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2012年12月13日

12月のJ-テルグ(大感謝祭編)

最後まですったもんだのJ−テルグ、15日に3ショーの予定が急遽1ショーに変更になってしまった落とし前、12月23日に3本だて上映決定しますた(荒い息)。場所は同じく秋葉原。

まずは最重要項目。12月15日18:00開始予定の Thuppakki は予約だけで既に満員御礼。これからの申し込みは不可、当日券もありません。

そして23日の落とし前ショー。

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一発目は、Krishnam Vande Jagadgurum (Telugu - 2012) Dir. Krish(字幕無し)、11:00開始。作品のアウトラインについては12月7日のエントリーを参照。


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ニ発目は、Thuppakki (Tamil - 2012) Dir. A R Murugadoss(英語字幕付き)、2:30開始。作品のアウトラインについては12月7日のエントリーを参照。


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三発目は、Shirdi Sai (Telugu - 2012) Dir. K Raghavendra Rao(字幕無し)、18:00開始。作品のアウトラインについては11月3日のエントリーを参照。


各回の料金は大人1800円/5歳以上12歳以下の子供1000円/5歳未満の子供は無料(座席なし)。ただし、3回目の Shirdi Sai のみ、大人1000円、子供500円になるという情報もあり、気になる人は主催者に確認を。各回ともインターミッション付き上映、別料金で軽食のサービスもあり。

会場はアキバシアター(東京都千代田区神田練塀町3、JR秋葉原駅中央改札から徒歩2分、詳しくはhttp://www.fsi.co.jp/akibaplaza/cont/theater/index.htmlを参照、英語での案内はこちら)です。

家族チケット料金・予約方法など上映に関しての詳細は、主催者公式サイトhttp://www.indoeiga.com/を参照。席が少ないからというだけでなく、今回のような突然の変更の情報を確実に受け取るため、予約がお勧めです。

ということで、J−テルグはスケールアップして来年も続きます(つ、続くよね…)。これからもますますご贔屓に。

投稿者 Periplo : 04:13 : カテゴリー バブルねたsouth
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2012年12月07日

12月のJ-テルグ(総決算編)

上映まで一週間を切ってからのまたまたの番狂わせ。15日の上映は18:00からのThuppakkiだけになりました。キャンセルとなった分は年内に再上映されます。その詳細は明日12日にアップデートされる予定です。(12月11日付記)

一年のご愛顧におこたえしての大感謝祭、今回はなななんと最新タミル映画との二本立て、しかも会場は秋葉原だよ。

まず最初に重要なお知らせを。過去のエントリーで告知した Shirdi Sai の上映は再度の延期(日時未定)。12月8日に川口に行ったりしないでね。

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一発目

Thuppakki (Tamil - 2012) Dir. A R Murugadoss

原題:துப்பாக்கி
タイトルのゆれ:Thuppaakki, Thuppaaki, Tuppakki, Tuppaakki, etc.
タイトルの意味:The Gun
Cast: Vijay, Kajal Agarwal, Vidyut Jamwal, Sathyan, Jayaram, Zakir Hussain, Manobala, Anupama Kumar, Deepthi Nambiar, Akshara Gowda, Meenakshi, Prashant Nair, Gautam Kurup, Steven Clarke

■日時:2012年12月15日に2回上映、第1回は11:00ごろ、第2回目は18:00ごろ開映予定 ※インターミッション中には別料金での軽食サービスもあり
■各回の料金:大人1800円(予約1500円)/5歳以上12歳以下の子供1000円(予約500円)/5歳未満の子供は無料(座席なし)
■字幕:英語(のはず。万が一技術的な理由で表示されなかったらご容赦を。汗)
■上映時間:ネット情報によれば約165分
■会場:アキバシアター(東京都千代田区神田練塀町3、JR秋葉原駅中央改札から徒歩2分、詳しくはhttp://www.fsi.co.jp/akibaplaza/cont/theater/index.htmlを参照、英語での案内はこちら
※家族チケット料金・予約方法など上映に関しての詳細は、主催者公式サイトhttp://www.indoeiga.com/を参照のこと
■ 参考レビュー集成:http://periplosjottings.blogspot.jp/2012/12/thuppakki-tamil-2012.html
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ニ発目

Krishnam Vande Jagadgurum (Telugu - 2012) Dir. Krish

原題:కృష్ణం వందే జగద్గురుం
タイトルのゆれ:KJV, Ongaram(タミル吹き替え版のタイトル)
タイトルの意味:Praise Krishna, the Guru of the Universe
Cast:Daggubati Rana, Nayanthara, Brahmanandam, Kota Srinivasa Rao, Posani Krishna Murali, L B Sriram, Milind Gunaji, Murali Sharma, Raghu Babu, Kishore, Venugopal, Satyam Rajesh, Hema, Venkatesh (guest), Sameera Reddy (special appearance), Hazel Keech (special appearance)

■日時:2012年12月15日に1回だけ上映、14:30ごろ開映予定 ※インターミッション中には別料金での軽食サービスもあり
■料金:上に同じ
■字幕:なし(たぶん)
■上映時間:ネット情報によれば約135分
■会場:上に同じ
■ 参考レビュー集成:http://periplosjottings.blogspot.jp/2012/12/krishnam-vande-jagadgurum-telugu-2012.html
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Thuppakki について

【粗筋】
カーヴェリ川長治さんによるレビューを参照。

【予想される見どころについて】
まずはヴィジャイ、そして Ghajini(2005年のタミル版、2008年のヒンディー版双方)を手がけたARムルガダース監督の作品であること、そしてあのサントーシュ・シヴァンが撮影監督として名を連ねていること。豪華きわまりない布陣だ。

ヴィジャイについてはむんむんさんのサイトを見てね、で済まそうかとも思ったけど、一言ぐらいは書こう。今までは日本での公開はなかったけれど、ともかくラジニカーントとカマルハーサンを別格とすれば、タミル映画界のトップに立ってるスーパースターだ。香港芸能界の慣用句を使わせてもらえば、ヴィクラム、アジット、スーリヤとならぶ四天王の一人。他の三天王と比べて突出しているのは、長い長い手足とそれを活かした超絶のダンス。ニコ動住人の皆さんには、お馴染みのこの動画Thirumalai のダンスシーン)を見ていただければ、こいつか!と分かるはず。ヒンディー映画をもっぱらご覧の皆さんには、Rowdy Rathore (Hindi - 2012) Dir. Prabhu Deva のこのソングシーンに、まるでサブリミナルみたいに登場してたニイちゃん(しかしこの出し惜しみぶりって何だろね。期待して固唾を飲んで待ってたファンには生殺しもいいとこだったろうに)と言えば分かってもらえるだろうか。

しかしニイちゃんなどと書いたけど、実はヴィジャイ、見ての通りの童顔ながら、この12月に芸能生活20年となったのだ。有名ブロガー、バーラジさんによるデビューからの芸風の変遷をまとめたこの記事は大変参考になる。この記事からの受け売りで簡単にまとめると、デビュー当初はロマンチック・ヒーロー路線でそれなりのヒットを飛ばしていたのがやがて行き詰まり、上に紹介した Thirumalai (Tamil - 2003) Dir. Ramana でフルマサラ仕様のアクション路線にシフトして大成功、しかし2000年代終わりに近づくとこれも万能ではなくなり、2010年代に入ってからは踊りやアクションというアトラクションを保ちつつ新しい方向性を模索していたというところ。そしてこのThuppakki は11月のディーパーヴァリに公開されて、2012年タミル映画の興行成績ぶっちぎりトップランナーとなった(一説には『ロボット』に続く歴代タミル映画の第2位であるとも)だけでなく、同時に批評家からも大いに賞賛されることになった。節目の年にブロックバスター、綺麗にキメてくれたもんだわ。

ヒロインのカージャル・アガルワールさんについては Businessman の項で少しだけ書いているので、そちらをご参照いただきたい。

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Krishnam Vande Jagadgurum について

【粗筋】
ハイダラーバード生まれで、アメリカに移民して豊かな生活を送ることだけを夢見ていた若者バーブ(Daggubati Rana)が、演劇人であった祖父(Kota Srinivasa Rao)の死をうけて、その叶えられなかった夢であるオリジナル脚本の新作上演を決意する。同じ頃、カルナータカ州のバッラーリでは巨大資本による鉱物資源採掘が行われており、その違法性を暴こうと若い女性ジャーナリスト(Nayantara)が取材を行なっていた。バーブは新作の初日をバッラーリで挙行することになり、そこで二人の運命が交錯する。※さらにもっと知っておきたい人はカーヴェリ川長治さんのレビューを参照。

【予想される見どころについて】
Thuppakki に比べて見どころは分散傾向にあると思う。
■主演のダッグバーティ・ラーナーについては、シェーカル・カンムラ監督に関して書いた時にデビュー作 Leader (Telugu - 2010) に絡めてちょっとだけ触れた。100本以上の作品を手がけた大プロデューサー・ラーマーナーイドゥの孫であり(二代目でラーナーの実父スレーシュもプロデューサー業)、そして熟年大スター、ヴェンカテーシュとナーガールジュナの甥に当たる。正直なところ、Leader ではまだ役者としての器量までは判断できなかったのだが、嫌でも目につくのはその長身。トリウッドのスターさん大集合のこの写真の中央がそれなんだけど、なんか「独活のナントカ」だの「総身に知恵がナントカ」だののフレーズが思わず口をついて出そうになるんだよね。しかし気づけばラーナーも本作で6作目。これまでの5作にはヒンディー語映画2本も含まれており、それもあってなのかボディビルディングにもせっせと励んでいるようだ。鍛錬の成果は、基本的にはアクション映画であるらしい本作で充分に拝むことができそうだ。
■ヒロインのナヤンターラについては説明不要だろう。『チャンドラムキ』(Tamil - 2005) Dir. P Vasu で日本のスクリーンにもデビュー済み、同作のヒットを足がかりにタミル&テルグを中心にトップ女優として活躍していたが、2011年には改宗だの婚約破棄だののすったもんだで出演作も僅か1本にまで落ち込んだ。しかし、年の終わりに近くなって封切られたその1本 Sri Rama Rajyam (Telugu - 2011) Dir. Bapu では、そういうゴシップの霧を吹き晴らすような快演を見せた。今年の出演もまた本作1本に終わったようだが、相変わらずのキュート&セクシー路線で飛ばしてくれているようなので嬉しい。
■監督のクリシュ(ジャーガルラムディ・ラーダークリシュナ)は、本作がデビュー以来の第4作目となる。過去作品Gamyam (Telugu - 2010)、Vedam (Telugu - 2008)、Vaanam (Tamil - 2011) は、いずれも青年の成長をテーマとして扱いながら、一風変わったストーリー・テリングの手法がうけて、批評家からも高い評価を得た。既に一人の映像作家として観客を引き寄せる力をもった新進なのである。
■上に書いたことで一般的な意味での見どころは列挙できたと思う。しかし個人的には、他の要素を圧倒するほどに魅力的に思えるアトラクションがある。以前に一度紹介したことがある、南インド巡回演劇界の老舗にして生きた化石でもあるスラビ劇団だ。1885年に今日のアーンドラ・プラデーシュ州の寒村スラビで生まれたこの劇団については、2010年のThe Hindu 記事に詳しい。粗筋に書いた劇団とは、ずばりこのスラビがモデルであり、現役団員も登場してその上演風景が劇中で再現されるのだ。このスラビは、その成員の中からモノクロ時代テルグ映画の大スター達を輩出しただけでなく、その多彩なレパートリーが、テルグ映画の神話ものやフォークロアもののストーリーやヴィジュアルの源流ともなった。スラビの舞台劇のタイトルの多くが、そのまま映画タイトルと重なるのだ。こーんなスチル写真を見たら、もう仮に本筋のアクションがどんなにヘボくても文句言わないもんね、とまで思えちゃうんだ。

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投稿者 Periplo : 22:27 : カテゴリー バブルねたsouth
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