2012年04月24日

Ecce!:Kanchana

プンプン怒り顔がチョー素敵なお姉様。
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ずーっと昔にテルグ映画の Who's Who みたいなことをやってたんだった。シリーズ終結宣言するつもりは全くなかったんだけど、放ったらかしだったわな。久しぶりに書かずにはいられないお方が現れた、これもナーラダ仙の導きか。

しばらく前に Bhakta Prahlada の2作品見比べについて書いた時、一瞬このまま解脱までイッちゃうかと思ったオイラを強引に煩悩の淵に連れ戻して下さった女仙人様を末尾に紹介したのだが、程なくして知り合いの美女鑑定第一人者の先生から通報が入った。先生が仰るには、この美女のご芳名はカーンチャナー様、ラージクマールとの共演作では他に BabruvahanaShankar Guru などがあるとのこと。ありがやたやありがたや、持つべきものは綺麗なおねえさんデータベースのグル。

ただ、この時点でカーンチャナー様はカンナダ映画界の女優と、勝手に思い込んでしまっていたんで、ちょっとあらぬ方に行ってしまったのだ。うーん、色々検索しても Kanchana で引っ掛かるのは同名のタミル女優、それにローレンス監督のお化け映画(とそれのカンナダ・リメイク)のことばっかだ。にわか追っかけもここで終わるかと嘆息した時にやっと気づいた、同名のタミル女優じゃない、同一人物がタミル映画にも出てたんだ、オイラ何本か見てるじゃねえかぁぁ!

ということで、記事としてはかなりとっちらかってあまり信用できる感じじゃないのだが、ウィキペディアのカーンチャナー様エントリー。1946年マドラスの生まれ、両親はマチリパトナム出身のテルグ人らしい。幼時からバラタナーティヤムの訓練も受けていたという。インディアン・エアラインのスチュワーデスをしていたところを、映画監督CVシュリーダルに見いだされ、Kaadhalikka Neramillai でデビュー。同作が大ヒットし、以降テルグ&タミルを中心に南印4言語+ヒンディーで活躍し、70年代のグラマークイーンのひとりとみなされるにいたる。出演作は1980年代後半まで記録されているが、その後メディアの前から姿を消してしまったらしい。そのため一時は死亡説まで流れ、一方でゴシップ雑誌には、零落して寺院の撤饌で生きながらえているなどということを書かれたりもした。同情を装いつつも好き放題なことを書いてる idlebrain の記事は、おそらくはそれの受け売りと思われる。これに対してはカーンチャナーは断固たる態度で臨み、記者会見まで開いて否定の声明を出したとのことだ。実際にはバンガロールで中産階級の不自由ない生活を送っているという。ただし、2006年の The Hindu 記事にあるように、自身の親族との間での財産を巡る訴訟沙汰に忙殺されていたことは事実のようだ。最近(2011または2012年と推定)テルグ語チャンネルの maaTV のインタビューに応じ、元気なところを見せてくれた。

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上に述べたデビュー作、Kaadhalikka Neramillai (Tamil - 1964) Dir. C V Sridhar はタミル映画史に燦然と輝くお気楽ラブコメの傑作。その洒脱さは今日のタミル映画と比べても遜色がないのではないかとさえ思える。ツインヒロインの片割れのカーンチャナーは、サリーが基本で時にサルワール・カミーズを着ており、洋装は一切していないのだが、おそろしくモダンな印象。スッチーあがりの長身を活かしたサリーの着こなしは、まるでバレンシアガの夜会服みたいに見える。のびのびとしたダンスも非常に好もしい。本作は Preminchi Choodu (Telugu - 1965) Dir. P Pullaiah としてリメイクされ、カーンチャナーは同じ役で出演している、こっちも見てみたいね。


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やはり軽妙なコメディーである Bhama Vijayam (Tamil - 1967) Dir. K Balachander では登場シーンの半分以上を眼鏡で通してくれて凄くイイ。本作は Teen Bahuraniyan (Hindi - 1968) Dir. S S Balan & S S Vasan としてとしてリメイクされ、カーンチャナーは同じ役で出演している、こっちも見てみたいね。


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グルよりご示唆のあった Babruvahana (Kannada - 1977) Dir. Hunsur Krishnamurthy も早速鑑賞。いんや凄い神話ものだ、字幕なしのディスクなのに(こちらさんに助けられたんだけど)こんなに最初から最後まで面白くて固唾を呑んで観たものも珍しい。ここでチョロっと書いてしまうのは勿体ない気がする。そのうち別にエントリーを立てて紹介したいもんだ。ここでのカーンチャナーの役どころは、敢えて大ざっぱな言い方をすると竜宮城の乙姫様。ゴージャスでセクシーなイメージにはまさにうってつけのキャスティングだったと言える。


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追っかけを始めるそもそものきっかけとなった Bhakta Prahlada (Kannada - 1983) Dir. Vijay では、孫もいる老いた仙人とその若き日の回想シーンを一人で演じている。撮影時点で36歳ぐらいか。お祖母様としての臈長けた気品ある姿と、あっふ〜ん♥のシーンの落差が激しくて、萌えつつも笑い、笑いつつも萌える。


テルグ映画人名鑑シリーズとしてあげたのに、テルグ映画の紹介がないというのもあんましなので、最後にとっておきを。下のイメージは Navarathri (Telugu - 1966) Dir. Tatineni Rama Rao にゲスト出演した時のもの。本作はシヴァージ・ガネーシャンが1人9役を演じたことで大変に有名な Navarathri (Tamil - 1964) Dir. A P Nagarajan のリメイク。こちらではANRが9役をこなしている。オリジナルの方は字幕なしなのにリメイクのディスクには字幕があったという理由で鑑賞したのだが、テルグ版もまた打ちのめされるくらいに素晴らしい。両作でヒロインを務めるサーヴィトリは、テルグ版ではプロデューサーも兼ねていた。そして作中でヒロインが癲狂院に迷い込むシーンでは、彼女の意向で当代の有名女優達が患者としてゲスト出演して歌い踊ることになった。カーンチャナーもその一人、ん〜可愛いじゃありませんか。おらも入院させて欲しいよ〜。このシーンに現れる他のゲスト達の中にはアッと驚くような大物もいたのだが、それをここでバラしちゃうのはちょっと勿体ない。興味を持たれた各位で確認していただきたい。

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投稿者 Periplo : 02:32 : カテゴリー Scribble : Ecce Homo
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2008年10月26日

Ecce!:Surya

検索屋としてこんなにお手上げなのははじめてかも。バイオグラフィー一切不明。

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左はGrahanam (Telugu - 2004) Dir. Indraganti Mohana Krishna のシリアス医師、右はMangatayaru Tiffin Center (Telugu - 2008) Dir. Venky のスケベ医師

比較的悪役の多い脇役。IMDb でのフィルモグラフィーには Eduruleni Manishi (Telugu - 2001) Dir. Jonnalagadda Sreenivas から始まる10本が登録されている。それ以前は何をしてたのだろう。90年代末にデビューしたタミル映画界のスーリヤ(混乱するからこのブログでは Surya Sivakumar と呼ぼう)よりも映画界での経歴は浅い可能性もあるな。ともかく、スーリヤ・シヴァクマールのタミル語作品のテルグ吹替版がどんどん公開され続けているというのに、当人達も周りもなんら手を打とうとしないのだ。いっそ共演でもしてみたらどうか。

悪役で登場する際に時おり目の奧にキラリと走る邪悪の光、これが一番のUSPだと思う、演技というより照明さんが上手いだけなのかもしれないけど。ともかく、このクラスの脇役の人は1.死去するか、2.主役を張るか、3.国家映画賞を取るか、でもしないとバイオグラフィーがネットにあがらないんだ。1は縁起でもないから、2→3を目指して頑張って欲しい、心から。

投稿者 Periplo : 21:39 : カテゴリー Scribble : Ecce Homo
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2008年10月11日

Ecce!:Sindhu Tolani

Sindhu Tolaani とも。テルグ映画でのチョイ役常連さんとなりつつある女の子ちゃん。

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イメージはすべて Sullan (Tamil - 2004) Dir. Ramana から。

スリム・長身で色白、バタ臭い顔立ち。タカビー系だけど笑顔がかわゆい、蓮っ葉役も難なくこなす、つまり近頃のサウスで求められてるヒロインの資質を一通り揃えてるってことになる。Wikipedia での紹介によれば1983年生まれ。ところが出生地に関して、同じ頁の中でムンバイとバンガロールの2通りに食い違って記述されている。どうやら更新が途絶えているらしいオフィシャル・ファンサイトでは出身に関する情報はなし。タミル、テルグ、カンナダに出演。

デビューはテルグ映画 Aithe (Telugu - 2003) Dir. Eleti Chandra Sekhar だったらしい[余談ながらこの映画は後に Naam (Tamil - 2003) Dir. Saba Kailash、Wanted (Malayalam - 2004) Dir. Murali Nagavalli としてリメイクされた]。2004年に Sullan のヒロインとしてタミル・デビュー(本作冒頭には introducing Sindhu Tolani のクレジットが見られる)。当時上り調子だったダヌシュの相手役。良い感じのスタートに思えたが、なぜかこの先メジャー作品のヒロインのオファーが途絶える。その後タミルからテルグにシフトして本数だけは稼いでいるのだが、Pournami (Telugu - 2006) Dir. Prabhu Deva でのスポット出演に見られるような、セカンドヒロインでもアイテムガールでもない端役ばかりが目立つようになってしまっている。なんでなんだ。

なお、シンドゥちゃんのデビュー作に関して、筆者はとある重大な疑念を持っている。これについては近日中に稿を改めて提起したい。楽しみに待ってるように。

投稿者 Periplo : 23:58 : カテゴリー Scribble : Ecce Homo
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2008年09月30日

Ecce!:Lakshmipathi

Lakshmipathy とも。フルネームは Chittajallu Lakshmipathi Rao というらしい。

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右はおそらくは遺作である Mangatayaru Tiffin Center (Telugu - 2008) Dir. Venky から。

眉毛から上が異常に長いデカ頭がトレードマークのコメディアン。しかし正直なところこの人を意識するようになったのは今年2月の急逝を知ってからだった。享年55歳。

Lakshmipaty who had started out as an anchor and comedy artiste on television, was given a break by his brother in Mahesh’ Bobby. He has been seen in several films till recently. His death has come as a shock to his family as he dropped dead in his bathroom. His body was later found by his relatives after he was missed.(IndiaGlitz 2月7日記事 Lakshmipati, Kalpana Rai are no more より)

しかも不思議というか不気味というか、きっかり一ヶ月前に弟である映画監督の Shoban が、40歳の若さで心臓発作により急死していたのだ(TeluguCinema 1月7日記事 'Varsham' director Shobhan passed away 参照)。

こちらのいまひとつ胡散臭い記事によれば、ラクシュミパティの死の遠因は過度のアルコール摂取にあったという。そしてその葬儀にはこの人だけしか参列しなかったというのだが本当だろうか。何があったのかは分からないが、遅まきながら合掌。

投稿者 Periplo : 02:33 : カテゴリー Scribble : Ecce Homo
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2008年09月29日

Ecce!:Melkote

唐揚げ屋の親爺とは違うんだぜ。

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この人物についても長らく名前の手掛かりがつかめず悶々としていた。いつもチョイ役、それも必ず大学教員とか病院長とか、高度に知的なホワイトカラー役。基本的にお笑いとは無縁。一度ぐらいチャイ屋の親爺とかやって欲しいもんである。

全然関係ないロケ地関係の調べ物をしていて行き当たった The Hindu 記事 Yudhvir award for Shankar S. Melkote。そうか本名は Shankar S Melkote なんだ、しかも記事のどこにも俳優業のことは触れられていない。印英文学の巡回朗読会を行う Little Theatre という団体を率いての活動が認められての表彰。後から見つけたもひとつ別の記事では、巨大撮影所のオーナーとして有名な Ramoji Rao によってテルグ&カンナダ映画界に招き入れられたということが述べられている。映画の中でも英語の台詞をしゃべる率が結構高いよ、この小父さん。

検索に当たってなんで melkote なんてネームを思いついたかというとだな、カルナータカ州マイソール郡のメルコートには Raya Gopura ちゅうナイスな遺跡があって、そこでアイシュワリヤ・ラーイさんがレインダンスを踊ったからなんじゃ、ふぉっふぉっふぉっ。

写真は Chatrapathi (Telugu - 2005) Dir. S S Rajamouli より。
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投稿者 Periplo : 02:01 : カテゴリー Scribble : Ecce Homo
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2008年09月06日

Ecce!:Ashish Vidyarthi

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悪役もとりあげちゃうもんね。アーシシュ・ヴィディヤールティの顔はテルグ映画を見始めてかなり初期に覚えた、そのくらいインパクトのある憎まれ面。代表作は良く分かんないけどPokiri (Telugu - 2006) Dir. Puri Jagannath の悪徳警官は典型的な嵌り役という感じ。巨悪というよりは卑劣漢を好演するタイプ。数は少ないながら似たような役をタミル映画でもマラヤーラム映画でもこなしている。

しかし未見の Drohkaal (Hindi - 1995) Dir. Govind Nihalani では国家映画賞助演男優賞まで獲得しているのだった。テルグ映画の悪役として出まくってるイメージがあるのだが、IMDbのフィルモグラフィー見ると、やっぱりヒンディーの方が出演本数は多いか。

北インド人であることはまず間違いないだろうと思っていた、その出生地は Wikipedia ではニューデリー、Telugupedia ではケララのタラッセリとなっていて食い違っている。どうでもいいことだけど気になっていたのだった。まあ、後者が正しいにしても北インド人の両親がたまたまケララに住んでいたということだろうけど。ちなみに出生年も前者で1965年、後者で1967年となっている。

ところが(これもまた悪役をやってる人にはよくある話だが)オフスクリーンの優雅な生活を紹介する記事で一気にルーツがわかっちまった。

It is a sort of homecoming for the son of Govind Vidyarthi, who hails from Thalassery in Kerala.

"I do have roots here still, though we lived in Delhi all along. My mother is a Bengali and I can speak a bit of Malayalam." (The Hindu 記事 The right moves より)

うーん、半分ケララ人半分ベンガル人でデリー育ちの元演劇人だったのか。それと、もういっちょ別の The Hindu インタビュー(2004年)では、Landmark Foundation なる団体のお陰で人生が変わったということを熱っぽく語ってるのだが、どう見てもただのMBA養成校でさっぱりわからん、なにか同名の別団体があるのだろうか。

投稿者 Periplo : 02:28 : カテゴリー Scribble : Ecce Homo
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2008年07月05日

Ecce!:Surekhavani

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左:Swarabhishekam (Telugu - 2004) Dir. K Viswanath より
右:Ashok (Telugu - 2006) Dir. Surender Reddy より

んー、ふくよかでサリーが似合う楚々たる人妻ですねえ。

以前に中途半端に紹介したお姉様のお名前がずっと謎だった。妹ちゃん Satya Krishnan さんの方はすぐに分かったんだけどね。

それが最近になって新作映画 Ready (Telugu - 2008) Dir. Sreenu Vaitla に二人揃って出演、という目撃情報がもたらされた。タレコミのラーキン氏(仮名)はさらに検索をした上で、名前と顔が完全一致する証拠物件まで添えて下さった。それがこれAndamaina Abaddam (Telugu - 2008公開予定?) Dir. Ravi Raja Pinisetti のスチル。これは決定的ですね。こんなに丁寧なキャプション付きのスチルって珍しいね…おおおっ、ちょっと待て、2列目にタミレカがいるーっ! タミレカがテルグに出てるーっ!

などと主旨とは違うとこで興奮したりというのもあったのだが、ともかくお姉様のお名前は Surekhavani さんに確定だす。

一度名前が分かってしまえば出演作はゾロゾロ出てきた。上に挙げた2作と Bommarillu に加えて、以下のようなものがみつかった
Jai Balaji (Telugu - 2005) Dir.Allani Sridhar スマン様と共演の神様もの、レビューギャラリー
Seethakoka Chiluka(Telugu - 2006) Dir. A R Raja Rajan レビュー中に Popular television show hostess and actor Surekhavani plays her elder sister.とあり
Nandanavanam 120 kms (Telugu - 2006) Dir. Neelakanta レビュー中に Surekhavani as Sandeep's sister looks smart in a boy-cut and performs well. とあり。
Ashoka Chakram (Telugu - 2007) Dir. Vicky Varma レビュー中に Later, he calls up Ranjith and kidnaps Ranjit's wife Shanti (Surekhavani), who was pregnant. とあり。
Notebook (Telugu - 2007) Dir.Chandu レビュー中に After the death of his mother (Surekhavani), the village elder and his wife take him away with them, where he settles as the right hand of the landlord. とあり。
Aadivaram Aadavallaku Selavu (Telugu - 2007) Dir. Raja Vannem Reddy これが一番見たいかも。4組の夫婦が登場するコメディ、スレーカー様はこいつの奥さん役。レビューギャラリー。この映画では出番が多そうな予感。
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Highway (Telugu - 2007) Dir. V Manoj Kumar レビュー証拠写真
Kalidas (Telugu - 2008) Dir. G Ravicharan Reddy レビューによれば、初の悪役だそうだ。

こうやって見てみるとB級っぽいのが多い、そしてこの2,3年のものばかりだ。上のSeethakoka Chiluka のレビューに Popular television show hostess and actor とあるが、主な活動エリアはTVなのか。

この後困った事態が発生。分かち書きした Surekha Vani という名前でも検索してみると、テレビ界の有名人としてこういうお方がお出ましになってしまうのだ。 体型や顔のパーツが妙に似てる、でも佇まいは全然違う、これって別人なのか? 2005年のThe Hindu 記事(2月のもの9月のもの)では、かつて Moguds-Pellams という人気番組の司会をしていたということが(これまた微妙な写真を伴って)述べられている。

この二人は同一人物なのか、それとも別人なのか。もしかして上の作品リストには「分かち書き Surekha Vani」のものも混じっているのか? 鑑定するには潰していくほかないのか。そしてテルグでのタミレカの足どりは?(いつか続くかも)

ラーキン氏(仮名)に大感謝。

投稿者 Periplo : 22:39 : カテゴリー Scribble : Ecce Homo
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2008年07月01日

Ecce! (RIP) : Mallikarjuna Rao

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左:Ladies Tailor (Telugu - 1986) Dir. Vamsi より
右:Krishnarjuna (Telugu - 2008) Dir. P Vasu より

そのうちこの体育会系のオッさんについても調べなきゃね、と思っていたら訃報が飛び込んできてしまった。2008年6月24日没、享年56歳、死亡記事はこちらなど。葬儀の模様も。

コメディアンとしてトップにクレジットされることは少なかった、大抵3番手、4番手。しかしオフスクリーンでは Telugu Movie Artists Association (MAA) の総書記を務めるなど実務派肌を窺わせるところも。苦労が絶えなかったんでしょうなあ。そのMAAサイト中にはフォトギャラリーも。

最初から中年真っ盛りの親爺として登場したものと思いこんでいたが、デビュー作といわれている Ladies Tailor (上の写真)の時はまだ30代前半だったことになるわな。これからもうひと花咲かせてもいい人でした、合掌。

投稿者 Periplo : 21:52 : カテゴリー Scribble : Ecce Homo
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2008年05月13日

Ecce! : Jeeva

ううう、またこういう濁った画像を載せてしまって。

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Jeeva

凶悪だけどどこかお間抜け、悪役として登場しながら途中からコメディアン、みたいなパターンも多い。本名というかフルネームは Kocherla Jeeva というらしいが、この名前で登場することはほとんど無い。タミル映画界のこのニイちゃんとか、故人だけどこの監督とかと紛らわしいのでなんとかして欲しいのだが。IMDbには1980年の作品から始まり21本の登録あり。アートっぽいYatra (Hindi - 2006) Dir. Goutam Ghose や Ram Gopal Varma ki Aag (Hindi - 2007) Dir. Ram Gopal Varma とかヒンディー映画に出演作があるのが意外だが、別人のデータが混じっている可能性も捨てきれない。

経歴は例によってわからず。唯一見つかった idleburra の記事 Jeeva from barbar shop to Bollywood によれば、俳優になる前は床屋だったそうだ。うーん、この親爺に髭を当たられるとしたらかなり緊張するんじゃないかねえ。

投稿者 Periplo : 03:51 : カテゴリー Scribble : Ecce Homo
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2008年05月09日

Ecce! : Ali

先日紹介のコータとは別の意味でコワい。等身大の腹話術人形みたいに怖い。口の両側に切れ目が入ってそうだ。

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Ali
どえらい検索者泣かせの名前だね。比較的メインストーリーに絡むことの多いお笑いという感触がある。ヒーローのサイドキック役など無難にこなす。しかしあまり幅のない肩の上にずっしりと載っかったデカい顔がなんかハリボテ臭くて不気味だ。

インタビューなどは見あたらないくせに Wikipedia には詳細なバイオグラフィーが掲載されている。それによると1970年ラージャーマンドリー生まれ。貧乏な家庭だったらしいが、バーラティラージャー監督(※)に見いだされてSeethakoka Chiluka (Telugu - 1981) Dir. Bharathiraja で子役デビュー。その縁でタミル映画界での浮上を試みるが伸び悩む。その後 S V Krishna Reddy 監督によってYamaleela (Telugu - 1994) Dir. S V Krishna Reddy でコメディアンとしてブレイク。以降、テルグのコメディ界では第一線をキープし続けている。Indiaglitz でギャラリーまであるのには驚いたね。

子役出身と聞いてなんとなく気味悪さの正体がわかったような気がした。芝居が上手くて妙に大人びてる子役が、成人すると何だかサイズだけ大きくした子供みたいになっちゃうことってよくあるよね。

※上の wikipedia の記事ではバギャーラージ監督と書かれているがおそらく誤り。バーラティラージャーとしているIMDbに従った。

投稿者 Periplo : 02:51 : カテゴリー Scribble : Ecce Homo
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2008年05月06日

Ecce! : Kota

コワい、とにかくコワい。子供が描いた下手糞なイラストみたいに怖い。

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Kota Srinivasa Rao

幸いにして Totaltollywood によるインタビューあり。沿海アーンドラ地方クリシュナ県 Kankipaadu 出身。こちらの記事によれば、デビューは Praanam Khareedu (Telugu - 1978) Dir. K Vasu だったという。しかし上のインタビューによると映画界でのキャリアを真剣に考え出したのは1986年からのことで、それ以前は演劇界に属していた。IMDb によるフィルモグラフィーは氷山の一角に過ぎないが比較的充実。テルグが中心だが、タミル、カンナダにも出演作あり。Sarkar (Hindi - 2005) Dir. Ram Gopal Varma では大小バッチャンと共演。政治家としての顔ももち、数年前はBJP所属の州議会議員だった(資料)。

数えてる訳じゃないけど、現状では、コメディアン:性格俳優:悪役が4:3:3ぐらいな感じか。悪役が減ってきてホロリとさせる好々爺役が増えてるような気がする、またそれがウマいんだけどね。しかし腐れ切った政治家役などで登場する際に漂わせる尋常でない障気は他のどんな俳優によっても代替できないものだ。是非今の配分で続けてほしいもんである。

Indiaglitz によるインタビュー動画もあり。

投稿者 Periplo : 21:05 : カテゴリー Scribble : Ecce Homo
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2008年05月05日

Ecce! : Dharmavarapu

虐められてきゃいんきゃいん、のマゾ系お笑いの人ですね。

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Dharmavarapu Subramaniam [Dharmavarapu Subramanyam とも]

経歴は不明。IMDb 上の登録は1989年のものが最も古い。こっちの記事では芸能生活25年と言ってるから、80年代末にデビューと考えていいのかもしれない。こちらによれば、国営テレビのお笑い番組がキャリアの出発点だったという。現在はテレビ・映画でのお笑い稼業の傍ら、Andhra Pradesh State Cultural Council の議長をつとめる。文化学術関係の催しにもよく顔をみせるらしい。

投稿者 Periplo : 23:12 : カテゴリー Scribble : Ecce Homo
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2008年05月04日

Ecce! : 姉妹萌え

検索するは我にあり、ってんで調べまくったけど、どうしても分からない姉妹@人形の家。伏してお願い教えて君。

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さすがにここんとこ載っけたイメージに自家中毒になりかかったので、ちょっとお休み。上の二人はもちろんコメディアンじゃござんせん。時々見かけるけどどうしても名前が分からない女優さんたち。イメージはいずれもBommarillu [The House of Toys] (Telugu - 2006) Dir. Bhaskar から。なんだかいっぱい出てくる主人公の肉親役。怒った顔にゾクゾクのお姉様と困った顔がキュートな妹ちゃん。どなたかご存じでしたら教えて下せえ。あと100本ぐらいテルグ映画観たらなんかの拍子にわかるかねえ。

投稿者 Periplo : 22:48 : カテゴリー Scribble : Ecce Homo
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2008年04月28日

Ecce! : Krishna Bhagawan

ぽっちゃり頬っぺで愛嬌満点のはずなのに、額のあたりに悪という字が浮き出て見えませんかい。

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Krishna Bhagawan
Bhagavan, Bhagavaan とも。前回挙げた Kondavalasa が典型的なのーたりん系のお笑いを得意とするのに対して、こっちは典型的不良。アロハシャツのポン引きスタイルが似合う奴だ。福顔=お人好しとは限らないんだな。

wikipedia によれば1965年、東ゴーダーヴァリ県生まれ。それ以外はなーんもわかんない。IMDbのフィルモグラフィーも2000年過ぎのものばかりで、不備もいいとこ。最近のネタとしては、例によってだが、John Apparao 40 Plus (Telugu - 2008) Dir. Kuchipudi Venkat でヒーロー役をつとめたがイマイチな評判だったということ。この映画の John Apparao なる主人公の名前は John Abraham のもじりらしい。そんなことより、ヒロインがシムランだってのには驚いたね。なんかこう価値観がシェイクするというか…。

しかし、こういう「3枚目を主人公に据えてみました」とは違う本物のイケメン役を、遠い昔にやってたこともあるのだ(写真右)。デビュー作(あるいはデビューから遠くない頃の出演作) Maharishi (Telugu - 1988) Dir. Vamsy でのこと。この作品、Darr (Hindi - 1993) Dir. Yash Chopra の原作だという(噂がある)のは割りと知られていない話かな。ヒンディー版でいうところのSRKの、じゃなくてサニー・デーオールの役をやってたのだ。

こいつがいつ頃イケメン路線をあきらめてお笑いに転じたのか、そのあたりを探るためには空白の1990年代の出演作を潰さなければならないのだが(面倒臭い)。

投稿者 Periplo : 05:53 : カテゴリー Scribble : Ecce Homo
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2008年04月26日

Ecce! : Kondavalasa

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Kondavalasa Lakshmana Rao

「テルグの左卜全」と仮に呼んでいる。しかしもっと似てる奴がいたような気がするのだが思い出せない(悶々)。

wikipediaによれば1946年西ベンガル州 Kharagpur 生まれ。つづめて呼ぶときは Kondavalasa となるようだ。このクラスのお笑いの人はこれが分かっただけでも大収穫、と思っていたら indiaglitz による砂金のように貴重なインタビュー I am indebted to Vamsi — Kondavalasa が見つかった。

Draksharamam Saroja took me for a stage-play called 'Allade Maa Vooru'. Incidentally, noted director Vamsi watched that play. He told me to meet him in Hyderabad. Later, I took voluntary retirement, got my daughter married and reached Hyderabad on Vijayadasami Day, that is on October 25, 2001. Peddi Rama Rao, son-in-law of Devadas Kanakala, took me to Vamsi and he gave me an opportunity to play the role of Potti Raju in 'Avunu… Valliddaru Ishtapaddaru…'. Fortunately, that character earned good recognition among the audiences. It is Vamsi who was responsible for my present stature. He is like a Godfather to me. I am indebted to him.

意外にも、この人の映画デビューは2000年を過ぎてからの Avunu Valliddaru Ista Paddaru (Telugu - 2002) Dir. Vamsy だったんだわな。四半世紀以上お馬鹿を続けてる大ベテラン、勝手にそんな風に思いこんでいたのだけど。それにしても、これだけコメディアンが溢れかえっているというのに、50を過ぎた新人をスカウトして転職までさせてしまうヴァムシ監督は凄い人だすね。

投稿者 Periplo : 16:39 : カテゴリー Scribble : Ecce Homo
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2008年04月25日

Ecce! : Kallu Chidambaram

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こんな写真ばっか載せてっと、ただでさえ少ないアクセスがますます先細りになりそうだな。

Kallu Chidambaram

例によってバイオ情報絶無。IMDb での登録本数はわずか6本。おいおいおい、ってとこだあ。1990年代初頭には既にデビューしていた、ということがかろうじて分かるだけ。

一度見たら忘れない顔の筆頭、時に "Kallu" Chidambaram とも綴られる。 "Kallu"ってのは元々の芸名じゃなくて、出世作に関係のあるネームなのかも。だから省略して呼ぶときはチダンバランさんなんだと思う。

余談ながら、テルグ人の名前は、日本と同じ姓+名の呼び方と、欧米&北印仕様にアジャストした名+姓の方式が混然としていてややこしいことこの上ない。当サイトでは分かる範囲内で日本と同じ方式でいくつもりだす。Nagarjuna Akkineni じゃなくて Akkineni Nagarjuna 方式。

なんていう脱線でお茶を濁しているうちに、チダンバランの貴重なインタビューが見つかったあああ…と思ったらテルグ語ページですた。しかし掲載の写真は一見の価値あり。

投稿者 Periplo : 01:17 : カテゴリー Scribble : Ecce Homo
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2008年04月24日

Ecce! : M S Narayana

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M S Narayana

省略してMSと呼ばれることもあるらしい。シュブラクシュミーとは違うよ。あまりドタバタはやらない方だと思うが、イッちゃってる度はかなり高い。どちらの星のご出身ですか、ってなくらい。観客(カメラ)の視線を意識しながら間合いをとる、という作業をやってるように見えないんだな。実際はやってるんだろうけど。

バイオ情報は少ない。wikipedia によれば1950年ヴァイザグ生まれ。それ以外の経歴はよく分からん。近年のホットなネタは、息子のヴィクラム(こいつだ、体型を別にしたらオヤジに似てるね、地球人ぽいけど)をヒーロー俳優として売り出そうと躍起になってることか。自ら監督までしたデビュー作 Koduku (Telugu - 2004) Dir. M S Narayana は鳴かず飛ばす。それにも懲りず、再び息子をフィーチャーして Bhajantreelu (Telugu - 2007) Dir. M S Narayana を送り出した。さすがに今度はツインヒーローの一人、と遠慮して見せたが、やっぱり駄目。監督としてのMSも俳優としてのヴィクラムも、もうけちょんけっちょん。

やっぱり上手くいかないもんだね。Bhajantreelu 制作のために自分への出演依頼を17本分も断ったなんて悲話もあったらしいけどね。17本って1ヶ月分ぐらいかな?

それからこっちの記事によりゃYSRの熱烈なファンらしい。

投稿者 Periplo : 01:16 : カテゴリー Scribble : Ecce Homo
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2008年04月23日

この人を見よ

止むに止まれぬ事情から新カテゴリー 《Scribble : Ecce Homo》 を追加。

いやね、テルグ映画で凄いことのひとつは、かなりの作品にコメディアンが5人以上出てくるとこなんですわ。しかも1人の大物+複数の小者という配分じゃなくて、トップクラスが惜しげもなく一度にぞろぞろと。それに加えて台詞が数行あるかないかってくらいのBクラスがまた束になって。強力なコメディアン組合の存在を想像したくなるくらい。

過去にはKitakitalu (Telugu - 2006) Dir. EVV Satyanarayana という一本の作品に42人のお笑いが出演した記録があるそうだ。
Kitakitalu.jpg

こいつらの顔と名前が一致しないとエラく気持ち悪い。一般に顔だけしか分からない脇役俳優の名前を知るには、ターゲットが確実に出演してることを目撃した複数作品のキャスト表を付き合わせて、両方に共通する役者名を潰していくことなんだけど、テルグじゃ効かない。だってほとんどの映画に一個大隊が出動してんだもん。

なのでともかく顔と名前が一致した奴からリストアップしていって、消去法で潰すための資料にするのだ。細かいバイオ(ほとんど分かんないと思う)とか代表作(多分そんなの無いよ)とかトリヴィアとかは後からおいおい。コメディアンから始めるけど、そのうち悪役・脇役も混じってきそう。homo とはいっても女優さんも扱う予定。

投稿者 Periplo : 02:32 : カテゴリー Scribble : Ecce Homo
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