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2007年07月29日

ロケ地銀座

マニ君に感謝! 長らく気になっていたのに分からなかったロケ地が同定できますた。

gurufallsCAP1.jpggurufallsCAP2.jpg
gurufallsCAP3.jpggurufallsCAP4.jpg

Guru (Hindi - 2007) Dir Mani Ratnam を見て、なおかつふんだんに流通しているレビューを読んで、上に掲げたイメージ(♪Barso Re のもの)に現れる滝の名前が判明。

ケララ州トリシュール県にある アディラパッリーの滝なのでした。

いんや、アイスさんが踊った場所というより、前にも紹介したナイスな黒魔術映画 Anandabhadram に出てきた、これをゲットすれば世界支配も夢じゃないという秘宝が隠されている場所がやっとわかったんで嬉しくてね笑。

ATHIRAPALLI1.jpgATHIRAPALLI2.jpg

こちらに寄せられたコメントによれば、他にもPunnagai Mannan (Tamil - 1986) Dir. K Balachander, Pukar (Hindi - 2000) Dir. Rajkumar Santoshi、4 The People (Malayalam - 2004) Dir. Jayaraj の舞台になっているという。

ケララ州政府観光局の網站にはこんなロケ地ガイドもあるんだけど、取り上げられてるのはヒンディー映画と外国映画ばっかり。もうちょっとマ映画についても勉強して欲しいもんだ>関係者各位。

投稿者 Periplo : 23:11 : カテゴリー バブルねたallIndia
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2007年07月25日

Japan 関連?

には、もうちょっとのところでならないのかな。

Arabikatha.jpg

Arabikatha (Malayalam - 2007?) Dir. Laljose
Cast : Sreenivasan, Chang Shumin, Samvrutha Sunil, Jagathy Sreekumar, Nedumudi Venu, Salim Kumar, Indrajith, Jayasurya, Guruvayoor Sivaji, Atlas Ramachandran, KTC Abdulla

'Arabikatha' narrates the story of Cuba Mukundan (Sreenivasan) who can be called an ‘impractical idealist.’ He is a staunch leftist who lives for the movement. Circumstances force him to take up a job in West Asia. But he finds himself a misfit in a highly materialistic world. He has always had a soft corner for China as a result of his leftist leanings and when he meets a Chinese girl, she quickly finds a special place in his heart.

The movie depicts mukundan who live in this present society where sticking to any ideology without any compromises is perceived as something of an anachronism. Mukundan often fails to change with the changing times. (オフィシャル・サイトより)

いえね、こっちの記事にゃ、Shunsuken Matosuoka が出演、なんて書いてあったもんだから、そりゃ大変だわと思ったんだけど。しかし主演俳優の名前まで間違えてるような記事をまともに取り合ってもしょうがないか。もう、金輪際クオリティペーパー扱いはしませんわ>Screen さん。

それにしても、主人公(シリーニヴァーサン)の役名が Cuba Mukundan で、共産主義への傾倒ゆえに、中国人少女に好意を寄せてしまう、なんともレトロじゃありませんか?

どう考えても配役からしてソングはあってもダンスは無しのパラレル映画。しかし見たい、どこの映画祭行ったら見られるんじゃ?

投稿者 Periplo : 01:28 : カテゴリー
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2007年07月16日

断片情報

写真は2007年3月27日にカーライクディで撮影。
karaikudiTown.jpg

以前にも当網頁でちょこっと取り上げたことがあるカーライクディについて。ここには実際に足を踏み入れもしたもんだから、別の所では知った気に文化果つるところなどと書いちゃったけど、じつはタミル映画史のある時代には、単なる田舎のロケ地なんてもんじゃなかったことを最近発見した。

His journey began with a store in Karaikudi, culminating in ownership of one of the biggest studios in Chennai.

タミル映画史の巨人のひとりがここで生まれたのだ。Nattukottai Chettiar に属していたという。

World War II had just ended and there was a shortage of electricity. He was forced to shift the studio to a rented house in Karaikudi, his hometown.

そう、そして第二次大戦中1942年の日本軍によるマドラス空襲とその後の電力不足の時代には、生まれ故郷に疎開してスタジオを築いていたという。まあね、疎開先に選ばれるくらいなんだから、大都会であっちゃまずい訳で、田舎には違いないのだけれど。

勿体つけてもしょうがないか、その人物の名はAvichi Meiyappan Chettiar [A V Meiyappan]、AVMスタジオの創設者。カーライクディの疎開時代に現在の社名となったそのスタジオからは Nam Iruvar(Tamil - 1947) Dir. A V Meiyappan を嚆矢として多数の作品が生み出されたと地元の歴史ガイドには記されている。文化果つるかに見える町でもあなどっちゃいけないね。

オマケ:芋づる式に出てきた中で、一番おもろいと思う、Theodore Baskaran によるエッセイ、 War relic
伝記としては一番分かりやすい、Randor Guy による AVM, the adventurer

投稿者 Periplo : 03:35 : カテゴリー バブルねたtamil
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2007年07月14日

目撃情報

タイトルロールからいきなり、いなせな象が(なぜかオートを従えて)のっしのっしと白昼の田舎街を練り歩いて大きな屋敷に吸い込まれていく。好き者にはたまらない出だしのはず。

raapakal1.jpg

Raappakal (Malayalam - 2005) Dir. Kamal

Cast:Mammootty, Nayanthara, Geetu Mohandas, Vijaya Raghavan, Salim Kumar, Sharada, Balachandra Menon, Janardhanan, Unnikrishna Namboothiripad, Suresh Krishna, Kalasala Babu, Sreekumar, Thara Kalyan, Balachandran Chullikadu, Subbalakshmi

ケララ中部(?)の田園地帯にあるナーイルの巨大なタラワッドが、時代の波に逆らいきれずに解体されていく悲痛な物語。のはずなんだけど、そこは娯楽映画なものだから、たっぷり砂糖でコーティングされて半端なメロドラマに落ち着いた。

しかし豪壮なナーイルの大邸宅をこんなに隅々まで見せてくれる映画は珍しい。外観だけじゃなくて什器の収蔵庫だとか台所だとかまで。ケララの衆がいかにクリシェの寄せ集めと非難しようと、観光映画としては十分に価値あるものだと思うので、筆者は断固支持したい。それにしてもこのタラワッドのロケ地はどこなのだろう。チョコチョコ調べてみたけれど手掛かりなし。

raapakal2.jpgそれ以外で美味しいのはこのお方、ウンニクリシュナン翁です。以前のエントリーで「これまでタミル映画でしか目撃されていない翁にマラヤーラム映画出演作はあるのかってこと。どなたか知ってたらおせーて下さいまし」なんて書いたけど、筆者の知る限りこれが初マ映画。しかも空前の長時間出演、台詞付き、演技あり。それだけじゃない、マンムーティ、ナヤンターラを従えて踊っとるがな。まずタミル映画でデビューしてマ映画界に凱旋Uターンする新人俳優っていうのは珍しいんじゃないか。

お元気な翁のフィルモグラフィーをここに分かっただけでも記入していきやしょう。
Kandukondain Kandukondain (Tamil - 2000) Dir. Rajiv Menon
Pammal K Sambandam (Tamil - 2002) Dir. Mouli
chandramukhi (Tamil - 2005) Dir. P Vasu
Raappakal (Malayalam - 2005) Dir. Kamal
この分だと2006年にも出演作がありそうだね。

投稿者 Periplo : 22:32 : カテゴリー バブルねたkerala
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2007年07月08日

ディスク情報0707

cvVadakkunathan.jpgVadakkumnathan [Vadakkum Nathan] (Malayalam - 2006) Dir. Shajoon Karyal のDVDが発売となったので Mohanlal Discography に追加(カバーイメージはVCDのもの)。告白すると、ディスコグラフィーのインデックス・ページではVCDのタイトルだけはアップデートしていこうと当初考えていたのだけれど、見事に挫折中。あんまりにも数が多すぎて追いつかんのですわ。

Cast : Mohanlal, Padmapriya, Biju Menon, Kavya Madhavan, Kaviyoor Ponnamma, Babu Namboothiri, Murali, Vineeth, Riza Bawa, Shammi Thilakan, Madambu Kunhukuttan, Sadiq, Sona Nair, V K Sreeraman

見てみた感想はというと、感心できまへん、そんだけ。思わせぶりな芸術映画風設定が、空疎なストーリーと全く噛み合わず。

唯一、ここで報告したいと思うのはディスクについて。以前別の映画に関連して話題にした印度ディスク業界の価格破壊の風雲児 Moser Baer から出てる。例のDVD Rs34-、VCD Rs28- の。本作に限っていうと、老舗である Saina との「共同運行便」。しかしSaina ちゃんが単独で出してるDVDは相変わらず Rs400- 前後。そして現在流通している他社のマラヤーラムVCDが新作で大体 Rs200- ぐらい。この価格差をどうするつもりなんだろ。焦点の字幕ですが、メニューにはないものの、ちゃんと英語のものが付いてました。画質はVCDよりもちょっとイイかもという程度でチャプター選択画面もないけど、再生障害は特になし。なので、MB社のDVDはひとまず「買い」と判断して良いでしょう。大きな声では言えないけど、実はインド国内での販売限定らしい。通販で買っちゃったけどね。

投稿者 Periplo : 04:25 : カテゴリー Mohanlal Discography
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2007年07月03日

夏休みリメイク祭り

8月末に公開される注目のリメイク2本を報じる DNA 記事 Now, a clash of the remakes。8月の最終週頃にRam Gopal Varma ke Sholay [※1] (Hindi - 2007) Dir. Ram Gopal Varma と Victoria No 203 (Hindi - 2007) Dir. Anant Mahadevan [※2]が同日公開になるというので騒いでる。まあ、同一言語圏のリメイクというのは割と少ないから、サウス映画をあまり見ないヒンディー語圏の人にとってはオリジナル・リメイク両方を見比べるのは珍しいんだろうね。前者の1975年のオリジナルは説明不要だろうけど、後者のそれはプリヤンがパクリ元にしたんじゃないかという疑惑があったんで筆者は名前だけ知ってる程度。やっぱり名作なのか。見てみるべきかなあ。

※1Ram Gopal Varma Ke Aag に変更になったという記事もあり。
※2このリメイクのプロデューサー Kamal Sadanah は 1973年の同名のオリジナルの監督 Brij Sadanah の息子だそうだ。

だけんど、DNAさんよ、8月末封切りの注目のリメイクっつったら、もう一本あるのを忘れちゃいねえかい?

rgvsholay.jpgbhoolbhulaiyaa.jpg

まっ、こんなとこで絡んでもしょうがないか。しかし右のポスター(拡大)の、腰砕けを予感させるオーラっていったらないね。

現状で一番気になるのはだな、オリジナル Sholay でヘーマ・マーリニーが演じたハッピーなお転婆村娘バサンティのRGVバージョンが、ニシャ・コタリの Ghungroo になるということなのだが、その設定が何というか…。

Ghungroo, a boyish autorickshaw driver who constantly talks to Laila, her rickshaw. She lives next to a fisherwoman called Gangu mummy, by the way.(上のリンク記事より)

Ghungroo.jpg

If Basanti has become Ghunghroo, then her trusted horse, Dhanno has become an autorickshaw named Laila. But the street smart, Rajnikanth-emulating Ghunghroo, clearly lacks the innocence of Basanti... (CNN Live 記事Old vs new Sholay unplugged より)

しょっちゅうキャンキャン吼えてるボンベイ唯一のオートリクシャー・ギャル、女の子の名前をつけた愛車にいつも話しかけてて、ハードコア・ラジニファン。何なのだこのシュールなキャラは。ふかーい政治的背景でもるんだろか。

投稿者 Periplo : 03:58 : カテゴリー バブルねたhindi
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2007年07月02日

特殊レビュー■Bhagam Bhag

自分のことをオタクなんて僭称するのは余りに図々し過ぎるんじゃないかとためらっていたのだけれど、少なくともオタク見習いぐらいには評価してもいいんじゃないかと思えてきた。一般映画愛好家の価値基準は、感動できる映画・考えさせられる映画・楽しめる映画、なんてところにあるんだろう。オタクにとってももちろんそれは重要なのだけれども、クズ映画(例えば全然笑えないかっタルいコメディとか)にだって探求する意味がゼロなわけじゃない。ぐたぐた書くのはもうよそう、有名な業界人によるこれとかこれに語ってもらいましょ。

【人生に無駄な印度映画は一本もない】

なんて格好つけてもしょうがないか。現状でプリヤンの最新作である Bhagam Bhag (Hindi - 2006) の、リメイク&パクリという観点のみによる特殊レビュー、以前に書いたこれの拡大版。

A群

キャストの1~8の番号は各作品中を通しての同一の役柄を示す。9はその他のキャスト。

cvRamjiRao.jpgA-1

Ramji Rao Speaking (Malayalam - 1989) Director:Siddique-Lal,Producer:Ausepachan, Appachan,Writer (Story, Screenplay, Dialogue):Siddique-Lal

Cast:1. Saikumar, 2. Mukesh, 3. Innocent, 4. Rekha, 5. Vijaya Raghavan, 6. Mamukoya, 7. Devan, 8. Sukumari, 9. Shankaradi, Kunchan, Ashokan

Story : 変人大家(3)と店子である職のない2人の若者(1,2)はオンボロ長屋で掴み合いの毎日。ある時、資産家(7)の令嬢を誘拐した犯人(5)から、身代金要求の脅迫電話が彼らの元に間違ってかかってくる。資金難で巡業できなくなった劇団を再興する、就職口がかち合ったことで知り合った恋人(4)の経済的窮状を救う、債権者(6)から逃れる、体の弱い母親(8)に楽をさせたい、それぞれの思惑から3人は犯人と資産家との間に入って身代金の上前をはねる計画を立てる。

Comment:以前に書いたディスク案内、主演女優紹介。気づいた点、タイトルーロールのバックになっている屋外風景には明らかにチェンナイのものと多分コーチンのものが混ざっているようだ。舞台はチェンナイという設定なのか?それからこの部分のBGMである♪Avanavan kurukkunna の歌詞がちょっと気になる。また後日探求しよう。

cvArangetra.jpgA-2(A-1のリメイク)

Arangetra Velai (Tamil - 1990) Director:Fazil,Producer:Aroma Mani,Story Writer:Siddique-Lal,Screenplay Writer:Fazil

Cast:1. Prabhu, 2. Revathy, 3. V K Ramaswamy, 4. 不明, 5. Vijaya Raghavan, 6. Janagaraj, 7. Jai Ganesh, 8. Sukumari, 9. Mamukoya, Delhi Ganesh, Rashi, Moorthi

Story:変人大家(3)と店子である職のない2人の若者(1,2)はオンボロ長屋で掴み合いの毎日。ある時、資産家(7)の令嬢を誘拐した犯人(5)から、身代金要求の脅迫電話が彼らの元に間違ってかかってくる。資金難で巡業できなくなった劇団を再興する、就職口がかち合ったことで知り合った女性(4)の経済的窮状を救う、債権者(6)から逃れる、体の弱い母親(8)に楽をさせたい、それぞれの思惑から3人は犯人と資産家との間に入って身代金の上前をはねる計画を立てる。

Comment:一連のリメイク中で唯一、メインキャストの3人の中に女の子(かわゆいレーヴァティ)を加えた。→つまり一番お勧めということです。そのせいで少しだけストーリーに無理なとこがあるけどね。以前に書いたちょっとした紹介。本作の舞台は当然チェンナイだと思われるが、冒頭シーンのロケにはトリヴァンドラムの有名観光地が登場する。

cvHeraPheriA-3(A-1のリメイク)

Hera Pheri (Hindi - 2000) Director:Priyadarshan,Producer:A G Nadiadwala,Story Writer:Siddique-Lal, Anand Vardhan,Dialogue & Screenplay Writer : Neeraj Vora

Cast:1. Sniel Shetty, 2. Akshay Kumar, 3. Paresh Rawal, 4. Tabu, 5. Gulshan Grover, 6. Om Puri, 7. Kulbhushan Kharbanda, 8. Sulabha Arya, 9. Namrata Shirodkar, Asrani, Mukesh Khanna, Kashmira Shah, Anna Edwards

Story:変人大家(3)と店子である職のない2人の若者(1,2)はオンボロ長屋で掴み合いの毎日。ある時、資産家(7)の令嬢を誘拐した犯人(5)から、身代金要求の脅迫電話が彼らの元に間違ってかかってくる。就職口がかち合ったことで知り合った恋人(4)の経済的窮状を救う、債権者(6)から逃れる、体の弱い母親 (8)に楽をさせたい、それぞれの思惑から3人は犯人と資産家との間に入って身代金の上前をはねる計画を立てる。

Comment:以前に書いたディスクレビュー、さらに詳しいキャスト、一般的な観点からのレビュー。ディスクレビューを書いて以降に分かったのは、劇中で引用されているのが Golmaal (HIndi - 1979) Dir. Hrishikesh Mukherjee のタイトルソングだってことだ。A-1,2と異なる点で気になるのは、大家の本業が演劇関係ではなく、ガレージオーナーだというところ。

cvDhanalakshmi.jpgA-4(A-1のリメイクと推定)

Dhanalakshmi I Love You (Telugu - 2002) Director:Sivanageswara Rao,Producer:B Satyanarayana,Story Writer:Siddique-Lal,Screenplay Writer : Sivanageswara Rao,Dialogue Writer:Ravi Kolikapudi

Cast:1. Aditya Om, 2. Allari Naresh, 3. E V V Naresh, 4. Ankita, 5.-8. 不明, 9. Sony Raj, Balayya, Benarjee, Tanikella Bharani, Suman Setty, Dharmavarapu Subramanyam, Ahuti Prasad

Story:未チェック。多分A-1と全部同じ。

Comment:一般的な観点からのレビュー



cvPhirHeraPheri.jpgA-5 (A-3の続編)

Phir Hera Pheri (Hindi - 2006) Director:Neeraj Vora,Producer:Firoz A Nadiadwala,Writer (Story, Screenplay, Dialogue):Neeraj Vora

Cast:1. Sniel Shetty, 2. Akshay Kumar, 3. Paresh Rawal, 9. Bipasha Basu, Rimi Sen, Johny Rever, Manoj Joshi, Rajpal Yadav, Sharat Saxena, Dinesh Hingoo, Milind Gunaji, Razzak Khan, Dia Mirza

Story:そこそこの財産を手にした3人(1,2,3)は、相変わらずの男所帯で安穏と暮らしていたが、怪しい儲け話に引っかかり全財産を失い、スラム住まいに落ちぶれる。そして口車にのせて共同出資者に引き込んだ男の妹が、借金のかたにギャングに攫われてしまったことを知る。娘を救い出し、可能ならば失った資金の回収もしてしまおうと目論む3人は、スラムの片隅で行われている麻薬取引の上前をはねようとする。

Comment:B-1のリメイクになるだろうと噂されていたが、蓋を開けてみれば全く別のストーリーであることが判明。楽するならオリジナル続編のリメイク権を買っちゃうのが早道だと思うのだが、ニーラージ・ヴォーラ監督はオリジナルストーリーを書き下ろした(もっともハリウッド映画からパクってるらしいが)。プリヤンに先にツバつけられちゃってリメイクを諦めたのかね。さらに詳しいキャスト、一般的な観点からのレビュー

cvNoImage.jpgA-6(A-5の続編)

Hera Pheri 4(Hindi - Project)

Commment:現状でのキャスティング予定







B 群

キャストの1~8の番号は各作品中を通しての同一の役柄を示す。9はその他のキャスト。

cvMannarMathai.jpgB-1(A-1の続編)

Mannar Mathai Speaking (Malayalam - 1995) Director:Mani C Kappan,Producer:Mani C Kappan,Story Writer:Siddique-Lal

Cast:1. Saikumar, 2. Mukesh, 3. Innocent, 4. Vani Viswanah, 5. Biju Menon, 6. Janardanan, 7. Cochin Haneefa, 8. Indrans, 9. Vijaya Raghavan, Pratap Chandran, Sykumari, Geetha Vijayan, Kaviyoor Ponnamma, K P Ummer, Machan Varghese

Story:相変わらずの男所帯で共同生活を続ける若者たち(1,2)は、大家(3)の本業である劇団のメンバーとなっていた。一座の看板女優が脱退してしまったためにヒロイン候補を捜し求めていた彼らは、夜道で出会って車で轢きそうになった若い女性(4)を劇団に引き入れようとする。女優としての美貌も申し分のない彼女には、しかし習慣化した自殺衝動があることがわかる。ある日、事故とも自殺とも取れるアクシデントで意識不明になった彼女の元に夫を名乗る人物(5)が訪れる。

Comment:字幕なしのVCDだが、B-2を見た直後ならばストーリーは7割程度まで理解できる。最初のうちは単にキャラクター1,2,3を引き継いだだけのものに思えるが、後半に到ってよく練られた続編であることがわかってくる。面白いです。さらに詳しいキャスト、それからクレジットに関してのトリヴィア

cvBhagamBhag.jpgB-2(B-1を無断で部分リメイク)

Bhagam Bhag (Hindi - 2006) Director:Priyadarshan,Producer:Suniel Shetty,Writer (Screenplay, Dialogue):Neeraj Vora

Cast:1. Govinda, 2. Akshey Kumar, 3. Paresh Rawal, 4. Lara Dutta, 5. Arbaz Khan, 6. Shakti Kapoor, 7. Razzak Khan, 8. Rajpal Yadav, 9. Jackie Shroff, Tanushree Datta, Sharat Saxena, Asrani, Manoj Joshi, Maushumi Udeshi

Story:ミュージカルショーを演じる劇団に所属する二人の熟年(1,2)は、悪ふざけによって一座の看板女優を怒らせて脱退させてしまう。彼女に代わるヒロイン探しを座長(3)から命じられた二人は、巡業で赴いたロンドンでの滞在中、夜道で出会って車で轢きそうになった若い女性(4)を劇団に引き入れようとする。女優としての美貌も申し分のない彼女には、しかし習慣化した自殺衝動があることがわかる。ある日、事故とも自殺とも取れるアクシデントで意識不明になった彼女の元に夫を名乗る人物(5)が訪れる。

Comment:さらに詳しいキャスト、一般的な観点からのレビュー。冒頭のクレジット部分で Legal Advisor を筆頭に掲げているところが笑える。

cvNoImage.jpgB-3(B-1のリメイク)

Untitled (Telugu - project)

Comment:このプロジェクトのプロデューサーがB-1とB-2の酷似に気づき、B-1関係者によるB-2に対する訴訟の発端となった。また別の説ではB-2のプロモーショナル映像を見たB-1関係者が、自作そのままであることを知ったのが発端であるという。プロモ映像で流せる程度の、ストーリーとは無関係な要素までがそっくりそのままの引き写しであった訳。結局B-2公開の直前に Rs 75 lakh で手打ち。それでこのテルグ・プロジェクトはどうなったんだろう?



C群

キャストの1~4の番号は各作品中を通しての同一の役柄を示す。5はその他のキャスト。

cvNadodikkattu.jpgC-1

Nadodikkathu (Malayalam - 1987) Director:Sathyan Anthikkad,Producer: Raju Mathew,Story Idea:Siddique-Lal,Writer:Sreenivasan

Cast:1. Mohanlal, 2. Sreenivasan, 3. Thilakan, 4. Shobana, 5. Shankaradi, Innocent, Beeman Raghu, Captain Raju, Mammukoya, T P Madhavan, C I Paul, Meena, Janardhanan

Story:大学で学位をとっても就職口に恵まれないケララの二人の若者(1,2)は、起業を試みるものの失敗し、ドゥバイへの出稼ぎを志す。正規のビザ発給手続きをショートカットして闇の渡航業者の船に乗った彼らが下船したのはチェンナイ。騙された事にも気づかない二人は街をさまよい歩き、ふとした出来事から、非合法薬物取引業者から麻薬入りのトランクを手渡される。偶然に偶然が重なり、麻薬取引に関わるギャングの親玉(3)は彼らを特命を帯びた覆面捜査官だと勘違いし、勝手に恐れおののく。やがて二人は心優しい隣人の女性(4)に励まされ、チェンナイで地に足の着いた生活を送ろうとする。

Comment:続編として第2作 Pattana Pravesam (Malayalam - 1988) Dir.Sathyan Anthikkad、第3作 Akkare Yakkare Yakkare (Malayalam - 1990) Dir. Priyadarshan、第4作TVアニメシリーズ(全25話)Dasanum Vijayanum (Malayalam - project?)がある。

cvNoImage.jpgC-2 (C-1のリメイク)

Kathanaayagan (Tamil - 1988) Director:Pandiarajan,Producer:Muktha V Seenivasan,Dialogue Writer:Kresh Mohan

Cast:1. Pandiarajan, 2. S V Shekar, 3. Rekha Ramya, 4. Manorama

Story:未チェック。多分C-1と全部同じ。 ベクトルはタミル→ケララ(コーチン)に変更された。

Comment:現状でDVD、VCD の発売は確認できず。ネット上にレビューは見あたらず。キャスト・スタッフはタミル映画百科事典による。Rekha Ramya って誰?タイトル表記の揺れに関してはこちらが一番詳しい。

cvNoImage.jpgC-3 (C-1のリメイク)

Tenali Rama (Kannada - 2006) Director:Nagendra Magadi,Producer:S V Babu

Cast:1. Ramesh, 2. Jaggesh, 3. Deepu, 4. 不明, 5. Santoshi, Madhur, Rangayana Raghu, Srinath, Dharma, Doddanna, Sihikahi Chandru, Mukyamantri Chandru, Biradar, Tennis Krishna, Manadip Rai, Umesh, B.V.Radha, Karibasavaiah, Bank Janardhan

Story:未チェック。多分C-1と全部同じ。 ベクトルはカルナータカ→ゴアに変更された。

Comment:現状でDVD、VCD の発売は確認できず。一般的な観点からのレビューギャラリー

cvBhagamBhag.jpgC-4[=B-2] (C-1を無断で部分リメイク)

Bhagam Bhag (Hindi - 2006) Director:Priyadarshan,Producer:Suniel Shetty,Writer (Screenplay, Dialogue):Neeraj Vora

Cast:1. Govinda, 2. Akshey Kumar, 3. Manoj Joshi, 5. Paresh Rawal, Lara Dutta, Arbaz Khan, Shakti Kapoor, Razzak Khan, Rajpal Yadav, Jackie Shroff, Tanushree Datta, Sharat Saxena, Asrani, Maushumi Udeshi

Story:ミュージカルショーを演じる劇団に所属する二人の熟年(1,2)は、悪ふざけによって一座の看板女優を怒らせて脱退させてしまう。彼女に代わるヒロイン探しを座長から命じられた二人は、巡業で赴いたロンドンでの滞在中、ふとした出来事から、非合法薬物取引業者から麻薬入りのトランクを手渡される。偶然に偶然が重なり、麻薬取引に関わるギャングの親玉(3)は彼らを特命を帯びた覆面捜査官だと勘違いし、勝手に恐れおののく。

D群

キャストの1~3の番号は各作品中を通しての同一の役柄を示す。4はその他のキャスト。

cvNoImage.jpgD-1

Bindhaast (Marathi - 1990) Director:Chandrakanth Kulkarni,Producer:Macchindra Chate

Cast:1. Gautami Gadgil, 2. Reema Lagoo, 3. Mona Ambegaonkar, 4. Seema Biswas, Sharvari Jamenis, Nirmiti Sawant

Story:未チェック。ネット上で見つかるのは以下のものぐらい。

The movie revolves around the life of two female friends, of which one is rich and the other poor. They pledge to remain friends for life.

The rich babe's aunt (played by Reema Lagoo) wants her niece to stop associating with her poor friend, and manage the family business instead. The ‘imaginary boyfriend’ prank of the girls, takes a nasty turn when a guy with the same name turns up, and scares the wits out of the girls. And he is none other than ... shhh ... the suspense unfurls. He is actually the only male in the cast. The movie is fast paced, and the viewer's suspicion leaves no one untouched. Reema Lagoo is very convincing.(JAM Movie Reviewsより)

Comment:かつてVCDが発売されていたはずだが、現状で見あたらず。こっちの婦警さんもいい感じ。さらなるフォトギャラリー。婦警さん役の Mona Ambegaonkar の経歴についてはなぜかこのゴシップ記事が一番詳しい。

cvSnehithiye.jpgD-2(D-1のリメイク)

Snehithiye... (Tamil - 2000) Director:Priyadarhsan,Producer:Mukesh R Metha,Story Writer:Chandrakanth Kulkarni,Dialogue Writer:Maharajan,Screenplay Writer:Priyadarhsan

Cast:1. Jothika, 2. Subrani Mukerjee, 3. Tabu, 4. Jomol, Vadivukarasi, Manorama, Lakshmi, Shita Arun, Sukumari, Depti Bhatnagar, Mita Vasisht

Story:二人の仲良し女学生(1,2)が、女子学園を舞台にした殺人事件に遭遇する。学園祭でミュージカルが上演されているステージ上に、身元不明の男の死体が突然に降ってきたのだ。状況証拠によって容疑者に仕立て上げられた二人は、たまたまその場にいた辣腕警部(3)によって拘束されるが、嫌疑を晴らして真犯人を探し出すべく逃避行する。

Comment:吹き替え版 Rakkilippattu (Malayalam - 2000)、Sneham (Telugu - 2001)、Title unknown (Kannada - 2000?)、Friendship (Hindi - 2007) がある。以前に書いたディスクレビュー、一般的な観点からのレビュー。2006年末になってヒンディー語吹き替え版が蔵出し公開されることとなり、原作プロデューサーもこれを歓迎した(過去記事参照)。↓のD-3のストーリーの概要が分かるまでは…。

cvBhagamBhag.jpgD-3[=B-2] (D-1,2を無断で部分リメイク)

Bhagam Bhag (Hindi - 2006) Director:Priyadarshan,Producer:Suniel Shetty,Writer (Screenplay, Dialogue):Neeraj Vora

Cast:1. Govinda, 2. Akshey Kumar, 3. Jackie Shroff, 4. Manoj Joshi, Paresh Rawal, Lara Dutta, Arbaz Khan, Shakti Kapoor, Razzak Khan, Rajpal Yadav, Tanushree Datta, Sharat Saxena, Asrani, Maushumi Udeshi

Story:ミュージカルショーを演じる劇団に所属する二人の熟年(1,2)は、悪ふざけによって一座の看板女優を怒らせて脱退させてしまう。彼女に代わるヒロイン探しを座長から命じられた二人は、巡業で赴いたロンドンでの滞在中、夜道で出会って車で轢きそうになった若い女性を劇団に引き入れようとする。女優としての美貌も申し分のない彼女には、しかし習慣化した自殺衝動があることがわかる。ある日、事故とも自殺とも取れるアクシデントで意識不明になった彼女の元に夫を名乗る人物が訪れ、彼女を引き取ってしまう。それでも何とか上演に漕ぎ着けた舞台の初日、ミュージカルが上演されているステージ上に、死体となったその夫が突然に降ってきた。状況証拠によって容疑者に仕立て上げられた二人と座長は、たまたまその場にいた辣腕警部(3)によって拘束されるが、嫌疑を晴らして真犯人を探し出すべく逃避行する。

Comment:婦警さんが野郎のお廻りに変更されてる!問題外でしょう。D-1のプロデューサーによって盗作として訴えられた(過去記事参照)。

E群

cvDhimTharikida.jpgE-1

Dhim Tharikida Thom (Malayalam - 1986) Director:Priyadarshan,Producer:Anand,Story Writer:Priyadarshan

Cast:1. Mukesh, 2. Sreenivasan, 3. Maniyan Pillai Raju, 4. Lizzy, 5. Nedumudi Venu, 6.Shankar, 7.Pappu, 8.Jagathi Sreekumar, Innocent

Story:パーラッカード地方で大衆演劇を上演する劇団の女優(4)は、同僚の役者達(1,2)から懸想されてしつこく迫られる。一方母親と二人暮らしのアイヤール・ブラーミンの不器用な青年(3)も彼女に想いを寄せているが、告白することが叶わない。

Comment:正直なところ字幕無しVCDではストーリーはよく分からない。しかし2大叙事詩を題材にしたチープな田舎芝居の情景がふんだんにあしらわれており、好き者にはたまらない。なぜこの孤独な一本をここに掲載したかというと、冒頭の劇団内でのセクハラのエピソードがB-2に流用されてるからというだけなんだけんど。リシーたんも綺麗に撮れてるし、ヒーローがこの人だってのもレア。それから、各種のデータベースでは、Dhim[Dheem] Thariktia Thom というタイトルで登録されているが、これは明らかな誤記。

まとめ

■やっぱり凄いのは Bhagam BhagFriendship (D-2) が同時期に同一言語圏で公開されたってとこですかね。

■一本の映画で二人の著作権者(B-1, D-1)から同時に訴えられるというのは、インド映画史に残る快挙かも。どうせだったらC-1のプロデューサーにも訴えを起こして欲しかった。

■それにしてもA群とC群のこの輪廻ぶりはなんだろう。ここまで飽くことなく繰り返しリメイクされるストーリーラインとキャラクターには印度人の感傷を刺激して止まない何かがあるということなのか。

■ともかくここに挙げた(関連作も含め)20本近い中で、大傑作・文句なしのお勧めといえるものは1本もない、というのが個人的な意見。それでもこれだけ見事に並んだのを見ると、なんかこうグッと来ませんかね。来ない?あ、そう。だけんどこの先も当リストの未チェック作は絶対に潰して行くつもりであることをここに表明しときますわ。

投稿者 Periplo : 04:01 : カテゴリー プリヤンremake
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