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2007年06月29日

Dhol

もう来月には公開になるはずのプリヤン新作 Dhol (Hindi)。しかし見たところオフィシャルサイトはまだ無いし、記事の流通も恐ろしく低調。多分低予算で若手ばかりを起用したからなのだろう。悪いけど、筆者の興味もかなり低レベルにとどまってる。

今のところ分かっている出演者は、Sharman Joshi, Tusshar Kapoor, Kunal Kemmu, Tanushree Dutta, Om Puri, Rajpal Yadav, Payal Rohatgi, Arbaaz Khan。封切りが待ち遠しくなるようなタマじゃないな(っていうかあんまし知らないんじゃ)。

かつて噴飯してしまったプロジェクト Pirates のタイトルが変わったのかと思っていたが、同作はお蔵入りとなり、それとは全然違う映画になるみたいだ。

I am not doing it right now. I am doing Dhol because Pirate is too serious a film to attempt at present. People are expecting more entertainment oriented movies from me. I strongly believe that I am doing big social service now-a-days by making people laugh because there is a lot of misery in everyone's life. They can forget it for 2 1/2 hours and that's what the best thing I can do as my commitment as a film-maker. I may or may not make it in the future. I don't plan so much ahead.(IndiaFM によるインタビューより)

トレイラーが公開されたんで一応リンク

cvInHariharNagar.jpgこのようにメディア露出の少ない本作ではあるが、フォーラムなどではすでにリメイク(というかパクリ)元が取りざたされている。

現状で有力視されているオリジナルは In Harihar Nagar (Malayalam - 1990) Dir. Siddique-Lal。キャストは Mukesh, Siddique, Jagadish, Asokan, Riza Bava, Geetha Vijayan, Kaviyoor Ponnamma, Philomina, Paravoor Bharathan, Suresh Gopi。こっちは全員顔と名前が一致するわ。

ストーリーのあらましは憂記によれば、

Mahadevan (Mukesh), Govindan Kutty (Siddique), Appukuttan (Jagadish) and Thomas Kutty (Asokan) are four young men enamoured by lovely Maya (Geetha Vijayan), the next door neighbour of Mahadevan. Maya is in town to investigate the mysterious circumstances surrounding the death of her brother. The film revolves around the antics of these four to win Maya's heart. It also explores the past of the central characters. Towards the end, John Honai Riza Bava a man with some dark secrets, appears.

だという。

事前にストーリーが分かってもあまり支障を感じないのがプリヤン・ヒンディー映画。というより、マラヤーラム映画VCDの字幕代わりにプリヤン映画を見るという知恵が付いてしまった今日この頃。今頃ハリハル・ナガルの関係者の皆さんは訴訟準備で忙しいんだろうか。

投稿者 Periplo : 01:58 : カテゴリー プリヤン新作
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2007年06月28日

立ち読み熱望アイテム

mamukoya.jpgまた通販サイトでレアものを見つけてしまった。

Mamukkoya
Author:Thaha Madai
Price: Rs. 60

A unique book on Mamukkoya by Thaha Madai. This book talks about the views of Mamukkoya who is one of the most popular Malayalam actor. This book tells you about a Mamukkoya who is totally different from the characters he played in t(以下ブッちぎれ)

スクリーンの人格とは違うって、そら当たり前だがな。で、実生活ではどう違うんじゃ、気になるなあ。しかし当然ながらオール・マラヤーラム語。しかしたったの60ルピー。口絵の10枚20枚が付いていてくれば元は取れるんだが…。

マ映画を5本も見ればそのうち4本ぐらいには必ず出演してる、脇役中の脇役。カリカット出身という事以外あまり情報がない。憂記に載ってるぐらいで全てか。オマケに同名の政治家もいるようでややこしいことこの上ない。だけど問題なのは情報量というよりも、いっつも通行人に毛が生えた程度で何かを語れるほどに意味のある役をやってないことにあるのかも。例外は州映画賞を受賞した Perumazhakkalam (Malayalam - 2004) Dir. Kamal でのマーピラ・ムスリムのヒロインの舅役。

上記以外の資料では BizHat の貴重なギャラリー。そして The Hindu による貴重なインタビューによれば、宣教師団を描いたフランス映画にも出演してるんだそうだ。うーむそれは何なのだ…。

投稿者 Periplo : 01:03 : カテゴリー brown dwarf galaxy
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2007年06月27日

Rest in Peace : Jeeva

享年43歳、ロケ地(恐らくソングシーンの)モスクワでのまさに道半ばの客死に愕然。Jeeva、1964-2007(※44歳説もあるが未確認)。

Noted cinematographer - director Jeeva passed away after suffering acute cardiac arrest in Russia last night. He was shooting for Dhaam Dhoom starring Jayam Ravi and Kangana Ranaut in Russia.

An acclaimed cinematographer - turned - director Jeeva had worked in over 40 films including Shankar's Gentleman, Kadhalan and Indian.

Jeeva was directed over 50 commercials. He ventured to Bollywood and cranked the camera for several blockbusters including films directed by Priyadharshan. Some of his Hindi movies include Hulchul, Yeh Tera Ghar Yeh Mera Ghar, Run, Kushi, Bhagam Bhag, Hera Pheri among others.

A native of Thiruthooraipoondi, Jeeva ventured to direction with 12B. The film featured Jyothika and Simran together opposite Shaam. The latter was introduced by Jeeva.

Jeeva's next was Ullam Ketkumae which featured a host of actresses. Popular stars like Arya, Asin and Pooja made their debut with the movie. (IndiaGlitz 記事 Cinematographer Jeeva passes away in Russia より)

jeeva.jpgアート・ディレクターはサブちゃんに決まりだけど、カメラマンはしょっちゅう換えるのよ、といつぞやプリヤン先生は仰っていたが、この人はかなり頻度高くプリヤン組に出入りした常連でした。タミル・ナードゥ州中部 Tiruvarur 県、ティルトゥーライプーンディの出身、Mouna Ragam (Tamil - 1987) Dir. Mani Ratnam に感激してカメラマンを志し、同作の撮影監督であった P C Sriram のもとでアシスタントをつとめた。

1997年の rediff によるインタビュー、そして恐らく最後のものであろう今年6月20日の The Hindu によるインタビューも。

12B (Tamil - 2001) しか見ちゃいないので、監督としての力量を論評することは出来ないけれど、カメラマンとしては陰影を強調したドラマチックな絵をつくるのが得意な人でした。この機会にお勧めしていきたいのは、「国家映画賞を取れなかったのはなんかの間違いじゃ」と自分で言ってAbhimanyu (Malayalam - 1991) Dir. Priyadarshan 、それにYeh Teraa Ghar Yeh Meraa Ghar (Hindi - 2001) Dir. Priyadarshan です、はい。

投稿者 Periplo : 01:11 : カテゴリー バブルねたallIndia
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2007年06月26日

Bum Bum Bhole

プリヤン先生がパクリ魔だってことは随分と知れ渡ってきたみたいだ。ここまで言われちゃってるよ、bollyvista.com 記事 Priyadarshan to make first original film

Surprising as it may sound, its true that Priyadarshan will be making the first original Hindi film of his career. Priyadarshan has acquired an original script from Sanjiv Dutta, who has written films like 'Page 3' and 'Metro'.

The film is said to be a satire called 'Bum Bhole', relating to the Hindu religious chant often uttered in praise of Lord Shiva.

このかけ声で始まるマニ・シャルマ作曲のテルグ映画挿入歌でチョー格好いいのがあったよね(振り付けはローレンスかラージュー・スンダラムのどっちか)。

シヴァ神讃歌の決まり文句で聖地巡礼の際のかけ声でもある Bam Bhole についてはこちらに解説あり。

Q:What does "BAM BAM BHOLE" mean? A:The first letter of the first word of the Ramayan is Ba, The last letter of the last word is Ma. Between Ba and Ma is the entire Ramayan, the praise of Shiva's favorite deity, Vishnu in the form of Ram. Bhole means simple. Shiva's life is simple. It consists of the praise of Ram.

そういや上に引用した Indra (Telugu - 2002) Dir. B Gopal のダンスシーンでえらく気になってることがあるんだった。

indrabbb.jpg

メガ様のバックで踊ってる男衆の装束。黒ずくめのクルタ&チュリダールに黄色い半被みたいなベスト、それに鉢巻き。これ、タミルやテルグのダンスシーンでよく見かけるような気がするんだけど何か意味があるのだろうか。まさかバックダンサーの衣装を使い回してるというのではないだろう。巡礼と関係あるのだろうか。どなたかご存じでしたらおせーて下さいまし。

投稿者 Periplo : 00:34 : カテゴリー プリヤン消息
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2007年06月24日

それぞれの柴児7

(前回よりの続き)スーパースターの斬新なスタイルに讃を寄せるなら、コスチュームとメイクだけじゃなくヘアメイク(というかカツラ)にも触れない訳にはいかない。

maniyansivaji.jpg

これまでの本作関連の記事で一番面白かったのは Rajni's magic to make audiences spellbound on June 15 (IndiaGlitz) だな。

About 1,000 kg beef meat was used for the shooting of an action scene in the film.

公開前の記事だから、シャンカル監督が潤沢な資金をいかに湯水のように使ったかということがメインテーマで、それはいつものことだからあんまし驚きもしなかったんだけど、「牛肉」ってのが凄いと思ったのだ。なぜ牛なのかピーター・ハインスさん。

いやいや、ヘアの話だった。

Director Shankar reportedly asked his team of technicians to watch the films of Rajnikant right from his debut film in 1975 to till date exclusively for the best-suited hairstyle for the hero. They came to a conclusion that the hairdo in Padikkadavan released in 1985 suited best to Rajnikant. Shankar summoned the hairstylist and make-up man of that film after 22 long years to do a similar make up and hairstyle again for Rajanikant.

ヘアの担当もやっぱり Bhanu さんだったのかね。同記事には「フランスからメイクアップ・アーティストが招聘された」という記述もあるが、バヌーさんがフランス在住ということなのか。仕上がり見本になったという Padikkadavan (Tamil - 1985) Dir. Rajasekar はVCDにしかなってないみたいだ。スチルはここに一枚だけ。

mpraju.jpg若い頃のラジニ映画はそれほど見ちゃいないから、コメントは差し控えようと思う。だけど、マ映画ファンとしては、多毛症気味の七三分けを見て思わず声に出しちゃったね。あれっ、こんなとこで何してんのさ、ラジューさん?

Manian Pillai Raju [Maniyanpillai Raju などとも] はマ映画のベテラン脇役。大抵はコメディ映画のウツケ者役、時に悪役も。マ映画脇役列伝で取り上げたい順位としてはかなり高いのだが、バイオ情報があまりに少ない。唯一と言っていいかもしれない The Hindu による貴重な インタビュー。手がけた本数は少ないものの、プロデューサーも兼業しており、傑作を生み出してもいる。俳優としては、現在は吹けば飛ぶよな役ばっかしだが、80年代にまで遡るとそれなりの活躍をしていたらしい。写真の Pin Nilavu (Malayalam - 1983) Dir. P G Viswambharan での頭の弱いメカマニアの役はペーソスがあって良かった。本名は Sudhir Kumar、芸名は自身の主演作の役名からつけたらしい。もしかしてこの Maniyanpilla Athava Maniyanpilla (Malayalam - 1981) Dir. Balachandra Menon だろうか。そういや Shivaji Rao Gaekwad さんも、デビューにあたって当時大ヒットしていた映画の主人公の名前から芸名を付けたというもあるが本当だろうか、そしてその映画とは?(明後日の方角に行ってしまった話に無理矢理オチ)


投稿者 Periplo : 05:09 : カテゴリー バブルねたtamil
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2007年06月23日

それぞれの柴児6

タミル芸能ニュースにそれほど馴染みがない人(Muthu は見たけれどという程度の)は、オフスクリーンの超級明星様がこんな感じだってことに相当に面食らうみたいだ。いや、頂点に登りつめたこのお方には、(上り坂であがいている、あるいは下り坂にビビっている)普通の芸能人につきものの病的な自意識は残ってないんじゃないかね。むしろ手に負えないくらいカルト化したスクリーン・イメージを何とかして打ち消そうと(せめて中和しようと)して禿頭を晒してるんじゃないかとも思える。

sivaji06.jpg

で、Sivaji のメイク&コスチューム。スチルで見る限りでは近年にないスマッシュヒットじゃないか。

ネット記事を見ても、ボリウッドの売れっ子デザイナー Manish Malhotra とメイクの Bhanu (この人物に関しては記事など見あたらず)が絶賛されている。想定年齢に近づけるとか、そういう中途半端なリアリズムを捨てて、ポップアイコンを創るという発想が貫かれているような気がする。要するにシャンカル監督はラジニをいじって遊んでるんだな。それを承知で、どーんと構えて遊ばれてやったラジニ様は天晴れじゃないだろか。

極めつけはこれですね。

Mr. Anand pointed out that it was one of the original concepts of director Shankar, who is known for his grand ways of shooting songs. “He was thinking about the way people admire Rajinikanth’s dark tan and wanted to show how the superstar would look had he been a European.”(劇中歌♪Style でCGを使用してラジニの肌を脱色したことを説明するカメラのK V Anand、The Hindu 記事、Secret of Sivaji's ‘white’tan より)

意訳すれば、【もしスーパースターが白人でも、あなたは崇拝することが出来ますか?】ってとこかな。一昔前にアパレル屋さんがやってた反人種差別キャンペーンを思い出したりしたのさ(藁。

投稿者 Periplo : 02:25 : カテゴリー バブルねたtamil
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2007年06月22日

高等暇つぶしアイテム

The Penguin India Cinema Quiz Book (Suman Tarafdar, Supriya Chotani, 2002) という本があって、なかなかに楽しいのだけれど、どちらかといえばボリウッド関連の設問が多くて、サウスファンとしては物足りない気がしていたのです。

そんな思いに応えるようなナイスなサイトを発見。triviapettai さんだす。For everything you didn't want to know about Kollywood... だそうで。リメイク関連ネタも充実。

投稿者 Periplo : 00:55 : カテゴリー バブルねたtamil
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2007年06月20日

それぞれの柴児5

映画公開と同時に吹き替えアーティストまでもが脚光を浴びるというのは珍しいのではないか、タミルでは。

sivaji6.jpg

はるかヒマラヤの麓デヘラードゥーンからやってきたヒロインのシュレーヤー(←この読み方、最近になってやっと有識者に確認)の声を吹き替えたタミル女優・カニカーへの rediff によるインタビュー

ウィキペディアのバイオグラフィーによれば、カニカーはマドゥライ近郊出身のブラーミン。マドラス・トーキーズのプロデュースによる Five Star (Tamil - 2002) Dir. Susi Ganesan で幸先のよいデビューを果たしたが、数作を経てヒーローの妹のような、あまりセックスアピールのない役柄に落ち着いてしまったようだ(きちんと見てないんだけどさ)。1999年のミス・マドゥライ(1位)、2001年のミス・チェンナイ(2位)の座に輝いただけあってキュートでナイスバディ。ただ、顔がえらくポッチャリだから、最近のタミル映画界の嗜好とはちょっとズレてしまって、セカンドヒロインが定位置になっちゃったんじゃないだろうか。惜しいねえ。

すでに南印4言語作品に出演。テルグ、カンナダでの芸名は Shravanthi。吹き替えはシャンカル前作の Anniyan (Tamil -2005) でのサダー、それに Sachein (Tamil - 2005) Dir. John でのジェネリヤの声を担当。Anniyan, Sivaji で自分の声が採用されたのは、Aethiree (Tamil - 2004) Dir. K S Ravikumar のセカンドヒロインとして自身で演じたブラーミンのお嬢さん役が評価されたからなのではないかとセルフ分析している。

カニカーちゃんの次回作はマラヤーラム映画。マンムーティ主演の対英闘争歴史もの大作 Pazhassi Raja だ(ギャラリーも)。対英闘争といっても20世紀の話じゃない、18世紀末のマラバールで英国を相手に孤独な戦いを挑んだコッタヤム(こちら参照)の藩王の伝記映画。バリバリのコスプレならカニカーちゃんのポッチャリもきっと活かされるに違いない。楽しみじゃ。

投稿者 Periplo : 02:10 : カテゴリー バブルねたtamil
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2007年06月19日

それぞれの柴児4

南印映画音楽ボーカル界の二大巨頭っつったら、もちろん黄金のトランペット Sripathi Panditaradhyula Balasubrahmanyam [SPB] 先生とヴェルヴェットの歌声 Kattassery Joseph Yesudas [KJY] 先生。しかし今回は両巨頭の揃い踏みはなかった。

SIVAJI04.JPG

ともかく期待の大きい本作、久しぶりに本格的な作法で臨もうと思ったのでした。つまりサントラCDを手に入れて音楽の予習に勤しみながらテンションを高めていくというしきたりに従おうと。

で、音だけ聴いた感想はと言うと、「ピンと来ない」。かつてのように無条件でノリノリにさせてくれるラフマーン節が随分と薄まったな、という印象。だけどここでソッポを向いちまうにはラフマーン追随歴が長すぎるのよ、俺。映像を伴って聴いたときに初めてその曲想や仕掛けが立ち上がってきて圧倒される、という経験はラフマーンに限らずこれまでに何度かあった。これもまた印度映画音楽の醍醐味。

そんな第一印象の中で唯一引っかかったのが、アルバム最後の♪Sahara Pookkal Pookkutho Saha。リードボーカルはKJYの次男 Vijay(Vijey) Yesudas。深みという点では親父には敵わないけど、なんというか、若々しくのびやかな声質なんだ。なんでも Sanda Kozhi [Sandai Kozhi] (Tamil - 2005) Dir. Lingusamy でのVYの歌唱を聴いた超級明星様自身がARRに推薦したってことだが、例によって裏はとれない。まあとにかく鮮烈な印象を残す歌いっぷり、なのに曲自体が短すぎて物凄く欲求不満が溜まるんだ。こう思ったリスナーも多かったようで不平を書いてる奴がネット上に散見される。歌手に思い切り歌わせることなく無情にフェードアウト、結局これはとことん映像に従属した映画音楽だからってことなのかな。

チェンナイ生まれだけど米国で高等教育を受けたこのVY君、印度古典と西洋音楽の両方を学んだという。満を持してデビューしたのはいいけれど、長らくの米国暮らしが災いしてマラヤーラム語の発音に難ありといわれて厳しいスタート、なんていう記事を読んだのは4,5年前のことだったか。しかし気付いたらいつの間にか南印4言語+ヒンディー語映画音楽をレパートリーにしていたのだった。改めてフィルモグラフィーを眺めてみたら、なんだい、プリヤン映画 Chup Chup Ke (Hindi - 2006) でも歌ってるんじゃん。劇中第一曲目の♪Tumhi Se(DVDのタイトルでは Yeh Aankhen)だね。これを聴いたときには大した印象も持たなかったんだけど。

話はどんどん脱線。以前レビューを書いたときはビジュアルにばかり目がいってしまってたけど、この CCK のアルバムはこぢんまりしてるけど結構いい出来だ。なかなかボリウッドにまでは手が回らないのだけれど、かろうじてプリヤン映画を追っかけることによって、南印とは方向性が違うヒンディー語映画音楽の今日的水準を感じ取ることができる。南印vsボリウッドに中国ポップスvs香港ポップスの対比を重ね合わせたい誘惑を抑えられなくなるんだ、時々。

投稿者 Periplo : 02:12 : カテゴリー バブルねたallIndia
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2007年06月17日

それぞれの柴児3

特に驚きはしないけど封切り後の Sivaji はヒット街道驀進中。各種の記録を塗り替えることになるんだろうね。

romasivaji2.jpg

一般公開してからはもちろん粗筋付きのレビューが至る所に出てきている。だけど、シャンカル映画に関しちゃ白紙に近い状態で臨む方が絶対面白いと思うんで、なるべく読まないように心がけている。それでもラジニ様の役どころがビザンチン皇帝じゃなくて、アメリカ帰りの30代後半独身男だってことまでは分かっちゃってるんだけどさ。

ストーリーには極力接しないようにして記事を読みあさるというのは結構骨が折れるのだが、一番知りたいのは企画立ち上げ時点でささやかれていたマ映画リメイク説。これが現状でもまだ否定されていない(確証されてもいないが)。

cvNaduvaazhikal.jpgNaaduvaazhikal [Naduvaazhikal, Naduvazhikal, Nadu Vazhikal]
(Malayalam - 1989) Dir. Joshi

タイトルの意味はズバリこちら。キャストなどはこちら参照。粗筋はほとんど見つからないがシリアス系だという。殉職した警官である父の仇を討つために殺人犯を追い求める息子の話。

VCDしか出てないみたいだけど、これは近日中に鑑賞したい。かりにホントにリメイクだったとしても、そこはそれ、柴児にはオリジナルとはぜーんぜん違うミラクルラジニ様ワールドが広がってる筈だから、上に挙げた制約とは抵触しないと思う訳よ。




投稿者 Periplo : 23:12 : カテゴリー バブルねたsouth
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2007年06月16日

それぞれの柴児2

カメラのKVアーナンドさんについては以前に別んとこでも話題にしてたけんどね。プリヤン先生にもとても縁のあるお方。話題の大作の公開を期に、telugucinema.com によるとても詳しいバイオがわかるインタビューがアップされた。いやありがたい。

sivaji01.jpgsivaji02.jpg

1966年チェンナイ生まれ、もともとは出版界のスチルカメラマンだったという。映画界に転じてからは P C Sriram のもとでアシスタントをつとめていた。シュリーラームさんのところにプリヤンからThenmavin Kombath (Malayalam - 1994) の依頼が来た際に、多忙な師匠に代わりカメラを担当することになって独り立ち。このデビュー作で美術のサブ・シリルと並んでいきなり国家映画賞を受賞。以降は順風満帆と言ってよさそうなカメラマン人生、Kana Kandein (Tamil - 2005) では監督デビューも。

上記のインタビューではもちろん Sivaji 撮影苦労話なども語ってくれていて興味深いのだけれど、いっちゃん面白かったのは以下の部分。

[自分が手がけた Thenmavin Kombath が、Muthu (Tamil - 1995) Dir. K S Ravikumar、Saat Rang Ke Sapne (Hindi - 1998) Dir. Priyadarshan とリメイクされたことを述べた後に] Actually both the basic plots are same. They changed some characters. Mohan Babu brought the Malayalam story rights and gave it to Rajnikanth. Both are friends. Mohan Babu asked me to work for the film, but as I already worked in the original film I felt not do to the same work again, so I declined.

うぬぬ、ムトゥの制作にあたってプリヤン側からリメイク権を買い取ったのは、あのドクター・モーハン・バブーだったのかあ。ムトゥのプロデューサーとしてクレジットされているのはこの Kandaswamy Bharathan さんなんだけど、モーハン先生はブローカーみたいに口利きをしたのかね。ラジニ様はチルさんと大の仲良しだってことはよく知られてるけど、チルさんとは犬猿の仲だと言われてるモーハン先生ともダチだったとは。さすがはスーパースターのバランス感覚。

投稿者 Periplo : 03:26 : カテゴリー バブルねたallIndia
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2007年06月15日

それぞれの柴児1

ついに本日 Sivaji - The Boss (Tamil/Telugu - 2007) Dir. Shankar の封切り。「世界同時公開(含む日本)」なんて報じてるニュースサイトも相変わらず多い。ネット上の芸能情報がいかにテキトーかってことが分かるってもんだ。それはともかくとして感慨深いなあ。何年も先の事だと思ってた地下鉄の延伸がついに翌日に迫った、みたいな。ホントにこの日が来るとは、という信じられない感じと、うぇーんうぇーん、初乗りに行けないよぉぉぉ〜というもどかしさ(どーいう喩えだ)。

そろそろプレビューなどを拾い読みしたいもんだと思っているけど、流通量が膨大で(その割に情報量は大したことなかったりして)追いつきまへん。rediff による特集あたりをボチボチと眺めるのが精一杯。こんなかの一番の目玉はやっぱりスマン様のインタビューでしょう。

sumansivaji.jpg

いやもう、スマン様追っかけにとっては美味しすぎ。

モーハンラール、アミターブ・バッチャン、ボーマン・イーラーニ、ナーナー・パテカルなどの名前が挙がっていた悪役の座をゲットしたスマン様、だけど決して招待状とお迎えの馬車が用意されていた訳じゃないんだ。

Shankar had wanted a particular get-up. The actor had to act without a wig, remove his moustache and allocate one year for the project.

For the audition, I didn't remove my moustache but was asked to gel my hair, wear a dhoti, walk and says some dialogues. I did that. For me, it was like going to an examination after many years.

オーディションでの緊張を語るスマン様、ヒゲ無しが最初から要求されていたんだ。上に名前が挙がった連中が引き受けなかったのは、これがヤだったんじゃないのかね。

結局オーディションの合格が伝えられて、

I removed my moustache and Shankar instructed designer Nandini to give me a spotless dhoti, shirt, shoes, a Rolex watch and Ray Ban sunglasses.

うー、ロレックスにレイバンねえ。ちなみにこのシーンでラジニ様が着用のグラサンはディオール。パチもんじゃないブランドの色眼鏡をこんなに贅沢に使っちゃうとこなんか、マラヤーラム映画のプロデューサーの皆さんが聞いたら羨ましさで失禁しちゃうかもね。

ベテラン俳優のスマン様が、撮影開始となってもまだ緊張しまくりで、出来が悪かったら途中降板させられるんじゃないかとビビっていたあたり。泰然とした神様役があんなに嵌ってる俳優さんがねえ。

The first day's scene was in an old building (a court) opposite Rajni. The hero loses a case against me and I had to say some strong dialogues in front of Rajnikanth. There were about 500 junior artistes in the background. After I did the take, and Rajni came to me and said, 'Welcome back to Tamil.'

この二人の共演は四半世紀以上前の Thee (Tamil - 1981) Dir. R Krishnamurthy での兄弟役まで遡るのだそうだ。いやはや見てみたい。

なにはともあれスマン様による力強い謳い文句を。

Sivaji is a South Indian James Bond movie. It can't be made again, at least not immediately.

投稿者 Periplo : 01:54 : カテゴリー バブルねたtamil
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2007年06月05日

貴重なデータ

これこれ、婦女子を相手に車内でそんな狼藉してると後で酷い目に遭っちゃうかもよ。
pokiri1.jpg

さる公共施設利用の料金値上げが映画界全体に波紋を呼んでいるというNDTV Movies.com 記事

However, the Railway Ministry has hiked rates for shooting on railway premises and trains ranging between Rs 10,000 to Re one lakh per day, a hike that will not apply to educational and news documentaries.

In bigger metros like Mumbai and Delhi, charges for shooting on railway premises for one day will be Re one lakh, while in smaller cities this will cost film makers Rs 50,000.

On all other stations it will be Rs 25,000. And for hiring a moving or stationary train, filmmakers will now have to shell out Rs 30,000 per day.

具体的に鉄道施設の利用料金が記されているという点でこれは貴重だ。記事では、リアリズムへの傾斜が強くなるにつれて映画における鉄道・鉄道駅の重要性が高まってきていると言っているが、妄想歌舞シーンでの登場率だってかなりのもんだ。人生のあらゆる局面が凝縮されていると言っても過言ではない印度の鉄道施設が使いにくくなると困っちゃうよね。

pokiri2.jpg

Pokiri (Telugu - 2006) Dir. Puri Jagannath より、ハイダラーバード近郊線の軽便鉄道 Multi Modal Transport System (MMTS)Necklace Road 駅のシーン。

投稿者 Periplo : 01:52 : カテゴリー バブルねたallIndia
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