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2009年05月24日

万全の態勢

うーっ、なんかモワ~ンとした熱風が吹き寄せてくるようじゃありませんかい。

unnaippol.jpg

久々に予習もちゃんと終えて万全の態勢だ。ヒンディー映画 A Wednesday ! (Hindi - 2008) Dir. Neeraj Pandey のサウスリメイクの話。

原作は、一言でいうならば、ムンバイ市の警察庁長官(アヌパム・ケール)が、たった一人で孤独な闘いを挑んでくる爆弾テロリスト(ナスィールッディーン・シャー)と対峙する数時間を描いたサスペンス、ソングシーンはない。これをカマルハーサン+モーハンラールでタミルリメイクするというのだ。カマルがテロリスト役、ラルさんが警察庁長官役。とーぜんながら、Company (Hindi - 2002) Dir. Ram Gopal Varma でのチョー格好ええラルさんのイメージがキャスティングを決定したんだろうね。

またこれも当然だが、舞台はムンバイからチェンナイに移されるはずだ。手の施しようがないまま幾度となく爆弾テロの舞台となった(そして今も不断に脅威に晒され続けている)悲劇の街ムンバイと違って、チェンナイは今ひとつ緊張感が不足しているように思われるのだが、その辺は作品にどう影響してくるだろうか。

それになによりキャスティング。原作ではアヌパム・ケールもナスィールッディーン・シャーも枯れ枯れ。それが、緊密なプロットであるにも拘らず、ハラハラ感ゼロで安心して見られてしまった(面白くなかった、ということではない)原因かな。タミル版ではね、カマルはギラギラしてるし、ラルさんはむっちり豊満系だし、なんか随分ニュアンスの違うものになるんじゃないかね。

一時期は Thalaivan Irukiran という仮称だったこの映画、最終的に Unnaippol Oruvan (Tamil - 2009) となって、今月始めに記者発表が行われた。監督は新人の Chakri Toleti、アメリカ帰りだそうだ。

撮影は今月中に終了の予定。ケララではマラヤーラム吹き替え版またはタミル語版そのままが上映されることになるだろう。その時期にケララに行って、ラルさんセントリックなポスターの数々を見物してみたいもんじゃわい。

そして最近の流行なのか何なのか、テルグでは、メインの登場人物以外を置き換えた、「単なる吹き替え」を超えたバージョン違いが制作されるという。こちらのタイトルは Eenadu。果たして舞台はハイダラーバードに置き換えられるのか。これも例によってなのだが、テルグ版の情報は少ない。

カマルハーサンのテロリスト役は変わらず。警察庁長官役にヴェンカテーシュ。なぬ、ヴェンキーさんとな?!?!?!

いや、別にヴィクトリー・ヴェンカテーシュを馬鹿にしてるわけじゃあない、だけんど、やっぱこれって大抜擢ってやつう?

While talking about his role as a top cop in Eenadu, directed by debutant Chakri, Venkatesh said the role was redesigned to suit his image. Though Venkatesh has already donned khaki in many films, his role in Eenadu would be more subtle and realistic, he said.(Galatta 記事Kamal is an inspiration: Venkyより)

ヴェンキーのイメージにあわせてキャラの再構築、うーん、そりゃあそうなるだろうね。やっぱり両方見比べないと。

WednesdayAnupam.jpgcompanyLal.jpgvenky.jpg

投稿者 Periplo : 19:10 : カテゴリー バブルねたallIndia
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2009年05月17日

日本語で読めます

プリヤン先生の Slumdog Millionaire (UK - 2008) Dir. Danny Boyle に対するご高説が。「クーリエ・ジャポン」誌の2009年6月号89ページにて。IndiaTodayに掲載された記事の抄訳みたいだすね。

ネット上に流通してるリアクションとは若干論旨が違うが、よーするに自分が手塩にかけた芸術映画が特に賞もとらなかったことへの無念は伝わってくるわな。

投稿者 Periplo : 00:19 : カテゴリー プリヤン消息
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2009年05月16日

ディスク情報0905

cvAlibhai.jpgほおお、まだオフィシャルサイトが残ってる、もっともウチの環境じゃあ綺麗に表示できないけどさ。

Alibhai [Ali Bhai] (Malayalam - 2007) Dir. Shaji Kailas のDVDが発売。版元は Central、なのでおそらく字幕つき。

Cast: Mohanlal, Gopika, Navya Nair, Siddique, Cochin Haneefa, Rajan P Dev, Augustine, Balachandran Chullikkad, Baburaj, Meghanadhan, Ganapathi, Ganesh Kumar, Vijayakumar, Shammi Thilakan, KPSC Lalitha, Suraj Venjaramoodu, Jagdish, Sudheesh, Kiran Raj, A D Shetty, Santhosh Jogi, Shamna, Kala Ranjini, Subhalakshmi, Fathima Babu

コーリコードの市場の無冠の帝王であるラルさんが、悪いやつらを滅多切りにして懲らしめる話。The Hindu 記事によれば、Ali Bappu なる実在の人物からインスピレーションを得ているという。ウィキペディア解説によれば、最初から最後まで徹頭徹尾ラジニ映画風な作られ方をしているという。そして、同年に公開された Sivaji (Tamil - 2007) Dir. Shankar を激しく意識したものらしい(もっとも Sivaji のストーリーラインを取り入れたものではなさそうだ)。それだけで、ディスクが手に入る前から頭痛がしてるんじゃ、正直なとこ。

こちらさんのレビューに引用されている、かつてシュリーニヴァーサンがテレビ番組で語ったとされている言葉、ホントならかなり勇気ある発言だと思うわ、なにしろこれ以外に言い様がないもんね。

物真似芸人達がマンムーティやモーハンラールの真似をするのは分かる、彼らの生活がかかっているのだから。しかし何故モーハンラールがラジニカーントの真似をしなければならないのか、これは理解の範囲を超えている。

実際のところ、2000年を過ぎた頃から、ラルさんの出演作はこーゆーのがデフォルトになってきてるんだよね。一般的な映画ファンがいかにブーイングしようと、やっぱりハードコアなファンの皆さんはこれを歓迎してるんだろうか。

今現在のところ仮説として立てられるのは、「ラルさんは物真似が好きなんだ」ってぐらいかね。

Alibhai

投稿者 Periplo : 01:37 : カテゴリー Mohanlal Discography
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2009年05月15日

注目の鐵もの

passenger2.jpg

さてさて、これは純度の高い鐵映画なのかな、それとも単に導入部に鉄道シーンがあるだけのものなのかな。

Passenger (Malayalam - 2009) Dir. Renjith Shankar がかなりイイ線いってるらしい。ユーモアを含むスリラーだという。5月の第一週に封切られ、11日には早くもヒット宣言が出た。

主なキャストは以下の通り。
Dileep, Sreenivasan, Mamta Mohandas, Lakshmi Sharma, Jagathy Sreekumar, Madhu, Manikuttan, Nedumudi Venu, Harisri Ashokan, Sreejith Ravi, Anoop Chandran, Sona Nair, Manikantan, Valsala Menon

passenger1.jpg分からないことは多々ある。通常の序列からすると主演はディリープだが、ポスターとかをみるとシュリーニヴァーサンも随分デカい顔してる。タイトルのパッセンジャーというのは「乗客」の意味なのか、それとも各駅停車を意味する「パッセンジャー・トレイン」のことなのか。こちらのギャラリーみると列車のシーンが全然ないのだがどういうことなのか。

ともかく、久々に批評家の高評価と劇場への客の入りが一致している映画だ、はよ見たいわ。

資料集
OneIndia:Dileep and Sreenivasan caught in a mess
KeralaOnline:Sreenivasan and Dileep in Passenger
rediff:Passenger is worth a watch
rediff:Helming Passenger
Sify:Passenger
Theindian:‘Passenger’ - a slick, entertaining political drama

投稿者 Periplo : 04:25 : カテゴリー バブルねたkerala
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2009年05月14日

どこ見てたんじゃ

はあ、やっぱりケララの娘さんはいいねえ。
VPsindhu1.jpg

なんて言ってる場合じゃないよ!なんということだ、また観賞済みの旧作中にシンドゥちゃんを発見してしまった。

日本でも公開された有名作品 Vaanaprastham (Malayalam - 1999) Dir. Shaji N Karun の中でだああ。エンドロールにもしっかりクレジットされてる。

VPsindhu2.jpgVPsindhu3.jpg

役柄は貧乏なカタカリ芸人であるラルさんの娘、ラルさんと一緒に踊っちゃってるわな。はああ、シンドゥちゃんがカンヌ映画祭上映作に出てたとは。シンドゥちゃんのフィルモグラフィー構築のためには芸術映画&低予算映画も潰していかにゃあ。

しかし、逆に言うと芸術映画に出演しても、国家映画賞でも獲らないことにはキャリアにはほとんど影響しないってことだな、少なくともマラヤーラムでは。

投稿者 Periplo : 03:18 : カテゴリー バブルねたkerala
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2009年05月13日

今まで揉めてたんかい!

priyanrajini.jpg最高裁まで行ったってことだ。

っていっても、プリヤンお得意の無断リメイクの話じゃない、2005年に税務署によって競売にかけられたのをプリヤンが競り落とした招福戯院の所有権の話。

その後この劇場は改装を経て2006年初頭にプレビューシアターとして営業開始した。左のイメージはその際のもの。

まあ、不思議といえば不思議だったんだよね。映画スターを含む業界関係者が快適に試写を享受することができる施設っていうのは、そりゃ必要なんだろうけど、普通に考えりゃ大手製作会社または配給会社が備えるべきもので、一介のミキシングスタジオオーナーであるプリヤンがそれをしなきゃならないってのが。でも結局それ以前にはそういう施設がなかったからこそ、今じゃ招福戯院は大繁盛でリシーたんは大忙しなんだろうけどさ。

で、この招福戯院の元のオーナーである故GVの遺族が起こした訴えが却下されて、プリヤンとリシーたんの所有権が正式に確定したってことらしい。

The Supreme Court yesterday awarded the case of Possession of Four Frames Theater, filed by GV films Limited, in favour of Priyadarshan and his wife Lissy. By today’s order, the Supreme Court has confirmed the sale of the Prestigious Theatre in favour of Priyadarshan and Lissy. The appeal filed by GV Films Limited filed against the Income Tax Department and Lissy Priyadarshan was dismissed by the Supreme Court today.(One India 2009.05.09 記事 Priyadarshan gets legal Possession of 'Four Frames' より)

まあ、ご苦労様なこってすな、リシーたん。

余禄: Four Frames 社の会社案内には生年月日を含むプリヤン先生の個人情報が載っていて面白い。

投稿者 Periplo : 00:45 : カテゴリー プリヤン消息
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2009年05月12日

注目の女性映画

MadhyaVenal.jpg

ここしばらく注視していたんだが、一向に続報の入ってこないシュウェちゃん最新作。

Madhya Venal (Malayalam - 2009) Dir. Madhu Kaithapram
Cast : Manoj K Jayan, Shweta Menon, Arun, Balachandran Chullikad, Irshad, Niveditha, Augustin, Sabitha Jayaraj

劇場公開されたのか、まだなのかすら良く分からないこの作品、Ekantham (Malayalam - 2007) で国家映画賞最優秀新人監督賞を受賞した Madhu Kaithapram の第二作目にあたるらしい。あ、もちろんこのデビュー作は見てないよ、おいら。

本作に関しての数少ないソースから知り得たのは、ケララ北部カンヌール県の Payyanur を舞台にした独立闘争期の物語だということ。こちらのギャラリーからしても明らかにシュウェちゃんが主役なんだな。

以前のエントリーで「シュウェちゃんこのまま演技派に転向か?」なんて冗談で書いたけど、ホントにそういう時期に来てるのかもしれない。これからも良い脚本を選んで(皮肉じゃないよ)、自分で台詞も喋って、国家映画賞を目指して欲しい、シュウェちゃん。

投稿者 Periplo : 02:00 : カテゴリー バブルねたkerala
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2009年05月05日

たまには目出度いゴシップ2

meenaKatha.jpg

あまりにご無沙汰だったのでこっちに投稿してみました。

ちなみに、たまには目出度いゴシップ1は見事な誤報ですた。

投稿者 Periplo : 21:45 : カテゴリー バブルねたsouth
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2009年05月02日

何考えとんのか

しばらく前のこととなってしまったが、ナヤン女王様に新たな騒動の種。

Nayanthara’s love for temples is well known. She makes it a point to visit all the famous temples near her locations.

On Wednesday (April 15), Nayan went for a ‘Darsan’ at the Mannaserry Killikavu Temple near Ottapalam, in Kerala where she is shooting for her Malayalam film, the Siddique directed Bodyguard.

It is a Bhagavathy (Amman) temple, where women should wear Sari before entering the temple premises. Poor Nayan did not realize it and went to the temple wearing a Salwar-Kameez.

After praying at the temple, the temple authorities and locals got into an argument with her, over her dress code which became a slanging match. Soon better sense prevailed and Nayan apologized to the temple authorities and the matter was amicably settled.(Sify 記事 Nayanthara’s temple tussle! の全文)

これはもっと時間をかけて書こうと思っていたのだが、ともかくマ映画界のイケてる女優さんにはシリアン・クリスチャンが多いのだ。ミーラ・ジャスミン、アシン・トーットゥンカル、ゴーピカ、ローマ・アスラーニetc。ナヤン様(本名ディアナ・クリヤンというのは識者に言わせるとコテコテのシリアン・クリスチャン・ネームなんだそうだ)もその一人というのは、まあ常識。で、ここに挙げた皆様の中で、ミーラちゃんと鱈子様には共通の嗜好があるというのだな、ネット報道によれば。それは、ヒンドゥーのお寺にお参りするのが大好きということ。

以前に別んとこで書いたように、ケララ州では非ヒンドゥー教徒の寺院入構は基本的に禁止。それから最近緩和の方向にあるらしいがドレスコードも非常にやかましい。上に引用した記事では、ナヤンターラが女性信者に要求されるサリーではなく、サルワール・カミーズで参拝したことでトラブルが起こったというのだが、そもそもクリスチャンが寺院に立ち入ることは咎められなかったのだろうか? 謎だ。過去には、ミーラちゃんがヒンドゥーに改宗したなどと偽って寺院に参拝して物議を醸したりしている。

オマケについてきたトホホ話。

Hindu Makkal Katchi (HMK) on April 18 sent a parcel containing a saree to Malayalam actress Nayanthara to protest against her visit to Killikavu Amman temple near Ottapalam in Kerala wearing salwar kameez. The parcel, addressed to the actress, was sent to the Tamil Nadu South Indian Actors’ Association, HMK sources said. (中略) HMK also ‘advised’ the actress to behave like a Tamil woman and not to degrade Tamil culture, the sources said. HMK General Secretary Ramamurthy had filed a case against south Indian actress Khushboo last year for allegedly causing disrespect to the idols of Hindu goddesses. (Screen 記事 Saree sent as protest より)

Hindu Makkal Katchi に関してはよく知らんのだが、よーするにセレブに噛み付くことで知名度アップをはかろうとしている、泡沫ヒンドゥー至上主義地方政党なのかね。ナヤン様がクリスチャンであること、ケララ人であることにもお構いなしの論法。

それにサリーの送付先が South Indian Film Artistes Association (Nadigar Sangam) だってのも凄い。別件で鱈子様と一戦交えてるってのにさ。果たしてナーディガル・サンガムはこのサリーを女王様の元に送り届けるのか。注目じゃ。

RaapakalNayan.jpg
お雑巾を切らして困ってたとこですのよ。

投稿者 Periplo : 05:25 : カテゴリー バブルねたsouth
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