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2013年10月31日

PJ2012-29:Molly Aunty Rocks !

ガールポップならぬオバちゃんポップを目指したものだったのか。
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Molly Aunty Rocks !

Director:Ranjith Shankar
Cast:Revathy, Prithviraj, Lalu Alex, KPAC Lalitha, Sharath, Mamukoya, Guruvayoor Sivaji, Sunil Sukhada, Lakshmi Priya, Krishnakumar, Rajesh Hebbar, Majeed

原題:മോളി ആന്റി ROCKS!

DVDの版元:Harmony
DVDの字幕:英語
DVDの障害:特になし
DVDのランタイム:約2時間7分

ジャンル:人情
キーワード:NRI、税務署、クリスチャン、チャリティー、パーラッカード

参考レビュー集成:http://periplosjottings.blogspot.jp/2013/04/molly-anty-rockes-malayalam-2012.html

お勧め度:★★★☆☆

【寸評】
Passenger (Malayalam - 2009) でデビューしたランジット・シャンカルの監督第3作目。第2作目の Arjunan Saakshi (Malayalam - 2011) はいまひとつ振るわなかったが、レーヴァティ小母様を主役にすえた本作では挽回が叶うだろうか。

米国籍NRIであるモリー(Revathy、ケララ的発音ではモーリだが)は夫ベニー(Lalu Alex)と二人の娘と共に平穏な家庭生活を営んでいたが、訳あって単身パーラッカード地方に数年間滞在し、銀行員として勤めていた。オフィスワーカーとしてのモリーは機転が利き、規則に縛られない柔軟な采配で同僚や顧客から信頼されていた。ある日モリーは税務上の小さな問題を処理するために税務署に赴くが、そこでシャームスッディーン(Sunil Sukhada)という署員に賄賂を要求されてブチ切れる。彼女は上長に直に掛け合おうとするが出張中と断られる。税務署長プラナヴ・ローイ(Prithviraj)の帰還を待っていらいらと過ごす彼女の元にある日郵送されてきたのは巨額の追徴課税通知書だった、というのが三分の一ほどの粗筋。

タイトルはどう訳したらよかんべね。「モリーおばちゃんがキてる!」とか「「モリーおばちゃんはやりよる!」あたりか。ヒロインのモリーは、職場の采配ではとても融通が利く、だけど賄賂などのインド的な方便に対してはNRI的に断固として拒否する。そして日常生活ではかなりおっちょこちょいでもある。この第三のキャラが若干弱かったような気がする。お魚咥えたドラ猫を追っかけろとまでは言わないけどもう一押し欲しかった。なんで、最初に期待した「オバちゃんポップ」とはちょっと違う、真面目な感じの仕上がりになっている。まあ、これがランジット・シャンカル監督の作風なんだろうけどね。ストーリーとしては追徴課税を巡る中盤からの攻防が手に汗を握る出来、税務スリラーとしては大変にお勧め。ただしラストの落としどころはどうだったかな。ストーリー繰り伸ばしのために秘密をキープした部分が多すぎたようにも感じた。それに込み入った事情を紙芝居風のイラストで説明という手法も手抜きっぽかった。

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演技者としては、もちろんレーヴァティさんが張り切っていた。かつての小鳥のような姿を知るものにとっては感無量の堂々とした姿。欲を言えば監督として現場にいるときのおっそろしいほどの迫力も見せてほしかった。

ちょっとした権力を笠にきて人もなげに振舞う若き税務署長を演じるプリトヴィラージも凄くいい。当サイトではこれまでぴい君に対して心無い誹謗を繰り返してきたわけだが、こういう心底嫌な奴を演じさせたときのハマり具合は凄いよ。悪役に転向してくれたら全力で応援するのになあ。

しかしそのプリトヴィラージが霞むくらいのウルトラ嫌な奴が本作で彗星のごとくデビュー(厳密に言えば前年のこれなどにも出演していたのだが)。モリー小母さんに賄賂を要求する税務署の木っ端役人シャームスッディーンを演じたスニル・スカダ(上右写真)だ。例によって、それまでは何してたんだという熟年デビュー。フィルモグラフィーはこれだけしか分かってない。バイオグラフィーも今のところ英語では見つからず。ともかく、薄っ禿げ、脂の乗り、たるみ、スケベそうな胡乱な目つき、下卑た笑い、世の女性が嫌悪するだろう諸要素を純粋結晶させたような恐るべき異貌だ。上のフィルモグラフィーによれば、2013年の出演作は22本を数える売れっ子ぶり、この顔は覚えといても損はない。

ということで、カタルシスが味わえるかというとちょっと疑問だが、色々と楽しませてもらいました。オバちゃん映画にはこれからも期待したい。

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このシーンにはちょっとクスリとさせられた。ただしこの本の著者についてちょっとは知らないと笑えない。この辺がマ映画の難しいところ。

投稿者 Periplo : 03:36 : カテゴリー バブルねたkerala
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2013年10月14日

10月のJ-テルグ:その2

ファンのためだけの映画?上等じゃねーか(のっしのっし)
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J-テルグ復活祭第二弾はNTRジュニア出演作。これでジュニアをやるのも4本目だよ。前作 Gabbar Singh がテルグ映画史上No.1とも言われる大ヒットを記録したハリーシュ・シャンカル監督の第4作目。現地アーンドラ・プラデーシュでも、まだヒットが続いている先日の Attarintiki Daredi と並ぶダサラ祭シーズン映画の目玉とみなされ、ベンガル湾上に超大型サイクロンが迫る中11日に公開された。復活記念のご祝儀も混じってんじゃないかと疑うほどに絶賛の嵐だった AD とは対照的に、批評家によるレビューには辛さが目立ったが、台風・クリティックなんぼのもんじゃい!という勢いで順調に売り上げを伸ばしているようだ。

Ramayya Vasthavayya (Telugu - 2013) Dir. Harish Shankar
原題:రామయ్యా వస్తావయ్యా
タイトルの意味:Rama (hero/God), (when) will you come ?
解釈についてはこちらも参照。このタイトルがあって、あおり文句の 'He is coming...' があるわけだ。なお本作は今年6月に公開された Ramaiya Vastavaiya (Hindi - 2013) Dir. Prabhu Deva とは無関係、同作はこれのリメイク。
タイトルのゆれ:Ramayya Vastavayya, RV

Cast:NTR Jr, Samantha Ruth Prabhu, Shruthi Haasan, P Ravi Shankar, Mukesh Rishi, Rao Ramesh, Paruchuri Prasad, Hamsa Nandhini, Kota Srinivasa Rao, Vidyullekha Ramana, Rohini Hattangadi, Ajay, Tanikella Bharani, Nagineedu, Praveen, Pragathi, Saranya Ponvannan

■日時:2013年10月19日、午後2:15開映(5:00頃終映予定)
■料金:大人1990円(予約1800円)、5歳以上12歳以下の子供1200円(予約1000円)、5歳以下の子供は無料(座席なし)
■字幕:なし(の予定)
■上映時間:ネット情報によれば約167分
■会場:埼玉県川口市、SKIPシティ、彩の国ビジュアルプラザ http://www.skipcity.jp/access/
※家族チケット・予約方法など上映に関しての詳細は、主催者公式サイトhttp://www.indoeiga.com/を参照のこと
■参考レビュー集成:http://periplosjottings.blogspot.jp/2013/10/ramayya-vasthavayya-telugu-2013.html

メールによる事前予約をお勧めします。
メールのタイトルは「RV ticket booking」などとし、
1. Name:申し込み代表者のお名前をローマ字でここに記入
2. Number of tickets / adults:大人の人数を算用数字でここに記入
3. Number of tickets / children:子供の人数を算用数字でここに記入
以上の必要項目を埋めてmovieinfoアットindoeiga.com(アットを@に変える)までメールして下さい。支払いは当日劇場受付で。残席がある場合予約は上映前日まで可能、上映前に確約の折り返しメールが届くはずです。

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■前半部分のあらすじ
ナンドゥ(NTR Jr)はハイダラーバードに暮らすお気楽な大学生。一目惚れしたアーカルシャ(Samantha)にあの手この手でアタックし、ついに相思相愛の仲になる。アーカルシャが姉の結婚式に出席するのに付き添って、ナンドゥはカルナータカ州クールグに赴く。その地に住むアーカルシャの父で裕福な実業家、ナーガ・ブーシャナム(Mukesh Rishi)はしばらく前から不審者(Ajay)による襲撃を受けて命の危険にさらされていた。カップルがクールグに到着し、結婚式が無事終了したところで、ナンドゥは思いもよらない行動を始め、ナンドゥとナーガ・ブーシャナムとの間の秘められた因縁がフラッシュバックによって明らかになる。

■主要登場人物
NTR Jr:ナンドゥ、ハイダラーバードの大学生
Mukesh Rishi:ナーガ・ブーシャナム、クールグに住む実業家
Samantha:アーカルシャ、ナーガ・ブーシャナムの次女
Shruthi Haasan:アンムル、アディティヤプラム村の人権活動家
Rohini Hattangadi:ベイビー・シャーミリ、アーカルシャの付き添いの老婦人
Kota Shrinivasa Rao:ウマーパティ、腐敗した大臣
P Ravi Shankar:ビクシャパティ、ウマーパティの息子で同じく政治家
Rao Ramesh:CBI捜査官
Nagineedu:ナンドゥの祖父
Tanikella Bharani:アンムルの父

■見どころなどの予想を箇条書きで
まず、大いなる不安点。テルグの大作映画にはつきものの、慣れ親しんだコメディアン軍団の名前が見当たらないこと。一応コメディエンヌとされているヴィディユレーカーさんの名前が見られるが、彼女だけで2時間50分近い娯楽作品を転がせるとは思えない。MSナーラーヤナの出番は極めて限られたものだという。隠し玉が潜伏しているのだろうか。

批評家からの評判が悪いと上に書いたが、要はありふれた復讐ものの陳腐な筋立てで新味がなく、過剰な暴力がうんざりさせる、というのが批判の最大公約数。RはリヴェンジのR、VはヴァイオレンスのVってことだね。近年の作品では特に Rebel (Telugu - 2012)、Nayak (Telugu - 2012)、Mirchi (Telugu - 2013)、それからジュニア自身の主演作 Simhadri (Telugu - 2003)、Narasimhudu (Telugu - 2005)、Dammu (Telugu - 2012) なんてあたりと同パターンじゃんかと言われている。逆に言うとこの辺のものを見てれば RV も字幕なしでらーくらく、ってのはさすがに無理か…。

しかしジュニアのダンスはなかなかイイ!らしい。音楽はおなじみのタマン君、そして振り付けに関しては、この記事を信用するならば、全5曲を5人のコリオグラファーが手がけていることになる。この中のショービ・マスターというのは、こないだ Theeya Velai Seiyyanum Kumaru の富山ロケで来日したのと多分同一人物だね。

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Bhookailas (Telugu - 1958) より、左からNTR(ラーヴァナ) 、ANR(ナーラダ仙)、SVR(マヤースラ)

ガダ(鎚矛)が気になる。トップに掲げたポスターでジュニアが担いでいるのがそれ。サンスクリット語起源でテルグ語でもガダと呼ばれるこの武器は、歴史的にはインド以外の地域にもあったし、現代インドでも伝統武術の一ジャンルとしてガダによる武闘は行われている。ただし、この金メッキの極めて装飾的なガダを見れば、どうしたってジュニアの爺ちゃんのNTRの神話映画を思い浮かべるわな。ヒンドゥー神話のイコノロジーの中で、このガダを担ぐキャラクターには決まりがあるらしい。簡単に言うと、神様であれ魔王であれ、武闘派キャラの持物なのだ。マハーバーラタに登場する中で代表的なのがパーンダヴァ5兄弟のひとりビーマと敵方のドゥリヨーダナ、ラーマーヤナだとラーヴァナとハヌマーン、それからヤマ大王やマハーバリなどもガダを持って描かれることが多い。クリシュナ神を当たり役としたNTRシニアだが、実はラーヴァナやドゥルヨーダナといった悪役キャラも好んで演じており名作もいくつかある。近年特に爺ちゃんへのオマージュを作中にこめることが増えてきたジュニアだが、おそらくはこのガダもNTRシニアへの言及と共に現れるのではないかと思われる。そして本作のオーディオお披露目でもこんな演出がされていたことを考えると、これは単なるお飾りじゃなさそうだ。ジュニアがガダを使ってどんな暴れ方をしてくれるのか、ちょっと楽しみだ。

豪華二大ヒロイン。先日も予告したけど、Attarintiki Daredi に続いてハエの恋人、『マッキー』のヒロイン、サマンタの登場、手の切れるような最新作じゃ!マッキーと合わせて10月はサマンタの3連発、まあ本作はジュニアの一人芝居という評もあるけれど、サマちゃんがこんな風に踊るところを大画面で拝むのはファンには堪らんもんじゃろうて。セカンドヒロインはシュルティ・ハーサン。すでにJ-テルグでは Gabbar Singh でお目見え済み。なんていうかね、この娘はデビュー当初の登場の仕方があまりにも勿体つけた感じで、「宇宙スターの娘でございますのよ」「作曲とかもやりますのよ」「ボリもサウスもどっちもありですのよ」etc.で、ただのカワイ子ちゃん扱いしちゃいけないのかと勝手に思ってたんだけど、しかし虚心に Gabbar Singh を眺めてみれば、フツーのカワイ子ちゃんなのだった。なんだ、だったら早くそう言ってよってことで、これからはカワイ子ちゃん軍団の一人として楽しみにしようと思う。

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今回はおなじみの川口スキップシティに戻ってのゆったり上映、のんびり楽しめると思うよ。

投稿者 Periplo : 23:57 : カテゴリー バブルねたtelugu so many cups of chai
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2013年10月09日

10月のJ-テルグ:その1

全アーンドラが(嬉しくて)泣いたっ!映画ひでりの3か月の末に訪れた恵みの暴風雨。
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4月以降色々あって途絶えていたJ-テルグ、秋の復活祭。第一弾はパワン・カリヤーン主演作。現地では9月27日に封切られ、驚異的な勢いでヒット街道驀進中。まずは作品と上映の概要。

Attarintiki Daredi (Telugu - 2013) Dir. Trivikram Srinivas
原題:అత్తారింటికి దారేది
タイトルの意味:What is the way to mother-in-law's house?
タイトルのゆれ:Atharintiki Daaredi, Atharintiki Dharedhi, Attharintiki Daredi, Atharintiki Daredi

Cast:Pawan Kalyan, Samantha Ruth Prabhu, Praneetha, Boman Irani, Nadhiya Moidu, Kota Srinivasa Rao, Ali, Brahmanandam, M S Narayana, Mukesh Rishi, Rao Ramesh, Navika Kotia, Raghu Babu, Ahuti Prasad, Brahmaji, Hema, Srinivasa Reddy, Amit Kumar Tiwari, Hamsa Nandini (guest appearance), Muntaj (guest appearance)

■日時:2013年10月13日、午後1時30分上映開始、終映は4時30分ごろを予定(開場は1時10分)
■字幕:なし(の予定)
■上映時間:ネット情報によれば約168分
■会場: スペースFS汐留
■今回に限り完全予約制、照会・予約方法はこちら参照
■参考レビュー集成:http://periplosjottings.blogspot.jp/2013/09/attarintiki-daredi-telugu-2013.html

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当網站までお越しいただく方はとっくにご存知のことと思うが、ともかくこの3ヶ月間のアーンドラ・プラデーシュ州は大騒ぎだったのだ(まだ全然収まってはいないのだが)。6月30日に会議派中央政府の諮問委員会CRC(Congress Working Committee)がテランガーナ分州にゴーサインを出す決定を下してからというもの、州都、それにシーマーンドラ(現在のAP州からテランガーナを除いた地域、つまりアーンドラ地方とラーヤラシーマ地方を合わせた呼称)ではデモやゼネスト、大小の騒乱が続いた(そして10月3日に、今度は閣議決定として分州への手続きが開始され、またしても反対運動が高まっている)。

これによって、7月以降に予定されていた大スター主演の大作テルグ映画は軒並み様子見で公開を延期、「サーキットは大渋滞」状態になってしまった。ラームチャラン・テージャ主演ヒンディー・テルグ・バイリンガルの Zanjeer / Toofan だけは、ヒンディー版の公開に引っ張られる形で9月6日に封切られたのだが、惨敗となった。時節が悪かったのか内容が悪かったのかという問題には、ここで深入りするのはやめようと思う。また、映画館自体が閉館してしまったというわけでもなかったらしく、実験的な低予算映画や他言語映画からの吹き替え作品によって空隙が埋められたので、7-8月の2ヶ月間で50本もの封切りがあったということだ(ここ参照)。

そんな中で9月の下旬に、この Attarintiki Daredi の一部が、公開前だというのにネット動画および海賊CDとして流出するという事態が発生し、逮捕者までが出た。この事件の真相については製作者の自作自演説まであって面白杉だが、これについてもここで深入りするのは控えよう。ともかく、この事件が引き金となって、バタバタと本公開が決まり蓋を開けてみたところが怒涛のブロックバスター。在日テルグ人の間でも本作への期待がパンパンに膨れ上がり、「(当初予定の)3週間も先じゃ待てん!」「モタモタしてるとネット動画で見ちゃうぞ!(これだけの騒ぎを起こしながらも、上記の流出ものとは別に通常運転の海賊動画が既に出回っているという)」などというプレッシャーが暴動寸前にまで達したため、急遽の上映となった。

■出だし部分の粗筋
イタリア・ミラノに住む大富豪ラグナンダン(Boman Irani)は、息子(Mukesh Rishi)、孫息子とともに平穏に暮らしていたが、ひとつだけ心に引っ掛かりを持っていた。それは、かつて彼が恋愛相手を認めなかったせいで駆け落ちしてしまった娘のスナンダ(Nadhiya Moidu)と和解したいという望みだった。彼女は度重なる懇請にもかかわらず、父との再会を頑なに拒んでいた。孫息子のガウタム(Pawan Kalyan)は祖父の望みを叶えようとハイダラーバードに向かい、身分を隠してスナンダに近づく。スナンダには二人の年頃の娘プラミーラ((Pranitha Subhash)とシャシ(Samantha Ruth Prabhu)がいた。ガウタムはまずこの二人と親しくなってスナンダ説得への足がかりにしようとする。タイトルの What is the way to mother-in-law's house? の「義母」とは、夫の立場からの妻の母のことを普通は指すものらしい。

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■スタッフ&キャストについて
トリヴィクラム・シュリーニヴァース監督〔略歴については2012年に行われたインタビューに詳しい、また公式ファンサイト(?)もあり〕は脚本家出身で、監督としては寡作ながらかなりの話題作を手がけてきた人物。ディスコグラフィーについてはまた後日紹介しようと思う。誰の目にもハッキリしている作風はただひとつ、「長い!」という点。これまでの全監督作が2時間40分超え、見通すのがかなり辛いものもあれば、長さを全く感じさせないものもある。成功したものについて言えば、スタイリッシュな映像とスリリングなストーリー展開、そして味のある台詞が一体となった、完成された娯楽作品だ。

主演のパワン・カリヤーンについては以前にここで簡単にプロフィールを紹介した。このときの Gabbar Singh は空前の大ヒットだったし、その後の Cameraman Gangatho Rambabu (Telugu - 2012) Dir. Puri Jagannath は、興行上は前作に及ばなかったものの筆者にとっては刮目させられるくらいの面白さだった。それまではちょっと低迷気味だったパワースターだが、もしかしてひとつ上のステージに上ろうとしているのだろうか、本作でもそのあたりを注目したい。

それから、ボーマン・イラーニーをはじめとした無闇と贅沢な脇役陣についても書き出せばきりがないが、こちらは省略(それほど出演は多くないが特異な容貌で忘れられない悪役俳優、アミット・クマール・ティワーリーについてもかなり気になっているが、これも省略)。

ま、やっぱりフツーの日本人観客にとっての見どころは、ハエの恋人、『マッキー』のヒロイン、サマンタちゃんに尽きるんじゃないかな。まあ別に本作で特別に芸風が広がったとかそういうのは期待はしないけれども、、『マッキー』全国公開と同月に最新作が拝めるってのがなんか嬉しいじゃありませんか。そしてそして、10月のサマちゃんは、もしかしてこれだけでは終わらないかもしれないのだ。乞うご期待!

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秋の刈り入れりシーズンじゃあああ!

投稿者 Periplo : 00:53 : カテゴリー バブルねたtelugu
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