近の当網站首頁への検索エンジン経由アクセス・キーワードのトップは「Lizzy Priyadarshan」なんだ(プリヤンに聞かせてやりてぇよ!)。以前に一度だけウプした画像は凄く貴重なものなはずなのだ(<エバってどーすんねん)。

ってことで、Lissy 画像大盤振る舞い。
lizzy2.jpg

ほれっ、もういっちょLissy じゃ。
lizzy3.jpg

以下は結婚と同時に妻を引退させたことに対するプリヤンの弁明。

Q:You did not allow your wife to act in films after marriage. How do you explain this?

P:I think that only a fulltime wife can look after her family and children. I was lucky to marry an actress. She knows my problems and situations. I get a lot of support from her. In addition, she looks after the studio and post-production facility in Chennai. (The Rediff Interview Priyadarshan to retire from commercial cinema? by George Joseph, January 04, 2006)

多くを語れるほどにはリシーの出演作は見ちゃいないのだが、はっきり言って女優としては大物じゃないです。大抵はセカンドヒロインか、ヒロインの友達という役回り。お嬢様然としてツンツンしてるか、内気な箱入り娘として恥ずかしそうにしてるかのどっちかで、演技力が要求されるような役をやってるとこを見たことがない。従って旧作のレビューなどで言及されることもまず無い。フォーラムなんかで「昔はリシーに萌えだったんじゃ」みたいな発言がちらほら見受けられるだけ。つまり元祖アイドルだったのかもしれない。引退するときも映画界にあんまし未練はなかったのかもね。

IMDbでは Lizy 名義で登録されていて、Ithiri Neram Othiri Karyam (Malayalam - 1982) からMinda Poochakku Kalyanam (Malayalam - 1990) までの24本が挙がっている。トリヴィア欄には、プリヤンの監督第2作目に出演し、以降コンビで12本の作品を生みだしたと書いてあるが、DBに掲載されているのはそのうちの6本に過ぎない。それに共同作品とはいっても必ずしもリシーがヒロインをやっているという訳ではないのだ。そういう意味じゃシーマ&IVシャシのカップルとは大違い。

とりあえずリシーが主役で字幕付きDVDで見られる映画を探してみたけれど、現在のところは Mutharam Kunnu PO (Malayalam - 1985) Dir. Sibi Malayil しかないみたいだ。全編におマヌケ感が漂う良作。リシーが演じるのは田舎の箱入り娘でマンムーティの大ファン!(笑 お勧めです。

トリヴィアもトリヴィア:こっちの記事じゃあ、夫婦揃って風水に凝ってるって話だ。

投稿者 Periplo : 00:29 : カテゴリー brown dwarf galaxy
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2006年02月27日

大部屋以上明星未満★01

モーハンラール34本、マンムーティ35本、何かというと1986年の両巨頭の出演作公開本数(IMDb調べ、脇役時代を除いた両巨頭の出演本数ピークの年)。ゲスト出演も混じっているのだろうけど、それにしても常軌を逸した数字だ。これだけの映画が製作されるためには大スターを支える広大な裾野が存在していたのだろうと推測されるのだが、実際はそうでもないみたいだ。いつも言ってるけど、旅回りの芸人一座みたいな小人数で衣装をとっかえひっかえしてすんごい数を作っていたようなのだ。だから黄金時代といわれる1985-1995年の映画を5本も見ればマ映画界の役者さん達のほとんどと顔なじみになってしまうんだな。実際出ずっぱりのお笑い系の連中なんて、はっきり言って東京に住んでる自分の親戚に対してよりもずっと親近感もっちゃってる。ばったり会ったりしたら、「よっ、最近シノギのほうはどうよ?」なんて声かけちゃいそうだ。

しかし困ったことに脇役さんは少数の突出した人たちを例外として、顔と名前がなかなか一致しないんだな。マラヤーラム映画俳優組合AMMAのフォトギャラリーというのが一応基本資料としてあるのだが(あと個人でやってるページでこんなのも)、完全網羅しているわけではなさそうだし、掲載されていても特徴をよく表した写真じゃなくて見分けが付かないことも。

ともかく名前の一部だけでも分からないことには、検索のしようがない。しかし南印映画界七不思議のひとつと言っていいと思うが、オープニング/エンディング・クレジット中でも俳優の名前だけは英語で表示されないことがほとんど。脇役さんの名前はディスクのジャケットにも記載がないし、レビューにもなかなか登場しない。何よりネット上でゴシップが取りざたされることが絶無。こういう悪状況の中で断片的な情報をつなぎ合わせたり消去法で絞り込んだりしてやっと名前を割り出して、さて検索してみると引っかかって来るのは死亡記事だったりするorz

そこまでしてなぜ調べるのかと言えば、この人たちが短い出演時間や(脚本上の)粗雑な人物造形にもかかわらず恐ろしく存在感があるうえに、しょっちゅう登場するから懐かしさすら覚えるようになってしまっていて、つまりとても他人とは思えないからだ。

シリーズ化を目論んでいるけれど、詳細バイオ情報込みでボリウッドの脇役を網羅しようというこちらの堂々たるプロジェクトや、実際の会見をベースにしているという点で驚異的なこちらタミル映画人名鑑みたいなものにするのは無理。例によって覚え書き。たぶん男優さんが中心になるだろうという予感。

留保事項
■映画では脇役でもテレビの世界では全然別のキャラでセレブ、ということもあるかもしれない。
■映画では脇役でも演劇がむしろ本業で大活躍している、という人もいるかも。
■英語のインターネットの世界では無視されているけれど、マラヤーラム語の印刷メディアの世界ではものすごく露出している、というケースもあるかも。

その1:N F Varghese (N F Verghese, N F Vergesse とも。Varghese という名前は元来はシリア派のものだと思うのだが、現在のケララではその他の宗派のクリスチャンの間でも非常にポピュラーなので調べにくい)
NFVarghese.jpg

見かけはパソコン恐怖症のこの人そっくりだが、悪役やらせるとソフトな中に凄みがあって結構恐い。体格的に横広がりなくせに甲高い声の持ち主がなぜか多いマ映画界では珍しい迫力の低音ボイス。

やっと名前を割り出してまず行き当たったのがAMMAのサイト中の死亡記事。2003年6月19日没。享年53歳。

こちらの資料によれば、デビューは1993年の以下の作品ということだが、このオジさんが90年代になってから登場したとはとても信じられない。

Aakaashadhoothu (Sibi Malayil; Dennis Joseph; Music: Ouseppachan; Madhavi as Annie, Murali, N. F. Varghese (debut) as Keshavan, Nedumudi Venu as Fr. Vattappaara)

IMDbのフィルモグラフィーでは僅か28本がカウントされているのみ。脇役中心の人にとっては少なすぎる、これは氷山の一角に違いない。しかし初出演作はRamji Rao Speaking (Malayalam - 1989) Dir. Siddique - Lal の端役だというから、93年本格デビュー説もあながち嘘とも言い切れないようだ。つまり僅か10年ちょっとの映画人生を駆け抜けたんだな。40過ぎで映画デビューするまで何をしていた人なのかも分からない。

死亡記事を手がかりにあれこれ検索してやっと見つけた The Hindu による短いバイオグラフィー

N.F.Verghese, who died on June 19, was an actor with a difference. He was successful in etching out characters in a different style.

The master actor brought out the soul in many of the roles he portrayed.

As an actor, NF made use of the lessons he learnt from theatre and mimicry to the maximum on screen.

Despite his late entry, he was able to capture the attention of the Malayalam film industry with his extraordinary voice, which could add an extra dimension to his acting.

In "Aakashdhooth'', NF played the role of a villain with characteristic ease. He had acted in more than 100 films.

The actor in him was able to identify the nuances of characters quickly. Directors say that he was always willing to lend that extra effort while performing various roles.

The audience saw his brilliant performances in "Lelam'', "Pathram'' "Ee Puzhayum Kadannu'' and "Spadikam''.

なんと、この記事だと没年は2002年だわな。しっかりしてくれ俳優組合。なるほど、映画出演をする前は舞台の芝居と物真似をやってたんだ。しかしいつも思うのだが、この mimicry というのはケララ人にとって何なのだろう。恐ろしく豊富な各種の芸能形態の中でもこの物真似とパロディは特別らしいのだ。今日スターと呼ばれている連中でも出身は mimicry artist という例は結構ある。どこかで真面目に取り組まなければならないのか、物真似ワールド。やっぱしこんなディスクを買ってみるべきなのだろうか(勇気がなくて踏み込めない)。

資料箱(この先も見つけ次第増補予定)

N F Varghese laid to rest (Sunday, June 23, 2002)
Kochi Mortal remains of Malayalam actor N F Varghese, who passed away at nearby Aluva on Wednesday, were laid to rest today. Relatives, fans and film industry colleagues gathered in large numbers to pay their last respects. (Agencies) (MyKerala.com 記事)

2006.03.06 付記
その後 Pappan Priyapetta Pappan (Malayalam - 1986) Dir. Sathyan Anthikad 中で脇役出演のタッチおじさんを目撃。1993年デビュー説は大嘘だったわけだ。これだからネット情報ってのは当てにならんのじゃ!
nfVarghese.jpg

投稿者 Periplo : 00:09 : カテゴリー brown dwarf galaxy
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