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2015年05月27日

5月のタミル映画上映:その2

日本の皆様、スーリヤでございますぅ~。
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Masss Engira Masilamani (Tamil - 2015) Dir. Venkat Prabhu

原題:மாஸ் என்கிற மாசிலாமணி
タイトルの意味:Masss alias Masilamani
※マーシラーマニは主人公の名、短くしてマースと呼ばれるということらしい
タイトルのゆれ:Masss, Mass, Masss Engira Masilaamani, Masss Engira Maasilaamani, Rakshasudu(テルグ語版タイトル)

Cast:Surya, Nayanthara, Riyaz Khan, Parthiban, Samuthirakani, Premgi Amaren, Pranitha Subhash, Jayaram, Karunas, Sriman, Daniel Annie Pope, Sanjay Bharathi, Vidyullekha Raman, Ramya Subramanian, Stunt Silva, Amy Jackson(?), etc.

Music:Yuvan Shankar Raja

公式サイト(FB):https://www.facebook.com/Masssmovieofficial
公式トレーラー:https://youtu.be/8uhmhTwPPTg
全曲ジュークボックス:https://youtu.be/sFrq3SRyHmw

■日時:2015年5月30日、14:00開映(開場は13:00ごろ、別料金でのランチ提供あり、17:00前に終了)
■料金:大人2400円(予約2200円)、5-15歳の子供1000円、5歳以下の子供は無料(座席なし)、ファミリーパスについては主催者公式サイトを参照
■字幕:英語
■上映資材:DCP
■上映時間:ネット情報によれば約142分(152分説もあり)、途中で20分程度のインターミッションあり
■会場:埼玉県川口市、SKIPシティ、彩の国ビジュアルプラザ http://www.skipcity.jp/access/
※別料金で13:00ごろからランチあり、インターミッションにはスナックの販売あり、どちらも映画と同時にオンライン予約可。

■主催者公式サイト:http://indoeiga.com/
https://www.facebook.com/pages/IndoEiga/387150801377796
■参考レビュー集成:http://periplosjottings.blogspot.jp/2015/05/masss-engira-masilamani-tamil-2015.html
※5月29日の本国公開後に追記予定

※事前予約をお勧めします。申し込みフォームはこちら。万が一の直前の急な変更や今後の案内などもメールで受信できるようになります。

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【粗筋】
本国公開前なので詳細は不明。コミック・ホラーであるという説が流れていて、結構衝撃的だ。ホラー映画は近年のタミルではかなり流行っているけれど、やはりニッチなジャンルというイメージはあり、スーリヤのクラスの大スターが出演するというのは(『チャンドラムキ』を除けば)ほとんどなかったから。上にリンクしたトレーラーも、開始から半分以上はスーリヤのトレードマークであるハイテンションなアクションに見えるのに、最後の方が怪しげな展開になっていて、ドキドキする。

【主要キャスト】イメージは本作のスチルからではないものも混じっている
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■スーリヤ
今さらこの人について書く必要があるだろうかというのはあるのだけれど、なにせ日本初登場だし、ベーシックなことだけ。1960~80年代にヒーローとして活躍し、今は民族派文化人として高名なシヴァクマールの長男、弟のカールティも人気俳優。1997年に映画デビューし、Nandha (Tamil - 2001) によって認められる。この作品のキャラクターのような寡黙で骨太な男というイメージだったのが、Pithamagan (Tamil - 2003) でのチャラ男役で観客を驚かせ、演技力の幅を見せつけた。大ヒットとなった Ghajini (Tamil - 2005) や Singam (Tamil - 2010) のようなアクション映画を基本として、近年は1年に1作ペースで丁寧に作りこんだ作品を送り出している。2006年に売れっ子ヒロインだったジョーティカーと結婚し、久々のトップスター同士の結婚としてマスコミを賑わせた。
■ナヤンターラ
ケララ生まれの30歳(ぐらい)。2003年にマラヤーラム映画でデビュー。ブレイクは、何といってもラジニの相手役に抜擢された2005年の『チャンドラムキ』によって。このころからタミル・テルグ映画界でひっぱりだことなり、一説には南インドで出演料が1カロール・ルピーを超えた初の女優だったともいわれる。トップ女優でありながらゴシップ・メディアを喜ばせるような恋愛沙汰も多かったが、あんなことやこんなことがあって2011年にはキャリアが中断しかけた。しかし、同年の Sri Rama Rajyam (Telugu - 2011) によって見事な復活を遂げた。『チャンドラムキ』の下ぶくれ気味のオボコいナヤンしか知らない人は結構驚くのではないか、いやホントに、いい女になったもんだ。
■プラニタ・スバーシュ
バンガロール生まれのカンナダ女優。これまでに日本で自主上映された Attarintiki DarediRabhasa の2本のテルグ映画にセカンド・ヒロインとして登場している。
■プレームジ・アマラン
タミル映画のベテラン音楽監督で、過去にタミル新年の催しで来日したこともあるガンガイ・アマランの息子。自身もプレイバック・シンガー兼作曲家なのだが、面白すぎる見かけがかわれて映画に出演するようになった。ヴェンカット・プラブ監督作品の常連のひとり。
■その他
先日の Uttama Villain で渋いいい役だったジャヤラームが楽しみだ。エイミー・ジャクソンはホントに出てくるのかどうか現状では確認できず。パールティバンや監督が本業のサムドラカニの役どころも気になる。

【釣り書き】
まあともかく、ラジニ&カマルを別格としたタミル四天王の一人なのに、どういうわけか今まで日本で劇場公開も映画祭上映も自主上映も全くなかったスーリヤが初見参というのが目出度いじゃありませんかい(あとの3人、ヴィクラム、ヴィジャイ、アジットは既に何らかの形で上映済み)。しかも同時に、タミル・ニューウェーブの重要監督の一人であるヴェンカット・プラブの第6作目でもあるということで期待もいや増し。

2000年代中頃からはっきりと形をとりだしたタミル・ニューウェーブだが、当初は「マドゥライ映画」と俗に称された、愛と憎しみと血と赤土にまみれた悲劇的な作品が目を惹いた。しかし実は同じ頃に、都会を舞台にした軽いタッチのコメディ作品も出現しはじめており、現在はこちらの傾向の方が生き延びているという感じだ。それまでのコメディとの違いは、職業コメディアンに頼らないこと、若者のリアルな生活感を表現していること、キャプションや吹き出しなどを使ったポップな表現手法、クライムスリラーと結びつくようなシュールな展開、等々といったところだが、ヴェンカット・プラブは疑いなくこのジャンルの第一人者で、現地での人気も相当に高い。

当網站ではこれまでにChennai 600028 (Tamil - 2007) と Goa (Tamil - 2010) の2本を紹介しているが、いずれも有象無象の若い衆がタメ口をたたきながらド突き合ってるヴァカモノ映画。これらを紹介した後に実は急展開があり、第4作目となる Mankatha (Tamil - 2011) では何とアジットを主役に据えたのだ。大スターであるアジットといつものリアルなヴァカモノたちを一つのフレームに押し込んだんだけど、どうもかみ合わず。見どころは多々あって損をした気にはならないんだけど、スカッとした後味には欠ける一作となってしまった。で、1本おいて第6作目の今回はスーリヤを引っ張ってきた。しかもコミック・ホラー(?)。ワクワクとドキドキが今から止まらないのだ。

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投稿者 Periplo : 02:56 : カテゴリー バブルねたtamil
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