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2016年04月30日

5月のタミル映画

4月のヴィジャイに続いてまたしても一人三役。しかも製作者の談話によると、青年から老年への変化なども加わって、実質的には五役、六役に近いものになるらしい。

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24 (Tamil- 2016) Dir. Vikram Kumar

原題: 24 (イルバッティ・ナールと読む)

Cast:Surya, Samantha, Nithya Menon, Girish Karnad, Ajay, Saranya Ponvannan, Sathyan, Mohan V Raman, etc.

Music:A R Rahman

公式トレーラー(英語字幕つき):https://youtu.be/wqXE_es_I3M
全曲ジュークボックス:https://youtu.be/ieiNJmt2Ivg

【第一回目/海老名】
■開催日:2016年5月7日(土)
■時間:14:00開映(13:30からチケット販売・引き換え開始、映画は17:00前に終了予定)
■会場:神奈川県海老名市、イオンシネマ海老名 http://www.aeoncinema.com/cinema/ebina/

【第二回目/川口】
■開催日:2016年5月8日(日)
■時間:13:00開映(11:30からランチ販売開始、12:30からチケット販売・引き換え開始、映画は16:00頃に終了予定)
■会場:埼玉県川口市、SKIPシティ、彩の国ビジュアルプラザ http://www.skipcity.jp/access/
※別料金で上映前にランチ、インターミッションにスナックの販売あり。

【共通】
■料金:大人2500円(予約2300円)、5-15歳の子供1000円、5歳以下の子供は無料(座席なし)
■字幕: 英語
■上映資材:DCP
■上映時間:ネット情報によれば約164分

■映画公式サイト(FB):https://www.facebook.com/24Official/
■主催者公式サイト:http://madrasmoviesjapan.com/
■参考レビュー集成:http://periplosjottings.blogspot.jp/2016/04/24-tamil-2016.html
※5月6日の現地封切り後に追記の予定

※事前予約をお勧めします。申し込みフォームはこちら。万が一の直前の急な変更や今後の案内などもメールで受信できるようになります。

【粗筋】
執筆時点で一切不明。タイムトラベルSFであるという。

【主要キャラクター/キャスト】イメージは本作のスチルからではないものも混じっている。

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■主人公1(スーリヤ)
眼鏡の男。なにやら大変な時計を持ってるらしい。
■悪役(スーリヤ)
名前はアトレヤ。どうやらこの悪役が最大の見せどころであるらしい。
■主人公2(スーリヤ)
ショートヘアの男。ダンスシーンの多くはこのキャラが担当するものと思われる。
■主人公2の恋人・妻(サマンタ)
4月の Theri に続いての登場。デビューから6年目を迎え、押しも押されぬ南インド映画の女王となったサマンタは、最近のインタビューで「登り詰めるよりも、トップに留まることが大変」と率直に語っている。
■主人公1の恋人・妻(ニティヤ・メーノーン)
これまで日本のインド系自主上映でマラヤーラム映画、テルグ映画に登場したニティヤは、今回のタミル映画で3言語上映を達成したことになる。あと残ってるのはカンナダ映画だ。グランドスラム達成なるか。
■役柄不明(ギリーシュ・カールナード)
本作では、テルグ映画界の出ずっぱり脇役俳優アジャイが日頃の殻を打ち破るような活躍をしているという未確認情報もあるのだが、キャストとしての格から言えば、やはりこの人の方を紹介せざるを得ない。劇作家、作家、映画監督としての顔をもち、俳優はむしろ副業かとも思える、南インドきっての文化人。マハーラーシュトラ州生まれで母語はコーンカニー語ということだが、文筆家としてはカンナダ語がメイン。俳優としてはヒンディー映画への出演本数が多い。近年の作品では、『タイガー 伝説のスパイ』のサルマーンの喰えない上司役などが印象的だった。

【トリヴィア】
一昨年のテルグ映画上映会でかかり、スマッシュヒットとなった(本国でも大成功した) Manam を手がけたヴィクラム・クマール監督の期待の新作。なななんと、SFで、タイム・トラベルもので、しかもスリラーという振れ込み。スーリヤのちょうど一年前の Masss Engira Masilamani は、ホラーをうたいながら実際は妙な見鬼コメディだった。『ロボット』など、いくつかヒット作があるものの、SFはインド映画ではまだまだ馴染みの薄いジャンル。タイム・トラベルものとなると、1991年のテルグ映画 Aditya 369 (これは傑作!)ぐらいしか思いつかない。普通なら、タミル映画でタイムスリップ+スリラーなどと言われたら、どうせまた肩透かしだろうと思うところだが、Manam での魅力的過ぎる語りを思い起こすと、本作にもまたマジックを期待せずにはいられない。

そしてまた、スーリヤの一人三役というギミック。

…著名なテルグ映画プロデューサーのチャクラパーニは、Bナーギ・レッディと共にヴィジャヤ・スタジオズを運営し、NTRのキャリア形成に重要な役割を果たした。俳優のグンマディ・ヴェーンカテーシュワラ・ラーオは、このプロデューサーと若い時分のNTRとのやりとりを回想録に記している。NTRは Bheeshma という作品でタイトルロールの老人を演じた。チャクラパーニに映画の評判を尋ねられ、NTRは喜びを隠せずに、映画が終わるまで観客はその老人が彼であると気づかなかったと述べた。それを聞いたプロデューサーは、「誰にも気づいてもらえないのなら、君がそれを演じる意味はあるのか?」と返したという。チャクラパーニの考えでは、気づいてもらえないスターとは、すなわち存在する意味のないスターなのだった。(Megastar - Chiranjeevi and Telugu Cinema after N.T. Rama Rao P.151-152 より、勝手訳)

これは1962年の話なのだが、この時点でのNTRシニアは、誠実な演技者として、自らのイメージよりも芸の追求の方に関心が向いていたようだ。対するチャクラパーニは、スター・ペルソナの重要性を見据え、後年NTRが進んでいく道筋をしっかりと示していた。いや、いい話。

上に挙げられた Bheeshma ではNTRは極端な老け役をやっただけで、多重ロールではなかった。しかし、このエピソードは、南インド(現在では特にタミル)映画のスター俳優が、溺れるといっていいくらいに一人N役をやる現象をある一面から説明しているように思える。一人二役、あるいは複数人格を装う単一のキャラクターという役どころは、ラジニ、カマルといった大御所の出演作にも幾らでも挙げられるし、四天王の中ではアジットとスーリヤが抜きん出て多い(ヴィクラム、ヴィジャイにも少なくない)。

前提として、各スターに優れた演技力があるというのは言うまでもない。けれどその演技力を迫真性やストーリーのクレディビリティのためではなく、常にスターがスクリーンの前にいること、七変化的な何ものかを凝視する快感に振り向ける。これが続く限り、タミルの大衆映画はグローバル化に飲み込まれることなくタミル映画であり続けられるのではないかとすら思えてしまうのだ。

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投稿者 Periplo : 18:45 : カテゴリー バブルねたtamil
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2016年04月24日

5月のJ-テルグ

あーだこーだ言ってみても、結局一番の見どころはバニーのダンスなんじゃないか。
※下はマラヤーラム語吹き替え版 Yodhaavu のポスター
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Sarrainodu (Telugu- 2016) Dir. Boyapati Srinu

原題:సరైనోడు
タイトルの意味:The Right Man
タイトルのゆれ:Sarainodu

Cast:Allu Arjun, Rakul Preet Singh, Catherine Tresa, Srikanth, Aadhi,Suman, Jayaprakash, Saikumar, Adarsh Balakrishna, Devadarshini, Brahmanandam, Vinaya Prasad, Surekha Vani, Jaya Prakash Reddy, Pradeep Rawat, Kitty, Annapoorna, Rahul Verma, Vidyullekha Raman, Anjali, etc.

Music:S S Taman

公式トレーラー:https://youtu.be/m_ghk3lhIg0
全曲ジュークボックス:https://youtu.be/auxrmpxkop0

■開催日:2016年5月1日
■時間:13:30開映(1時間前頃からランチ販売開始、映画は17:00前に終了予定)
■料金:大人2400円(予約2200円)、5-15歳の子供1000円、5歳以下の子供は無料(座席なし)
■字幕: 英語
■上映資材:DCP
■上映時間:ネット情報によれば約159分
■会場:埼玉県川口市、SKIPシティ、彩の国ビジュアルプラザ http://www.skipcity.jp/access/
※別料金で上映前にランチ、インターミッションにスナックの販売あり、下記のフォームから予約可。

■映画公式サイト(FB):https://www.facebook.com/Sarrainodu
■主催者公式サイト:http://indoeiga.com/
■参考レビュー集成:http://periplosjottings.blogspot.jp/2016/04/sarainodu-telugu-2016.html

※事前予約をお勧めします。申し込みフォームは、こちら。万が一の直前の急な変更や今後の案内などもメールで受信できるようになります。

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【粗筋】
ガナ(Allu Arjun)は、軍隊からドロップアウトし、気ままに暮らす若者。しかし軍務とは別の形での社会への奉仕の方法を模索しながら、州首相の秘書を勤める父ウマーパティ(Jayaprakash)や弁護士の叔父シュリーパティ(Srikanth)と日々を送っている。旧友の娘との見合いをするよう父から命じられた彼は、相手の住むパルナシャーラ村に赴くが、その途中でハンシタ・レッディ(Catherine Tresa)と出会い、一目ぼれする。ハンシタにあの手この手のアプローチをするガナ。一方で、見合い相手のマハー・ラクシュミ(Rakul Preet Singh)もガナを頼って彼のもとにやってくる。彼女と彼女の村が、州首相の息子ヴァイラム・ダヌシュ(Aadhi Pinisetty)によって脅かされているというのだ。

【主要キャラクター/キャスト】イメージは本作のスチルからではないものも混じっている。
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■ガナ(アッル・アルジュン)
短期間在籍した陸軍を自らの意思でやめた男。正義感が強いが、腕力で物事を解決しようとするところがある。演じるアッル・アルジュンについてはここで書いた。前回のソロ主演作 S/O Satyamurthy は、おとなし目のストーリー&最後は説教で締めるような展開で、やや不満が残った。本作ではトレーラーを見るだけでも大暴れしていることが分かり、期待が膨らむ。
■マハー・ラクシュミ(ラクル・プリート・シン)
レビューによってはジャヌの役名も振られている。パルナシャーラ村に住む若い娘で、ヴァイラム・ダヌシュに付けねらわれている。Bruce Lee - The FighterNannaku Prematho に続きJ-テルグ登場3回目のラクル・プリートは、今回は珍しく村娘役。
■ハンシタ・レッディ(キャサリン・トリーサ)
レビューによってはディヴィヤの役名も振られている。かつての州首相の娘で、父が事故死した後、遺志を継いで政治家となり、現在は州会議員(MLA)。 アッル・アルジュンとは Iddarammayilatho でも共演しているキャサリン、よりによって代議士役かよと思ったが、現地レビューでも「大笑いだぜ」と評されているので安心した。
■ヴァイラム・ダヌシュ(アーディ・ピニシェーッティ)
現職の州首相の息子。マハー・ラクシュミの住む村の開発に意欲を燃やし、異議を申し立てる人々をウルトラ暴力によって黙らせる無法者。タミルの田舎映画でのむさ苦しいヒーロー役が印象的なアーディだが、本作で初の悪役挑戦となる。

【その他のキャラクター/キャスト】
■ウマーパティ(ジャヤプラカーシュ)
州首相の主席秘書官。ガナの父。
■シュリーパティ(シュリーカーント)
弁護士。ガナの叔父。
■ジャヤプラカーシュ、またの名をJP(サーイクマール)
マハー・ラクシュミの父で、ウマーパティの親友。パルナシャーラ村の良心。
■アイテム出演(アンジャリ)

【トリヴィア】
バイオレンス映画の第一人者ボーヤパーティ・シュリーヌ監督の最新作。過去には Dammu が上映されたことがある。これまで比較的おっさん力の高い俳優と組んでずっしりと重量感のある暴力を描いてきたシュリーヌ監督が、ちゃらちゃらヤングの代表格とも言えるアッル・アルジュンをどう使うかが注目される。

もうひとつ気になるのは、主人公がお助けマンとして赴く(ことが予想される)パルナシャーラ村。架空の村ということもありえるが、この名前を持つ土地はテランガーナ州カンマム郡に実在するラームダースの伝説で名高い巡礼地バドラーチャラムから30kmほどのところにあり、この地こそがラーマ、シーター、ラクシュマナの3人が14年の隠遁生活を送った場所と(テルグ人の間では)信じられているのだ。鄙びた村にはラーマの草庵を復元したというこんな施設まであって、なんとも言えない。このロケーションがどんな意味を持っているのかも気になるところだ。

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投稿者 Periplo : 02:24 : カテゴリー バブルねたtelugu
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2016年04月15日

4月のタミル映画

ここんとこお巡りさんが続くねえ、5月にもまたやる予定だし、別のお巡りさん。

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Theri (Tamil- 2016) Dir. Atlee

原題:தெறி
タイトルの意味:spark

Cast:Vijay, Samantha, Amy Jackson, Prabhu Ganesan, Raadhika Sarathkumar, Mahendran, K S Ravikumar, Santhanam, Naan Kadavul Rajendran, Azhagam Perumal, Kaali Venkat, Swaminathan, T M Karthik, Jayaprakash, Bineesh Bastin, Baby Nainika, Kalyani Natarajan, Sunaina (guest appearance), etc.

Music:G V Prakash Kumar

公式トレーラー:https://youtu.be/ZK4uGLpkAKk
全曲ジュークボックス:https://youtu.be/w-GtfZbxLNM

■開催日:2016年4月16日
■時間(川口1):13:00開映(当日券販売および予約チケットの引き換えは12:00頃から開始、映画は16:00ごろに終了)
■時間(川口2):16:30開映(当日券販売および予約チケットの引き換えは16:00頃から開始、映画は19:50ごろに終了)
■時間(海老名):14:00開映(当日券販売および予約チケットの引き換えは13:30頃から開始、映画は17:00ごろに終了)
■料金:大人2500円(予約2300円)、5-15歳の子供1000円、5歳以下の子供は無料(座席なし)
■字幕: 英語
■上映資材:DCP
■上映時間:ネット情報によれば約158分
■会場1:埼玉県川口市、SKIPシティ、彩の国ビジュアルプラザ http://www.skipcity.jp/access/
■会場2:神奈川県海老名市、イオンシネマ海老名 http://www.aeoncinema.com/cinema/ebina/
※川口会場では12:00頃から食事(ビリヤーニー)、スナック+ティーを別料金で販売。第一回目上映前、第一回上映休憩時間、第二回上映前、第二回上映休憩時間も含め、売り切れるまで通しでの販売となる。

■映画公式サイト(FB):https://www.facebook.com/TheriMovie/
■主催者公式サイト:http://www.spaceboxjapan.com/
■参考レビュー集成:http://periplosjottings.blogspot.jp/2016/04/theri-tamil-2016.html

※事前予約をお勧めします。申し込みフォームは、川口1川口2海老名とで別々にあり。万が一の直前の急な変更や今後の案内などもメールで受信できるようになります。

【粗筋】
ケララで平穏な生活を営むジョーセフ(Vijay)とニヴィ(Baby Nainika)の二人。チェンナイの犯罪者たちを青ざめさせる切れ者ポリスのヴィジャイ・クマール(Vijay)の、その恋人(Samantha)、その母(Raadhika Sarathkumar)、その上司(Prabhu Ganesan)などとのドラマ。この二つの世界にどのような接点があるのか。

【主要キャラクター/キャスト】イメージは本作のスチルからではないものも混じっている。
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■ジョーセフ・クルヴィラー(ヴィジャイ)
ケララでベーカリーを営む。5歳の女の子ニヴィ(ニヴェーディター)と暮らす。ジョーセフはこのニヴィの父なのか、兄なのか?ともかく、ヴィジャイがマラヤーラム語の台詞を口にするシーンは大いに沸くところらしい。
■ヴィジャイ・クマール(ヴィジャイ)
北チェンナイを管轄するDCP(デュプティ・コミッショナー)。犯罪者から恐れられる豪腕警察官。
■ダルメーシュワル(ヴィジャイ)
トレーラーの最後にちょこっと登場する謎キャラ。果たして本作のヴィジャイは2役なのか3役なのか、それとも1役なのか。

■ミトラー(サマンタ)
チェンナイに住む医師。ヴィジャイ・クマールの恋人であるらしい。
■アニー(エイミー・ジャクソン)
ニヴィが通う学校の先生。
■メイン悪役(マヘーンドラン)
腐敗した大臣。その息子(演じ手は不明)もまた手のつけられないワル。ラジニカーントの代表作のひとつ Mullum Malarum (Tamil - 1978) の監督として著名なマヘーンドランが、76歳にして初の本格的悪役演技に取り組むというので大いに注目を集めた。

【トリヴィア】
アトリ(アトリ・クマール)は本作が2作目となる新進監督。デビュー作の Raja Rani は、雑多なアトラクションをあまり盛り込まず恋愛をじっくり描いた佳作で、まずまずのヒットとなった。二作目となる本作では、ヴィジャイを主役に、一転してマサラ映画で特大打ち上げ花火。その手腕に注目したい。

上にあげた主要キャスト以外で高い評価を受けているのは、子役のベイビー・ナイニカー。『ムトゥ』のヒロインのミーナの娘で、本作がデビュー。それから、昨年の Vedalam にも顔を見せてた、スタントマン出身の怪優「ナーン・カダヴル」ラージェーンドランも、コミカルな演技が大うけだという。ハードコア悪役として演技デビューしたこの人も、今はお笑い街道まっしぐらのようだ。

バーシャ!2.0」 などという評も聞かれる痛快アクション、リラックスして楽しみたい。

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投稿者 Periplo : 01:53 : カテゴリー バブルねたtamil
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2016年04月04日

4月のJ-テルグ

本国での公開は8日。川口での上映は翌9日となる。本国公開の翌日に見られるという贅沢な話だが、何しろタミル・テルグ映画の封切り日はミズモノ。突然&直前の上映延期もあり得るので、予約をしておくのがお勧め。

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Sardar Gabbar Singh (Telugu- 2016) Dir. K S Ravindra

原題:సర్దార్ గబ్బర్ సింగ్
タイトルの意味:主人公の名前
タイトルのゆれ:Gabbar Singh 2

Cast:Pawan Kalyan, Kajal Aggarwal, Raai Laximi, Sharad Kelkar, Brahmanandam, Rao Ramesh, Ali, Mukesh Rishi, Pradeep Rawat, Kabir Duhan Singh, Brahmaji, Tanikella Bharani, Posani Krishna Murali, Urvashi, Tisca Chopra, Krishna Bhagavan, Charandeep, Narra Srinivas, etc.

Music:Devi Sri Prasad

公式トレーラー:https://youtu.be/JoYJga1A_UY
全曲ジュークボックス:https://youtu.be/Hg--lqdIziQ

■日時:2016年4月9日、17:30開映(21:00前に終了予定)、チケットの引き換えは16:30ごろから
■料金:大人2600円(前日までの予約2400円)、5-15歳の子供1200円、5歳以下の子供は無料(座席なし)
■字幕: 英語
■上映資材:DCP
■上映時間:ネット情報によれば約165分
■会場:埼玉県川口市、SKIPシティ、彩の国ビジュアルプラザ http://www.skipcity.jp/access/

■映画公式サイト(FB):https://www.facebook.com/SardaarGabbarSingh/
■主催者公式サイト(FB):https://www.facebook.com/IndoEiga-387150801377796/
■参考レビュー集成:http://periplosjottings.blogspot.jp/2016/04/sardar-gabbar-singh-telugu-2016.html
※4月8日の現地公開後に追記の予定

※事前予約をお勧めします。申し込みフォームはこちら。万が一の直前の急な変更や今後の案内などもメールで受信できるようになります。

【粗筋】
本国公開前のため一切不明。主要な舞台は、テランガーナ、アーンドラ・プラデーシュ、チャッティースガル、オリッサの4州の州境上にあるラタンプル(テルグ語発音だとラタンプール)という架空の田舎町だという(地図まである)。ハイダラーバードの高級住宅地ジュビリー・ヒルズに作られたラタンプルの巨大セットが、撮影中には大いに話題になった。このラタンプルで、パワン演じる主人公の警察官が悪い奴らをバッサバッサと斬り捨てる痛快活劇になるのは間違いないだろうが、さらにその上に生臭い政治的メッセージが重なるのかが見所。

【主要キャラクター/キャスト】イメージは本作のスチルからではないものも混じっている。
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■CIガッバル・シン(パワン・カリヤーン)
テルグ映画界現役三大スターのひとり、パワン・カリヤーン(残りの二人はNTRジュニアとマヘーシュ・バーブ)については正編上映の際に簡単に紹介した。「サルダール」はシク教徒男性を示す言葉(サルダール・ジーの形で尊称として使われる)だが、『』の中で盗賊ガッバル・シンがそう呼ばれていたことから来ているという。
■ヒロイン(カージャル・アグルワール)
王家の子女という役であるらしい。『バードシャー テルグの皇帝』のヒロイン、カージャルについては説明不要だろう。J-テルグとしては昨年2月の Temper 以来の登場となる。
■アイテム・ダンサー?(ラーイ・ラクシュミ)
ラクシュミ・ラーイという芸名のはずだったが、いつの間にかひっくり返した名前に変更していたらしい。カルナータカ州出身で、南印4言語圏の映画に満遍なく出演。デビューから10年が経ち、最近もの凄く豊満なボディになってきている。迫力の踊りに期待。公式サイトあり。
■悪役(シャラド・ケールカル)
ラタンプルの無慈悲な封建領主。シャラド・ケールカルはテルグ映画初出演。マハーラーシュトラ州出身でジムのトレーナー、モデルなどを経て、TV俳優としてキャリアをスタートするが、ヒンディー映画でも脇役として顔を見せるようになった。Baahubali - The Beginning ヒンディー版で主演のプラバースの声を吹き替えた人でもある。

【トリヴィア】
2012年の Gabbar Singh の続編にあたるファン待望の一作。Gabbar Singh は『ダバング 大胆不敵』の大胆なリメイクだったが、本作は『ダバング』の続編である Dabangg 2 とは無関係。まあね、前作の Gabbar Singh にしてからが、ストーリーは『ダバング』をなぞっていながら、結果的には全然違う映画でお見事パワン君としか言えないものだったしね。というか、今回ストーリーはパワン自身が手掛けてるってんだ。パワンが自分で!!!!

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となると、やっぱりここ数年のパワンのオフスクリーンでの波乱万丈が、どう盛り込まれてくるのかが気になるところ。兄のチランジーヴィが自前政党プラジャー・ラーッジャムを立ち上げたのが2008年のこと。そのころのパワンは、ラームチャランやアッル・アルジュンなどと共に、兄貴の政党活動のパワフルな広告塔としての役割を果たしていた(左上写真)が、2011年に同党が国民会議派に吸収合併される頃には兄弟仲に関しての不穏な噂が立ち始めた。そして今から2年前、2014年3月に今度は自分が中心となり政治団体ジャナ・セーナを立ち上げ(右上写真)て、兄の属する会議派を舌鋒鋭く批判した。ここにいたって長兄と末弟の対立は決定的となったようで、二人は絶縁状態にあると言われた。しかし次男のナーガ・バーブなどの工作が効を奏したのか、昨年2015年8月のチランジーヴィの誕生日にパワンがチルを訪問し、兄弟は和解、先月行われた本作のオーディオお披露目ではめでたくそしてドラマチックに二人でセルフィーに収まる(下写真)までになった。

しかし、それはパワンが会議派と和解したことでは全くない。2年前の熱に浮かされたような沸騰こそないものの、アーンドラの衆が政治的存在としてのパワンに寄せる思いは相変わらず滾っている。兄貴チランジーヴィの出馬宣言映画については以前にちょっと書いた。本作にはパワンの何らかの政治的メッセージが込められてくるのか、そのあたりにも注目したい。

監督は、正編のハリーシュ・シャンカルから代わってKSラヴィーンドラ(愛称ボビー、ここにインタビューあり)。2014年に Power でデビューし、本作が2作目となる。Power は批評家からは散々だったが、そこそこのヒットになったようだ。テルグ商業映画に不可欠の、こってりした暴力とくどいコメディーを賑々しく盛り込む、オーソドックスな作り手であるようだ。

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投稿者 Periplo : 03:34 : カテゴリー バブルねたtelugu
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