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2005年12月29日

予期せぬ遭遇

madrasmail.jpg

フルモグラフィーの探索に終わりはない。見覚えのある人相悪い奴が No: 20 Madras Mail (Malayalam - 1990) Dir. Joshi に突然出てきて吃驚。自分自身の役での特別出演というのは盲点だった。IMDb のフィルモグラフィーをちゃんとみてれば事前にわかったはずのことなのだが。

それはそうとこの映画、とんでもない名作&珍作。ハードコアなプリヤンマニア、穏健な MoMa 帰依者、ひねくれタミル映画ファン、インドレイル愛好家、単なるレアもの好き、上記のどれかに当てはまる方になら自信を持ってお勧めできるお正月映画でつ(ただし時刻表ミステリ好きにはちょっと…)。あまりにも見どころが多すぎてお腹いっぱいなこの映画の内容についてはまた項を改めて。

オマケ:「メイル」に関してはこちらQ. Why are mail trains so called? What's the RMS? の項を参照。鑑賞のお供にはこちらが便利。

投稿者 Periplo : 23:39 : カテゴリー プリヤンtrivia
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2005年12月28日

殿堂入り

インド最南端の巡礼地、カニャークマリ岬のショボいテーマパーク(<決めつけ)Bay Watch に新アトラクション・鑞人形館がオープンとのNewIndpress 記事

Baywatch chairman K.R. Namboodiripad and managing director K.N.Namboodiripad told reporters here on Wednesday that the museum would display the life-size wax statues of Jayalalitha, Rajnikanth, E.K. Nayanar, K. Karunakaran, Mata Amritanandamayi, Madhu, Mammooty, Mohanlal and K.J.Yesudas on the lines of the Madame Tussauds Wax Museum in London.

アミターブ様もSRK様もそっちのけでまずローカルのセレブというのに感動。これって生体から型取りしたわけ?

投稿者 Periplo : 01:34 : カテゴリー バブルねたsouth
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2005年12月25日

Masala Dosa Hungama

クリスマスらしい心温まるネタにしてみました。椰子國のスーパースターが自分の人気を過小評価していたためにバンガロールで酷い目にあったというApun Ka Choice 記事

masaladosa.jpg

Mohanlal and a close friend went to the Indian Coffee House on MG Road in Bangalore. The mission was simple : to have a masala dosa in peace.

However, fans had other ideas. In a jiffy, the actor was surrounded by adoring fans speaking Kannada -- an alien tongue for Mohanlal. His repeated requests to be allowed to have his dosa in peace fell on deaf ears. The fans insisted on touching him and having his autograph. Some even started clicking cameras!

It was too much even for the mild-mannered Mohanlal. For once, the chubby-faced hero lost his cool. Things came to such a pass that the actor had to be escorted to his car. Of course, the masala dosa remained half-eaten!

これは側近の皆さんにも責任あるんじゃないの? いっちまえば、東京都心の「王将」でヨン様がラーメン餃子食べてた、みたいなもんだろに(我ながら喩えの適切さに惚れ惚れ)。それにしても食いかけのマサラ・ドーサはどーなったのだ?

投稿者 Periplo : 00:19 : カテゴリー バブルねたkerala
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2005年12月24日

楽しい引用2

orunaal.jpg
以前のポストの続編。

Kaadhalukku Mariyadhai (1997) から8年ぶりとなったファーシルのタミル語作品、Oru Naal Oru Kanavu (2005) を見て訳わかんないストーリー展開に首捻ってしまったのである(字幕がデタラメという可能性も否定はできないが)。

この人のストーリーは、Manichithrathazhu (Malayalam - 1993) とか Manathe Vellitheru (Malayalam - 1994) とか、異常心理を扱っていながら(だからこそか)非常に論理的で精緻に織り上げられたものと、個々のプロットの間の飛躍が大きくてついていけない(全体としてはシンプルなラブストーリーだったりするのだが)ものとがあって戸惑う。あ、あと単なる手抜きってのもあるか(×××とか)。当作はその「アタシを置いて行かないでぇぇ〜」タイプかも。置き去りにされて呆然としてたとこで目に留まったのが上掲のイメージ。さほど裕福ではないという設定の主人公の家なのだが、不釣り合いに豪華な飾り閂、こういうのはタミルでは普通にあるのだろうか。それとも何か深〜いメッセージが隠されているのか。

ともかく、この作風のばらつきの謎を解明するためには、体系的に潰して行くプランを立てんといかんのかもしれん(潰すの大好き♪)。

投稿者 Periplo : 00:27 : カテゴリー バブルねたsouth
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2005年12月23日

尋ね人

devan1.jpg

ジャナルダナンはどっこい生きてた訳だが、デーヴァンはどこへ行ったのだ?“ヒーローにコンプレックスを抱かせる悪役”などと言われていたのはほんの昨年(3月)のことだったのに、最近さっぱり消息を聞かない。この記事と同じ頃にケララ人民党なる政党を自前で立ち上げたあたりまでは追っかけていたのだが(The Hindu 記事 1)。そしてその直後不正送金疑惑かなんかで逮捕されたりもした(Times of India 記事)。

現在はケララ俳優組合AMMAからも脱退(除名?)しているようだし。とあるフォーラム上では、Devan became a neat untouchable in Malayalam. とすら言われてる始末。

まあ、政界でも、他州映画界ででも元気にやっててくれればそれでいいのだが。「インドで一番(ただし存命中の人物限定)ネルージャケットの似合う奴」の着こなしをこれからも参考にしたいのだ。しかし、「インドで2番目に似合う」にも合わせて尋ねたい、サウスでネルージャケット、結構キッツーおまへん?

投稿者 Periplo : 01:52 : カテゴリー バブルねたsouth
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2005年12月21日

神童の今

BabySunayana.jpgAlluring anchor
REMEMBER THE cherubic child star of Ammoru and many a hit film? The kid has grown up and continues to do what she's best at - acting and anchoring. She weaves her own charm with some vivacious anchoring on Vissa TV.

Aata Paata is the show in which she calls viewers over phone and plays their favourite songs and scenes. The concept is old but it is Sunayna's handling that turns it into an entertainer. Her pranks, her humour and quick wit liven up the show. (The Hindu 記事

Sunayana's dreams 'ANCHOR'ED!

Sunayana who worked as a child artist in the films like ‘Ammoru’ dreamt of becoming a good heroin. As she couldn’t find the heroin roles, she joined ‘vissa’ TV as an anchor. When asked the day of her becoming a heroin, her eyes went wet. (GreatAndhra 記事

忘れがたい神話映画 (どうも世界中にカルトなファンがいるらしい)Ammoru (Telugu - 1995) Dir. Kodi Ramakrishna の天才子役の今。しかしいくら探しても成長したスナヤナのイメージは見つからず。

Ammoru に関してさらにいくつかトリヴィア。

M.S Arts (Anji)
This movie started in 1997 and they have completed 90% of the movie Producer Shyam Prasad Reddy is a man of Quality. He has the credit of reshooting entire 'Ammoru' movie for as he was not satisfied with 'Ammoru' with the earlier print. (チランジーヴィ Mega Profile 中の「制作中リスト」より)

We were looking out for a girl for the lead character in Ammoru, somebody with a lot of innocence. I met her for the character. She was so young - 15 years old. When I looked at her, I was not really sure if she could perform, she looked so young. The minute we started the photo session - there was an absolute transformation. That day I knew she would make it big. Although Ammoru was the film she started with, by the time Ammoru released which was four years later, she was already a big star. (サウンダリヤ追悼記事より)

投稿者 Periplo : 02:13 : カテゴリー バブルねたtelugu
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2005年12月19日

ディスク情報0512

vettam.jpgcvGaramMasala.jpgcvKyonKi.jpgcvIntloSrimathiVeedhiloKumari.jpg

いつの間にか発売してたプリヤン・ディスク。
左からVettom (←こういう名前で通販サイトにVCDが陳列されていた)、Garam MasalaKyon Ki...Intlo Srimathi Veedhilo Kumari

こんな映画があったことすら忘れていた、Vettam (Malayalam - 2004)。
Cast: Dileep, Bhavana Puri, Mani, Jagathy, Jagathish(ギャラリー
しかし、プリヤンにとっては「納税仕事」であったらしい。

But recently, I did Vettam and signed Dilip, as I was making the film for a friend who gave me Poochakkoru Mookkuthi, and he had Dilip's dates. I cannot refuse him. ('Mohanlal is my all-time favourite!'より)

ほとぼりが醒めると何でもベラベラしゃべっちまう奴だ、プリヤンて。

プリヤンの Hungama のリメイクである Intlo Srimathi Veedhilo Kumari (Telugu - 2004) Dir. K Vasu  Cast : Srikanth, Prabhudeva, Prakash Raj, Arti Chabria(レビューギャラリー)。

Garam Masala は一部で品薄の模様。かくいう筆者は Vettam しか発注していない怠け者なのでした。まあ、慌てなくとも何とかなるさ(何がだ)。

投稿者 Periplo : 01:57 : カテゴリー プリヤンdisc
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2005年12月17日

内乱の予感

第二次AMMA戦争勃発か?!

Superstars Mammootty and Mohanlal have approached the Association of Malayalam Movie Artistes (AMMA) with a complaint that Vinayan, director of their latest film "Boy Friend", has sullied their images by using computer graphics.

In the film, Vinayan has used latest computer graphics masking technology to mask both Mammootty and Mohanlal while enacting a song.(NewKerala.com 記事より)

若干文意不明な部分もあるが、よーするにヴィナヤンが新作のミュージカルシーン中、お得意のCGで両巨頭の顔を(無許可で)合成して使っちまったことが問題になってるらしい。しかしヴィナヤンも負けちゃいない、足腰の衰えた両巨頭は自らの出演作中でもスタントシーンなどでこの技術のお世話になってるじゃないか(ええっ、ホンマ?)、こんなことで騒ぐのは陰謀じゃ!などと反論。

問題の映画 Boyy Friennd の、nowrunning.com によるギャラリーにもそういうシーンは見当たらないけど、IndiaGlitz のトレイラー(なんか馬鹿っぽくて面白そうじゃん)見ると、この人が大活躍してるのはわかる。

くーっくっくっく、最新鋭のCG処理ってこんな感じか?(ああああ、またヤッちまった…)

それにしてもヴィナヤンはん、ええキャラしておすな〜。

投稿者 Periplo : 00:15 : カテゴリー バブルねたkerala
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2005年12月15日

お忍び特命旅行?

モーハンラールがラジニカーントの次作に出演するかもしれないというSify.com 記事。しかしそんなこたぁどーでもいいや、聞き捨てならないのは同記事末尾の一節。

Meanwhile when contacted, Mohanlal who is off to US this Saturday (Dec 17) with buddy Priyadarshan for a 20-day holiday neither denies nor is willing to confirm this news about his role in Sivaji.

むむむ、プリヤンと二人して20日間のUSツアー? どう考えたって物見遊山じゃあないね。プリヤンのハリウッドデビュー作に乗っかって世界制覇に乗り出すのか? じゃ、やっぱこれの続編になるのかぁぁぁ(<しつこい)。

投稿者 Periplo : 03:26 : カテゴリー プリヤン消息
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2005年12月12日

まとめゴシップ

プリヤンの次の次に関するニュース、IndiaGlitz 記事

Director Priyadarshan is set to work with Sanjay Dutt in his forthcoming movie that will reflect all the intensity and depth that was once evident in his hugely successful films, "Virasat" and "Gardish". The film titled "Bhrasht" is among the many films that he is planning in the serious genre.

またカリーナ+シャーヒドで撮影中の映画タイトルは Chupke Chupke であるとも。

ゴーヴィンダ様とアッキー君で新作の

タミル映画中心だったライラがプリヤンの推薦でモーハンラール主演のマ映画 Mahasumudram に出演というSify 記事(しかしなんつー写真をのせるのだ、何とかしてやれよ)。

かと思ってると、次なるコメディ映画 Maalamaal Weeklyレビューも流通開始してる。

加えて憧れのハリウッド進出の話も聞こえて来てる(というか自分で言いふらしている訳なのだが)。せっかくアメリカで撮るんだったらこの映画の続編作ってよお。

投稿者 Periplo : 02:24 : カテゴリー プリヤン消息
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2005年12月09日

謎だ

結局 Kilukkam Kilukilukkam というタイトルになったのか、プリヤンの Kilukkam (Malayalam - 1988)の続編のプレビューを発見(過去記事はこちら)。しかし、お巡りものとか探偵ものとかじゃない続編というのは、前作を見てない(覚えてない)観客にいろいろ状況説明するのが大変だろうと思うのだがどうなのだろう。ある続編では前作の映像を10分ばかしそのまま流用してくどくど説明、なんてこともやってたな。

一番気になるのはこの画像。
still20.jpg
どピンクのサリーが艶やかな美女の隣にいるのは、こないだ訃報を発掘したと思っていた Janardhanan じゃん(よく見りゃキャスト一覧にも名前が載ってる)。最近の映画でもときどき顔を見かけたような気がして、どーも腑に落ちないとは思っていたんだけど。じゃあ2000年に他界したベテラン俳優 Janardhanan Nair というのは誰だったのか???

投稿者 Periplo : 01:24 : カテゴリー プリヤンremake
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2005年12月05日

新サブ・カテゴリー

インド娯楽映画のジャンル分けというのは、他の地域に見られない独特のものだ。人によって分け方や用語に若干の違いはあるものの、1.Mythologicals 2.Historicals 3.Socials というのが最大公約数。このSocials というのが曲者で、名前から連想されるような社会問題を扱ったものだけに限られていないのだ。1と2以外のすべて、つまり学園恋愛もの、実直お巡りもの、カースト桎梏もの、父子相克ものetc. 舞台が現代ならば全~部 Socials 。

ivsasi.jpg

しかし実際に映画を見てると、上記3分類よりもさらに細分化された類型があることがわかって来る。昨日もマラヤーラム映画で新種を発見。名づけて「暗黒メロドラマ」。

ともかく見終わって一片の希望も一抹のカタルシスもないのだ。作中3回の殺人が行われるのだが、殺されるのは悪役以外(悪役は致死的な懲罰を受けることなく生き延びる)。3回のうち1回目の下手人はマンムーティで2回目がモーハンラール。ヒロイン(若い頃の麗わしさん、結構カワイイ)は売春宿に売り飛ばされて、危機一髪のところでヒーローに助けられることもなく、7年間も客を取らされたりするのだ。

映画の題名は Karimbinpoovinakkare (Malayalam - 1985)、監督はベテラン I. V. Sasi。実はこういうパターンのものは過去に幾つか(この人の監督作も含め)見ていたのだが、その時は突然変異的な異色作だと思っていたのだった。しかしここまでの頻度で遭遇するとなると、そうも言ってられない気がしてきた。もしかして「暗黒メロドラマ」の巨匠なのかもしれない、I. V. Sasi 。ミュージカルシーンと言えるような場面がたった1つしかないこの映画、しかし全編通してメロメロのメロドラマ、やっぱりアート系ではないのだな。さらに側面から補強する法則も。

投稿者 Periplo : 01:35 : カテゴリー バブルねたkerala
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2005年12月02日

タイトル決定

カリーナ&シャーヒド・ペアの新作タイトルが Khatta Meetha に決定、indiaFM 記事。噂通りPunjabi House (Malayalam - 1998) Dir. Rafi-Mecartin のリメイクだということだ。

ちなみにこの記事によれば、本作の撮影クルーご一行様は、現在チェンナイでエラい目にあっているらしい。

Even the five star hotels were not spared. Director Priyadarshan's entire unit staying at a five star hotel, with their bottled water went down with the loosies. Starting with Shakti Kapoor, to Neha Dhupia to Suniel Shetty to even Kareena's delicate stomach, got a taste of Madrasi loosie.

投稿者 Periplo : 03:12 : カテゴリー プリヤン新作
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2005年12月01日

痛恨の見逃し

プリヤンの旧作 Boeing Boeing の無国籍ぶりを非難するようなことを以前にちらりと書いたけど、よく考えればこんなの可愛いもんなのだ。

50年代のタミル映画にはこんな世界が展開されていた訳なんだから。
nadodimannan.JPG
Nadodi Mannan (Tamil - 1958) Dir. MGR より。

こんなカッコしてながら、舞台はヴィジャヤナガル朝だったりするのだ(推測)。そして「タミル萬逝」なんて言っちゃったりするのだ(推測)。この記事によれば、インド映画史上空前のハイコスト作品の一つ。そしてMGRの初セルフ・プロデュース&ディレクション作。MGRのこの映画に賭ける意気込みも相当なもので、これがヒットするかコケるかで俺様が王者(mannan) になるか放浪者(nadodi)になるかが決まるんじゃ、みたいなことを言ってたらしい(ネタもと消失)。ともかくタミルでは60年代前半辺りまで残ってたらしいこの手の泰西コスプレに関してはゆっくり腰を据えて研究してみたい(この人の影響なんかも考察に入れながら)。

なぜ推測ばっかで書いているのかというと、エポックメイキングなこの作品、なぜかこれまでDVD化されておらず、3ヶ月ほど前にやっとピラミッドからリリースされるやたちまち売り切れてしまたのですた。カートが一杯になるまでもうチョイ待とうなどと呑気なこと言ってたら結局入手できず。という訳で上掲の画像はこちらさんからいただいてきたものなのでした。

品切れと言やぁ、これもだ、『ふたりのビッグショー』だ、なんでこれがいきなりソルドアウト?うぇ〜んうぇ〜んうぇ〜ん。ラルさんはともかく、マンムーティがどんな隠し芸やるのか見たかったんだよぉぉぉ。

オマケ1:ラルさん隠し芸(サンスクリット語の舞台に挑戦した際の映像の一部
オマケ2:初期タミル映画の「時代錯誤」に関してのエッセイ

投稿者 Periplo : 03:20 : カテゴリー バブルねたsouth
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