« 2006年01月 | メイン | 2006年03月 »

2006年02月28日

忙中歓喜

きゃいんきゃいん、めっけちゃっためっけちゃった!AMMAのスターリンク集にも載ってないレアレアなファンサイト、その名もJagathiOnlineだぁ。

jagathi.jpg

アンティークな写真が載ってるギャラリーもイイし、なぜかBibliography なんてページがあるのにも笑える。何よりも1975年から2005年までのジャガティ先生の芸能生活30年の克明なフィルモグラフィーが完備しているのが凄い。どこのどなたさんかは存じまへんが頭がさがりますわい。

投稿者 Periplo : 00:45 : カテゴリー バブルねたkerala
| コメント (0)

2006年02月27日

大部屋以上明星未満★01

モーハンラール34本、マンムーティ35本、何かというと1986年の両巨頭の出演作公開本数(IMDb調べ、脇役時代を除いた両巨頭の出演本数ピークの年)。ゲスト出演も混じっているのだろうけど、それにしても常軌を逸した数字だ。これだけの映画が製作されるためには大スターを支える広大な裾野が存在していたのだろうと推測されるのだが、実際はそうでもないみたいだ。いつも言ってるけど、旅回りの芸人一座みたいな小人数で衣装をとっかえひっかえしてすんごい数を作っていたようなのだ。だから黄金時代といわれる1985-1995年の映画を5本も見ればマ映画界の役者さん達のほとんどと顔なじみになってしまうんだな。実際出ずっぱりのお笑い系の連中なんて、はっきり言って東京に住んでる自分の親戚に対してよりもずっと親近感もっちゃってる。ばったり会ったりしたら、「よっ、最近シノギのほうはどうよ?」なんて声かけちゃいそうだ。

しかし困ったことに脇役さんは少数の突出した人たちを例外として、顔と名前がなかなか一致しないんだな。マラヤーラム映画俳優組合AMMAのフォトギャラリーというのが一応基本資料としてあるのだが(あと個人でやってるページでこんなのも)、完全網羅しているわけではなさそうだし、掲載されていても特徴をよく表した写真じゃなくて見分けが付かないことも。

ともかく名前の一部だけでも分からないことには、検索のしようがない。しかし南印映画界七不思議のひとつと言っていいと思うが、オープニング/エンディング・クレジット中でも俳優の名前だけは英語で表示されないことがほとんど。脇役さんの名前はディスクのジャケットにも記載がないし、レビューにもなかなか登場しない。何よりネット上でゴシップが取りざたされることが絶無。こういう悪状況の中で断片的な情報をつなぎ合わせたり消去法で絞り込んだりしてやっと名前を割り出して、さて検索してみると引っかかって来るのは死亡記事だったりするorz

そこまでしてなぜ調べるのかと言えば、この人たちが短い出演時間や(脚本上の)粗雑な人物造形にもかかわらず恐ろしく存在感があるうえに、しょっちゅう登場するから懐かしさすら覚えるようになってしまっていて、つまりとても他人とは思えないからだ。

シリーズ化を目論んでいるけれど、詳細バイオ情報込みでボリウッドの脇役を網羅しようというこちらの堂々たるプロジェクトや、実際の会見をベースにしているという点で驚異的なこちらタミル映画人名鑑みたいなものにするのは無理。例によって覚え書き。たぶん男優さんが中心になるだろうという予感。

留保事項
■映画では脇役でもテレビの世界では全然別のキャラでセレブ、ということもあるかもしれない。
■映画では脇役でも演劇がむしろ本業で大活躍している、という人もいるかも。
■英語のインターネットの世界では無視されているけれど、マラヤーラム語の印刷メディアの世界ではものすごく露出している、というケースもあるかも。

その1:N F Varghese (N F Verghese, N F Vergesse とも。Varghese という名前は元来はシリア派のものだと思うのだが、現在のケララではその他の宗派のクリスチャンの間でも非常にポピュラーなので調べにくい)
NFVarghese.jpg

見かけはパソコン恐怖症のこの人そっくりだが、悪役やらせるとソフトな中に凄みがあって結構恐い。体格的に横広がりなくせに甲高い声の持ち主がなぜか多いマ映画界では珍しい迫力の低音ボイス。

やっと名前を割り出してまず行き当たったのがAMMAのサイト中の死亡記事。2003年6月19日没。享年53歳。

こちらの資料によれば、デビューは1993年の以下の作品ということだが、このオジさんが90年代になってから登場したとはとても信じられない。

Aakaashadhoothu (Sibi Malayil; Dennis Joseph; Music: Ouseppachan; Madhavi as Annie, Murali, N. F. Varghese (debut) as Keshavan, Nedumudi Venu as Fr. Vattappaara)

IMDbのフィルモグラフィーでは僅か28本がカウントされているのみ。脇役中心の人にとっては少なすぎる、これは氷山の一角に違いない。しかし初出演作はRamji Rao Speaking (Malayalam - 1989) Dir. Siddique - Lal の端役だというから、93年本格デビュー説もあながち嘘とも言い切れないようだ。つまり僅か10年ちょっとの映画人生を駆け抜けたんだな。40過ぎで映画デビューするまで何をしていた人なのかも分からない。

死亡記事を手がかりにあれこれ検索してやっと見つけた The Hindu による短いバイオグラフィー

N.F.Verghese, who died on June 19, was an actor with a difference. He was successful in etching out characters in a different style.

The master actor brought out the soul in many of the roles he portrayed.

As an actor, NF made use of the lessons he learnt from theatre and mimicry to the maximum on screen.

Despite his late entry, he was able to capture the attention of the Malayalam film industry with his extraordinary voice, which could add an extra dimension to his acting.

In "Aakashdhooth'', NF played the role of a villain with characteristic ease. He had acted in more than 100 films.

The actor in him was able to identify the nuances of characters quickly. Directors say that he was always willing to lend that extra effort while performing various roles.

The audience saw his brilliant performances in "Lelam'', "Pathram'' "Ee Puzhayum Kadannu'' and "Spadikam''.

なんと、この記事だと没年は2002年だわな。しっかりしてくれ俳優組合。なるほど、映画出演をする前は舞台の芝居と物真似をやってたんだ。しかしいつも思うのだが、この mimicry というのはケララ人にとって何なのだろう。恐ろしく豊富な各種の芸能形態の中でもこの物真似とパロディは特別らしいのだ。今日スターと呼ばれている連中でも出身は mimicry artist という例は結構ある。どこかで真面目に取り組まなければならないのか、物真似ワールド。やっぱしこんなディスクを買ってみるべきなのだろうか(勇気がなくて踏み込めない)。

資料箱(この先も見つけ次第増補予定)

N F Varghese laid to rest (Sunday, June 23, 2002)
Kochi Mortal remains of Malayalam actor N F Varghese, who passed away at nearby Aluva on Wednesday, were laid to rest today. Relatives, fans and film industry colleagues gathered in large numbers to pay their last respects. (Agencies) (MyKerala.com 記事)

2006.03.06 付記
その後 Pappan Priyapetta Pappan (Malayalam - 1986) Dir. Sathyan Anthikad 中で脇役出演のタッチおじさんを目撃。1993年デビュー説は大嘘だったわけだ。これだからネット情報ってのは当てにならんのじゃ!
nfVarghese.jpg

投稿者 Periplo : 00:09 : カテゴリー brown dwarf galaxy
| コメント (0)

2006年02月26日

Oru Yatra Mozhi 検証

以前のポストでディスクが手に入らないとボヤいていた謎の作品のVCDをやっと入手。

oruyatramozhi1.jpg
半信半疑だったけれど、プリヤンがストーリー(だけ)を手掛けているという動かぬ証拠。映画界入りのきっかけはシナリオライターとしてだったらしいけれど、1997年のプリヤンはすでに監督として一家を成していたはずなのに不思議だったのだ。だけど改めてフィルモグラフィーを見返すと1995年 には2本のタミル映画の原作を担当していて、しかも自身の監督作はゼロ。翌1996年公開となったマルチリンガル大作 Sazaa-E-Kaalapani に追われていたのか。そして1997年は Virasat (Hindi) でボリウッドに本格的に悔い込もうとしていた時。他人のストーリーをパクりまくり、なおかつ自作を他人にリメイクさせることを激しく嫌うプリヤンにもこんな時期があったんだ。

cvOruYatraMozhi.gif
Oru Yatra Mozhi(Malayalam - 1997or1998) Dir. Prathap K Pothan 
Cast: Mohanlal, Renjitha, Sivaji Ganeshan, M G Soman, Nedumudi Venu, N F Varghese, Maniyan Pilla Raju, Prakash Raj, Thilakan, Sreeraman
タイトルの意味:A Farewell としている記事があるが、これは意訳か。直訳すれば「旅人の(あるいは巡礼の)言葉」ぐらいだと思うのだが、熟語なのかもしれない。

やっぱりレビューは以前取りあげたこれだけしか見あたらず。実見してほんの少しだけ充実した粗筋は以下のようなもの。

母と自分を捨てて出奔したタミル人の父親を恨み続ける怒れる青年、父親がいないということで周囲の人々からも容赦のない差別を受け続けている。村に赴任して来た父親と、そうとは知らずに親交を深めるが、やがてその男こそが殺すことを誓った父親なのではないかとの疑念を抱いて煩悶する。ゲージツ的なメロドラマといえばいいだろうか。

その後主演俳優の思い出話が見つかった。

Throughout the shooting, Sivajisir kept telling me that he was doing the film for me. "There's no other reason why I should do this Malayalam film," he said. (rediff.com のシヴァージ追悼特集中の記事より)

監督の Prathap K Pothan を紹介する記事。面白い人だね。ここには書いてないけど、タミル女優のラーディカの前夫らしい。

例によって字幕がなくて隔靴掻痒なのだけれど、シヴァージ・ガネーサンの役どころはマラヤーラム語が少しできるタミル人(そしてトレードマークである「芝居がかった芝居」はほとんど影を潜めている)。かなりの部分をタミル語で通している(と推定)。シヴァージがタミル語で話すと、他のキャストがマラヤーラム語でそれに答え、さらにシヴァージがタミル語で応じる、という不思議な、でもおそらく現実にも存在するのであろう場面が多くある。

oruyatramozhi3.jpg
唯一シヴァージが芝居がかった長口舌を振るう場面にだけマラヤーラム語の字幕が入る。うーん、面白い。

ともかく、大傑作とまではいえないにせよ、この時期のマラヤーラム映画の水準は軽く超えている良作だと思うのだが、なぜここまで情報が少ないのか、やはり謎は謎のままなのだった。個人的には演技賞は怒れる若者役でもなく父親役でもなく、この人に渡したいと思いますた。

投稿者 Periplo : 01:29 : カテゴリー プリヤン旧作
| コメント (1)

2006年02月19日

注目のアイテムナンバー

asin.php
既にオフィシャルサイトがオープンしている Malamaal Weekly(最近のプリヤンものとしては割と地味キャストで比較的低予算らしいが、それでもこんな特集が組まれている)、プロモ画像が出回りはじめている Chup Chup Ke の後にもまだまだ続くプリヤン新作。タイトル未定のコメディで、アッキー君とゴーヴィンダ様の顔合わせ。ヒロインはサミーラ・レッディに内定。セカンドヒロインとしてスシュミター・センが予定されていたらしいが、いろいろあって降板のニュース。代わりにララ・ドゥッタが登場するらしい。第三の男はスニール・シェッティかアジャイ・デーヴガンらしいが、そんなことはどうでもよろしい。アイテムナンバーにサウス期待のエース、アシンちゃんが登場するかも、というandhracafe.com 記事。どっち向いても息苦しいくらいのお色気充満のなかで、アシンちゃんの清冽なお馬鹿ダンス(決めつけ)に期待!

投稿者 Periplo : 00:59 : カテゴリー プリヤン新作
| コメント (0)

2006年02月18日

Conglomerate M

以前にポストしたこの、「正月の新聞」で終わっちゃいないみたいだ。

rediff.com によるモーハンラールへのインタビューから。

Q:I read somewhere that, like Laurel and Hardy, Dasan and Vijayan -- the two characters immortalised by you and Sreenivasan in three films -- are going to be made into cartoons.

M:Yes, we are doing it. We in the sense, my studio is. I have an animation school and studio, Vismaya's Max, in Trivandrum. It is doing on the project based on the concept of Laurel and Hardy. I am also setting up a full-fledged DTS studio and theatre in Trivandrum where dubbing, editing and all post-production work for films can be done. I have also started a voice school where dubbing is taught. We have 40 students, all of whom are professionals working in other places like ISRO, banks, etc. I think it is the first of its kind in India.

Q:Who is Mohanlal now ? an actor or a businessman?

M:I really do not know! What I am currently involved in is all related to cinema. I may even start an acting school, now that I have a voice school! In the 75 acre plot I have, there will be a magic academy too, run by magician Gopinath Puthukad. I recently inaugurated one of his magic shows by doing four items!

Q:You did magic on stage?

M:Yes, he taught me and I performed those tricks on stage!

Q:What about filmmaking? Have you stopped making films like Vaanaprastham?

M:I may not be making films under my banner Pranavam Arts, but another banner called Aashirvad -- which is floated by my driver Antony, who has been with me for more than 20 years -- produces films at regular intervals. The one I am acting in right now, a film by Satyan Anthikad, is being produced by Aashirvad.

この人もアニメキャラになるって話だし、最近流行ってんのだろうか。キャラクター商品化もキボンヌ。

投稿者 Periplo : 01:28 : カテゴリー バブルねたkerala
| コメント (0)

2006年02月15日

色んな意味で衝撃ニュース

thanmatra.jpg
Thanmatra (Malayalam - 2005) Dir. Blessy が、商業映画ながらアルツハイマー患者の問題を取りあげてケララ州映画賞(作品賞、監督賞、脚本賞、主演男優賞、審査員特別賞)を総なめ(ただしテクニカルな部門ではこちらが圧勝)した後から出てきた Sify.com によるスクープ

Mohanlal did the 'full monty'! By Moviebuzz Monday, 13 February , 2006

As an Alzheimer's patient, there is a scene in which he makes love with his wife and for a few seconds, he totally forgets what he is doing and gets up and walks away from her! This scene is the first indication to the audience as well as to his wife who realizes that Ramesan has some problem.

Says Mohanlal: "Yes I did the 'full monty' scene to establish the seriousness of Alzheimer's. A man who is engrossed in a sexual fervour with his wife, loses memory and drifts away from what he was doing. I did the scene because I was totally convinced and it was very crucial for the story and I had deep trust in Blessy".

The scene was passed by the censors but was not screened in theatres. It would have led to serious problems as it may not go down well with family audience and his fans. But only a total professional actor like Mohanlal would have the guts to do such a scene in Indian cinema.

芸術のためならば、脚本に必然性があるならば、っていう俳優さんの心意気を無駄にするたぁ、ひでえ話だ。いっそアートフィルム扱いで公開した方がよかったんじゃないの?

投稿者 Periplo : 02:48 : カテゴリー バブルねたkerala
| コメント (1)

2006年02月14日

ミーニングフルな映画

いやほんとに、字幕のついてない映画を見て一所懸命に感想もどきを書いたりするってのは、傍目には滑稽極まりないものなんだと思う。馬鹿みたいだからいい加減止めようとは思うのだが、先日予告してしまったのでこれだけは記録しておこう。Padam Onnu : Oru Vilapam [Lesson One : A Wail] (Malayalam - 2003) Dir. TV Chandran。 いつものようにVCDしかないのだけれど、どん詰まりの最後のシーンまで説明してくれる詳細なレビューが見つかったので、わりと条件は良かったかも。

padamonnu2.jpg

マラバールのムスリム社会で現在も頻繁に行われている幼女婚の問題に真正面から取り組んだ社会派映画(ムスリム保守派からの抗議も受けた)。傑作とは言えないにせよ、見る価値のある良作。これに比べればプリヤンの Kilichundan Mambazham (Malayalam - 2003) が、いかにも絵空事でお気楽な観光映画かということがわかる。しかし、この手の映画で困るのは、真摯なメッセージが先に立って、トリビアルな部分での突っ込みを許さない雰囲気が醸成されかねないところだ。さらに言ってしまえば、アートフィルム好きがよく用いる「ミーニングフル」という形容詞は、ひどく表層的なものに終わる危うさを孕んではいないだろうか。こういったミーニングフルな作品のメッセージは、多くの場合、結局制作者が意図したミーニングを超えることがないからだ(それに対してズルムケ娯楽映画には制作者の意図をはるかに超えた部分でもとんでもない深淵が顔を覗かせることがあるから好きだ)。

トリビアルな突っ込み&気がついた点
■国家映画賞を受賞したミーラ・ジャスミンが演じるヒロインは14歳。うぬぬ、確かにミーラちゃんはベビーフェイスではあるけれど、やっぱちょっと無理がないか? 本来のメッセージは、思春期に入ったばかりの少女を勉学から引き離して父親ほどの歳の男の第2・第3夫人にしてしまう慣行への糾弾なのだが、見てる内にこんなに熟れ熟れ食べ頃の女の子にまともな性教育を施さないのはどうかしてるわい、と見当違いの義憤にかられてしまったりするのである。
■本作と Kilichundan Mambazham、全く性格の異なる両作で唯一共通するシーン。
しかもシチュエーションまで同じ。夫と同衾することを拒み続け、気の触れたような行いを繰り返す新妻にお祓いを受けさせている。もっとも KM の方ではヒンドゥー、PO:OV ではムスリムの祈祷師ではあるが。
padamonnu1.jpgkilichundan2.jpg

本作の主演女優はクリスチャン、監督はヒンドゥー、しかしプロデューサー兼ストーリーライターはムスリム。この辺り、本作がコミュナルな緊張を誘発しないために図られた絶妙なバランスなのかもしれない。プロデューサー Aryadan Shaukath はケララ会議派の重鎮の息子、ミーラちゃんとの間でしょうもないゴシップを書き立てられたりもしたらしいが、そして「国際的な名声のために自らのコミュニティを批判して晒しものにするのか」などという非難を浴びたりもしたが、元気にマーピラ社会問題映画に取り組み続けているようだ。次に公開されたのは Daivanamathil (Malayalam - 2005) Dir. Jayaraj。これも機会があれば見てみたいもんです。

投稿者 Periplo : 01:48 : カテゴリー バブルねたkerala
| コメント (0)

2006年02月13日

マラマール週報

マーピラ映画にはまってる間にいつのまにかオフィシャルサイトがオープンしてた Malamaal Weekly (Hindi - 2006)。 そのほか indiaFM によるプレビュー、indiainfo によるプレビューも。英語映画の焼き直しらしいのだが、例によってプリヤンはオリジナルだと言い張ってる。なお、この映画との関係は不明。

オフィシャルサイトみてもまだわからない、死体役で登場するマ映画界コメディアンが誰なのか。一番知りたいのはこれなのに。

投稿者 Periplo : 00:35 : カテゴリー プリヤン新作
| コメント (3)

2006年02月12日

不可解悶絶ショー

本ばっか読んでてもアカん、てことでディスク鑑賞。

本日はプリヤンの Yeh Teraa Ghar Yeh Meraa Ghar (Hindi - 2001) の原作である、Sanmanassullavarkku Samadhanam (Malayalam - 1986)です 。

cvSanmanasullavarku.gif
Dir. : Sathyan Anthikad
Story : Sreenivasan
Cast : Mohanlal , Karthika , Sreenivasan , Thilakan , Sukumari , Innocent , KPAC Lalitha , MG Sooman , Shankaradi , Mammookoya

ストーリーは YTGYMG と全く同じなので楽勝。ただしプリヤンのヒンディー版は他のソースからもパッチワークして色々フリルがくっついている。そして珍しいことなのだが、これに関してはプリヤンのブレンド仕事に好感がもてるのだ。原作も悪くないけどね。

しか〜し、そんなこたどーでもいいや、問題はこの画像。
karthikalunch.jpglallunch.jpg
左はヒロインのカールティカ嬢(舌先が二枚に割れてそうでどうにも萌えられん)がカイシャでランチしてるシーン、右はヒーローのラルさんがお家でお母さんに給仕してもらってランチしてるとこ。

なにぶんVCDの画質が劣悪できれいにキャプチャできないのだが、右のラルさん、すっ、スプーンどぇ食べてるやん!!! なんで、なんで、なんでぇ〜???

思いつくのは、たまたま撮影時点でラルさんが利き腕にけがをしていたのかもしれない、という程度のもの。しかしプリヤンの この映画では、本当にモガンボの靴を舐めたっていうラルさんが、 そんなナマクラな理由でリアリズムを犠牲にするだろうか?

はっきりいってお手上げだす。おねげえしますだ、誰かおせーてくだせえ。

投稿者 Periplo : 03:33 : カテゴリー プリヤンremake
| コメント (1)

2006年02月11日

たまには本も読もう3

『キネ旬ムック インド映画娯楽玉手箱』(2000年 キネマ旬報社刊)を久しぶりに手に取る。こちとらの学習が進むにつれてどんどん味わいが増していくスルメ本だな。たまに読み直しては、別に日本公開されたわけでもないのに尤もらしくつけられた(直訳でない)日本語タイトルを見て笑う。各項目の執筆者の思い入れが反映されててオモロイんですわ。オイラもやってみようかな。

それはともかく、この本で特に貴重なのは「インド映画日本公開全作品解説」じゃないかと思う。このパートをめくってみると、実に多くのマラヤーラム芸術映画が映画祭再公開されているということがわかって圧倒される。VCDにもなってないようなレアものが。

そこで見つけたある1本。


塩 Uppu (The Salt)
86年/カラー/日本公開88年5月6日(大インド映画祭1988)/1時間57分[マラヤーラム語]
製作・原案・脚本 K. M. A. ラヒム 監督 パヴィットラン 撮影 マドゥ・アンバートゥ 音楽 シャラト・チャンドラ・マラーテ
出演 モハンマド、ヴィジャヤン・コッタラッティル、シュリー・ラーマン、マーダヴァン
*ケーララ地方。妻も娘もいる村の有力者モイドゥッティ(マーダヴァン)は、夫のいるアーミナを自分の妻とした。イスラム教では合法的に4人まで妻をめとることができたからだ。20年後、モイドゥッティが亡くなり、アミーナは前夫アブ(モハンマド)を訪ねる。
*イスラム教徒の社会を取りあげ、運命にもてあそばれるアミーナという女性を描く。
87年インド国際映画祭出品作(前掲書P.185より)

これを読んでピンときたアナタはかなりのプリヤンマニア。自慢じゃないがあたしゃピンときましたね。


1960年代のマラバール地方マッラプーラム県の小村。
村一番の地主モイドゥクッティ・ハジ(シュリーニヴァーサン)は、子供ができないことを理由に村娘のアミナ(サウンダリヤ)を3番目の妻として迎え入れようとしていた。アミナを妻にすべしとの御宣託を土地の祈祷師(ジャガティ・シュリクマール)からもらったハジはいい歳して彼女にに夢中だが、アミナの方はなんとか運命から逃れるすべはないかと思いを巡らしている。
そんな折、アブドゥ・カデル(モーハンラール)は仲間のウスマン(サリム・クマール)と共に、ハジの家を訪れ、アミナを垣間見て彼女に釘付けになってしまう。様々な行商人に身をやつしてアミナに接近しようと試みるアブドゥだが、その度にハジの手下達に打ちのめされ、ついには村から追い出されてしまう。アブドゥはカランダン・ハジ(コーチン・ハニーファ)に匿われ、そこで自らの過去を告白する。実は彼とアミナは幼な馴染みで、そのころから結婚を誓いあった仲だったのである。彼が婚資を稼ぐために湾岸に出稼ぎに行っている間に、アミナの父マダプッリ・チェクッティ・ハジはモイドゥクッティ・ハジに強引に娘を嫁けようとしていたのだ。
アブドゥは村人達の協力を受けながら、なんとかアミナを自分のもとに取り戻そうとする。

そうなんだ、プリヤンの Kilichundan Mambazham (Malayalam - 2003) はこの Uppu のパロディだったんだね、きっと。またひとつ「オタク心くすぐる引用」を発見してしまった。ありがとう、『インド映画娯楽玉手箱』さん。しかし現在のところ引用元オリジナルを鑑賞するすべはなさそう、なんとかしてけろ、サイナさんorスーリヤさん(泣。

参考資料
■IMDbによるスタッフ・キャスト一覧(上記引用のものと微妙に異なる)

■ネット上でおそらく唯一の粗筋解説

Meleri Moosa ruined himself with obsessive litigation migrates to a new area with his daughter Amina and her husband Abu. At the new place the wealthy Moidutty claims Amina as his wife ignoring Abu's protest. Twenty years later Amina is alone while her father still indulges in litigations, her son leads a dissolute life and her daughter elopes with the chauffer.

Direction: Pavithran
Screenplay: K M A Rahim
Cast: P T Kunjumohammad, Vijayan Kottarathil, C V Sreeraman, Jayalalitha
Cinematography: Madhu Ambat
Music: Saratchandra Marathe

ヒロインのアーミナ役をやったジャヤラリタはもちろんあのジャヤ様じゃない。以前こちらさんで話題になってたジャヤ・ラリタさんである可能性が濃厚。
jaya-lalitha.jpg
芸術映画に出そうな感じじゃないけどね。

投稿者 Periplo : 02:24 : カテゴリー プリヤン旧作
| コメント (5)

2006年02月10日

たまには本も読もう2

そしてきちんと調べよう。

以前ネット上で抜粋を読んで面白いと思って(その時の感想)取り寄せた Star Dust: Vignettes from the Fringes of the Film Industry by Roopa Swaminathan を超読(=わかる単語だけ拾ってテキトーにストーリーを作って読む)してみた。全編通してサウス寄りのトリヴィアが満載の面白本。

特に興味深かったのが吹き替えに関する部分。

(吹き替え声優である)プリヤにとって、まず第一の目標はスクリーン上のヒロインの演技を台無しにしたりしないことだった。そしてその先に、ヒロインの実力以上の演技を実現させることがさらに高い目標だった。この考えはベンガル映画 Bariwali で吹き替えを担当した声優にも理解できるだろう。キロン・ケールはこの映画で待望の国家映画賞最優秀女優賞を勝ち取った。賞の発表の数日後、メディア上で騒動が持ち上がった。件の声優が、賞の少なくとも半分の権利は自分にあると言い出したのだ。つまり彼女こそが最優秀演技の声のパートを担当したのだから。残念ながらその騒動は立ち消えになった。ケールは賞を獲得して、殿堂入りの確約も手中に収めた。声優の方はといえば…、そう、彼女の名前を記憶するどころかそもそも彼女が誰なのかを知るものすらいない。(P.116、The Dubbing Artist より)
こういうポジティブな側面(Kadalan の吹き替えでシャンカル監督から多くを学んだ)があったにせよ、俳優にとって他人の吹き替えを担当させられることほど屈辱的なことがあるだろうか。声をのせ、感情を表現し、魂の内奥を注ぎ込む、他人が演じる役のために! インドでは吹き替え声優が話題に上ることはほとんどない。功績はすべて俳優のもの。自分で台詞をしゃべらない俳優が国家映画賞を受賞できるのはインドだけだ。これは不当だ。(P.195 The Vikram Story より)

んんん? これまで国家映画賞エントリーにはセルフダビングが最低要件だと思っていたのだが、違う訳? だもんでいっちょ調べてみますた、インド情報放送省のオフィシャルサイト上の52nd National Film Awards Regulations

そしてちゃんと明文化されたものが見つかったのだ。長編劇映画(Feature films)のエントリー資格の部分で。

11. The following shall not be eligible for entry in the competition: -

(a) Remake of a film that has already won a National Award in any category.

(b) Dubbed version of a film or revised version of a film.

(c) Performance of an artiste where his/her dialogues are dubbed by some other artist shall not be considered for awards at Sl. (x)-(xiv) of Schedule 1.
注:(x)-(xiv)とは、x=最優秀主演男優賞、xi=最優秀主演女優賞、xii=最優秀助演男優賞、xiii=最優秀助演女優賞、xiv=最優秀子役賞

はっきりしたこと。
その1:リメイク作品にエントリー資格がないわけなのではない。過去に国家映画賞を受賞した作品のリメイクが不可というだけなのだ。だから以前に話題にしたこの映画にもチャンスはあるってわけだ。
その2:作品賞や監督賞部門でなら吹き替えを使った作品もエントリーはできる。しかし演技賞部門では不可。上で引用したヴィクラムは誤解していたのか、それとも Bariwali のことを示唆していたのか。

結局 Bariwali の主演女優の声を担当したのは誰なのか。キロン・ケールのインタビューは甚だ曖昧。

I worked very hard on Bariwali. About eight months before the film started, the script was given to me and a Bengali teacher came every day to teach me Bengali. Bengali is one of the easy languages, but the important thing was to get the enunciation and the persona of the woman right. I can't even boil an egg, but I started sitting on the floor and learnt to slice fish. Everybody identified me with dramatic roles and Bariwali was a subdued role.Winning the National Award for the film was truly the icing on the cake, especially after the controversy to sabotage the film by saying someone else had dubbed for me. (LittleIndia.com によるLife is A Love Story より)

スキャンダルの真相は藪の中。しかし一般論として、吹き替えものなのに関係者を黙らせて嘘ついて受賞しちゃった俳優も過去にはいたのかもね。

投稿者 Periplo : 03:21 : カテゴリー バブルねたallIndia
| コメント (2)

2006年02月07日

忘れられた叛乱

注)アクセスが1921件に達した記念という訳じゃないです。

歴史的な事件が人の脳にしっかりとインプットされるためには、イメージを伴っているかどうかが鍵なんじゃないかと思うことがある。たとえそのイメージが事実に反するものを含んでいたとしても、あるいは時代考証が怪しいものであったとしても。1919年のアムリトサルの虐殺はインド独立闘争史のランドマークとなっており、独立闘争を題材にしたヒンディー映画中で幾度も映像化されている。一方で、犠牲者の数においてそれをはるかに凌ぐ悲劇、1921年にケララ州マッラプーラム県を中心に起きたマーピラの叛乱のひっそりとした扱われ方はどうだろう。もっとも後者には、コミュナル紛争という否定しがたい側面が付いてまわっているために、手放しで顕彰できない部分があるのは理解できるのだが。

以前プリヤンの Kilichundan Mambazham (Malayalam - 2003) を見る前に(なかなかディスクがリリースされなかった)、えらくムキになってマラバールのムスリムについて調べたことがあった(結局 KM は、予習成果が活かされることもほとんどないお気楽映画だったのだが)。その際に1本だけこの事件を題材にした映画があることを知って、以来気になっていた 1921 を字幕無しVCDでやっと鑑賞。

1921.jpg
1921 (Malayalam - 1988) Dir. : IV Sasi, Story : T. Damodaran
Cast : Mammootty (M), Seema (HH), Suresh Gopi (HH), Ratheesh (?), Balan K Nair (M), Urvasi (HH), Vijaya Raghavan (LH→M), Bheeman Raghu (M), Parvathi (M), Mukesh (M), Rohini (LH), Janardhanan (HH), MG Sooman (HH), KPAC Lalitha (HH), Pappu (LH), Sivaji (HH), KP Ummar (H, police officer), Jagannatha Varma (HH), Johny (?), MS Thrippunithara (?), Valsala Menon(HH), Kunchan(LH)
カッコ内は各キャストの役柄上のステイタス、HH=上層ヒンドゥー、LH=下層ヒンドゥー、M=ムスリム、?=役者の顔と名前が一致しないため不明

こういう映画は字幕無しで見た感想を書いてもしょうがないのだけれど、それでもメモしておきたい。上記を見てもわかるように主演のマンムーティ以外のスターキャストはほとんどがヒンドゥー役なんだな。色んなことにものすごく気を使ってる感じだ。そしてこの手の映画につきものの超人的ヒロイズムとかもあまり見当たらない(ゼロではないが)。逆にあまりにも淡々としていてもどかしいくらいなのだ。叛旗を翻す側の、そこに到るまでの桎梏や葛藤といったものが、ヒンドゥーの側では割と丁寧に描かれるのにムスリムの側にあまり見当たらないのだ。絵巻物みたいに順繰りに歴史的な事件が繰り広げられていくだけといった印象。以前の「予習」で読んだこの小説の感触と似ている、攫まえどころの無さ、出来事の連鎖を繋ぐ感情の動きを描写しようとする意欲の希薄さ。これが制作者の能力の偏り・限界によるものなのか、それともこちらの理解が及んでいないだけで独自の文法によって深層の部分が記されているのか。まっ、字幕付きで見てみたら全く認識が変わるのかもしれないけれど。

とりあえず、次は勝手に「マーピラ三部作」と位置づけているミーラちゃんの PADAM ONNU: ORU VILAPAM (Malayalam - 2003) Dir. TV Chandran を見てみようと思う。

せっかく調べたんだし、万が一 1921 を観てみようという人がいたとして、さらに万が一参考になるかもしれないから、資料をあげておこう。


マーピラの反乱の推移

1920年4月のケララ会議派 Manjeri 大会で、スワラージ運動とキラーファット運動との連携が確認される。

1920年8月、ガンディーとショウカット・アリーの出席する会合がカリカットで開かれる。ヒンドゥー・ムスリム共闘の動きに英国当局は神経を尖らせる、双方の運動家の拘束・監視などが行われるようになる。

● Nilambur Kovilagam で キラーファットの運動家 VV Muhammad の住居が官憲により家宅捜索を受ける。これを挑発と受け止めた同地区のムスリム約2000人が集結してヒンドゥー地主宅を襲撃すると威嚇し、警官隊と対峙する(1921年8月1日)。後日この地主は17人の家族と共にマーピラによって殺される。

● Tirurangadi の著名なキラーファット運動指導者、Ali Musaliar を警察の夜襲によって逮捕しようとする試み(8月20日)。しかしアリはこれを逃れて潜伏する。夜襲のニュースは(アリの処刑やモスクの破壊などといった形で)誇張・歪曲されて近隣ムスリムコミュニティに伝わり、指導者Kunyi Kadar のもとに集結した約3000人のムスリムと警察官が睨み合う事態となる。先に口火を切ったのはどちらの側だったのかは不明ながら、両者の衝突の結果、7人の死者と数名の逮捕者が出る(反乱の開始)。英国軍は翌日一旦カリカットに引き上げてしまい、秩序回復のための処置にやや出遅れる。これは多くのマーピラに英国支配が終わったかのような錯覚を与え、以降の初期の2ヶ月間に運動は大きな広がりを見せる。

● 数日後、Anakkayam でV Kunyahamed Haji に率いられたマーピラの一団が、退職した元警官Khan Bahadur Chekutty(ムスリム)を襲撃し斬首する事件。元警官は英国政府への協力者として標的にされた。

8月26日 Pukottur の闘い/11月14日 Pandikkkad の闘い いずれも英国軍が火力において圧倒し、マーピラ側には多数の死者が出る。これらの大敗を経てマーピラは徐々にゲリラ戦術に転じ、主要都市は英国支配下、地方はマーピラ・コミューンという事態が続く。

● 反乱の中盤以降、初期の勝利から遠ざかるのと期を同じくして、コミューンに非協力的なもの(特にヒンドゥー)へのマーピラの攻撃が頻発するようになり、コミュナル紛争的諸要素が噴出する。日頃の抑圧への報復としてヒンドゥー地主を襲うマーピラも続出し、対英闘争とは無関係な殺戮が横行する。また運動の完全な武装闘争化を目の当たりにして、当初共感を示していたヒンドゥー指導者たちが手を引きはじめ、これがマーピラの側からは裏切りと見なされたことも事態を悪化させる。ムスリムによるヒンドゥーへの暴力においては、殺人、放火、財産収奪、寺院の破壊などに加えて強制改宗も相当数行われたらしい。マーピラ支配圏外に流出するヒンドゥー住民の数は増加の一途をたどり、22の難民キャンプが英国により設置される。
1921conversion.jpg

10月25日 Melmuri で英軍によるゲリラ狩りにより住処から追い立てられた246人のマーピラがその場で殺害される。

11月16日 Kuzhimanna でゲリラと誤認された15人が射殺される。

11月19日 'Train Tragedy'。122人のマーピラ囚人が空気孔を封印した貨物車によってTirur-Coinbatore 間を輸送され、その半数以上が列車走行中に死亡する事件。
1921traintragedy.jpg

11月16日 武装放棄・降伏したものに特別の恩赦を与えるという、英国側による布告。これによりゲリラの弱体化・孤立化が進む。一方で拘束されたマーピラ戦闘員は簡略化された軍事法廷で即座に処刑されるという事態が続く。

1922年2月25日 戒厳令解除、事実上の反乱の終息。

Mappila Muslims of Kerala, a study of Islamic trends by Rolland E miller P.124 - 154よりの抜粋)

あまりヒットはしなかったらしい(資料)が、ともかくその志の高さには敬意を表したい作品。強制改宗など否定的な側面も控えめではあるがきちんと描写しているし。だけど、ひとつだけ言わせて貰いたい。プリヤンの Kaalapani を観た時にも思ったものだが、英国人役の白人俳優のあまりな貧相さ。アレック・ギネス級を呼んでこいとは言わないが、これはあんまりなんでねぇかい。

こいつら絶対に前日までコヴァーラム・ビーチで転がってたヒッピーだな。インド人警官の横に並ぶと情けなさが際だつ。
1921brit.jpg

このコスチューム、コーチン辺りのクリスチャン向け婚礼用貸衣装店で調達してきたな。
1921brit2.jpg

いやなにも、ご立派な英国紳士淑女が見たいとかそういうことではではないのだ。あまりにもショボ過ぎると悪役への憎しみが湧かなくて困ると言ってるのだ。

こんな連中連れてくるぐらいなら、プロのインド人俳優にやらせればイイじゃん。たとえばこの人。
anglosukumari.jpg
Vandhanam (Malayalam - 1989) Dir. Priyadarshan より。
この天晴れなアングロ・インディアンぶりを見よ! しかしスクマリの息子役でこの人が茶髪(というか赤髪)で登場したのにはぶっタマゲたがな。

結局何が言いたいのかというと、スクマリ萌えっ(…ちょっと違うか)

投稿者 Periplo : 05:36 : カテゴリー バブルねたkerala
| コメント (0)

2006年02月05日

残念賞

まあまあ、そう荒れなさんなって。

When it comes to Bollywood, opinions have always been sharply divided.

Indians, for decades have felt the West closed its eye to Bollywood's language of expression and chose to selectively look at only a section of regional cinema.

The West, on its part, always thought of Bollywood as Hollywood's poor cousin and never felt it necessary to acknowledge its existence.

The mainstream Hindi cinema never stood a chance at the Oscars or other prestigious film festivals. Understandably, Government of India never sent them as the official entry. (HindustanTimes.com, New Delhi, February 2, 2006 Paheli's pathetic Oscar run より)

Paheli (Hindi - 2005) Dir. Amol Palekar がオスカー外国語映画部門での最終予選に勝ち残れなかったことを嘆く記事より。

これまでに決勝進出したのは
Mother India (Hindi -1957) Dir. Mehboob Khan
Salaam Bombay! (Hindi -1988) Dir. Mira Nair
Lagaan Once Upon A Time In India (Hindi - 2001) Dir. Ashutosh Gowariker
この3本だけらしい(短編映画部門は除く)。

(Asian Films Nominated for "Oscars"によるものに若干補足。自分できちんと調べたいのだがこれはもの凄く使いづらいのだ。漏れとかがあったらご免なさいです)

3本ともヒンディー語映画じゃん、地方映画は入ってないよ。西洋人の価値観=アカデミー賞というのも短絡だ。業界関係者がビジネス拡張を願ってトロフィーに拘るのはわかるが、それを超えたとこでオスカーゲットは国民的悲願になってるのだろうか。しかしそろそろ方向性を絞り込む時期じゃないの? ボリウッドスタイルをアカデミーに認めさせるのか、インド映画じゃないみたいなインド映画を作って認めさせるのかを。

本当に知りたいのは、予選突破できずに敗退したインド代表や、代表選考落ちした作品群だったりする。

THE LAST 13 FILMS SENT BY THE FFI

Below is the list of films recommended by the Film Federation of India for the Oscar Award in the category of Best Foreign Film:

1988 -- Salam Bombay - Hindi (nominated)

1989 -- Parinda - Hindi (not nominated)

1990 -- Anjali - Telugu (not nominated)

1991 -- Heena - Hindi (not nominated)

1992 -- Thevar Magan - Tamil (not nominated)

1993 -- Rudaali - Hindi (not nominated)

1994 -- Muhafiz - Hindi (not nominated)

1995 -- Kurudhi Punal - Telugu (not nominated)

1996 -- Indian - Tamil (not nominated)

1997 -- Guru - Malayalam (not nominated)

1998 -- Jeans - Tamil (not nominated)

1999 -- 1947 - The Earth - Hindi (not nominated)

2000 -- Hey! Ram - Tamil (not nominated)

(Screen March 09, 2001 OSCARS: Do we stand a chance at all?より、なお記事中には‘Barring these two films no other film sent by the FFI has even won a nomination. Bandit Queen, our best bet, perhaps at bringing home the trophy, was sent by the FFI, but had to be withdrawn on court orders...’なんていう記述も)

しかしこの一連の候補作品中で何といっても異彩を放っているのは Jeans だわな。ひっくり返りそうになりますた。こっちでも Ice さんに世界征服してほしかったっす。

投稿者 Periplo : 00:42 : カテゴリー バブルねたallIndia
| コメント (0)